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【ビエラ最上位2022】パナソニック LZ2000 スペック解説・JZ2000との違いは?

ソニーに続き、パナソニックからも2022年の最上位有機ELが発売となりました。

個人的には去年単体最強と評価した2000シリーズなんですけれども、今年はどんな変化があったんでしょうか。

進化したポイントや、現場の評価などお話ししていきたいと思います。

↓動画版はコチラ

   旧JZ2000シリーズ
→新LZ2000

旧型 JZ2000(生産終了)

 

2022年新型
LZ2000 55インチ

 

主な変更点

ではまず初めに主な変更点をお話ししていきたいと思います。

画質面ではダイナミックハイコントラストディスプレイから・・

→ダイナミックハイコントラストディスプレイネオに進化しました。

また、それに伴ってブライトブースターが採用となっています。

音質面ではラインアレイスピーカーが採用で、スピーカーの数が増え、合計出力もアップしています。

サイズラインナップも77インチが追加されています。

ではもう少し詳しくそれぞれの項目を見ていきたいと思います。

 

画質

パナソニック2000シリーズといえば元祖放熱プレートを採用シリーズで、明るく発色の良い映像が魅力となっています

今回はさらにへダイナミックハイコントラストディスプレイネオに進化し、ブライトブースターも採用となっています。

具体的にどのような変化なのかと言えば、パナソニック独自の放熱構造はそのままに、高輝度有機ELパネルが新たに採用された格好となっています。

加えて、その性能を最大限発揮するための制御システムとしてブライトブースターが加わったという感じですね。

現場の有機ELの課題とされる、明るさの問題に正面から向き合った改良って言う感じですね。

具体的な見え方は去年のJZ2000やソニーのA95Kと比較しながらお話ししていきたいと思います。

 

LZ2000との画質の違い

ひとつ前のモデル JZ2000と比べた場合は、正直ほとんど違いが分かりません。

98%位は同じに見えると感じています。

一応、夜景などの特定のシーンにおいては、ブライトブースターのおかげなのかメリハリが際立ち立体感というか奥行き感をよりはっきりと感じるような気はします。

言い換えれば、輪郭がキリッとしているという感じです。

パナソニックの2000シリーズは、もともと明るくて色がきれいだっただけあって、それを崩さない範囲の変更に留まったという印象です。

ですから、新旧では、画質の進化はしているものの、マイナーチェンジ程度の違いというところです。

 

ソニーA95K
レグザX9900Lと比べて

次は他のメーカーの最上位有機ELモデル同士で比べていきたいと思います。

▶︎1番のライバルであるソニーのA95K

▶︎スペックもりもりで価格も有利になりがちな東芝

この辺と比べながら、明るさや色合いについてお伝えしたいと思います。

前モデルの傾向

▶︎ソニーはややあっさりめのクリア感のある映像

▶︎パナソニックは明るくて色のバランスもいい

▶︎東芝はパナソニックに近いけれど、少し落ち着いた雰囲気

こんな感じでした。

完全に私の個人的なイメージ何ですけど、ラーメンで例えるなら

ソニーは塩

パナソニックは醤油

東芝は和風醤油

こんなふうに思ってました。

全部おいしんですけど、醤油安定みたいな安心感がパナソニックにはありました。

今年は・・

これが今年になってコッテリブームが訪れます。

ソニーは創作系 背脂塩(量子ドット)

パナソニックは相変わらず醤油

東芝は背脂醤油(新採用ZRα)

と、ソニー東芝はこってり系にシフトしました。

こうなってくると、安定の醤油もいいけれど、パンチのあるコッテリ系もいいよねみたいな雰囲気も出てきます。

個人的な感想としては、バランス良い発色なのはLZ2000でしょうかね。

派手で目を引くA95K
⭕️よく言えば 目を引くインパクトある映像

❌悪く言えば 強調された違和感がある映像って言う感じで

安心のLZ2000
⭕️よく言えば正統派で広く好まれる色合い

❌悪く言えばインパクトの少ない映像

レグザX9900Lがその中間で、色は濃いんですけどソニーほどの蛍光っぽさはない感じです。

こんな感じですねしょうか。

正直A95Kの映像が結構特徴があるので、どう捉えたらいいか掴み切れていないです。

いずれにしても最上位同士なので、ここまでくるとあとは好みなのかなって思います。

 

音質

次は音質面の性能についてです。

今回から新たにラインアレイスピーカーが採用となりました。

総合出力は・・
55インチが150w
65インチが160w
77インチが170w

とサイズによって異なります。

55インチの150Wで見たとしても、今年のモデルとしてはダントツの性能てすね。

今年は東芝がスピーカーの構成を変え、出力が下がったので、スピーカーはパナソニック一強の雰囲気となっています。

パナソニック LZ2000→150〜170W

ソニー A95K→60W

レグザ X9900L→90W

前モデルのjZ2000から大きく変わった点としては 全面下側のスピーカーが帯状に配置されたことです。

パナソニックの説明では・・

従来の左右のスピーカーの場合、音の波が重なった部分で干渉が起こり、不明瞭になる。

ラインアレイスピーカーでは、複数のスピーカーで音を前に押し出すことで干渉を抑えることが期待できるそうです。

まぁ、左右のスピーカーだからと言って、この場所で聞くと不明瞭だなぁ・・とか思ったことはないですけど、でも確かに明瞭感はアップしているように思います。

実際に聞いてみて

たとえば野球を見ているとして、実況の声とスタジアムの歓声がしっかり両方聞こえる感じです。

前モデルのJZ2000もかなり良かったんですけど、LZ2000と比べるとやや実況の声が奥まって聞こえる感じですね。

LZ2000は実況の声がしっかり前に出つつ、歓声も聞こえて、それでいておたがい邪魔に感じないという感じです。

ドラマだとしたら、BGMがセリフの邪魔をしないって言えばいいでしょうか。

イネーブルドスピーカー

LZ2000には上向きのスピーカー(イネーブルドスピーカー)も採用されています。

上下のスピーカーですが、これを本格的に採用したのはパナソニックの3世代前 GZ2000だったんじゃないかと記憶しています。

最近では東芝やシャープも、上位モデルで上向きスピーカーを採用していますが、正直ちょっとまとまりが悪いように感じます。

その点、真っ先に上向きスピーカーを採用し、世代を重ねてきたパナソニックは、気持ちのいい音の鳴り方だなぁって思います。

ということで、スピーカーは相変わらず頭一つ抜けてるって言う印象ですね。

最近は、ネット動画コンテンツを見る人も増えているんじゃないかと思います。

そう言ったものをより一層楽しむのにも向いてますし、日常使いでも、良さを感じられる良いスピーカーだと思います。

 

その他の機能

ネット動画アプリは決まったものだけ対応となっています。

ソニーやシャープのAndroid系に比べれば対応アプリは少なめですが、YouTubeやNetflix アマゾンプライムビデオ・Huluなど、主要どころは揃っています

転倒防止スタンド


あとはパナソニック独自の転倒防止スタンドも採用されています。

スタンドの台座部分に吸盤が入っており、テレビ台にビタっと張り付くようになっています

吸着の解除もワンタッチなので、粘着ジェルシートみたいなものよりも便利じゃないかと思います。

首振りスタンド

また、昨年好評だった首振りスタンドも引き続き採用となっています。

昨年はいくつかのグレードで採用されていたんですが、今年はこのLZ2000のみ採用ということで貴重な機能となっています。

 

まとめ

最後に簡単におさらいしておきたいと思います。

▶︎画質は、正統派路線で最高峰

▶︎スピーカー性能はダントツ

▶︎首振り&転倒防止

もあって、今年も単体では最強じゃないかと思います。

ただ、ソニーや東芝が派手目の路線にチェンジしたので、好みの問題が大きくなったんじゃないかと思います。

画質面においては、去年は頭一つ抜けた感じだったんですけど、今年はメーカーごとにタイプが違って甲乙つけ難い気持ちです。

そういう意味だは差は縮まったのかも知れません。

仮に点数をつけるなら100点です。

とは言っても、「文句なしの満点」みたいなことだはありません。

総合的に私が現状一番いいと思っているテレビなので、一旦これを100点にして基準にし、他のモデルを相対的に評価するという感じです。

今年はソニーが大幅に変更があったので、それぞれの評判待ちっていう雰囲気かもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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