テレビ関連

【miniLEDテレビの基礎】ミニLEDテレビってどんなもの?有機ELと比べてみた

では早速、本日のテーマはこちら。

ミニLEDテレビってどんなもの?

この内容でお伝えしたいと思います。

近頃耳にすることの増えたミニLEDテレビ。

最近ではパナソニックも参入し、主要メーカーは出揃った感じですね。

というわけで、

このページでは・・

▶︎ミニLEDテレビとはどんなものか

▶︎どんなメリットがあるのか

など、基本的な内容をお伝えしていきたいと思います。

 

ミニLEDの概要

ミニLEDテレビの例
ソニー XRJ-65X95L

 

ではまず初めに、ミニLEDの大まかなポジションからお伝えしたいと思います。

ミニLEDテレビは・・

液晶テレビの1種で、ざっくりといえば高性能な液晶テレビ

といういう感じです。

時々、液晶テレビと有機ELテレビの中間みたいなものと説明されることもありますが、テレビの種類の説明としてはあんまり正しくないような気がします。

確かに液晶と有機ELの中間っぽい特徴はあるんですが、テレビの種類で区分するなら液晶テレビに入ります。

 

バックライトで分類

もう少し詳しくいうと、ミニLEDテレビは液晶テレビの中でもバックライトの方式によって細分化されたカテゴリーという感じです。

ミニ LEDテレビというのは、その名前の通り小さなLEDライトが入っているってる液晶テレビのことを表しています。

知っている方も多いと思いますが、液晶というのはそれ自体は発光していません。

電卓の液晶とか、初代ゲームボーイの画面が、部屋が暗いときに見えなくなるのと同じですね。

それでは困るので、背中のあたりからバックライトで画面を照らしているわけです。

このバックライトに小さなLEDを使ったもの。

これがミニLEDテレビというわけですね。
 

ミニLEDテレビの目標

ミニLEDテレビの例
レグザ 55Z870M

 

次は、なんのためにミニLEDを採用するのかについてお話ししたいと思います。

今お話しした通り、液晶テレビはバックライトで照らしているわけなんですが、これにはちょっとした弱点があります。

バックライトの方式は、エッジ型とか、直下型とかあるんですけど、どちらにしてもまばらに配置されたライトで画面全体を照らしています。

スポットライトで画面全体を照らすようなイメージですね。

で、問題はどうやって暗い部分、つまり黒を作るかっていうことなんですけど、これはシャッターでバックライトの光を遮ることで黒を表現しています。

ただ、バックライトは常に光っているので、いくらシャッターで遮っても少し光が漏れてしまうわけです。

昼間にカーテンを閉めても、部屋が真っ暗にならないのと同じイメージです。

家のテレビでこんなテストをしてみました。

黒背景に小さな白い星マークの画像を作成しテレビに出力した様子を撮影しています。

背景の黒がぼうっと光ってグレーっぽくなっているのがわかると思います。

たった一つの小さな星マークを映すために、全部のバックライトが点灯している状態です。

↓例 普通の液晶テレビに "黒背景に星マーク"の画像を出力
 バックライトの漏れで黒が明るくぼやけている

そんなわけで、液晶テレビの黒は、黒に光が混ざったような色になってしまうわけです。

 

有機ELはくっきり

これに対して、ここ数年でシェアが増えてきた有機ELテレビは、映像を形作るつぶつぶの1つ1つが小さなライトになっており、これをつけたり消したりすることができます。

いらない部分のライトを消すことで、くっきりと引き締まった黒が再現できるわけです。

↓有機ELの例 背景の黒がくっきりと表現されている

真っ暗な夜空に輝く星で、映像を作るようなイメージです。

元が黒いので、黒の黒さは圧倒的に良いですね。

そんなわけで、液晶テレビは、黒の表現力において有機ELに大きく及ばないということになってしまいます。

 

液晶も進化している

ただ、液晶テレビも、黒が弱いという弱点をそのまま放ったらかしにしているわけではありません。

少ないバックライトで画面全体を照らすのではなく、バックライトを背面全体に敷き詰めて、ブロック単位で明るさを調整できるようにしたモデルも販売されています。

全面直下バックライトの部分駆動とか、アクティブLED駆動とか言われるものがこれにあたり、

ソニーのX90L、シャープのFN1あたりが採用しています。

↓例 ソニーX90K バックライトの点灯範囲をブロック単位でコントロールしている

ただ、これもブロックごとの明るさの制御なので、それほど細かくバックライトが照らす範囲をコントロールできるわけではありません。

例えば、明るい部分と暗い部分がはっきり分かれた画面なら、それなりに効果があるように思います。

ただ、明るい部分が点在するような場合には、どうしても無駄に照らす部分が多くなってしまいます。

さらにいえば、明るい部分と暗い部分が分かれていたとしても、輪郭付近までくっきり明暗が分かれるようなものでもないです。

映像や視聴環境によっては、明るい部分がオーラを纏ったような映像になることもあります。

↓バックライト部分駆動のイメージ(右)

これではまだ、有機ELのくっきり間にはかなわないわけです。

それなら、もっとバックライトを細分化して、光を当てる範囲を輪郭ギリギリまでコントロールできるようにしよう。

これがミニLEDテレビの目標っていう感じです。

というわけで、ミニLEDテレビは、従来のテレビよりも明暗の差の表現に優れた液晶テレビという感じで考えてもらえればOKです。

 

明るさも得意

では、次は、ミニLEDテレビのもう一つの魅力をお伝えしたいと思います。

メーカーのミニLEDの説明書きを見ると、

漆黒と眩い光

みたいなフレーズがよく使われています。

1つはこれまでお話しした通り、黒の表現力が大きくアップしていること。これが漆黒ですね。

もう一つは明るさの表現も向上していることです。

ご存知の方も多いと思いますが、液晶テレビは画面全体が明るいような画面は割と得意です。

ただし、局所的に強く光るような表現は苦手です。

例えば、水面が眩しくと反射するとか、ピアスとかネックレスがキラッと光るみたいな、きらきら感を出すのはあまり得意じゃありません。

というのも、これまでの液晶は、バックライトで全体を同じように照らしているので、ピンポイントで明るさをグッとあげるみたいなことはできないわけです。

部分駆動のバックライトだとしても、区切られたブロック内は、同じように照らされるので、このブロックよりも小さな範囲をキラッとさせるみたいなことは苦手です。

それに対して、ミニLEDの場合は、かなり細かな範囲ごと、部分的に明るさMAXとかもできるようになっています。

このキラッと感の表現力の向上が眩い光というフレーズで表されている感じです。

ということで、ミニledテレビというのは、これまでの液晶テレビよりも、明暗の差の表現に優れたテレビと思ってもらえればokです。

黒はしっかり黒く表示し、部分的に強く光る表現も上手になったという感じです。

ミニLEDについては、一旦ここまで知ってもらえたらOKです。

 

細かな補足

ここから先は少し細かい話をしていくんですけど、

説明というよりは、個人的な感想中心になるので、その点はご了承ください。

有機ELかミニLEDか?

まず、有機ELとミニLEDのどっちがいいかに関してなんですが、これはシチュエーションによるという感じですね。

明暗のメリハリやくっきり感はやはり有機ELが一枚上手という感じです。

映画など、明暗表現が大事な作品を見るなら有機ELがいいでしょうか。

ただし、画面全体の明るさはミニLEDが勝っています。

バラエティやニュースなど見やすさ重視の場合、パッと明るいミニLEDが有利という感じですかね。 

細かめに比較

液晶テレビにはVAパネルとか広視野角パネルがあります。

ざっと説明すると

▶︎VAパネル

明るくて明暗の差の表現も得意 だけど視野角が狭い

ソニーX95LとかシャープEP1がこっちのタイプです。

▶︎広視野角パネル

正面以外から見ても色が変わりにくい その代わり明暗の差の表現や明るさでVAに及ばない

レグザのZ875M・Z870Mはこっちのタイプです。

それで、

これをミニLEDの特徴と合わせて考えると、こんな感じになります。

 

VA +ミニLED

例 シャープ 4T-C55EP1

VAのミニLEDは視野角こそ広くないという弱点はありますが、ミニLEDの魅力である明るさやコントラストにおいてはかなり優秀という感じです。

輪郭付近の明暗差も有機ELにあと一歩っていうくらいまで迫っているように見えます。

また、全体の明るさは現状のテレビでは最高クラスですね。

ここまでの明るさが必要なのかっていう疑問も少しあるんですけど、これまでの液晶にも有機にもないピカピカの映像っていう感じで、独自の魅力があっていんじゃないかっていう気がしています。

そんなわけで、VAパネルはミニLEDの魅力をよく生かしてるっていう印象です。

 

広視野角パネル+ミニLED

例 レグザ 65Z875L

もう一つの、広視野角パネルのミニ LEDは、視野角も広く、目立った弱点がないように思います。

その反面、有機ELに勝っているという部分もなく、ミニLEDの大きな魅力であるコントラストも少し弱い感じがします。

明るい部分と暗い部分の輪郭付近では普通に光の漏れが見えることもある感じで、ちょっと残念ですね。

もちろん価格が価格なので、全体的にハイレベルという感じはするんですけど、既存の液晶とぱっと見で見分けがつくかというと、難しいかもしれません。

 

明るさが違う

ちなみにZ875L DP1 Z670Lを輝度測定アプリで撮影した画像がこちらです。

明るいほどに濃い赤で表示されるんですけど、明らかにDP1が明るいですね。

Z875LとZ870LはZ670Lと大きな違いはないように思います。

結局大事になってくるのは価格かなぁって感じですね。

 

いいかどうかは価格次第

ソニーX95Kはまだ見てないですけど、スペック表を見た範囲では最強液晶なのはほぼ間違いないと思います。

でも、価格もめちゃくちゃに高いので、しばらくは様子見と思います。

シャープのDP1は発売から時間が経ち、いい感じに値段が下がってきましたし、レグザのZ875L・Z870Lも最初から比較的価格は抑え目で登場しました。

こんな感じで、

既存の液晶の上位にちょっと予算を足せばミニLEDにランクアップできる

みたいな状況であれば、かなり有力な候補になるんじゃないかと思います。

そんな状況もあって、個人的には価格もだいぶ下がって、VAパネルのDP1の評価が急上昇中です。

発売時は高すぎて、これなら有機にするわって思ってたんですけど、今くらいの価格なら十分候補になるかなぁって思ってきました。

レグザはタイムシフトを使うかどうか次第っていう感じですね。

 

ミニLEDの電気代

最後に軽く電気代に触れておきたいと思います。

省エネ型製品情報サイトで調べると、年間の電気代はこんな感じです。

※65インチの場合

有機EL A95K 5,130円

ミニLED X95K 5,480円

ミニLED DP1 5,890円

ミニLED Z875L 7,210円

多少の差はありますが、1年でこれくらいなら大した差じゃないかなって思います。

 

まとめ

最後に簡単におさらいをしておきます。

▶︎ミニLEDテレビは液晶テレビの1種です

▶︎これまでの液晶テレビよりも明暗の差の表現が優れています

▶︎個人的にVAパネルがミニLEDと相性が良いように感じています。

▶︎電気代は有機もミニLEDも大差はないです。

以上、ミニLEDの解説と感想でした。

▼トップページへ戻る

-テレビ関連

Copyright© 白物家電ブログ , 2024 All Rights Reserved.