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炊飯器

好みの食感別おすすめのメーカーと"ちょっと奮発”にふさわしい炊飯器

更新日:

メーカーはどこが良い?

どんな特徴があるの?

お値打ちのモデルは?

「ご飯は毎日食べるものだし、チョット奮発して良い炊飯器買っちゃおうかしら・・

こんな風に考えて炊飯器を見ている方もきっと多いはずです。

確かに毎日のご飯が美味しかったら、それだけで早くお家に帰りたくなっちゃいますよね。

とはいえメーカーも価格もいろいろな炊飯器。どんな風に選んだらいいのか悩んでしまいますよね。

「どのメーカーがいいの?」

「我が家の好みにあっているのは?」

などなど、いろいろなわからないことだらけという方も多いでしょう。

 

そこで本日は”ちょっと奮発"にふさわしい炊飯器選びをテーマに

▶︎お好みの食感に合わせたメーカー選び

▶︎メーカーごとの魅力が詰まった”逸品モデル”

▶︎魅力を引き継ぎつつも価格を抑えた”真のお値打ちモデル”

の紹介をさせていただきたいとおもいます。

炊飯器の基礎知識
そもそも"美味しいご飯"とは?


「ご飯が美味しく炊ける炊飯器が欲しい」

なんて言ったりしますが、そもそも美味しいご飯ってどんなご飯なんでしょうか?

改めて聞かれるとピンとこないとか、曖昧なイメージしか浮かばないという方も多いのではないかとおもいます。

でも、そのままの状態では、自分にぴったりの炊飯器を見つけるのは難しくなりそうですね。

そこでこのページでは”美味しいご飯”の基準を先に決めてしまいたいと思います。

美味しいご飯とは・・

味、つまり本来お米が持つ旨味・香り・ほのかな甘みが十分に引き出されている

食感が好みに合っている

この2つの条件をクリアするものが、"自分にとっての美味しいご飯"と決めてしまいたいと思います。

 

真のお値打ち炊飯器を見極めるポイント

次は、味と食感の2つの面から、真のお値打ち炊飯器を見分けるためにはどこをチェックすれば良いか見ていきましょう。

味の決め手は?

ご飯の味(旨味・香り・ほのかな甘み)を引き出す方法についてはずっと以前から答えが出ています。

それは”強火で炊く”ことですね。

「はじめちょろちょろ・中パッパ」

「ご飯は直火のかまどで炊くと美味しい」

などは聞いたことがある方も多いのではないかとおもいます。

"中パッパ”は強火で一気に沸騰させることを表していますし、直火も強い火力を表しています。

つまり、
味の引き出されたご飯=強火で炊いたご飯
と言えるはずです。

それなら、火力の高い炊飯器を探せば”お値打ちモデル”にたどり着けるはずですよね。

炊飯器において、強火を実現させるために必要な要素は主に以下の3点にあります。

①もともとの火力が強いこと

②内釜の熱性能が優れていること

③さらなる火力アップを目指す工夫

それぞれどんな部分をチェックすれば良いのか見ていきましょう。

 

強火に必要な要素
①発熱方式と火力

炊飯器には2つの発熱方式があります。
1) マイコン方式
2) IH方式

▼マイコン方式

主に安価な炊飯器に採用されている方式で、火力はいまひとつです。

昔ながらの炊飯器といえばピンとくる方もいるかもしれませんね。今回のテーマからは外れますので、このページには登場しません。

シンプルに説明すると、内釜を下からヒーターで加熱する方式です。熱源が内釜底面に集中するため、高火力とは言えません。

 

▼IH方式

現在主流となっている方式です。

内釜自体を電気の力を使って発熱させます。IHクッキングヒーターと同じなので、加熱が早く、強いことをすでにご存知の方もいらっしゃるかと思います。

マイコン式では"ヒーター→内釜→お米"と熱源とお米の距離が遠いのに対して、IH式では"内釜→お米"とダイレクトに熱を伝えることができます。ですから、高火力の実現にIHは欠かせません。

ですから、"ちょっと奮発の炊飯器!にはIH方式がふさわしいと言えますね。

 

強火に必要な要素
②内釜の性能

高火力を実現できる内釜には高い"発熱性・蓄熱性・熱伝導”が求められます。

よく
「銅は熱伝導がいい」
「土鍋は蓄熱性が高い」
とか言われますが、それだけで良いわけではないのですね。

「内釜は重い方が良い」

なども、分厚い金属の蓄熱性の高さを期待しての声ですが、それだけでは十分とは言えません。
 

それぞれのメーカーでは”発熱・蓄熱・熱伝導"がそれぞれ高くなるように様々な素材を組み合わせて内釜を作っています。

メーカーや機種によって、素材も厚みも素材の使用割合も違うとなれば、どの内釜が良いかは決めるのが大変難しいというか、不可能に近いでしょう。

そこで、このページでは内釜の素材や厚みではなく、価格の高い炊飯器の内釜=高火力という基準で見てしまおうと思っています。
 

ちょっと残念な説明の気もしますが、内釜の総合力を見るなら"価格"という基準が一番適切だと思います。
 

ということで、なるべく高級機種に近い内釜を使っているモデルが”ちょっと奮発の炊飯器”にふさわしいと言えるでしょう。

 

強火に必要な要素
③さらなる火力アップの工夫"圧力"

"IH"と"熱性能の高い内釜"を備えてもなお、メーカーさんはさらなる火力アップを目指して工夫を重ねています。
 

さらなる火力アップを目指す段階として

①圧力炊きの採用

②スチーム・真空などメーカーごとの機能

が挙げられます。

炊飯器選びでは”圧力炊き”について知ることは、避けては通れない項目と言っていいでしょう。

 

さらなる火力アップ
段階①圧力炊きの採用

沸騰時に炊飯器を密閉することで、内部の気圧を上昇させる炊飯方式です。

気圧が上がると沸点が上昇しますから、100℃を超える温度でご飯を炊くことができるんですね。
 

圧力炊きのメリット

⭕️高温&気圧の力でもちっと炊ける

⭕️水分の少ないお米でももちもちしやすい


圧力炊きのデメリット

❌圧力のせいでお米が潰れる傾向がある

❌お米本来の特徴が出にくい

ということで、完全に圧力炊きが有利とも言い切れませんが、実際は圧力炊き採用機種が圧倒的に多いです。

なぜなら、
▶︎日本ではお米はパサパサよりももっちりが好まれる

▶︎高温が実現でき、お米の味が引き出される
からですね。

とはいえ、最近ではもっちり一辺倒ではなく、もっちりの中でもふっくら要素を取り入れたり、全く別の路線としてしゃっきり系を目指す炊飯器も人気となっています。
 

さらなる火力アップ
段階②メーカーごとの工夫

▶︎パナソニック・日立のスチーム

▶︎東芝・三菱の吸水促進

▶︎象印の独立IH制御

こういったものがさらなる火力アップに貢献しています。

この辺りは食感にも影響を与えるので、また後ほど詳しく触れたいと思います。

”ちょっと奮発の炊飯器”には圧力炊きの採用が避けては通れない道で、さらなる火力アップ機能がついているものがふさわしと言えます。
 

ただし、圧力炊きに関しては絶対的におすすめというわけではありません。

三菱のようにしっかりとしたコンセプトがあって、あえて圧力を採用していないモデルなら候補となるはずです。

高火力実現のために

ここまで火力に関しての説明をさせていただきました。

ここまでを振り返りますと・・

▶︎IH採用

▶︎内釜はなるべく良いもの

▶︎圧力炊き採用

これが味を引き出すのに必要な要素、つまり、"ちょっと奮発の炊飯器にふさわしい"条件だということがわかりました。
 

内釜に関しては本体の価格次第と言えるので、あまり価格を重視しすぎるのも"真のお値打ち品"を探す上では逆効果と言えるでしょう。

ここまでがご飯の"味"についてのチェックポイントの紹介でした。

次は"美味しいご飯"を決めるためのもう一つの要素である”食感”について考えてみましょう。

食感はもちもち系を中心にお好みで

上で紹介したご飯の炊き方を踏まえると、ご飯の食感は大きく4つの系統に分けることができます。

柔らかい・硬いという点でみれば上から順に柔らかく、下にいくほど硬めになります。
 

①もちもち系

力で十分に味を引き出しつつ、もちもち食感を目指します。主に東芝・象印が該当します。

東芝に関しては真空吸水もありますので、もっとも粘りが強くなります。
 

②もちもち&ふっくら系

圧力の高温で炊いたあと、スチームを使いふっくら感を再度与える方法で、もちもち・ふっくらのバランスの良い仕上がりを目指します。

圧力の高温も加わり、味もしっかり引き出される魅力があります。主にパナソニック・日立が該当します。

スチームこそありませんが、土鍋でふっくらを目指すタイガーもここに入るでしょう。

 

③圧力なしのふっくら系

あえて圧力をかけないことでふっくらとした仕上がりを目指します。主にパナソニックの"IH式おどりたき”が該当します。

お手頃な機種もここに入りますが、高火力で味を引き出すという点ではいまひとつと言えるでしょう。
 

④圧力なしのプリプリ系

あえて圧力をかけないことに加え、高級機では沸騰維持・お値打ち機ではしっかり吸水させることでみずみずしいプリッとした食感を目指します。

メーカーとしては三菱が該当します。
 

もちもち系が主流とはいえ、食感に関しては完全にお好みで選んでいただいて良い部分です。

食感はメーカーと、モデルごとに採用されたスチームや吸水の機能によって傾向が決まります。
 

真のお値打ちモデルを探すなら、食感の傾向を決める鍵となる機能をしっかり備えたモデルがふさわしいと言えるでしょう。
 

ということで食感に関しては・・

食感のお好みに合わせてメーカーを選ぶ

食感の傾向がしっかり出るのは逸品モデル

お値打ちモデルならその傾向が損なわれない機能を引き継いでいること

ここを決め手としておすすめ品を選出しました。

 

味と食感の見極めポイント

さて、これで味と食感の2つの面で”美味しいご飯が炊ける炊飯器”を見分けるポイントが揃いました。

食感→お好みで

味→高火力の実現には圧力IHが有利。それ以外の工夫も要注目!

これがぴったりの炊飯器を選ぶポイントとなります。

 

もっちり系メーカー
東芝・象印

東芝

真空を使った吸水・保温機能が魅力

しっかり水を吸ったお米+圧力炊きで粘りと旨味を引き出す

つまり、東芝の魅力は真空+圧力にあると言えます。この点をしっかりクリアしていることが”真のお値打ち”モデルと言える条件になるでしょう。

 

おすすめ逸品モデル
RC−10ZWM

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 真空吸水+圧力 連続沸騰羽釜

注目ポイント

①炊き上がりもよく保温も得意な真空機能

②連続沸騰で旨味と粘りを引き出すかまど本羽釜

③簡単に好みの食感が選べる11通りのかまど名人コース

今年は白米玄米混合コースで比率を3通りから選べる、自立式しゃもじ付属の変更がなされています。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

東芝炊飯器と言えば独自の真空機能が魅力になりますね。パナソニックのような扱いやすい内釜も人気ではありますが、もう一つの流れとなりつつある"背の高い内釜"にも要注目です。
 

真空浸し&真空保温


 東芝独自にして最大の特徴といえば真空機能です。

▼真空浸し

炊飯工程にかかる時間はだいたい50分程度ですが、実は炊飯の最初の約20分はお米に水を吸わせているだけなんです。そうしないとご飯が硬い仕上がりになってしまうからですね。

真空浸しの場合

吸水の時に内部の空気を抜く
 ↓
するとお米からも空気が抜ける
 ↓
空気が抜けた分、お米に水が浸透する

これで一晩お米を水につけたのと同等の効果を見込むことができます。
 

水を十分に含んだお米は加熱した時に芯まで熱が通りやすく、お米の旨味や粘りが出やすくなるんです。

お米の中に入った水も加熱されて、お米の中からも加熱することができるからですね。

また、お水を十分に吸ったお米は、みずみずしく冷めても美味しいご飯になり、お弁当やおにぎりにもおすすめです。
 

▼真空保温

また、保温の時にも空気を抜くことでご飯の乾燥・変色を抑制しています。

最長保温時間は40時間です。

さすがに半日を超えると少しづつ変化がわかりますが、朝炊いて夜食べるくらいならほとんど変化がわからないくらいの実力があります。

 

かまど本羽釜

▼背の高い内釜で連続沸騰を実現

美味しいご飯を炊くのには強火が欠かせません。

ですが、実際に強火を維持しようと思うとなかなかうまくいかないものなんですね。

本来、強火をずっとキープするのが理想なんですが、多くの炊飯器では沸騰が強くなり吹きこぼれそうになると一時的に火力を弱めてしまいます。
 

それが、東芝の本羽釜では背の高い内釜を採用することで吹きこぼれを防止し、強火の維持が可能となっています。

さらにこちらの最上位モデルであるZWMシリーズは全面備長炭コートがされており、遠赤外線の力がより一層うまみをより引き出してくれるんです。

 

▼丸みのある羽釜形状

この内釜のもう一つの特徴は、その丸みのある底面の形状にあります。

底面が平らな形状に比べると、こういった丸みのある形状の方が対流が起きやすことは想像がつきますよね。


また、この内釜の内側のそこ面にはなだらかな波のような起伏があり、沸騰の泡を集中させることでより強い対流を生み出しています。

真空ならではの炊飯コース

▼11段階の食感調節

”しゃっきり”から”もちもち”までが11段階に分かれており、お好みに合わせて選択することが可能です。

もちもち度合い高めで炊いていただくのがおすすめです。

▼玄米白米混合コース

玄米の健康効果が注目を集める中で、玄米を食卓に取り入れてみたいという方もいるのではないでしょうか。

東芝なら真空の力で短時間でもしっかりと吸水を行い、玄米でも食べやすい食感に仕上げることができます。

洗米したらすぐに炊飯してOKで、炊きあがりまでは2時間弱となっています。通常の炊飯よりは長くはなりますが、玄米炊きとしては驚くほど短時間です。

また、このZWMシリーズでは白米と玄米の混合炊飯にも対応しています。

こんな方にオススメ

①真空吸水でしっかりと吸水

②圧力炊きで大火力に

③背の高い羽釜で強火をキープ

東芝ZWMシリーズは、このようにお米の芯までしっかり熱を加えることに力を入れた機種となっています。

芯まで十分に熱の通ったお米は粘りと旨味が引き出されます。
 

その旨味と香りの詰まった粘りがご飯にコーティングされ、お米本来の味や香りを強く感じることができる炊き上がりとなります。

「ご飯は粘りがある方が好き」

「お米の味って言われてもピンとこない」

「お弁当やおにぎりでもパサパサしない炊飯器が欲しい」

味と香りがしっかりと引き出された仕上がりですので、

「うちのご飯ってこんな味だったんだ」

と実感していただける1台ではないかと思います。

真のお値打ちモデル
RC−10VSM

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 真空吸水+圧力 

東芝ラインナップの中で”圧力”と”真空”両方を兼ね備えた炊飯器としては一番手頃な価格のモデルで、まさに真のお値打ちモデルにふさわしい内容となっています。

今年はお弁当やおにぎりに向いている甘み炊きコースが追加されています。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

特徴は・・・

真空浸し&真空保温搭載

説明は先ほどのZWMシリーズ同様になります。

東芝にはこれよりも買いやすい価格帯のVRMシリーズというのがあるんですが、そちらだと真空機能はあっても、圧力炊きが無いんですね。
 

先ほどもお話しましたように真空で吸水して圧力で炊いてこそ、ご飯の芯から加熱され美味しさを引き出すことができるんです。

強火の実現のためには高い沸騰温度を実現できる圧力炊きはなくてはならないものなんですよね。
 

ですから、せっかく東芝で選ぶなら真空と圧力を備えたVSMシリーズがおすすめになります。

 

鍛造かまど銅釜

こちらの内釜は熱伝導の高い銅を採用しています。

羽釜のような丸みのある形状ではないものの底面は対流を起こしやすいカーブを描いた形状となっており、さらに底面は対流を助けるWAVE加工がされています。
 

熱をしっかりとお米全体に伝えることで、炊きムラを抑制し、旨味を引き出すことに役立っています。
 

あとは私個人の体感でしか無いのですが、内釜が一番丈夫なのは鍛造製法の東芝では無いかと思います。

 

こんな方にオススメ

炊き上がりとしては上位モデル同様に、もっちり粘りのある食感です。

最高級モデルに比べるとややコーティング感は減るものの、美味しさを引き出す様々な工夫は健在です。
 

真空浸しで

冷めても美味しい、真空保温で時間が経っても劣化が少ない

という特徴も引き継いでいます。

「吸水時間をあまり取らない」

「保温することも多い」

「内釜が丈夫なモデルが欲しい」

「お米は一晩水につけておくといい」という話を聞いたことがある方は多いと思うのですが、実際にやるかと言われると、ちょっと面倒ですよね。
 

なるべく美味しく食べたいけど、手間はかけたく無いとお悩みの方には真空機能搭載モデルのこちらがおすすめです。
 

 

象印

圧力を使ったもちもち仕上げが得意

プラチナコート内釜でご飯の甘みと旨味を引き出す

圧力を使って炊く以外は特にこれと言って目立った追加機能がない象印。

それだけに変なクセがなく、多くの人が親しめる炊き上がりが魅力です。

シェアが高いだけあって、食べ慣れたいつものご飯といった雰囲気ですね。
 

炊き方がシンプルなだけに内釜は重要です。

ここで紹介するモデルではプラチナ配合の内釜で水質を変化させ、ご飯の甘みと旨味を引き出しています。

 

逸品モデル
NW-KA10

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 圧力+プラチナコート内釜

前年モデルまでの南部鉄器羽釜からフルモデルチェンジしていおり、新採用の炎舞炊きが気になるところですね。

注目ポイント

①炊き方一新"炎舞炊き"

②南部鉄器から豪炎かまど釜へ

③炊飯器が学習する我が家炊き

南部鉄器羽釜が廃止されていますね。いくつか理由が思い当たるので後で書きたいと思います。

旧モデルを表示

炎舞炊き

象印従来品では円状に配置され一括で制御されていたIHコイルですが、このモデルでは3箇所に配置され、さらに独立制御が可能となっています。

部分的に集中して加熱することで一部が強く沸騰し激しい対流を生み出します。

これにより、お米の一粒までしっかりと熱が通り旨味が引き出されるというわけですね。
 

もちろん全体を加熱して炊きムラの抑制もしています。

なんにせよ内釜頼りだった印象のある象印がIH制御にまで注力してきたことには大きな意味があると思います。

初代機ということで今後の評判が楽しみですね。

豪炎かまど釜

これまで最高級機には南部鉄器羽釜が採用されていましたが、今年は廃止され豪炎かまど釜へと変更されています。

南部鉄器はいかにも高級なイメージでしたからちょっと残念な気持ちもあるのですが、非常に重くて高価という弱点もありましたからね。
 

前モデルのNW−AT10は本体総重量は11.5kgだったのに対し、NW−KA10は8.5kgと3kgも軽くなっています。

初期価格もだいたい1万円くらい南部鉄器の方が高いですね。
 

分厚い南部鉄器は蓄熱性はよかったとは思うのですが、やはりそれだけでは炊飯器の内釜としてベストとは行かなかったのかもしれません。

新採用の豪炎かまど釜は蓄熱性の高い鉄も取り入れつつも、熱伝導に優れたアルミや発熱性の高いステンレスの多層構造となっています。
 

さらに象印ではおなじみのプラチナコートも採用されており、ごはんの甘み(還元糖)とうまみ成分(アミノ酸)も引き出しています。

トータルバランスではやはり多層構造が有利になりそうですね。

 

我が家炊きでお好みの食感に

炊き上がり硬さ・粘りがちょうどよかったかを評価し入力することで、次回その結果に合わせて自動で食感を調節してくれる機能を備えています。
 

しかも食感の調節は121通りもありますから、きっと好みの仕上がりが見つかるはずです。

「高級炊飯器を買っても好みの食感じゃなかったらどうしよう・・」

「お米を変えても上手に炊けるのかしら?」

こんなご不安がある場合でも細かな炊きわけ調節があって、しかも炊飯器が自動で好みに近づけてくれるとなれば心強いですよね。

こんな方におすすめ

「高級炊飯器を使って見たことがあるけど、いまいちしっくりこないなぁ。やっぱり普通が一番だよ。」

実際にこんな意見はあるものなんですね。
 

私自身も高級機で炊いたご飯が全部美味しいと感じるわけではないですし・・。好みもあるのでしょうが、慣れというのも大きく影響しているように感じます。
 

ふっくらとかしゃっきりとか特徴がはっきりしているのもいいのですが、誰しもがそういった明確な好みがあるわけでもないですよね。
 

慣れ親しんだ安心の炊き上がりを求めるという方にはおすすめの機種となっています。

真のお値打ちモデル
NP−BH10

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 7段圧力 プラチナコート内釜

注目ポイント

①7段圧力でもっちりご飯もお任せ

②プラチナコート内釜で甘みを引き出す

先ほど書いたように象印の炊き上がりはクセがなく食べやすいものとなっています。

そのいい意味での”普通さ"が中間価格のモデルでは大きな魅力になると感じますね。

象印の得意な価格帯といえばいいでしょうか。
 

他メーカーだと高級機で際立った特徴があって、中級機だとその一部を引き継ぐという感じですよね。

それだと割と一点豪華主義みたいな性能になりやすいように思います。
 

その点象印はもともと派手な機能はありませんから、中間機種になっても魅力がブレないんですよね。

必要十分な性能でお買い得価格と売れ行きが良いのも納得です。型落ちが残っていればなおさらお得ですね。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

ちなみに食感を普通にして炊くと、本当に普通の炊き上がりになります。

せっかく圧力炊き採用ですから、もちもち目に炊いていただくと良さが発揮されるかと思います。

圧力を使った炊きわけ&象印独自のプラチナ厚釜を備えつつも、その人気から手頃な価格になっていることも多く、まさに"ちょっと奮発”価格帯の主役と言えるモデルです。

7段圧力炊きわけ

炊き上がりの食感をしゃっきり・ややしゃっきり・普通・ややもちもち・もちもちの5段階で調節することができ、他に寿司飯と玄米コースを加えて合計7段調節となります。

高級機ではもっと細かに調節できるのが主流ではありますが、実際はこれくらいで十分ではないかとも思います。
 

コスパの観点で他機種と比べた時でも・・
▼ワングレードダウン
ZOJIRUSHI NP-ZS10-TD 

圧力炊きは採用しているものの、炊きわけはふつう・しゃっきりの2通りだけ。圧力を生かしたもちもちがないのが残念。
 

▼ワングレードアップ
ZOJIRUSHI NW-JB10-TA 

BH10と同じ7段圧力・5通り炊きわけとなっています。

もちもちコースなくして象印を選ぶ理由は思い浮かびませんから、5通り炊きわけは必須ですね。

1つ上位のモデルと同じことができる面で見てもやはりコスパの良い機種と言えます。
 

プラチナ厚釜でおかずと美味しい

内釜に練りこまれたプラチナ触媒の力で水を炊飯に適した水質(弱アルカリ性)に変え、お米の甘みと旨味を引き出します。

アルカリイオン水で炊くと美味しいというのは割とよく言われることですから、試したことがある方もいらっしゃると思います。

なんというか甘く柔らかめで、いろいろなおかずと相性が良い炊き上がりだと感じませんでしたでしょうか。

ちなみにアルカリ性が高すぎるとたんぱく質が必要以上に分解され、ベチャつきの原因になることもあるようです。ですから弱アルカリ性で止めておくわけですね。
 

この内釜もワングレード下のNP-ZS10よりいいもので、ワングレード上のNW−JB10とは同じとお買い得感の高いものとなっています。
 

こんな方におすすめ

圧力を使った5通り炊きわけ&旨味を引き出すプラチナコート内釜と、中間価格にしてトレンドも象印の魅力もしっかりと備えた内容となっています。

うーん、やっぱりコスパ優秀ですね。
 

高級機の雰囲気を十分に感じられるお手頃モデルと言えるでしょう。

「これまで象印を使っていた」

「クセのないふつうの炊き上がりが好き」

「おかずと一緒に食べやすいご飯が好きだ」

こんな場合はNP−BH10がおすすめになります。
 

 

もっちり&ふっくら系メーカー
パナソニック・日立・タイガー

パナソニック

憧れのWおどり炊きで高温・ムラなし

高温スチームでふっくら感を取り戻す

パナソニックといえばこの2つが大きな魅力なのですが、残念なことに高級モデルにしか採用されていないんですね。

そういったわけで、パナソニックは高級モデルのみの紹介となります。
 

逸品モデル
SR−VSX108

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 Wおどり炊き 高温スチーム 鮮度センサー

高級炊飯器では常にトップクラスの人気を誇るパナソニック。今年は久々のフルモデルチェンジとなっています。

注目ポイント

①人気の秘訣"Wおどり炊き"

②鮮度センサー新採用

③内釜強化で熱効率アップ

パナソニック炊飯器の心臓とも言えるWおどり炊き技術に加え、お米の鮮度をセンシングし水分量に見合った炊き方に調節する機能が新しく採用されています。

かまど釜も健在で、今年はダイヤモンドコート・ディンプル加工の追加で発熱性能がより強化されています。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

圧力・スチーム・高火力を活かした多彩な炊きわけが魅力となっており、炊き上がりの好みに対応する力が最も高い機種ではないかと思います。

個人的な印象では特にふっくら寄りの炊き方が得意なように感じます。

Wおどり炊き

 パナソニックといえばおどり炊きですね。

お米を踊るように対流させることでお米の一粒一粒まで熱を通し旨味を引き出す加熱方法です。

それで、実はおどり炊きには2つの種類があるんですね。
 

▼元祖おどり炊き”圧力式”

おどり炊きの元祖は三洋電機の圧力を使ったおどり炊きです。

加圧と減圧を繰り返しお米を躍らせて炊きムラを抑制します。
 

▼パナソニックの技術”交互高速対流式”

もう一つはIH制御技術を使ったおどり炊きです。

内釜を発熱させる場所を素早く切り替えることで強く沸騰する点をずらし内・外への対流を作り出します。
 

IH制御はそのノウハウを豊富に持つパナソニックの得意分野ですね。

①三洋電機伝統の圧力式おどり炊き

②パナソニックのIH制御式おどり炊き

この2つが組み合わさったのがWおどり炊きです。

憧れのWおどり炊き

もうだいぶ前の話ですが、三洋電機がなくなるときに三洋の一部、炊飯器や電池部門はパナソニックに吸収合併されました。

三洋のおどり炊きは当時から好評でしたから、”パナソニックと三洋のいいとこ取りをした炊飯器”が発売されるのではと期待されていました。

ですが、実際にはなかなか登場しなかったんですね。

 

それが数年経ってようやく実現されたのがSPXシリーズだったんです。

家電好きからすれば、まさに理想の炊飯器だったわけですね。炊飯器2大人気メーカーの夢の共演といった印象でした。

そして今年、SPXシリーズが鮮度センシングを携えさらに進化したVSXシリーズへとモデルチェンジが行われたという流れです。

 

高温スチーム

▼スチームでハリ・ツヤキープ
圧力炊きはもっちりとした食感になるメリットが反面、ご飯が潰れやすデメリットもありましたね。

そこでパナソニックでは炊飯工程の最後にスチームを投入し、ご飯にハリとツヤを与えています。

圧力炊きの利点である高温でお米の旨味を引き出しつつも、食感がベタッとなりすぎないように仕上げることができるということですね。

 

▼最後まで旨味を引き出す

この時に使っているスチームはただの蒸気ではなく、220℃もある過熱水蒸気です。

オーブンレンジの説明で耳にしたことがある方もいるかもしれませんね。
 

過熱水蒸気には温度の低いところに集まりやすい・食品内部まで侵入しやすいと言う特性があります。

炊飯の最後で過熱水蒸気を使うことで、お米の芯まで熱を届け旨味を十分に引き出すことが可能となっています。

また、溶け出した旨味によってお米表面がコーティングされ、適度な粘りを持ち、香りが引き立つ仕上がりを実現しています。

 

▼保温も得意

保温開始から6時間後と12時間後にスチームを自動投入しご飯のパサつきを抑えます。

また、スチーム再加熱機能も搭載しており、加熱を手動でスタートさせればスチームを使って熱々に温めてくれます。

このWおどり炊きとスチームの組み合わせこそがパナソニック炊飯器の中核となる特徴です。

今年はさらに鮮度センシング機能が加わっており要注目のポイントになっています。

鮮度センシング

お米の鮮度を測定することでいつでも新米のようなハリと甘みを引き出してくれる機能です。

いつでも"一定においしく”炊きあがるということは炊飯器には欠かせない要素ですよね。 

仕上がりを一定に保つために水温や炊飯量をセンシングする炊飯器はありますが、お米の鮮度を測るということは案外されてきませんでした。

せっかく美味しいお米を買っても保存している間に水分は減ってしまいますから、いつでも自動で鮮度を見極めてくれることには大きなメリットがあるのではないかと思います。

 

ダイヤモンドかまど釜・全面6段IH

▼軽くて丈夫で熱伝導が高い内釜

内釜表面をダイヤモンド粒子を練り込んだフッ素でコーティングしています。

ダイヤモンドは耐久性が高いだけでなく熱伝導に非常に優れていますので内釜には相性の良い素材と言えます。高価なのでたくさんは使えないでしょうけどね・・

このダイヤモンドかまど釜の利点は比較的薄く軽量なことにあります。

高級炊飯器の内釜はどうしても厚く、重くなりがちです。

単純に分厚い金属の方が蓄熱性が高いからですね。

ダイヤモンドかまど釜では熱伝導・発熱・蓄熱それぞれに適した素材を組み合わせることで、大火力でありながらも軽量で扱いやすい内釜となっています。

▼内釜全体を覆う6段IH

内釜に電気を通すためのIHコイルは内釜側面に5段と内蓋にも1段の合計6段も内臓されています。

内釜をすっぽりと包むことで、内釜全体をより早く・ムラなく発熱させることが可能です。

内蓋IHはパナソニック独自のもので、内釜上部(内蓋とお米の間の空間)の温度も下がらないようにすることで、内釜全体の温度をキープするのに役立っています。
 
 

豊富な炊飯コース

▼13種の炊き分け

このVSXシリーズでは、スチームの量や温度・加圧時間を調節することで、細かく食感を調節することができるようになっています。
 

食感はふつうの他に硬め・柔らかめ・もちもち・しゃっきりでそれぞれ3段階で系13通りとなっています。

「我が家の好みはこの食感」

「今日はカレーだから少し硬めかな」

こんな時でも簡単に炊き上がりの調節が可能です。
 

▼その銘柄の良さを引き出す

他にも”銘柄炊き分けコンシェルジェ”機能を搭載しており、お米の銘柄を選ぶだけで特徴を引き出す火加減に自動で調節してくれます。

登録されている銘柄は50種もあり、全国の銘柄に幅広く対応しています。
 

 

こんな方にオススメ

①パナソニックの高いIH技術で熱を効率よく伝えるお米に伝える

②三洋から受け継いだ圧力炊きの技術で炊きムラを抑制

③最後はスチームでふっくら、旨味をコーティング

三洋とパナソニックの強みが見事に組み合わさった、まさに死角の無い炊飯器と言えるんじゃ無いかと思います。
 

火力・炊き方・仕上げのどれをとっても高いレベルを実現していて、さらに幅広い好みにも対応できると非常に万能感の強い1台となっています。

「好みがわからなくて迷っている」

「どれもよく見えて決められない」

「お米にはこだわっている」

「本体が高くても好みに合わなかったらと不安を感じる」

こんな場合にはお米の旨味と特徴が引き出せて、しかもオールマイティーなパナソニック SR−VSX108がおすすめです。
 

タイガー

可変圧力で適度にもっちり

土鍋の蓄熱性でふっくら

高級炊飯器の代名詞とも言える土鍋内釜でふっくらと炊き上げるのが魅力です。

圧力をかけすぎるとふっくら感が損なわれる恐れがありますので、加圧具合が調整可能な"可変圧力方式"が採用されています。
 

中級モデルは本土鍋ではなくコーティングだけになってしまいます。

個性は薄れますが、それで逆にバランスが取れているようにも感じます。

 

逸品モデル
JPG−X100

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 土鍋 可変圧力 艶内フタ

"土鍋で炊いたごふっくらご飯”と聞くとなんだかそれだけで美味しそうに感じてしまいますね。

冬の鍋料理の時を思い出して見てください。火を止めてもしばらくはグツグツしていますよね。
 

このように土鍋は蓄熱性に優れた素材なんです。

もちろんご飯を炊くのにも相性の良い素材と言えるでしょう。

注目ポイント

①熱を閉じ込める本土鍋

②余分な水分を飛ばし味と香りを凝縮

こだわり派の方の中には炊飯器は使わずに土鍋とコンロでご飯を炊くという方もいらっしゃるかと思います。

電気炊飯器でも同じように土鍋の魅力が発揮できるのかが気になるポイントですね。

今年は内釜素材に二酸化ケイ素を配合で熱伝導率がアップしています。

 

本土鍋

まず土鍋での炊き上がりの食感ですが、"もちもち"とか"粘り"というよりは"ふっくら"とか"あっさり"の方向性になります。

ここの好みが選ぶポイントになるでしょう。
 

先ほども簡単に触れましたが、土鍋は蓄熱性が高い素材となっています。

高火力をキープするには適した素材といえますね。

今年はさらに炭化ケイ素を配合することで熱伝導率も高くなっています。
 

さらにタイガーは”つや艶内ふた"を採用することで余分な水分を飛ばしています。

親水加工された内蓋は表面に水分がついても水滴になりにくく、薄い膜上に広がります。

ここに高熱の蒸らし工程を加えることで内釜内部に残った余分な水分を飛ばすことができるんですね。

このように"土鍋で強火キープ"+"余分な水分飛ばし”を備えることで、直火での高火力な炊飯を再現しているというわけです。

もっちり系というよりもふっくら系の食感になることも少しイメージして頂けたでしょうか。
 

これが主に土鍋というかタイガーの良い点です。ですが、やはり良いところだけというわけにもいきません。

土鍋には

重い・高価・加工が難しい・電気が通らない

といった弱点もあるんですね。

高級モデルの内釜が重くて高価ということは他社もある程度共通なので際立ったデメリットとは言いません。

ですが、加工に関してはちょっと注意が必要ですね。

土鍋の高い蓄熱性と余分な水を飛ばす内蓋を使って炊き上げるタイガーでは"おこげご飯"も作ることができるんです。

ご飯のおこげというと"香り立つ"とか"味が凝縮されている”とか良いイメージが多いですが、裏を返せばご飯が内釜にくっついて焦げているということですよね。
 

もちろんこの炊飯器では土鍋内釜の表面にはテフロン加工がされています。

ですから、普通の土鍋ほどご飯がくっつきやすいということではありませんし、表面加工も少しずつ改良はされているようではあります。
 

ですが、もともとちょっとくっつきやすい、加工が取れてくるともっとくっつきやすいという評判は聞こえてきます。

保温を使うとなおさらのようですね。

あともう一つ気がかりな点は土鍋には電気が通らないということですね。

基礎解説の欄でもお話した通り、IH炊飯器は内釜に電気を通すことで内釜自体を発熱させています。
 

土鍋の場合は単体では電気を通すことができないので土鍋の周囲に金属を巻いてあるのですが、それでは他社の多段IHほどの発熱は期待できないのではないかと思います。

いくら蓄熱性が高くてもスタートでハンデを負っていると考えると、どれほど土鍋が電気炊飯器に向いているのかなぁと考えてしまいます。

 

可変W圧力

圧力調節弁が2つあり、加圧の強さを調節することでふっくらともっちりの両立を目指しています。

ここが評価が難しい点なんですね。思いっきり個人的な意見を書かせていただきますと・・

以前のタイガー、土鍋炊飯器の初代ができた頃には圧力炊きは採用していなかったんですね。

三菱同様にあえて圧力を採用しないことで、しゃっきり・ふっくら系を得意としていました。

ところが炊飯器業界には圧力炊きがすっかり浸透し、タイガーも圧力を採用となりました。

これを"流れに乗った”と見るか、”流れに飲まれた”と見るかで評価が別れるのではないかと思いますが、個人的には後者の印象です。
 

圧力無しなら無しで一定の需要はあるのですから、それを貫いて欲しかったですね。

圧力炊きにしてしまうのであれば、長く圧力を採用してきた他メーカーが有利に感じてしまいます。

それに"土鍋でふっくら"というコンセプトには圧力無しの方が合っているように思います。

土鍋でふっくらと圧力でもっちりはいいとこ取りに見えて、軸がブレているとも言えるんじゃないかと・・。
 

実際に土鍋で炊いた時には圧力はかからないですから、それを忠実に再現する方向性の方が目的が明確でよかったと感じます。

 

こんな方におすすめ

”THE炊きたて”のシリーズの名の通り、炊いてすぐ食べるならふっくら、しかも好みによってはおこげもできて高い実力を感じることができそうです。

もちもちとか粘りのある食感も、場合によってはベタつきと感じることもあるでしょう。

そいう点ではふっくら系の炊き上がりを支持する方も多いはずです。

「保温はあまりしない」

「ご飯のベタつきがきになる」

「おこげご飯を試したい」

こんな場合におすすめとなります。

電気を使わない伝統的な美味しいご飯の炊き方である土鍋炊飯。

これを炊飯器で手軽に味わえる商品を目指しているのがタイガーですね。
 

調理器具専門メーカーらしい取り組みだと感じます。

逆に電気炊飯器には電気炊飯器なりの戦い方があると考えているのが家電メーカーという感じでしょうか。
 

どっちが良いということではありませんが、現状はなんとなく総合家電メーカーの勢いが強いように感じます。

真のお値打ちモデル
JPC-A102

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 土鍋コーティング内釜 可変圧力 艶内フタ

本土鍋採用ではなくなってしまいますが、それで逆にバランスが良くなっているような感じもあるモデルですね。

今年は麦粥コース追加とカラーバリエーションのみ変更されています。

型落ちが残っていればそっちがお得ではないかと思います。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

 

土鍋コーティング内釜

見た目は本土鍋に似ているのですが、こちらは土鍋のコーティングだけとなっています。

蓄熱性の高さが売りの土鍋ですから、コーティングだけで採用する意味はあるのかと一瞬思ってしまうところです。
 

ですが、違った見方をすれば9層・3mm厚でさらに土鍋コーティングとなかなかハイスペックな内釜とも言えます。

発熱と熱伝導は金属に任せて、内釜底面に配置した土鍋コーティングで沸騰の泡立ちをキープと適材適所な素材の使い方が高評価のポイントです。

 

W圧力炊き&つや艶内ふた

これも最高級モデルと同じ内容なのですが、"土鍋でふっくら、おこげもしっかり”のようなコンセプトにさえこだわらないのであれば良い組み合わせに感じます。
 

"圧力でもっちり”とした炊き上がりは、場合によってはベタつきに感じることもあります。

そこで余分な水分を飛ばせる内ふたが活躍するわけですね。

もっちりさせつつも余分な水分は残さずベタつきを抑える。

これなら方向性に食い違いはありませんから"いいとこ取り"といってもいいでしょう。
 

こんな方におすすめ

つや艶内ふたで余分な水分を飛ばして炊き上げますから

もっちり目が好きだけど、ベチャっとすると嫌だなぁ」

という場合はこちらがおすすめです。
 

保温の時も内蓋についた水分が水滴になって垂れてくることがありますが、この親水加工の内ふたならそんな心配も少ないですし、内ふたについた水分でご飯のコーティングもしてくれて一石二鳥です。

「べたっとしたご飯はちょっと・・」

「保温するとご飯が乾燥しているな・・」

こんな場合でお手頃価格で探すならJPC−A102がおすすめです。

しゃっきり系メーカー
三菱

三菱

あえて圧力炊きを採用しないしゃっきり食感

炭釜・炭コーティング釜の遠赤で旨味を引き出す

全モデル通して圧力炊きを採用していない三菱は”しゃっきり系”炊飯器のリーダー的な位置づけとなっています。

高級機では背の高い内釜を使った連続沸騰で旨味を引き出しつつ、しっかりとした食感を残します。

真のお値打ちモデルでは超音波により吸水を促進。

しっかりお水を吸ったお米を圧力なしで炊くと、しゃっきりというかプリプリの弾力がありつつみずみずしい仕上がりとなります。

 

逸品モデル
NJ−AW108

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 土鍋コーティング内釜 可変圧力 艶内フタ

あまり炊飯器のイメージがないメーカーさんかもしれませんが、今の高級炊飯器ブームを作り出したのは三菱といっても過言ではありません。
 

もう10年以上前になるのですが、炭をくりぬいて作った内釜を採用した10万円もする炊飯器を発売したのが三菱です。

当時、10万円の炊飯器はかなり話題を集め、まさに高級路線の火付け役となったのです。

このAWシリーズは”元祖高級炊飯器”の発売から10周年を記念した特別モデルの2世代目の機種となり、加熱制御の改善と断熱材の増強でさらなる強火を実現しています。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

 

特徴は・・・

みずみずしいプリッとした食感

 圧力炊きをあえて採用しないことにより、もっちりよりは粒感の強いプリッとした食感の炊き上がりです。

比較的かみごたえのあるみずみずしい食感で、噛めば噛むほどお米の味と甘みが広がる仕上がりとなっています。ただ硬めと言うわけではないのが三菱の魅力ですね。

 

圧力炊きは沸騰の温度をあげることができる反面、お米がつぶれやすい傾向があることはこれまでの話の通りです。

簡単にいえばお米が煮崩れを起こしてしまうことがあるということです。

かまどで炊いたご飯は美味しいと言われる理由は、ハリとツヤがある炊き上がりという食感の部分も関係しているのですが、このハリとツヤは煮崩れしてしまったお米では再現が難しいという考え方です。

では、どうやって粒立ちやみずみずしさを実現しているのでしょうか。

そこで重要な役割を果たしているのはやはり内釜です。
 

本炭釜

職人さんが約100日かけて、手作業で炭素材料から内釜を削り出します。

つまり100パーセント炭素材でできた内釜ということです。

「炭火焼は美味しい」
とか
「備長炭を入れてご飯を炊くといい」

という話を聞いたことがあると思います。

これは、遠赤外線の効果で熱を奥まで浸透させていることも理由の1つなんです。
 

ですから、炭でできた内釜でご飯を炊くということは一つの理想形とも言えるかと思います。

意外なことに炭は非常にIHと相性がよく、素早く強く発熱させることができるようです。

これが三菱本炭窯の挑戦であり、発見だったと言えるでしょう。
 

炭の持つ発熱力の高さと、遠赤外線による熱の浸透の2つの効果でお米を芯まで加熱することで、圧力やスチーム・真空機能を使うことなくお米の味や旨味を引き出しているんですね。

豊富な炊飯コース

▼銘柄芳醇炊き

登録されて30のお米の銘柄から選択するだけでお米の特徴を引き出してくれるコースです。

パナソニックの銘柄コースと同じ目的の機能で、こちらは30銘柄が登録されています。

銘柄を選んだ上でさらにもちもち・しゃっきり具合や硬め柔らかめを選べるようになっており、食感調節のきめ細やかさはこちらが有利となっています。

 

▼炊きわけ名人

さらに普段のご飯は、お好みの炊き上がりをなんと15段階の食感から選ぶことができます。

 

「自分の好みにより近い食感を探す」

「使っているお米に適した炊き方を探す」

「料理によって炊き方を変える」

こんな時に便利な機能となっています。
 

三菱AWシリーズは圧力炊きを採用していないので、ある意味で炊き上がりの幅が狭いというか、好みに合わせた炊き分けが苦手なように見えてしまいます。
 

圧力・スチーム・真空などを使って仕上がりを調節するような方向性ではなく、シンプルに強火で炊くだけだからですね。

だからこそ15段階という食感の調節があることは非常に大きな意味があるんです。

炊き方はシンプルに大火力を活かす方向で良くても、炊き上がりの好みまで制限されてしまってはもったいないですからね。

 

こんな方にオススメ

①炭窯は発熱性も高く内釜全体がムラなく発熱

②遠赤効果も合わさりしっかりお米の芯から加熱

②圧力をかけずにハリ・ツヤのある仕上がり

みずみずしく粒感の強いプリプリした食感は他のメーカーとは一線を画しています。

 

これまで炊飯器を買い替えてもどれも似たように感じてしまい、いまいちピンとこなかった方にはこちらがオススメです。

「粒感のあるしっかりした炊き上がりが好み」

「今の炊飯器は圧力炊きばかりでどれも似たように感じる」

「お弁当やおにぎりで食べることが多い」

もっちり主流の炊飯器業界ではありますが、もちろんしゃっきり硬めの方が好みという方もいますよね。
 

硬めの炊き上がりだと、パサパサしたり・ぼそぼそしたりと時間が経ったご飯のように感じてしまうこともありますが、AWシリーズではハリのあるみずみずしい仕上がりになることが魅力です。

真のお値打ちモデル
NJ−VX108

加熱方式 IH 圧力炊き あり
主な魅力 土鍋コーティング内釜 可変圧力 艶内フタ

本炭釜ではないもの炭コーティング採用で遠赤効果は健在です。連続沸騰も搭載さてれており、充実の内容となっています。

▶︎旧モデル・その他のバリエーションを表示

特徴は・・

可変超音波吸水

本炭釜ではないものの、しっかりとお米の芯から加熱したいという目標は変わっていません。

そこで活躍するのが超音波です。東芝の真空吸水同様に、お米にしっかりとお水を吸わせることを目的としています。
 

お米の中に水分がたっぷり入っていると、沸騰時にお米の中からも強く加熱することができます。

浸しの工程で超音波を使い、お米の中までしっかりとお水を浸透させています。
 

もちろん音波ですから、何か聞こえたり・振動を感じたりすることはありません。

ものすごく細かい振動でお米を揺すって水を染み込ませていると考えていただければOKです。
 

このVXシリーズでは可変超音波を採用しており、硬めから柔らかめの炊き上がりに合わせて吸水量を調節しています。

ちなみに1つ下のグレードのVVシリーズだと可変ではなく一定の超音波なので、そういった細かい食感の調節はVXシリーズの方が得意です。

 

七重加熱&連続沸騰

 IHのコイルがなんと7段あり、内釜全体を強力に発熱させます。

炭窯とはいかないまでもしっかりと熱を閉じ込め、強火のキープを実現しています。

火力もVX→VVシリーズで比較しますと・・

7段→5段ヒーター

熱密封リングあり→なし

内蓋遠赤あり→なし

このように本体の見た目もそっくりで、内釜も同じスペックのVXとVVシリーズですが、高火力を実現するための機能はやはりVXシリーズが有利となっています。

 

備長炭コーティング厚釜

内釜の外周と胴回りに炭コーティング加工がされています。

遠赤外線効果でお米の芯まで火を通し美味しさを引き出します。

内釜自体は普通の形状ではありますが、実は羽釜のように熱を逃がさない作りになっており、7段ヒーターの熱を断熱材と熱密封リングで閉じ込めています。
 

内釜だけでなく、本体全部を使って羽釜の利点を再現しているわけですね。

 

こんな方にオススメ

もちもちよりもシャッキリ派の方にオススメの商品です。

硬めのしゃっきり派の方には三菱AWシリーズがおすすめではありますが、価格はちょっとネックになってしまいますよね。

そんな時にはこのVXシリーズがおすすめです。
 

圧力炊きを採用しておらず、お米の特徴が素直に出やすいのはAWシリーズと共通になります。

超音波吸水でお米にしっかりと水を含ませていますから、炊きたてだとプリプリ、時間が経ってもパサつかずハリがある仕上がりが感じられます。

 

価格別おすすめベスト3

最後に価格帯別に厳選した商品を振り返っておきましょう。

高級炊飯器部門

もっちり→東芝 RC−10ZWM

ふっくら&もちもち→パナソニックSR−SVX108

しゃっきり→三菱 NJ−AW108

真のお値打ち部門

もっちり→象印 NP−BH10

ふっくら&もちもち タイガー JPC−A102

しゃっきり→三菱NJ−VV108

高級機では家電メーカーの多彩な技術が、お値打ち部門では老舗調理器具メーカーの安心の炊き上がりが評価のポイントになりました。

しゃっきり系なら実質三菱一択といった状況です。

それでは一通りおすすめ品をご覧いただいたところで、用語や基礎知識などの解説をさせていただきたいと思います。

 

 

長くなりましたが、ぴったりの炊飯器は見つかりましたでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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