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【価格を抑えた実力派テレビ】X95J LZ1800 LX900 Z670Lを上下のグレードと比較

では早速、本日のテーマはこちら

テレビの狙い目モデル

上下のグレードにしたらどうなる?

この内容でお届けしたいと思います。

これまで、2回に分けて2022年に発売したテレビを紹介して来たわけですが、入り切らなかったモデルも多くあります。

これまで紹介したのは合計8モデル。ちょっと少ないですよね。

テレビの購入は数年に一度の大きなお買い物ですから、「もっといろんな機種も見てみたい」という方もいるんじゃないかと思います。

「せっかく買うなら、もう少し予算を足していいやつが欲しいな」

といったパターンや、逆に

「テレビばかりにそんなに予算を使えないし、もう少し手頃なものはないかなぁ」

ということもあるはずです。

ということで、前回おすすめした4モデル

ソニー X95J

パナソニック LZ1800

パナソニック LX900

レグザ Z670L

これらのモデルに対して、それぞれ上下のグレードにしたらどうなるのかをお伝えしたいと思います。

今回は紹介する機種が多くなるので、主にグレード間の違いの部分に焦点を当てて紹介します。

ソニー X90K X95J X95K

ではまずソニーの上位液晶から。

↓この3台で比較します。

1つ上 X95K
基準 X95J
1つ下 X90K

X95KはミニLED採用モデルということで、カテゴリーが違うと言えば違うかもしれません。

その点も含めて比較していきたいと思います。

 

ソニー ブラビア
X95JとX95Kを比較

では、ソニーX95Jから。

こちらは昨年の4K液晶最上位モデルというポジションですね。

今年は、この上にミニLED採用のX95が発売しています。

X95JとX95Kでは、バックライトの方式は違いますし、価格もだいぶ差があります。

ですから、単純に上下のグレードとも言えない部分もある点にはご注意ください。

簡単にX95Jを振り返っておくと・・

↓これを基準に話します 65X95J

2021年発売のモデルですが、今でも継続して販売されています。

当時の4K液晶では、最上位グレードにあたります。

▶︎XRプロセッサーで色がキレイ

▶︎バックライト部分駆動で明暗のメリハリもある

▶︎コントラストブースターで光の表現もリアル

と、画質面はかなり優秀です。

さらに、よくある液晶テレビとは異なり、Xワイドアングルで視野角も広いということで、隙のないスペックというふうに紹介しました。

では、これを1つ上のX95Kにするとどうなるかからお伝えします。

↓主な特徴を比較

  X95J(基準) X95K(1つ上)
種類 4K液晶 4K液晶
バックライト 部分駆動 ミニLED
XRプロセッサー
コントラストブースター 10 15
X-Wide Angle
スピーカー位置
出力
下+左右
50W
下+左右
60W
ネット動画 豊富 豊富
スマホ連携 ○ Android
○ iPhone
○ Android
○ iPhone
サイズ 65 65 75 85

X95Jは元々は65・75・85インチが用意されていましたが、65インチのみがお得になっています。

 

↓比較対象(X95Jの1つ上)

 

ミニLED

X95KはミニLED採用モデルとなっています。

長くなってしますので、ここではミニLEDについて詳しくは紹介しません。

よろしければ過去記事をご覧ください。

ざっくり言えば、ミニLEDはバックライトの制御をさらに高精細に行うことで、光の輝きと黒の締まりを強化する仕組みです。

・X95Jのバックライト制御はブロック単位

それに対して

・ミニLEDのX95Kはもっと細かな範囲で明るさの調整が可能

となっています。

例えばこんなシーンがあったとして・・

花の輪郭付近では、バックライトの光が漏れ、黒さが薄れていまっているようなイメージです。

ブロック単位のバックライト制御の場合

→明るいものから遠い部分はしっかり黒くなる

→明るい部分と暗い部分の輪郭付近では黒がぼうっと光って、グレーっぽくなる

ミニLEDの場合は

→バックライトの点灯範囲を細かく制御することで、輪郭付近のかなり近くまでしっかり黒い

映像がキリッとクリアになる感じですかね。

コントラストブースター

さらにコントラストブースターにも違いがあります。

▶︎X95Jはコントラストブースター10

▶︎X95Kはコントラストブースター15

と強化されており、局所的な強い輝きの表現力がアップしています。

例えばこんなシーンの場合、陰影がしっかり表現されることで、よりリアルに感じることができます。

影の黒い部分がしっかりと黒いと、映像がキリッとして、より立体感を感じます。

また、X95Kは明るさの表現が向上しており、色合いの細かなニュアンスも再現されています。

なんというか、X95Jよりも色のノリがいいっていう感じですかね。

X95Jも相当キレイなんですが、それでもX95Kと比べると薄ーい幕に覆われているように感じてしまいます。

そんなわけで、現環境では液晶テレビトップの画質という雰囲気です。

個人的には、液晶テレビの1つの到達点と言う気さえしています。

こういうこと言うと怒られそうですが、その辺の有機ELよりはこっちのX95Kの方がだいぶ魅力的に見えます。

ただそのかわり価格も最強なので、価格と性能のバランスと言う点ではX95Jのほうがずっと優秀じゃないかと思います。

補足ですが、スピーカー性能は・・

▶︎X95Jが50W

▶︎X 95Kが60W

と、それほど変わらないです。

どちらも"アコースティックマルチオーディオ"ということで、下向きのスピーカーの他に、補助的に左右方向にも音が出ています。

ソニーの特徴とも言える、画面から音が出るアレではありません。

やはりサウンドバーの追加を見込んだ構成ですかね。

 

ソニーブラビア
X95JとX90Kを比較

じゃあ次は、一つ下のグレードであるX90Kと比べていきます。

  X95J(基準) X90K(1つ下)
種類 4K液晶 4K液晶
バックライト 部分駆動 部分駆動
XRプロセッサー
コントラストブースター 10 10
X-Wide Angle
スピーカー位置
出力
下+左右
50W
下+左右
30W
ネット動画 豊富 豊富
スマホ連携 ○ Android
○ iPhone
○ Android
○ iPhone
サイズ 65 50 55 65
75 85

※X90Kの50インチは仕様が異なります

↓比較対象(X95Jの1つ下)

X90Kは、X95Jと似たような画質性能ではありますがが、X-wide angleがなく視野角が狭めです。

また、スピーカー出力も30Wとダウンしています。

30Wだと、「日常使いには問題ないけど、本体価格を考えるともう少し欲しい」というところでしょうか。

X90Kは発売からまだ日が浅く、それほど値段は下がっていません。

それに対して、X95Jはもともと値段は高かったけれど、発売から1年以上経過して値段が下がっている状況です。

そんなわけで、65インチに関しては、今のところX90Kを買う理由は何もないと思っています。

 

パナソニック
LZ2000 LZ1800 LZ1000 

次はパナソニックの有機ELテレビです。

↓この3台で比較します。

1つ上 LZ2000
基準 LZ1800
1つ下 LZ1000

 

パナソニック ビエラ
LZ1800とLZ2000を比較

次はパナソニックの有機ELモデルです。

前回紹介したのがこちら。

↓LZ1800 これを基準に紹介します。

有機ELの中でも上位のパネルを採用。

スピーカーもいい。

それでいて値下がりも大きいと、有機ELの中でも一押しのモデルとなります。

LZ1800には、上にLZ2000と言うパナソニック有機ELの最上位グレードがあります。

↓主な特徴を比較

  LZ1800(基準) LZ2000(1つ上)
種類 有機EL 有機EL
パネル ダイナミック
ハイコントラスト
ディスプレイ
ダイナミック
ハイコントラスト
ディスプレイネオ
ヘキサクロマプラス
スピーカー配置
出力
上下
80W
帯状前+上
150W(55インチ)
転倒防止スタンド
スイーベル(首振り)
サイズ (48) 55 65 55 65 77

※LZ1800の48インチは仕様が異なります。

↓1つ上のグレード 最上位 LZ2000

LZ2000は・・

▶︎ダイナミックハイコントラストディスプレイネオ

▶︎150Wのラインアレイスピーカーも採用

ということで、個人的には単体最強スペックのテレビだと思っています。

詳しくはこちらのページで紹介しています。

【ビエラ最上位2022】パナソニック LZ2000 スペック解説・JZ2000との違いは?

続きを見る

ただ、残念ながらこちらメーカー指定価格で、どの家電量販店で購入しても価格は同じ、そして価格交渉もできない商品となっています。

価格も346,500円と非常に高いので、これだったらサウンドバーを買い足すほうがいいと考える人もいそうですね。

 

パナソニック ビエラ
LZ1800とLZ1000を比較

次は1つ下のLZ1000と比較です。

  LZ1800(基準) LZ1000(1つ下)
種類 有機EL 有機EL
パネル ダイナミック
ハイコントラスト
ディスプレイ
標準ディスプレイ
ヘキサクロマプラス
スピーカー配置
出力
上下
80W
下向き
30W
転倒防止スタンド
スイーベル(首振り)
サイズ (48) 55 65 42

※LZ1800の48インチは仕様が異なります。

↓こちらと比較 (LZ1800の1つ下)

LZ1800の1つ下はLZ1000で、こちらは42インチのみのグレードとなっています。

LZ1000には放熱プレートなしの標準ディスプレイが採用されています。

有機ELならではのメリハリのある映像は楽しめるものの、LZ2000やLZ1800と比べると、わずかに明るさの階調が弱いような印象があります。

MAXの明るさがもう少しあればなぁと感じます。

サイズも42インチのみということで、実際のお買い物シーンでLZ1800と比較されることはあまりないと思います。

真のライバルは、液晶のLX950ですかね。

 

パナソニック
LX950 LX900 LX800

次はパナソニックの液晶、LX900を基準に比較していきます。

↓この3台で比較します。

1つ上 LX950
基準 LX900
1つ下 LX800

 

パナソニック ビエラ
LX900とLX950を比較

次は液晶の主力グレードを比較していきます。

前回紹介したモデルはこちら

↓基準モデル

視野角の広いIPSパネルに、バランスの良い構成、転倒防止スタンド採用と、ちょうどいいスペックの1台です。

ではこちらも上下のグレードと比較していきましょう。

1つ上のグレードは大人気のLX950です。

  LX900(基準) LX950(1つ上)
種類 液晶 液晶
パネル IPS(49インチのみ) プレミアムIPS
ヘキサクロマ
スピーカー配置
出力
下向き
30W
上下
60W
転倒防止スタンド
スイーベル(首振り)
サイズ (43) 49 55 65 75

※43インチのLX900はIPSではありません

↓ 比較対象(LX900の1つ上)

LX950は55インチ以上のラインナップとなっており・・

▶︎プレミアムIPSディスプレイ

▶︎上下の60Wスピーカー

が採用されています。

画質は正統派路線・見やすい系で視野角も広い。

スピーカーも上下で聞こえやすく、映画・ドラマも臨場感あり。

転倒防止スタンド採用で安心。

ということで、ファミリー向けテレビとして人気を博しています。

LX950シリーズはこちらのページで詳しく紹介しています。

【2022】今年は接戦!? 液晶テレビ 人気の4モデルを店員が解説【ソニー パナソニック レグザ シャープ】

続きを見る

LX900よりも、画質音質ともに性能アップするので、サイズが55インチでもよければこちらもオススメとなります。
 

パナソニック ビエラ
LX800と比較

ではこちらも1つ下のグレードと比べてみましょう。

  LX900(基準) LX800(1つ下)
種類 液晶 液晶
パネル IPS(49インチのみ) VA
ヘキサクロマ
スピーカー配置
出力
下向き
30W
下向き
20W
転倒防止スタンド
スイーベル(首振り)
サイズ (43) 49 43 50 55
65 75

1つ下のLX800は・・

▶︎倍速なし

▶︎IPSパネルでもない

と言うことで、スペック的には大幅にダウンしてしまう印象です。

ヘキサクロマは採用されており、色は綺麗です。

ただし、

倍速がないので動きの多い映像は苦手

視野角も狭め

という感じです。

逆に言えば、視聴位置が正面付近かつ、ニュースなどの動きの少ない画面であれば、そこそこ綺麗に見ることができる印象があります。

 

レグザ
Z770L Z670 Z570L

最後はレグザです。

↓これらを比較します

1つ上 Z770L
基準 Z670L
1つ下 Z570L

 

レグザ
Z770LとZ670Lを比較

↓これを基準に話します

 

1つ上のZ770Lと比べてみましょう。

  Z670L(基準) Z770L(1つ上)
種類 液晶 液晶
パネル 直下型高輝度
広色域量子ドット
倍速 4K液晶パネル
スリム直下型高輝度
広色域量子ドット
倍速 4K液晶パネル
スピーカー配置
出力
上下
60W
上下
60W
タイムシフトマシン 非対応 対応
サイズ 43 50 55 65 75

↓Z770L(Z670Lの1つ上)

 

Z670L・Z770Lは共に量子ドットシートが採用されています。

量子ドットを採用するメリットは、色が際立つとか、純度の高い色が表現できるなどと言われたりします。

まぁ、簡単な表現を使うなら「色が濃い」という感じですね。

さらにZ770Lは・・

▶︎広色域パネル採用

▶︎タイムシフトマシンに対応

となっています。

画質面はどちらもいいんですけど、ちょっとした違いは感じるかもしれません。

Z770Lは非公表ではありますが、広視野角系のパネルが採用されている様子。

広視野角系パネル特有のしっかり・くっきり・しっとりしたような色合いという感じですかね。

タイムシフトマシンは、もうおなじみですね。

外付けのHDDを用意することで利用できるようになる、自動録画の機能です。

自動で番組を録画し続けて、HDD容量からはみ出す分は古いものから消えていくようになっています。

「過去の番組を見ることができる」というように紹介されることもあります。

▶︎Z670Lは43・50インチ

▶︎Z770Lは55インチ以上

というように、サイズラインナップが異なっています。

現状の人気サイズは55インチということで、自然と55Z770Lの注目度がアップ、結果的に割安に、という雰囲気が漂っています。

55インチ以上でもOKという方は、Z770Lがおすすめです。

 

レグザ
Z670LとZ570Lを比較

じゃあこれも、1つ下のグレードと比較してみましょう。

  Z670L(基準) Z570L(1つ下)
種類 液晶 液晶
パネル 直下型高輝度
広色域量子ドット
倍速 4K液晶パネル
全面直下LEDバックライト
4K液晶パネル
スピーカー配置
出力
上下
60W

40W
タイムシフトマシン 非対応 非対応
サイズ 43 50 43 50 55 65

 

↓Z670Lの1つ下

 

1つ下のZ570Lは・・

▶︎量子ドットなしの40Wスピーカ

▶︎高輝度ではない普通のパネル採用

ということで、Z670Lに比べると少し物足りない映像と言う感じがします。

とは言え、こちらも倍速ありなので、十分にリビングでも使えるモデルなんじゃないかと思います。

個人的には、こういった"価格を抑えたプレーンな倍速対応のテレビ"はもっと支持されても良いと言う気もするんですが、やっぱ地味なんですかね。

去年のパターンを踏まえると、今年も「せっかくならZ670Lを買おうかな」ってなるんじゃないかと予想しています。

 

はい。ここまで4モデルを基準に、上下のグレードと比較してみました。

春から夏はテレビの買い時シーズンということで、旬を逃さずご検討いただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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