3月5日 フナイから、新たにfire tv内蔵の4Kテレビが発売となりました。
FUNAI/fire tv
F340シリーズ
思った以上に気にしているかたが多いようで、たくさんのアクセスをいただいています。
そんなわけで、取り急ぎ、初見の印象をまとめてみました。
概要・特徴
まずはこのテレビの概要からお伝えします。
このテレビはヤマダ電機とアマゾンが協力して企画し、フナイが製造しているという感じのようです。
販売経路はヤマダ電機の店頭・webとアマゾンになっています。
何といっても1番の注目点は、fire tvを搭載していることです。
fire tvというのは、YouTubeやアマゾンプライムビデオ・Netflix・Huluなどの動画アプリが入っているテレビと思ってもらえればOKです。
もう少し細かくいうなら、そういった動画配信アプリを動かすための仕組みがfire tvです。
似たようなものにAndroid TVというのがあるんですけど、
アプリを動かす仕組みのうちで・・
▶︎アマゾンが作った仕組みがファイヤーティービー
▶︎グーグルが作った仕組みがAndroid TV
その進化版がGoogle TV
と名付けられています。
スマホでも、アンドロイドOSとか、アップルiOSとかありますよね。
それと似たような感じです。
それで、アプリを動かすためのそれぞれ仕組みが入ったアプリプレーヤーが
アマゾンのfire tv stickであり、
グーグルのクロームキャストとなります。
Amazon fire tv 4k Max
Google Chromecast with Google TV
このフナイのテレビは、ファイヤースティックTVが内蔵されているテレビというイメージです。
スペック
次はスペックを見ていきましょう。
中身としては格安路線の4kテレビに、アマゾンのfire tv stickを内蔵したようなスペックです。
同じフナイで言うなら3130シリーズにfire tv stickを内蔵させたような雰囲気ですね。
サイズは3サイズ
・43インチ
・49インチ
・55インチ
が用意されています。
おすすめのお部屋の広さの目安はこのようになっています。
テレビのサイズ | お部屋の広さの目安 | おすすめ視聴距離 |
43インチ | 4.5畳 | 1.6m |
49インチ | 6畳 | 1.8m |
55インチ | 8畳 | 2m |
おそらく、皆さんが思っているよりもおすすめサイズが大きいんじゃないかと思います。
今はこんな感じで、さらに4kコンテンツの視聴の時にはこの半分の視聴距離がおすすめとされています。
チューナー
4Kチューナー内蔵なので、BSの視聴環境があれば4K放送も見ることができます。
チューナー数は2つで、一つが視聴専用、もう一つが録画用となっています。
外付けハードディスクでの録画に対応していますが、番組の同時録画は1つだけ対応ということになります。
動作確認済みの外付けHDDには、例えばこんなものがあります。
エレコム
SGD-MY020U
スピーカー
スピーカー出力は20Wと、格安系のモデルとしては標準的な数値となっています。
出力20Wは・・
▶︎リビングで使うには物足りない
▶︎寝室や私室で使う分には問題ない
といった程度ですかね。
スペックはこんなところです。
よくある格安系のテレビっていう印象です。
次は、テレビで大事な画質などの項目をチェックしていきましょう。
画質について
まず気になるのは画面が暗いことですね。
一番明るいモードにしても、まだ少し暗く感じます。
単体で見ればそこまで極端に暗いわけではないんですけど、他のテレビと比べると「暗いなぁ」って感じます。
これまで使っていたテレビ次第では、多少暗さが気になる可能性があるんじゃないでしょうか。
あと、画面の真ん中あたりと縁の方で明るさが若干違うように見えます。
まぁ、これもお手頃系のテレビではよくあることです。バックライトの量が少なくまばらなのでしょう。
画質
→動きの滑らかさについて
倍速はないので、動きの多い映像は苦手です。
倍速というのは、ものが動いた時の滲みや残像感を低減させる機能です。
これがないと、画質が悪いと感じたり、疲れやすく感じたりすることもあります。
ニュースとかワイドショーみたいな、固定カメラで撮影した番組は違和感なく見れるんじゃないかと思います。
スポーツやアクション映画はもちろん、街ブラロケとか、スクーターを追いかけるような移動式カメラで撮影された番組は、続けて見るのは辛いかもしれません。
あと、このテレビに限ったことではないのですが、倍速のないテレビは画質に期待できません。
倍速のないテレビは、画質に気を遣うよりも安さを優先していて、
倍速のあるテレビは、安さよりも画質に気を使うことを優先しているって覚えてもらえるといいかと思います。
倍速についてはこちらのページで詳しく説明しています。 続きを見る
【実は倍速が最重要】家電店の店員がテレビの"倍速"についてわかりやすく解説
画質
→視野角について
視野角は狭いです。
もともと暗めの画面なんですけど、斜めから見るとなおさらグレーがかって暗く見えます。
青空が曇ったみたいな暗くなり方ですね。
音質について
先ほどもお伝えしたように、スピーカー出力は20Wとリビングで使うにはやや物足りない数値です。
ただ、特別低いわけではなく、有名メーカー品の4Kテレビ下位モデルと同じ程度となっています。
ちなみに、このテレビは音量をマックス近くにしないとそれなりの音の大きさにならないようです。
普通のテレビのボリュームで30くらいなら結構大きな音が出ると思うのですが、このテレビでは80くらいまであげてようやく同じ程度になります。
マックスは100までいけるので、足りないっていうことはないと思うのですが、ちょっと違和感があるかもしれません。
操作感
操作感は割といいです。
チャンネル切り替え・音量上げ下げ・ホーム画面でのカーソル移動などは割とサクサクです。
ただ、番組表の表示だけはやけに遅かったです。
リモコンは・・
▶︎一般的なテレビのリモコンよりもだいぶ小さい
▶︎チェンネルのボタンなどはリモコンの下部にある
と言うことで、人によっては使いにくく感じるかもしれません。
■価格は確かに安い
ヤマダ店頭では、発売記念で大幅下取り値引きをしているようです。
ライバルモデルは有名メーカーの下位Android TVになるかと思うのですが、フナイfire tvほど安いものはなかなかないです。
そう言う意味では、なかなかお得な価格設定かと思います。
あくまで発売記念セール中ならって言う前提ですけどね。
fire TVとアンドロイドTVをほぼ同等と考えて、有名メーカー品だとこの辺りが近いスペックでしょうか。
フナイの方がかなり安いので、それなりのお得感はあるんじゃないかと思います。
「コスパ最高!」 とか言うほどではないですが、悪くはないかなぁって思います。
アリかナシか
画面の暗さと視野角の狭さはやや気になるものの、価格を考えれば妥当なラインかと思います。
リビング用には厳しいかと思うのですが、寝室用ならいいのかなぁと思います。
寝室ならそんなに画面が明るくなくてもいいと思いますし。
サブテレビを探していて・・
「安くてネットコンテンツ対応のテレビが欲しい」
「日頃からテレビの明るさを抑えて使っている」
と言う場合なら問題ないかと思います。
最後におまけ
3340シリーズと比較
フナイのスマートテレビは、F340が初めてというわけではありません。
実はAndroidテレビが何種類か発売されています。
スペックはF340とほぼ同じです。
F340 | 3340 | |
種類 | 液晶テレビ | 液晶テレビ |
スピーカー出力 | 20W | 20W |
倍速 | なし | なし |
明るさ | 暗め | 暗め |
システム | fire tv | Android TV |
アプリ対応 | 多数 (Netflixあり) |
多数 (Netflixなし) |
枠のカラー | グレー系 | ブラック |
主な違いとしては・・
▶F340はNetflix対応で3340は非対応
▶外観ははF340がちょっとかっこいい感じで、3340は装飾のないデザイン
これくらいかと思います。
Netflixを見たいならF340がおすすめです。
ただ、3340の方が安いケースが多いと思うので、予算優先なら3340がよいかと思います。
スマホ連携
スマホの画面をテレビに投影したい場合
■F340
ミラキャストに対応しており、後々AirPlayにも対応予定です。
ミラキャストに対応したスマホは多分かなり少ないです。
iPhoneならAirPlayで画面できるようになる予定なので、F340と相性がよいです。
■3340
Android TVということで、Androidスマホとの相性がよいです。
Androidスマホなら常時画面投影(ミラーリング)ができます。
iPhoneの場合は、対応のアプリのみテレビに投影可能となっています。
ということで、iPhoneと相性が良い(予定)のはF340、Androidスマホと相性がよいのは3340ということになります。
どっちがいいいか?
F340と3340性能としてはほぼ同等です。
価格としては3340の方が安い場合が多いので、Netflix非対応で問題なければ3340をおすすめします。
以上おまけの3340との比較でした。
簡単にですが、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。