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【本当にお得?】誤解だらけのエアコン選び!正しく知ってお得に選ぶ お部屋別おすすめ品紹介

更新日:

エアコン選びは難しいもので、家電の中でも最難関のカテゴリーと言えるかもしれません。

メーカーごとの機能・特徴や種類・サイズが豊富ということはもちろん

期待と実際のギャップが大きい

それが原因で曖昧なイメージしかわかない

ことがエアコン選びが難しいと感じる原因となっているように感じます。
 

実はエアコンは家電の中でも指折に"価格の差による性能の偏りが激しい"商品なんです。

そのせいで誤解が生まれやすく、結果的に"正体が掴みにくい家電"と受け止められているのではないかと予感しています。
 

そこで本日は"正しく知ってお得に選ぶ"をテーマに

お部屋別おすすめエアコン

誤解だらけのエアコン選び

エアコンをお得に買うには?

この内容でお話させていただこうと思います。

お部屋別おすすめエアコン

それでは早速

リビング

寝室

私室・子供部屋

それぞれのお部屋におすすめモデルの紹介をさせていただきたいと思います。

 

リビングにおすすめ

家族が揃う・長い時間を過ごすリビングにおすすめのエアコンはもちろん

省エネ・しっかり暖房・清潔

これらが揃った"超省エネ"グレードになります。
 

超省エネグレードではメーカーさんの方針によって

▶︎個別空調が得意なエアコン

▶︎全体空調が得意なエアコン

に分けることができます。
 

個別空調

例 三菱Zシリーズ

高精度なセンサーで人や部屋の状況を見極め、

左右に分割されたフラップ(吹き出し口の羽)で気流を吹き分けることを得意とします。

みんながいる時はお部屋の環境を見て風の流れをコントロールし、人が少ない時には一人一人の快適を保ったまま余分な電気代をカットする運転が魅力です。
 

"我慢しないでさらなる省エネ"を目指した考え方と言えるでしょう。

三菱・パナソニック・日立の超省エネグレードが該当します。

 

全体空調

例 富士通Xシリーズの暖房

センサー類は補助的な役割となっており、大きなフラップを使ったパワフルな気流でお部屋の温度ムラを解消。

冷房はより天井沿いを遠くに・暖房は足もとめがけてしっかり風を届けことを得意とします。

不快感の少ない気流と温度ムラの少ない快適な環境作りが魅力です。
 

"みんながお部屋のどこにいても快適"を目指した考え方と言えるでしょう。

富士通・シャープ・ダイキン・東芝の超省エネグレードが該当します。
 

それでは2つの考え方を踏まえた上でリビングにおすすめのエアコンを紹介させていただきます。

サイズはもっともポピュラーでお得感の強い冷房主に14畳(4.0kW)モデルでリンクを貼っておきます。
 

"我慢しない省エネ"のおすすめ
三菱 Zシリーズ MSZ−ZW4018S

普段の省エネ性能 ★ ★ ★ ★ ★
少人数時の省エネ性能  ★ ★ ★ ★ ★
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ ★ ★
暖房のパワー  ★ ★ ★ ★ ★
清潔性  ★ ★ ★ ★ ★
フィルター自動掃除  有り

おすすめポイント

ムーブアイMIRAIで一人一人の快適を見守り、しかも先読み運転

左右分割のフラップで効率良い運転を実現

エアコン内部までしっかり防汚コーティング

高級エアコンにおいてはセンサーと連動して運転することで、快適さと省エネ性の向上を計るのがもはやスタンダードとなっています。

その時に需要なのはセンサーで感知する"項目"と"精度"ではないかと思います。
 

三菱Zシリーズでは温度に的を絞った超高精細なセンサーであるムーブアイMIRAIを備え、人の位置や日射だけでなく、人の温冷感までも感知して我慢しない省エネを実現してくれます。

人や部屋・天候の状況は最終的に温度の分布に集約されるわけですから、温度センサーが高性能ならそれで事足りるという考えなのでしょう。

さらに気温の変化を予測し先読み運転するので、これまでのエアコンよりも一歩進んだ快適性を期待できそうです。

一人一人の快適維持や効率の良い気流を生み出すためには、分割フラップを使った吹き分けが相性が良いと考えられます。

通用自分ではお手入れできない通風路・熱交換器・ファンにしっかり防汚加工がされている点も高評価のポイントですね。
 

「一人でいる時はエアコンを使うか悩んじゃう」

「暑がりと寒がりどっちも快適なエアコンはない?」

こんな場合におすすめのモデルとなっています。

"我慢しない省エネ"のおすすめ
日立 Xシリーズ RAS−X40H2

普段の省エネ性能 ★ ★ ★ ★ ★
少人数時の省エネ性能  ★ ★ ★ ★ ★
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ ★ ★
暖房のパワー  ★ ★ ★ ★ ★
清潔性  ★ ★ ★ ★ ★
フィルター自動掃除  有り

おすすめポイント

くらしカメラAIで障害物を見分ける

6枚分割フラップで自在に吹き分け

凍結洗浄で熱交換器清潔&内部ステンレス

三菱Zシリーズほど高精細な温度センサーというわけでは有りませんが、こちらは間取りや家具などの障害物を見分けることを得意としています。

人をに合わせて狙い撃ちというよりは、部屋に合わせて効率良い運転を目指しているイメージですね。
 

また、日立は清潔性にもこだわったメーカーとして知られており、新搭載の熱交換器凍結洗浄は見逃すことのできないポイントとなっています。

従来の汚れ対策が、汚れが付着するのを"防止"する目的だったのに対し、凍結洗浄では霜を使って積極的に"汚れを落としにかかっている"点が好印象です。
 

熱交換器以外に汚れがつきやすい通風路やファンはステンレスが採用されており、静電気によるホコリの付着を抑制しています。
 

「隣室との仕切りを開けたり閉めたりして使う」

「できるだけ手入れの楽なエアコンは?」

こんな時におすすめのモデルとなっています。

我慢しない省エネのおすすめモデルは以上の2機種です。

次は"みんながどこにいても快適"モデルを紹介させていただきます。
 

みんな・どこでも快適のおすすめ
富士通 Xシリーズ AS−X40H2

普段の省エネ性能 ★ ★ ★ ★ ★
少人数時の省エネ性能  ★ ★ ★ ★ 
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ ★ ★★
暖房のパワー  ★ ★ ★ ★ ★
清潔性  ★ ★ ★ ★ ★
フィルター自動掃除  有り

おすすめポイント

デュアルブラスターで冷房は自然に

暖房の温風は足元キープ

熱交換器加熱除菌で清潔キープ

最大の特徴は本体両サイドについた送風機"デュアルブラスター”で、エアコンの本体部分から冷風や温風を出すのと同時に、両サイドから送風を行います。

冷房は周囲の風と混ぜて不快感の少ない自然な涼しさに、暖房は温風のふきあがりを抑える蓋の役割を果たすように送風を行うことで、お部屋全体の快適をキープします。
 

新搭載の熱交換器加熱除菌はエアコン内部のカビ対策として非常に有効です。

「家族がリビングに集まって過ごす時間が長い」

「冷房の風や室内の温度ムラが苦手」

こんな場合におすすめのモデルです。

リビング用おすすめ品は以上となります。

超省エネモデルはこちらのページで詳しく機能の紹介をしています。

メーカー比較前編(個別空調メーカー)

メーカー比較後編(全体空調メーカー)

 

寝室向けおすすめモデル

寝室向けモデルは

①就寝時も運転

②就寝時はオフ

2通り紹介させていただきたいと思います。

サイズは主に10畳(2.8kW)のリンクを貼っておきます。

就寝時も運転する場合は長い運転時間が予想されるため、やはり超省エネグレードがおすすめです。
 

また、寝室では綺麗な空気で過ごしたいといったご要望が多いことから、空気清浄・浄化機能に優れたエアコンも織り交ぜながら紹介いたします。
 

就寝時も運転におすすめ
高級グレード

"就寝時も運転"のおすすめ
三菱 Zシリーズ MSZ-ZW2818

普段の省エネ性能 ★ ★ ★ ★ ★
少人数時の省エネ性能  ★ ★ ★ ★ ★
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ ★ ★
暖房のパワー  ★ ★ ★ ★ ★
清潔性  ★ ★ ★ ★ ★
フィルター自動掃除  有り

説明は先ほど紹介したMSZ−ZW4018Sと同じなので省略します。

他メーカーのセンサーはお部屋がくらいとうまく働かないものも多い中、三菱の温度センサーは暗くても大丈夫な点がおすすめの理由です。

 

"就寝時も運転"のおすすめ
パナソニック Xシリーズ CS−X288C

普段の省エネ性能 ★ ★ ★ ★ ★
少人数時の省エネ性能  ★ ★ ★ ★ ★
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ ★ ★
暖房のパワー  ★ ★ ★ ★ ★
清潔性  ★ ★ ★ ★ ★
フィルター自動掃除  有り

おすすめポイント

ナノイーXで空気もエアコン内部も清潔

空気の汚れに応じて稼働する空気清浄

ゴミ捨て不要のゴミ自動排出自動掃除

多種のセンサーで感知した状況に合わせて分割フラップで吹き分けを行うのは三菱・日立と同様です。

さらにパナソニックでは独自のアクティブクリーン空気清浄を搭載しています。

空気清浄機のようにフィルターでしっかりホコリをとるのですが、これをずっとやっていると空気の流れの邪魔になってしまいます。そこで、空気の汚れを感知した時だけフィルターを広げ、しっかりとホコリをキャッチします。
 

さらに、お部屋のニオイはナノイーXで消臭と、空気清浄機さながらに集塵・脱臭の両方をこなしてくれるところが魅力です。

また、ナノイーXはエアコン内部のカビの予防にも役立っており、利点が多い機能となっています。
 

パナソニックといえば、フィルター掃除で取れたホコリを自動で屋外に排出してくれる方式を採用している唯一のメーカーで、ゴミ捨ての手間も省くことができます。
 

「お部屋の空気の汚れ・ニオイが気になる」

「ゴミ捨て忘れちゃいそう・・」

こんな時におすすめのモデルです。

次は使用時間が短い場合を想定した”就寝時はオフ"のおすすめ品です。
 

就寝時はオフにおすすめ
中間グレード

グレードが落ちることで性能も機能もぐっと下がってはしまいますが、なるべくメーカーごとの魅力が残るようなモデルで選出します。
 

"就寝時はオフ"のおすすめ
三菱 Lシリーズ MSZ−L2818

普段の省エネ性能 ★ ★ 
少人数時の省エネ性能  ★ ★ ★ 
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ 
暖房のパワー  ★ ★ ★ 
清潔性  ★ ★ ★ 
フィルター自動掃除  有り

おすすめポイント

ムーブアイ&吹き分けで快適

手の届かないファンの部分に防汚加工

ムーブアイの精度が落ちるため人の温冷感までの感知はできなくなりますが、それでも効率よく狙い撃ちの運転は健在です。

防汚加工はファン部分のみとなっています。

この価格帯の中でのセンサーとしてはムーブアイが群を抜いているように思います。

さらなる省エネ・我慢しない快適を目指せる中間グレードモデルとしておすすめです。

"寝てる時はオフ"のおすすめ
シャープ Hシリーズ AY−H28H

普段の省エネ性能 ★ ★ 
少人数時の省エネ性能  ★ ★ 
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ ★
暖房のパワー  ★ ★ ★ 
清潔性  ★ ★ ★ 
フィルター自動掃除  有り

おすすめポイント

プラズマクラスター25000でお部屋も本体もカビ予防

無線LANアダプター内臓でスマホ連携が楽ちん

シャープといえばプラズマクラスターですよね。

空気清浄とは違い、イオンでホコリをキャッチすることはできませんが、その分お部屋・エアコン内部のカビ予防・ニオイ予防に役立ちます。
 

また、2018年モデルからは無線LANアダプターおり、ネット環境と対応のスマホがあれば追加費用なくスマホ連携が可能な点も魅力となっています。

リビングにいながらにして寝室のエアコンの電源を入れておけたら便利なことは間違いないですよね。

 

私室・子供部屋向け
おすすめモデル

予算重視で選んでいきます。寝室用のエアコンもフィルター自動掃除が不要であれば候補になる商品です。

あくまで機能・性能面ではシンプルな為、メーカーごとの差が少なくなります。メーカー云々よりもその時の価格優先で決めても良いと思います。

ポイントは風向きの自動左右首振りのあるなしやイオン機能になるでしょうか。
 

機種が多い為小さめの画像リンクで掲載します。主に6畳(2.2kW)で楽天にジャンプします。

主要な性能は共通で以下のようになります。

普段の省エネ性能 ★ ★ 
少人数時の省エネ性能  ★ ★ 
部屋の温度ムラ解消  ★ ★ 
暖房のパワー  ★ ★ ★ 
清潔性  ★ ★ 
フィルター自動掃除  なし

自動首振りがなくても良いなら

▶︎パナソニックFシリーズ
CS-228CFR(家電店)

 

CS-F228C(住設)

 

上記2種は同じ性能で家電量販経路モデル、住設機器販売経路モデルで型番が異なっているだけです。
 

▶︎ダイキンEシリーズ
AN22VES(家電店)

 

S22VTES(住設機器)

 

家電店向けは内部カビ抑制のストリーマあり、住設機器向けはストリーマなしとなっています。
 

自動首振りが必要なら

▶︎富士通Cシリーズ
AS−C22H

 

▶︎パナソニックJシリーズ
CS−J228C

 

パナソニックJシリーズではナノイーXが採用されています。
 

※その他の商品も含めたお手頃価格のエアコンの説明はこちらのページをご覧ください。

ここまでお部屋別のおすすめエアコンの紹介でした。

「性能がいいものは高いし、価格が中間や手頃だと急に性能が落ちるな」と感じた方も多いのではないでしょうか。

次はエアコンの基礎知識と一緒に、お得なエアコンの選び方を見ていきましょう。

 

価格別エアコンの区分

予算の目処をつけるために、まずは価格帯ごとの特徴とエアコンの区分を見ておきましょう。

全部の機種がぴったり当てはまるわけでは有りませんが、私はだいたいこの6つの区分を使って説明しています。

高級グレード⓪〜②

主にリビングや寝室(寝ている時も運転)におすすめのグレードです。

各メーカーの主役となる①"超省エネモデル"がおすすめです。高級グレードの中では値段と性能のバランスが一番良いでしょう。
 

さらにラグジュアリーで先進的な性能の"プレミアム"と、少し性能を控えた"準省エネ"も有りますが、売れる絶対数が少なく、コスパの面で微妙な場合が多いのでこのページでは触れません。

 

中間グレード

主に寝室(寝ている時はオフ)におすすめのエアコンで、フィルター自動掃除機能がついていることが共通の特徴です。
 

お手頃グレード

主に私室や子供部屋におすすめで、フィルター自動掃除非搭載のエアコンはここに入ります。

首振り送風や消臭イオンなどのちょっとした違いで"付加価値"か"シンプル"に別けて生産するメーカーも有ります。

 

誤解だらけのエアコン選び
期待とのギャップ

おすすめ品を見て「思っていたより高い」と感じた方も多いかもしれませんね。

何も私が高いものをおすすめしようとしているわけではありません。

これがみなさんの期待と実際のギャップとなっていて、結果的にエアコン選びが難しいと感じているポイントなのではないかと考えています。

それではその期待とギャップについて考え、エアコンの正体に迫って見ましょう。

エアコンを選ぶ手順はほぼ固定化されています。

エアコン選びの手順

①メイン暖房として使うか決める

②サイズを決める

③メーカーを決める

実はこれは重要度の順でもあります。

結構逆の順で悩んでいる方もいるかもしれませんが、それはこれから紹介する誤解が原因になっているかもしれません。

期待とのギャップ①
価格中なら性能も中くらい?

「高性能ではなくてもいいんだけど、そこそこ省エネで、そこそこ暖房が効くエアコンは?」

こんな風に思ってエアコンを探している方はきっと多いはずです。

まぁ、エアコンは家電の中でも高価な部類ですから、"コスパ重視"という考え方が頭をよぎるのも当然かもしれません。

ですが、残念ながら
「そこそこ性能がよくて、その割に安い」みたいなエアコンは残念ながら無いんですね。

先ほどの表をもう一度見てみましょう。

中間性能でも省エネ性・暖房性能はお手頃価格品と同じなんですね。

実は③④⑤は車で例えるなら"同じエンジン"みたいなものです。

イオンなどの付加機能やフィルター自動掃除で価格の差がついているだけで、省エネや暖房のパワーは変わらないわけです。

車でいうなら、キーレスエントリーとかカーナビなどの装備がついても、エンジが同じなら燃費は同じということに似ています。

そういった装備はあれば便利なことに間違いはありませんが、省エネや暖房など基本性能が変わるものではないですよね。

つまり、価格が中間であっても、"期待している性能"においては中間にならないこともあるんです。
 

「そこそこ省エネな割に手頃な機種」を狙ったモデルは一応いくつかありますが、結果的にはどれも価格と性能のバランスが取れてはいません。

というわけで、お得にエアコンを選ぶなら適切なグレードから選ぶこと重要ということになります。

では、適切なグレードは一体どうやって決めたら良いのでしょうか。

エアコンのグレード(価格差)ごとの細かな性能の差や実際の数値はこちらのページで紹介しています。

ギャップ②
サイズがあってるはずなのに暖房が物足りない

エアコンのグレードを決める上で、購入前によく検討していただきたい項目の1つに"メイン暖房"として使うのかということがあります。

なぜかといえば、グレードの差は冷房よりも、暖房の時にはっきりと現れるからです。

「エアコンの暖房は物足りない」

という経験やイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 
 

「エアコンが古いから効かないのかな?」

なんて予想している方もいるかもしれませんが、実際は別の原因のことが多いです。
 

1つは単純にサイズ面でのパワー不足です。

暖房が物足りない原因
サイズ不足

こちらはとある10畳向けエアコンの能力表です。

暖房8〜10畳と書いてあるのをみると、

「8〜10畳くらいの広さに対応なんだな」

と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。

木造(戸建・鉄骨アパート)とコンクリート住宅(マンション・団地)でエアコンの効きが違うんですね。

そこで
「8〜10畳って書いてあるし、うちの10畳の部屋につけても大丈夫だな」

なんて誤解してしまうと、"物足りない暖房"になる可能性があるわけです。

ギャップ③
省エネと暖房パワーの関係


そしてもう一つ重要なのが、グレードごとの暖房力の差です。エアコンのサイズ(○畳向け)よりも、こちらの方が大きな差が出るんですね。

「暖房のパワーと省エネは別々の性能」

「最近のエアコンは暖房も強い」

「同じ畳数同士なら暖房のパワーも同じ」

こんな風に思ってた方も多いかもしれませんが、これらは正しいとは言い切れません。
 

実は暖房のパワーは省エネの度合い次第で決まります。(寒冷地モデルは除きます)

エアコンは省エネ性の高いモデルほど暖房が得意です。逆じゃないですよ。

新しい・古いとか畳数が大きい・小さいといった差よりも、省エネ性が高いかどうかで暖房力に差がつくんですね。
 

「意外だ」と思った方はこの部分をよくチェックして見てください。

これを知らない・意識していないと後でがっかりしてしまうかもしれませんからね。
 

先ほどの表を見直すと

超省エネモデルの暖房は★5

中間以下の暖房は★3

の評価でした。

三菱を例にもう少し具体的に見てみましょう。

暖房のパワーを知るために使う数値は低温暖房能力です。
 

▼ 超省エネモデル
暖房★5 MSZ−ZW2818

▼中間モデル(自動掃除)
暖房★3 MSZ−L2818

右下の枠外に書いてある5.4kWと3.6kWが低温暖房能力です。

3.6÷5.4=約0.66

つまり、中間以下のモデルでは超省エネモデルの6〜7割程度のパワーしかないんですね。

それで★3に換算したわけです。正確いえば★3.3といったところでしょうか。
 

どれくらいの違い?

ちなみに超省エネタイプで1番小さいサイズ(6畳・2.2kW)のモデルと比較しても・・

三菱 MSZ−ZW2218
低温暖房能力 4.1kW

このように2サイズも大きい中間グレードよりも、6畳向けの高級モデルの方が暖房能力が高くなります。
 

中間以下のグレードでは、秋口や春先の肌寒いくらいの時なら大丈夫でも、寒さのピークにはパワー不足ということはよくあります。
 

ですから、エアコンをメイン暖房として使う予定があるなら

①サイズをしっかり合わせる

②暖房も得意な省エネ性の高いモデルを選ぶ

これが重要です。

そして、より影響が大きいのは②というわけです。
 

「そうはいっても、新しいエアコンならきっと・・」

と期待していた方は次のギャップも要チェックです。

ギャップ④
新しい=高性能

毎年モデルチェンジを繰り返し、進化し続けるエアコン。古いエアコンよりもどれも進化していると思っている方も多いのでは無いでしょうか。

「新しければ高性能」と思っている方は注意が必要です。

実際は「10年前の高級モデル=今の中間モデル」くらいの性能です。

これまでご覧いただいたようにエアコンでは

▶︎超省エネ(高級)

▶︎中間以下(手頃や自動掃除)

には大きな性能の差があります。

そして、"毎年の進化の差"よりも"高級かそれ以外かの差"の方が大きいのですね。

"古い高級モデル"に"今の中間価格"の性能のエアコンが追いつくまでにだいたい10〜15年もかかってしまうんですね。

「10年前の引越しの時には、せっかくだったし高性能を買ったよ」
 ↓
「今度はそんなにお金かけなくていいかな」

こんな場合はかえって省エネ性や暖房性能はダウンしてしまう可能性があります。

「新しいから大丈夫」と思っているとがっかりする結果になる恐れもあります。

逆の言い方をすれば

10年前のエアコンでも高性能なモデルなら今でも通用します。

 

実際の数値など詳しくはこちらのページで紹介しています。

そうなると次はエアコン作りが得意なメーカーに期待したい気持ちが出てくるかもしれせん。

ギャップ⑤
メーカーは〇〇がいい

「有名な三菱霧ヶ峰が・・」

「専門メーカーのダイキンが・・」

「家電といえばパナソニック」

エアコン選びにおいてメーカーを基準にする方は非常に多いように思います。
 

ですが、これまでお話してきましたように同じメーカーのエアコンでも性能は様々です。

それをひとくくりに「どのメーカーがいい」としてしまうと、逆にもったい無い選び方になってしまう恐れがあります。

私はエアコンでは三菱と富士通がおすすめで、逆に優先しないのはダイキンと東芝です。

と、いってもそれは「超省エネモデル同士なら」という条件がつきます。 

これが仮に

"ダイキンの超省エネの型落ち"

"三菱の中間の新型”

が同じくらいの価格で売っていたとします。

たまたま候補にしていなかったメーカーの型落ちが残っているパターンは入れ替え時期にはよくあることですからね。

私はこれなら絶対にダイキンを選びます。

好きなメーカーでなくても超省エネグレードを確実に優先します。
 

それほどに超省エネか、それ以外かの差は大きいものです。

ちなみに、それ以外のグレード同士なら似たり寄ったりなので状況によります。
 

同じグレード同士で比べるならメーカーは大切な基準になります。

ですが、メーカー名を重視しすぎるばかりに、候補が狭くなってしまってはお得なエアコン選びには逆効果と言えるかもしれません。

似たようなパターンで「○○だから大丈夫」といったこともあります。

ギャップ⑥
〇〇だから大丈夫

エアコンの愛称ってありますよね。

三菱"霧ヶ峰"

日立"しろくまくん"

パナソニック"エオリア"

などが代表的なものです。

こういった愛称はCMなどでもよく使われており、耳にしたことがある方も多いはずです。
 

「CMでよく見る霧ヶ峰だから安心かな」なんて思う方もいるかもしれませんね。

ですが、ちょっと待ってください。
 

三菱のエアコンは全て霧ヶ峰、日立のエアコンは全てしろくまくんです。

霧ヶ峰・しろくまくんでもピンからキリまであるんです。他のメーカーさんも同様です。
 

高級モデルだけに特別な愛称がついてるのはダイキンのうるさら7くらいで、それ以外はメーカーを表しているにすぎません。

ですから、"テレビで見ていいと思った霧ヶ峰"と"今見ている霧ヶ峰"は違うエアコンの可能性があります。というか、その可能性が高いです。
 

"省エネで暖房も得意な霧ヶ峰"と期待して買ったのに、"実はそうでは無い霧ヶ峰だった"となってはがっかりですよね。
 

これは何もエアコンの愛称だけではなく、機能・性能面でも同じことが起こる恐れがあります。

例えば 

三菱"ムーブアイ"

日立"くらしカメラ"

シャープ"プラズマクラスター"

こういった有名な機能も実は幾つかのグレードに分かれており、同じ機能がついているように見えても、効き目が大きく違うといったこともよくあります。

"有名な〇〇だから安心"は誤解につながる恐れがあるのでご注意ください。

ギャップ⑦
自動お掃除があれば清潔


フィルターの自動お掃除はもうだいぶ普及しましたね。実際に使っているという方もいらっしゃるでしょう。

もはやスタンダードといっても良いフィルター自動掃除ですが、これも期待のしすぎは禁物です。

期待「自動掃除で本体清潔」

実際「表面のホコリを取り風の通り道を確保する」

フィルターが詰まっていると、風の通りが悪くなりエアコンの運転効率が大きく低下します。そういった意味でフィルター自動清掃は重要な役割を果たしています。
 

フィルターにホコリが詰まったまま運転するなんて、車でいえばサイドブレーキをかけたままアクセルを踏むようなものですからね。

それでは省エネも何もあったものではありません。
 

ただ清潔面では、「本体内部まで清潔」とか「お手入れ不要」は誤解です。

フィルター掃除とは別に清潔性を高める工夫がされていますので、それも合わせてチェックすることが重要です。

そして、それらはやはり価格に現れてしまうものなんですね・・。

さて、ここまでよくある期待とのギャップについてのお話でした。

次はじゃあどうやって買ったらいいのか?に触れたいと思います。 

お得にエアコンを買う方法は?

ここまで読んでいただいた方の中には

「性能がいいのは結局高級品だけじゃない!!」

と感じた方が多いのではないでしょうか。

がっかりした方も多いかもしれませんが、これがエアコン正体なので仕方ないですね。

①省エネ性

②暖房のパワー

③清潔性

この内どれか1つでも期待するなら、実質的には"超省エネ"グレードしか選択肢がないわけです。
 

繰り返しますが、私は高いものをおすすめしたいというわけではありません。

ただ、価格を重視するばかりに"期待外れなお買い物と"なっては"お得"とは言えないと思って書いています。

お部屋の広さや使用頻度によって、それぞれ期待する性能は違うはずです。
 

性能よりも価格を優先する場合も当然あるでしょうし、長く使っている間に劣化しますから買い替えるだけで何かが改善することもきっとあるはずです。

大切なのは「知ってて選んでいるか」「知らずに選んでいるか」ではないかと思っています。

「知らなくてがっかり」は避けていただきたかったんですね。

狙い目は冬の時期

それでもやはり価格は大切な基準ですよね。

なるべくならいいものを安く買いたいのは当然です。
 

では、どうすればお得に買えるかと言えば、冬の時期に買うことです。

エアコンの1つのモデルの生産期間は約1年です。新型・旧型は"追加"ではなく、"入れ替え"されます。
 

グレードによってバラけますが10月頃から一部がが発売され始め、冬の終わりまでかかって全部のグレードが発売されます。

ご存知の通り、発売直後が高くて、生産完了間際が安くなります。
 

冬に発売するということは、次の冬に買えば生産完了間際で安くなっているというわけですね。

だいたい発売日から10ヶ月〜12ヶ月経過くらいが狙い目です。

それをすぎると、欲しいサイズがなかったり、あっても高めの価格設定のお店だけだったりすることもあるので、旬を逃さず買っていただくのがおすすめです。

だいたい最初の6割くらいまで価格が下がるので、30万円で発売したエアコンも最終的には20万円を切るくらいの価格で狙うことができます。
 

発売から間もない中間グレードと時間のたった高級グレードが同じ程度の価格ということもよくあります。

それなら1年前の高級品が断然お得です。

「夏に急に壊れて買い替え」

となると、高くはありませんが、底値まではまだ時間があると言った感じです。
 

それよりは、計画的に冬に買い替えていただくのがお得なんです。

 

メーカーはどこがいい?

三菱・日立・パナソニック・富士通の超省エネグレードに関しては最初のおすすめ品紹介でご覧いただいた通りです。

今回出てこなかった、シャープ・東芝・ダイキンがどうかといいますと・・

どれも全体空調よりのメーカーさんですね。家族が揃って・・というシーンにはおすすめですが、そういった状況よりも、リビングに少人数という場合の方が多いかと思って個別空調メーカーを優先しておすすめしました。

また、全体空調メーカーとしては私の中では富士通のXシリーズがワントップです。

デュアルブラスターでの送風は絶対的に有利ですからね。

「エアコンとサーキュレーターを一緒に使って運転効率をよくしましょう」なんて聞いたことがあるかもしれませんね。

デュアルブラスターはこれを1台で実現して、かつ自動で連動してくれるわけですからね。

それに対抗する"独自の魅力"という点で見ると・・

シャープ→プラズマクラスター

ダイキン→加湿

東芝→空気清浄

となります。

どれもあれば嬉しい機能ですし、エアコンと一体なら手軽に使うことができます。
 

ただ、単体の加湿器や空気清浄機が不要になるほどの性能ではないという点が少し残念です。
 

この中なら、シャープが今年から無線LAN内臓になったので個人的には好きです。

いずれにしても加湿器・空気清浄機を買う予定はないということなら、ある程度ダイキン・東芝も評価できるかと思っています。
 

脳内優先順位

私の個人的なリビング向けエアコンのおすすめ優先順位を図で表すとこのようになっています。

(カッコ内)はメーカーのカタログ準拠のシリーズ名です。

 

高級グレードならこれまで話してきた通り・・

個別の三菱か全体の富士通で使い方次第。

個別空調路線なら日立・パナソニックも捨てがたい。

全体空調なら富士通のワントップ。
 

中間価格ならどれもほぼ横一線で・・

あえていうなら三菱が一番上位モデルのコンセプトを引き継いでいるかな

といった印象です。
 

お手頃グレードに関してもほぼ横一線で

その時の価格次第

と思っています。

メーカーのごとの詳しい特徴紹介や選ぶ基準はこちらのページをご覧ください。

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まとめ

ページが長くなったので簡単にまとめて締めくくりたいと思います。

▶︎省エネ性

▶︎暖房能力

▶︎清潔性

このどれかにでも期待するなら超省エネグレードがおすすめです。計画的に冬の時期に買い替えておきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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