今日は我が家で使っている洗濯機を紹介したいと思います。
春になり、縦型洗濯機が買い時を迎えています。
せっかく安い時期だから洗濯機買い替えを考えているけど、どのメーカーにするか悩んでいるという方もいるはずです。
私はといえば、二年ほど前からパナソニックのFAシリーズを使用しています。
この機会に、長期使用の感想をお伝えすることで、メーカー選びの参考にしてもらおうという内容です。
ということで、本日は・・
▶︎前半では買い時やパナソニックのラインナップ構成
▶︎後半ではパナソニックFAシリーズの特徴や使った感想
などお伝えしていきたいと思います。
買い時について
ご存知の方も多いと思いますが、洗濯機は大体一年ごとにモデルチェンジがあります。
当然、発売直後は値段が高く、時間が経つにつれ、徐々に値下がりしていきます。
縦型洗濯機の発売時期は大体5月・6月頃なので、4月・5月あたりに家電店に行けば、ちょうど発売から一年近く経過して、値段が下がりきった洗濯機があるということになります。
注意点としては、春に買い時を迎えるはインバーター搭載のモデルに限るという点です。
インバーターの説明はここでは詳しくはしませんが、手短にいえば静音性や節水性・清潔性・デザインなどに優れるのがインバーター搭載モデルです。
洗濯容量7キロ以上で、ちょっと値段が高めのモデルが該当すると思ってもらえればokです。
具体的にいえば、日立のビートウォッシュ、パナソニックのFA・東芝のDHシリーズなどが春に買い時を迎えます。
それ以外・・
▶︎洗濯容量6キロ以下のモデルや、7キロでもインバーター非搭載のモデルは秋ころが買い時の場合が多い
▶︎ドラム式洗濯機は秋に発売のモデルが多いので、夏のボーナスセールあたりが買い時
となります。
ラインナップをチェック
次はパナソニックの縦型洗濯機にどんなモデルがあるかチェックしておきましょう。
シリーズは大きく分けて4つ
まずはインバーター採用で
乾燥付きのFW
インバーター | ○ |
温風乾燥 | ○ |
洗剤自動投入 | ○ |
次亜除菌コース | ○ |
乾燥なし
洗剤自動投入機能ありFA-K
インバーター | ○ |
温風乾燥 | ー |
洗剤自動投入 | ○ |
次亜除菌コース | ○ |
乾燥なし
洗剤自動投入なしFA-H
インバーター | ○ |
温風乾燥 | ー |
洗剤自動投入 | ー |
次亜除菌コース | ー |
インバーター非搭載F
インバーター | ー |
温風乾燥 | ー |
洗剤自動投入 | ー |
次亜除菌コース | ー |
こんなラインナップになっています。
上三つが春に買い時を迎えます。
我が家の洗濯機
私が使っているのはNA-FA80H9
今買い時を迎えているNA-FA8H2の2つ前のモデルにあたります。
2023モデル NA-FA8H2
洗濯時間や使用水量などに多少の違いはありますが、洗い方や使い勝手はほとんど変わっていないので、十分機種選びの参考にしてもらえると思います。
ちなみに私が購入した時点では、FAシリーズには洗剤自動投入は選べなかったんですが、今はランナップが拡大され自動投入モデルもあります。
型番を見た時に数字の次がHなら自動投入なし
Kなら自動投入と次亜除菌コースがついています。
次亜除菌コースは専用のタブレットを使用することで、洗濯しながら衣類の除菌ができるコースです。
また、カラーラインナップが異なり、8キロ容量で見た場合、FA-Hはシャンパン色のみ、FA-Kはホワイト色のみとなっています。
基礎的な内容はこんなところですかね。
次からは実際に洗濯機を見ながら、パナソニックの特徴や使った感想をお伝えしていきたいと思います。
外観
凹凸少なめの蓋でスッキリしたフォルムとなっています。
蓋はプラスチック樹脂。
最近はガラス蓋が流行っていますが、FAシリーズはガラス非採用です。
樹脂蓋は擦り傷つきやすいイメージがあって心配していましたが、今のところは大丈夫です。
蓋には窓がついていて、洗っている様子を見ることができます。
他に、パナソニックの大きな特徴の1つ、スッキリフロントデザインが採用されています。
ボタン類が奥側で、手前がスッキリしています。
これは個人的には気に入っているポイントの1つです。
一般的な洗濯機よりも洗濯槽の底付近に届きやすいように感じます。
普通の洗濯機ってここにこんな感じで操作パネルがあるわけじゃないですか。
ですから、洗濯物を取り出す時には、パネルを避けて少し腕を奥側に入れる感じになります。
スッキリフロントの場合は、手前側の縁が削れていて、かつ低めということで、より直線的な動きで洗濯物を取り出すことができます。
また、ビックサークル投入口が採用されており、間口も結構広めです。
距離で言えばほんの数センチの違いではありますが、普通の配置よりもちょっと楽な感じがします。
洗剤ケースはここについています。
左から、粉末洗剤・液体洗剤・柔軟剤の投入口です。
操作パネル
パネルの見た目やコースはこんな感じで、これは現在販売中のFA8H2でも変わっていません。
搭載されているコースの内容を順に見ていきましょう。
おまかせ 運転時間や使用水量が自動で決まります。
わたし流 洗い時間や濯ぎ回数などの運転内容が記憶されます
おしゃれ着 弱い力で洗います
お家クリーニング おしゃれ着コースよりもさらに優しく洗います
パワフル滝洗い 洗いの時間が長くなります
パワフル滝すすぎ すすぎに使う水の量・時間を増やして念入りにすすぎを行います。 衣類への洗剤残りが気になるような場合に使います。
泥汚れつけおき 混ぜてほっとくのを何度も繰り返すコースです。
コースは以上です。
わたしがよく使うのはパワフル滝洗いコースですね。
洗いの時間が長くしてしっかり洗浄してくれるコースです。
あとは時々お家クリーニングコースも使います。
洗っている様子は後ほど紹介します。
洗い方の特徴
泡洗浄
↓給水の時点で泡立っています
パナソニックといえば、泡洗浄。
洗剤ケースに水圧をかけて、洗剤を素早く溶かします。
洗剤が出てくる時にはもうすでに泡立っています。
洗剤は泡立っている時の方が汚れをキャッチする力が強いということで、洗濯開始直後から洗浄力の高い状況になるわけです。
ちなみに、時々「ジェルボールは使えないんですか」と聞かれることがあります。
確かに、ジェルボールを使うときはすぐには泡立たないんですけど、それで洗浄力が落ちるという心配はしなくていいと思います。
以前、いろいろな洗濯洗剤を使って汚れ落ちを比較したことがあるんですけど、ジェルボールだから汚れ落ちが悪いみたいなことはありませんでした。
むしろ、ジェルボールを使った方が汚れ落ちは良い傾向でしたので、好きな洗剤を使って良いと思います。
パワフル立体水流
大きな3枚の羽で強い水流を起こし、衣類を上下、内外に動かしながら洗います。
わたしがパナソニックを選んだ1番のポイントはここですね。
映像はフェイスタオルを洗っている様子なんですが、タオルが上下、内外に動いているのがわかると思います。
以前、2017年頃までは衣類を持ち上げるような動きがメインで、まぁ言ってしまえば、日立のビートウォッシュに近い洗い方だったんですよね。
強く洗うというよりは、衣類を持ち上げながら少ない水でムラを抑えて洗うことが重視されていた感じです。
実際、今の日立は衣類長持ちナイアガラビート洗浄になっていて、どっちかといえば優しい洗い方っていう印象です。
それに対して、今のパナソニックのはねの形状は、衣類をしっかり動かし、擦り合わせて洗うことが重視されています。
やっぱ、この洗い方が汚れ落ちはいいと思うんですよね。
もちろん、ゴシゴシ擦るので、衣類が擦れる度合いは高まります。
衣類が擦れて布が薄くなるペースは少し早くなったように感じますし、
それに伴って、糸屑がたまる速度も以前より早いように感じます。
個人的には衣類長持ちよりも、洗浄力重視だったのでこれは期待通りです。
お家クリーニングコースあり
手短に言えば、優しく洗うコースのことです。
型崩れが気になる衣類やおしゃれぎなどを洗うのに適しています。
普段の洗濯の時は衣類を大きく動かしながら洗うのに対し、お家クリーニングの時はあまり衣類を動かしません。
水流と洗剤の力で洗う感じですね。
↓スラックスを洗った場合
脱水時間も短めになるので、洗い上がりがくしゃくしゃになることが少ないです。
便利な機能
次は、その細かな便利機能をまとめて紹介します。
絡みほぐし
脱水の最後に、衣類同士の絡みを和らげる動きが入ります。
↓脱水後 からみほぐし前
↓からみほぐし後
映像はタオルとワイシャツを一緒に洗った場合の、脱水の後の様子です。
まずは洗濯槽の外側に張り付いた衣類を剥がし、その後小さな動きでからみをほぐしていきます。
全く絡まない訳ではないですが、ワイシャツなんかもするっと取れることが多く楽ちんです。
糸屑フィルター
糸屑フィルターは大きめのものが2つついています。
取り外すとこんな感じで、パカっとふたつに分かれます。
ケースの端っこが爪のような形状になっていて、ゴミに触らずに捨てることができるようになっています。
洗濯槽自動洗浄
すすぎの時に洗濯槽の裏側を洗浄する工程が含まれています。
これで日常的な汚れはある程度取れると思いますが、定期的にしっかり手入れするのが理想です。
従来通り、洗濯槽クリーナーを使って6時間かけて洗浄するコースもあります。
機能の紹介はここまでです。
満足な点
次は買ってよかったと思うポイントをお伝えします。
良かった①
洗浄力
1番はやっぱり洗浄力ですね。
以前もパナソニックのインバータータイプの洗濯機を使っていたんですが、その時よりも汚れ落ちが良いように感じます。
前はワイシャツの襟・袖の黄ばみ・黒ずみが気になっていたんですよね。
こういうプレケア洗剤を使わないとどんどん汚れが蓄積していく感じでした。
こういうの使えばしっかり白くなっていいんですけど、毎回使うのはやっぱり面倒なんですよね。
今の洗濯機になってからは、プレケアなしでもそれなりに汚れが落ちるので、かなり楽になったと感じます。
もちろんなんでもかんでも一発で真っ白になる訳ではないんですけど、違いが実感できるくらいには洗浄力が高くなっていて満足しています。
よかった②
デザイン
もう一つのお気に入りポイントは見た目ですね。
凹凸があまりなく、それでいて角張りすぎてないフォルム。
加えて、色もオフホワイトっぽい色でスッキリした雰囲気がいいです。
壁紙とか床と馴染んでいていい感じだと思っています。
ただ、前半でお伝えした通り、今は洗剤自動投入なしの8kgは蓋がシャンパンの1色のみです。
ホワイトが良い場合は洗剤自動投入ありのモデルを選ばないといけない状況です。
どうせ同じパーツなんでしょうから、選ばせてくれたらいんですけどね。
あと、見た目というか、形状の部分なんですけど、洗濯槽の縁の部分に埃が溜まりにくいように感じます。
前はもっとここの縁の部分が内側にはみ出していて、埃が積もっていた記憶があるんですよね。
それが、ビッグサークル投入口が採用されたおかげか、縁の部分が引っ込んでいて、汚れが溜まりにくくなったように感じます。
と言っても、前の洗濯機の縁の広さを正確に覚えている訳ではないので、気のせいかもしれません。
参考程度に聞いておいてください。
気に入っているポイントは主にこの2つです。
不満な点
次は、反対に不満なポイントです。
正直、不満は特にないです。
あえていうならっていうところで挙げるとすれば、スピーディコースがないことくらいですかね。
たまに洗濯機回し忘れて、急いで洗いたい時があるんですよね。
手動で運転時間を短くできますし、我が家流コースに合わせておけば運転内容は記憶されますから、それで済む話ではあります。
ただ、時短コースが別であったらより楽ちんかなって思うことが時々あるくらいですね。
運転音
最後に運転音をチェックしておきましょう。
洗いの時はモーターの音みたいなものはほとんど聞こえず、水がじゃぶじゃぶする音の方が大きく聞こえます。
↓洗い時 洗濯機付近
↓洗い時 ドアを閉めた時
脱水はこんな感じ。
↓脱水時 洗濯機付近
↓脱水時 ドアを閉めた時
めちゃくちゃ静かという訳ではないんですけど、扉を閉めれば気にならない程度の運転音です。
音の静かさの点においては東芝のDHシリーズの方が優秀なんですけど、パナソニックでもそれなりに静かなので不満はないです。
まとめ
▶︎縦型インバーター洗濯機は春が買い時
▶︎パナソニックFAシリーズは洗浄力重視の方におすすめ
▶︎スッキリフロントとビックサークル投入口で衣類の出し入れもしやすい
▶︎音はそこそこ静か
こんなところでしょうか。
メーカー選びで日立、東芝あたりと悩む方が多いと思うんですけど、
わたしの場合、優しさよりも強く洗うこと優先で日立よりパナソニック
音はパナソニックでもそれなりに静かだから、デザインの好きなパナソニック
こんな感じでパナソニックを選びました。
期待通りの結果になって満足しています。
以上、パナソニックの縦型洗濯機faシリーズの特徴紹介と長期使用した感想でした。