では早速、本日のテーマはこちらです。
リビング向け液晶テレビ
人気の4モデルを紹介
ソニーX90K
パナソニック LX950
レグザ Z770L
シャープ EN1
この4モデルの比較。
この内容でお話ししたいと思います。
テレビのモデルチェンジシーズンも終わり、各メーカーの2022年モデルも出揃いました。
というわけで、この動画では
▶︎モデルチェンジ前と比べつつ
▶︎テレビの選び方の変化
そして、各社の人気モデルの・・
▶︎変更点
▶︎メリット
▶︎デメリット
このあたりを中心に紹介していきたいと思います。
テレビの選び方の変化
まず最初は、テレビの選び方について、簡単に現在の状況をチェックしておきましょう。
種類について
リビング向けテレビは、大きく分けて有機EL・液晶の2種類となっています。
今年はさらに、液晶の中でも"ミニLED"を採用したモデルがソニー・レグザから登場し、注目を集めています。
ミニLEDについては別の動画で紹介しているので、よろしければそちらをご覧ください。
ミニLEDは・・
すごくざっくりいうなら、液晶テレビの最高級版
っていう感じです。
サイズ
画面サイズに関しては・・
▶︎昨年同様に55インチ中心とはなっているものの
▶︎各社で65インチの販売割合を増やそうと言う動きが強まっている
という状況です。
65インチ優遇の例
・ソニーの昨年の最上位液晶 X95Jの継続販売
・今年のミニLEDのX95Kの発売
これは、どちらも65インチ以上のみのラインナップとなっています。
・パナソニックのLX950は65インチの価格が優遇されて発売
・レグザに関しても、今年登場のミニLEDモデルでは、65インチだけ3年の開発期間を要したと噂のZRαエンジン採用
と、65インチがスペック面や価格面で何かと優遇されている状況にあります。
それに対して、50インチは年々厳しい状況でしょうか。
50インチ苦境の例
ソニーの売れ筋X90Kシリーズは、同じシリーズでありながら、50インチだけ仕様が異なり、画質・音質共にスペックダウン
パナソニックは、売れ筋のLX950はそもそも50インチがない
まぁ、これは以前からなんですが、今年はついに
レグザの50インチ以下でタイムシフトマシン対応モデルがなくなってしまう
と、やや選びにくい状況となっています。
というわけで・・
▶︎55インチが各社の強みが備わったモデルが揃うサイズ
という感じで、
▶︎65インチはさらに優遇されている
っていう状況だと感じます。
設置スペースの問題などあって、50インチまでしか置けないということもあると思いますが・・
大きめか小さめかで悩んだ時は、大きめが有利な状況
ということを思い出していただければと思います。
視聴距離について
サイズに関して補足なんですが、メーカーのカタログなどではおすすめの視聴距離に関して
4Kなら・・
▶︎55インチで1メートル
▶︎65インチで1.2メートル
なんて書いてあったりします。
4K映像だけを見るならともかく、地デジ放送の視聴もするとなると、この距離は近すぎると感じる方が大半じゃないかと思います。
というわけで、視聴距離は
従来基準の・・
▶︎55インチで2メートル
▶︎65インチで2.4メートル
これも併せて参考にしていただいた方が、しっくりくるんじゃないかと思います。
人気の4モデル紹介
では、本題の各社の人気モデル紹介に移りたいと思います。
今回登場する機種は
ソニー X90K
パナソニック LX950
レグザ Z770L
シャープ EN1
と、なっており、必ずしも最上位モデルというわけではありません。
また、前回はおすすめ順位を付けたのですが、今回は順位はつけないでおきたいと思います。
説明内容はこちら
ではそれぞれ、
・前モデルから変わった点
・メリットとして主な特徴
・デメリットとして惜しいと感じるポイント
・今のところの印象
この内容でお伝えしていきたいと思います。
ソニー X90Kシリーズ
トップバッターはソニー ブラビアX90Kです。
55インチ XRJ-55X90K
種類 | 4K液晶 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 30W 下+左右 |
システム ネット動画アプリ |
GoogleTV 豊富 |
ココに注意
まず最初に注意点なんですが、X90Kは50インチだけ仕様が異なり、性能ダウンしてしまいます。
主な違い
50インチは・・
スピーカーが30Wではなく20Wで左右なし
コントラストブースターが10ではなく5
これからお話しする内容は55インチ以上にのみ当てはまるものも多くなっています。ご注意ください。
変更点
では、前モデルのX90Jからの変更点から見ていきましょう。
▶︎コントラストブースター5が10に強化
▶︎スピーカー出力が20Wから30Wへアップ
と、画質・音質ともに進化しています。
それぞれ、詳しい内容は各項目でお伝えします。
画質
画質に関しては、昨年から引き続き
▶︎XRプロセッサー
▶︎全面直下バックライトの部分駆動
が採用されています。
XRプロセッサーは・・
どんな映像を写しているか、だけではなく、人がどんなふうに画面を見ているか
まで考慮して色合いや明るさを調整する役割があります。
加えて、バックライトの部分駆動も採用し、明るいところはしっかり明るく、暗いところはしっかり暗くと、明暗のメリハリのある映像も得意としています。
これに加えて、さらに今年は・・
▶︎コントラストブースターが5から10へ強化
されています。
コントラストブースターは、暗い部分の電流を明るい部分に集中させることで、さらなる高コントラストを実現する技術です。
そんなわけで、
XRで色もしっかり出つつ、全面直下バックライトの部分駆動で明暗のメリハリもある
と言う魅力をX90Jから引き継ぎ、
今年はさらにコントラストブースター10採用で、1段階明るくクリアな映像
になったという印象です。
上位のX95JやX95Kほど視野角は広くはありませんが、画質面においてはこの価格帯としては申し分ない性能じゃないないかと思います。
音質
スピーカーはX90Jの20Wから、30Wへアップしています。
余談ですが、スピーカーの出力というのは、音の大きさのことであり、音の良さや悪さを直接表しているわけではありません。
とはいえ、一般的に出力が低いと、シャカシャカ・ビリビリ聞こえる傾向があり、出力が高いと、余裕のある効きとりやすい音になるという感じです。
流石に去年の20Wは低すぎたと思います。
30Wはリビング向けテレビとしては、可もなく不可もなくというところですかね。
その他
昨年に引き続き・・
▶︎グーグルテレビで豊富なアプリに対応
▶︎スマホ連携も得意
と、便利で楽しいテレビとなっています。
AirPlay対応は今回登場するモデルの中では、ソニーだけなのでiPhoneで撮った写真をテレビで見たいという方におすすめです。
惜しいと感じるポイント
スピーカー出力は改善されたものの、今回紹介する中では一番低い数値となっています。
価格を考えれば最低限のスピーカーっていう雰囲気ですかね。
なお、X90Kはアコースティックセンターシンクという機能に対応しており、対応のモデルで同士であればテレビとサウンドバーを連携させることも可能となっています。
一般的にテレビにサウンドバーを接続した場合・・
▶︎どちらかからのみ音が出る
▶︎どちらからも同じ音が出る
となるんですが、アコースティックセンターシンク対応モデル同士であれば・・
▶︎テレビとサウンドバーが役割分担し音を出す
というふうになります。
アコースティックセンターシンク対応の例
今年はアコースティックセンターシンク対応のサウンドバーも増えたので、テレビ単体で物足りない場合はこういったものも検討してもらうといいんじゃないかと思います。
今のところの印象
55インチと65インチで、結構見え方が変わるモデルと感じます。
55インチは旧型のX90Jがなくなれば、順当にX90Kにシフトチェンジするんじゃないかと思います。
問題は65インチですね。
65インチ XRJ-65X90K
これは結構難しいというか、厳しい状況になるんじゃないかと感じています。
余談 95と90の関係
ちょっと話が逸れるのですが、ここで95番と90番の関係性について解説したいと思います。
話は2世代前まで遡って、2020年モデルの話です。
このときの液晶最上位はX9500Hというモデルで、当時としては最上位のX1アルティメットというプロセッサーに、全面直下バックライトの部分駆動、視野角の広いXワイドアングルを備え・スピーカー出力30Wと、隙のないスペックとなっていました。
まぁ、これが売れに売れ、人気も揺るぎないということで、2021年も似たようなモデルが出てくるんじゃないかと思っていました。
ところがですね、このX9500Hの後継モデルに当たるX95J、これが65インチ以上のみの発売となったわけです。
XRJ-65X95J
ソニーは前々から65インチ以上の構成比を上げたがっていたので、大人気の9500番、さらに新採用のXRを加えた、このX95Jを提げて、65インチ以上を買ってもらおう大作戦を推し進めたというわけです。
それでこの場合、55インチはどうなるかっていうと、XRもバックライト部分駆動もないX85Jが最上位という格好になります。
いくらX9500Hが大人気だったとはいえ、誰しもが65インチ以上しかないX95Jを選ぶわけではないことは、ソニーも気づいていたでしょう。
そこで、X95JとX85Jの間にポッカリと開いた隙間。
これを埋めるために新たに加わったのがX90Jという格好です。
X90Jは、X9500Hの雰囲気を残しつつ、画質・音質ともにちょっとずつ性能を削ったグレードという位置付けです。
先ほど、X90Jのスピーカー出力20Wは、いくら何でも低すぎたということを言ったのですが、
これは「X90JはX9500Hより下だよ、X95Jを買ってね」というメッセージとして、わざとそうしたんじゃないかと予想しています。
ただ、ソニーの思惑に反して、65インチが急にたくさん売れるようなことは起こらず、昨年の主役モデルはX90Jという結果となりました。
そんなわけか、X95Jは去年から引き続き販売、90番は主役と認めざるを得ないということで、画質・音質ともにアップしてリニューアルという感じになったんじゃないかと思います。
去年の最上位、X95Jが継続販売という状況となると、65インチのX90Kは、特に最初の値段が高めの間は、結構厳しい立場になるんじゃないかという話でした。
一つ付け加えておきますと、この話はソニー関係者さんとの雑談から感じた、私の個人的な推測です。
では、おすすめモデル紹介に戻ります。
パナソニック
LX950シリーズ
55インチ
TH-55LX950
種類 | 4K液晶 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 60W 下+上 |
システム ネット動画アプリ |
独自 主要中心 |
変更点
前モデルJX950から変わった点としては・・
▶︎オートAIの調整
▶︎YouTubeダイレクト起動ボタン追加
▶︎首振り機能廃止
このようになっています。
画質
昨年に引き続き、プレミアムIPSディスプレイが採用されています。
IPSディスプレイは斜めから見ても色合いの変化の少ないと言う強みがあります。
視野角が広いテレビっていうのは以前からあったんですけど、明るさ不足になりやすい傾向がありました。
このプレミアムIPSディスプレイは、広い視野角はそのままに、独自の構造でしっかりと明るさも確保しています。
色は、特別濃くもなく、薄くもなくというバランスのよい、見慣れた色合いという感じがします。
派手さはないんですけど、落ち着きがあって、これが見やすいという方も多いです。
視野角も広く、明るさもちょうどいいということで、ファミリー向けテレビとして人気となっています。
音質
スピーカーは上下に配置されており、合計60Wの出力となっています。
従来型液晶としては、トップクラスのスピーカーですね。
通常のステレオ音声のコンテンツでも、擬似的に立体感のある音に変換してくれますし、ドルビーアトモス対応コンテンツなら、さらに臨場感あるサウンドを楽しむことができます。
あと、この上下のスピーカーは、パナソニックがこの数年力を入れてきたもので、その甲斐あってなのか、音の上下の配分が上手で、視聴位置による聞こえ方の変化が少なく、従来よりもむしろ聞き取りやすいと感じます。
その他の機能
前モデルから引き続き、転倒防止スタンドが採用されています。
アプリは決まったものだけですが、主要どころは揃っています。
今年は新たにyoutubeダイレクト起動ボタンがついたので、その点は使いやすくなったというところでしょうか。
というか、なぜ去年はつけなかったのか不思議です。
惜しいと感じるポイント
好評だった首振りスタンドがなくなったのは残念ですね。
あと、このプレミアムips &上下スピーカーという組み合わせは、2世代前のHX950から続いているんですが、この間、ほとんど性能が変わっていないことも少し気になります。
今年は特に各社ミニLEDだったり、量子ドットだったりと、新たな取り組みをはじめた中、ほとんど変化がないとなると、若干物足りない気持ちになります。
今のところの印象
これも55インチと65インチで話が大きく変わります。
65インチ
TH-65LX950
冒頭でも少し触れたように、今年は65インチが価格面で優遇されています。
いつもだと、大体55インチから65インチにサイズアップすると+5〜6万円の予算というところです。
ところが今年は、3万円の差で発売と、65インチの割安感が強い価格設定となっています。
発売時の価格差で考えても2〜3万円、売り出しなど、場合によっては1万円くらいの差で65インチにサイズアップ可能なケースも見かけます。
そんなわけで、65インチはめちゃお得。すぐにでもおすすめできるという感じで、
55インチは、もうちょっと様子見たいなぁっていう感覚です。
レグザ
Z770Lシリーズ
55インチ
55Z770L
種類 | 4K液晶 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 60W 下+上 |
システム ネット動画アプリ |
独自 主要中心 |
続いては、今年、何かと注目のレグザZ770Lです。
変更点
まずは変更点ですが・・
▶︎量子ドットの採用
▶︎本体形状や、スピーカーの構成の変化
となっています。
Z740XSは全面下部に帯状のスピーカーがありましたが、Z770LはZ670Lと同じ、中央に台座があるタイプのスタンド形状となっています。
それに伴い、前向きの80Wスピーカーから上下の60Wスピーカーに変更されています。
画質面は量子ドットで進化、音質面はややダウンというところでしょうか。
画質
今年は新たに、量子ドットが採用となっています。
メーカーの説明によれば、ブルーLEDと広色域量子ドットシートを採用、広い色域で、色鮮やかな高画質を実現します。
と、あります。
まあ、ざっくりといえば、色がくっきり濃くなったと言う感じでしょうか。
特に赤が強く出る傾向があり、人の顔なんかは、アニメやCGのようにしっかりペイントしたような肌色になることもしばしばあります。
時々色がきつく感じることもあるんですが、逆に、クリアに見えたり、印象深い映像に見えたりと、いい方向に働くことも多いように感じます。
慣れと見る映像次第ということにはなるのですが、好きな人はすごい好きな映像なんじゃないかなぁって思います。
音質
上下で60Wとパナソニックに並んで、液晶トップクラスの出力となっています。
Z770Lはバズーカオーディオということで、低音が割と響くようなイメージがあります。
というわけで、どちらかというと・・
▶︎パナソニックは聞きやすさ重視
▶︎レグザは迫力重視
の方におすすめとなります。
その他
Z770lは、タイムシフトマシンに対応しています。
タイムシフトマシンは、外付けのHDDを取り付けることで使用できる自動録画機能です。
指定したチャンネル・時間帯の番組を自動で録画し続けてくれるので、数日間を遡って番組を探したりといったことができるようになります。
ちなみに、外付けHDDは純正のDシリーズなら1台。社外品なら2台必要となります。
社外品のhddを使う場合、タイムシフト機能対応のHDDは限られているので、購入前にチェックが必要です。
ネット動画アプリは決まったものだけ対応となっています。
主要なものは大方ありますが、DAZNには非対応なのでご注意ください。
あとは、サイズによってデザインが異なり、55・65インチは首振りスタンド採用でパナソニックとかシャープのような真ん中に台座があるタイプ。
77インチは、2カ所の脚で支えるタイプになっています。
惜しいところ
最初にお伝えした通り、スピーカー性能は少し下がったように思います。
デザインの問題はあるとは思うのですが、やっぱり前向きのスピーカーはそれはそれで魅力です。
まぁ、「そこまで求める人はZ875Lを買ってください」ということななんでしょうけどね。
画質面に関したは、量子ドット採用により、これまでとは違ことなる方向性の映像が楽しめ、これはこれでいいかなって思うんですけど、前向き80Wスピーカーは残してほしかったなぁっていう印象です。
今のところの印象
今回紹介する中では唯一の量子ドット採用ということで、インパクトある色使いや、印象的な映像を体感できるでるテレビという感じです。
あとは価格の下がり方次第というところでしょうか。
Z740XSよりは安めに推移してくれたらいいなぁって思っています。
総合的にはどれもハイレベルとは感じつつ、これまでのZシリーズファンの方にはZ870Lをお勧めしたい気持ちもちょっとある というところですね。
シャープEN1
55インチ
4T-C55EN1
前モデルのDN1からはそれほど変わっていません。
アンドロイドTVから、その進化版であるグーグルTVに代わっていますが、できること自体はそれほど変わりません。
あと、一応エンジンがメダリストS2からS3に変わっているのですが、シャープは毎度変わるので、ちょっとずつ良くなってるとは思いつつ、大きな変化という感じも受けないです。
画質
これまでに引き続き、Nブラックパネルが採用されており、映り込みが少なく、艶やかな黒を備えた映像を体感することができます。
特に真正面から見他時は、色の際立った美しい映像という感じですね。
音質
35Wスピーカーということで、リビング用としては一般的な性能という感じですね。
日常使いには問題ないけど、映画とか音楽だと物足りないと感じることもあるかもしれません。
一応、ツイーターは前向きになっていて、ミッドレンジの音も本体下部のリフレクターで前向きに反射するようになっています。
ですから、普通の30Wクラスよりは少しクリアに聞こえるという気もします。
その他
ソニー同様に、GoogleTV採用ということで豊富なアプリに対応しています。
スマホ連携はアンドロイドだと常に画面をテレビに映すことができます。
iPhoneの場合は対応のアプリだけテレビに投影できます。
あとは、シャープでは定番になっている、首振りスタンドも採用となっています。
今のところの印象
この中ではちょっと地味なスペックですかね。
その分価格は手頃な設定ですかね。
シャープは、販売期間の終盤に向けて、どんどん価格が下がる傾向にあります。
タイミングが合えば手頃な価格で高画質を楽むことができます。
はい。ここまで人気モデル4つを紹介してきました。
おさらいを兼ねて、各項目ごとに簡単に比較しておきたいと思います。
画質比較
▶︎ソニーX90K
明るくクリアで色もしっかり出ています。画質面では1番人気が高くなると思います。
▶︎パナソニックLX950
正統派路線という雰囲気で、派手さはないもののちょうど良い明るさと色合いという感じです。
▶︎レグザZ770L
量子ドット採用でくっきり鮮やかな映像を楽しむことができます。インパクトある色合いで、ハマる人はハマる・映像次第ではハマるというところでしょうか。
▶︎シャープEN1
明るめでありながら、Nブラックパネルで、低反射かつ引き締まった黒も表現できています。
音質比較
▶︎パナソニックとレグザが上下のスピーカーで60Wと、液晶の中では優秀
▶︎ソニーは下と横で30W シャープは下に35Wと日常使いには問題ない程度のスピーカーとなっています。
電気代
せっかくなので、電気代も比べておきましょう。
省エネ型製品情報サイトに掲載されている年間電気代の目安はこのようになります。
↓55インチの金額です。
ソニー X90K |
パナソニック LX950 |
レグザ Z770L |
シャープ EN1 |
|
55インチ | 4,670 | 4,240 | 5,540 | 4,970 |
65インチ | 5,640 | 4,750 | 6,910 | 6,350 |
エッジ型バックライトのパナソニックが1番安く、いつも通りレグザが1番高い格好となっています。
まぁ、年間で1000円から2000円の差程度ということで、機種選びの決め手になることは稀なんじゃないかと思います。
総合的に見ると
X90K
→明るくクリアで、今年も主役になるんじゃないかと思います。
LX950
→視野角が広く馴染みやすい映像と、さまざまなコンテンツを高音質で楽しめるスピーカーということでまさに家族団欒のテレビという雰囲気ですね。
Z770L
→量子ドットの際立つ色合いと、低音の出るスピーカーでインパクトある仕上がりとなっています。
EN1
→予算を抑えつつキリッと引き締まった黒と鮮やかな色合いを楽しめるモデルとなっています。
順位について
順位に関してなんですが、前回はパナソニックのJX950を1位としました。
ですが、今回は
▶︎LX950が前とほぼ変わらない、むしろ首振りがなくなっている
のに対し、
▶︎X90Kは画質も音もパワーアップ
▶︎レグザは量子ドットにチャレンジ
とそれぞれ進化の様子が伺えます。
そんなわけで、今年はこの3つの三つ巴って言う印象ですね。
シャープはこの中だとちょっと地味で価格ありきという感じもします。
個人的にはシャープは新しく追加になったEU1というグレードならいい勝負になると思っています。
EU1 55インチ
4T-C55EU1
ただ、EU1はちょっと発売のタイミングがずれたせいか、注目度は低めになっています。
そんなわけで、今回は顔馴染みのメンバーであるEN1を紹介しました。
長くなりましたので、ここまでにしたいと思います。
余談ですが、今回から新しいマイクを使って音声を収録しています。
聞きやすくなっていたら嬉しいです。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。