「うちの場合はどのメーカーがおすすめ?」
「専門メーカーと家電メーカーどっちがいいの?」
エアコン選びで一番悩ましいのはメーカー選びという方も多いでしょう。
そこで本日はエアコンのメーカーごとの特徴を紹介・解説したいと思います。
目次と解説する項目
今回登場するエアコンは・・
各メーカーさんの特徴がはっきりと出る代表機種を例に解説していきます。
超省エネモデルとかフラッグシップ機種とか言われる、主にリビング用のモデルです。
一番高級なグレードとは限りませんが、価格の高い方の機種にはなります。
共通する特徴
▶︎高い省エネ性
▶︎高い暖房能力
▶︎高い快適性
▶︎高い清潔性
この辺はどの機種も共通で、同じグレード同士で比べた時はだいたい8割くらいは同じ内容になります。
特徴だけ読むと、極端に違うイメージを持つ方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
「どれもいい機種だけど、あえて比べるならこんな違いがある」
くらいに思っていただければOKです。
性能はこっちが断然いい、とかではないのでそれだけは頭に入れておいていただけるとありがたいです。
大きく分けるとエアコンは2つの方向性がある!
メーカーごとの特徴を解説する前にエアコンにおける考え方の2つの方向性について少しお話したいと思います。
部分空調と全体空調
大きく分けると現在のエアコンはこの2つの方向性があります。
▶︎部分空調とは・・
高精細で高性能センサーで人や部屋の状態を判断し運転を調節します。
人の快適は損なわないように考えた上で、無駄な電気代を使わないようにすることを得意とします。
風の吹き出し口が左右で分割されており、風を任意の方向に届けることができる特徴を持っています。
必要な部分を狙って吹き分けすることが可能でで、必要な部分に風を届けることを得意とします。
”我慢しない省エネ”がコンセントとでもいえばいいでしょうか。
▶︎主なメーカーと機能
三菱→ムーブアイ
パナソニック→エオリアAI
日立→暮らしカメラ
これらがセンサー機能の名称ですね。
センサー部分にしっかり名称がついているあたりからも、ここに力を入れていることがわかりますね。
▶︎全体空調とは・・
お部屋全体を快適な空間にすることを目的として運転します。
センサーなども搭載しておりますが、補助程度の役割の場合が多いです。
風の吹き出し口が大きく風を遠くまでパワフルに飛ばすことを得意とします。
富士通のビッグフラップ&デュアルブラスターやダイキンの垂直気流などが代表となります。
左右には分割されておらず、前後の羽根で風をはさみ込むことと角度の調節で風の届く範囲を調節しています。
部屋全体に風を届けることを得意とします。
”みんながどこにいても快適”であることを目指しています。
主なメーカーと機能
富士通→デュアルブラスター
ダイキン→垂直気流
シャープ→コアンダ気流
今度はセンサーではなく風の流れや運び方に名称がつけられています。
先ほどの部分空調メーカーとは売りにするポイント自体が違うことがわかりますね。
ただ、これもあえて言うならという違いなので、
「リビングだからどっちがいい」とか、
「うちの場合は絶対こっちだ」
とかそんな極端な違いを生むものではありません。
どちらかというと・・という話ですね。
ただこの2つの方向性を知ることにより、エアコンが少し選びやすくなるかなぁと思ったので紹介しました。
メーカー別に紹介
それでは具体的な機種を見ていきましょう。結構長くなるので、
前編では部分空調が得意なメーカーを紹介します。
▶︎運転の特徴
▶︎清潔機能の特徴
▶︎その他の特徴
の3つのポイントに分けて紹介していきます。
三菱
この機種について解説します
代表機種 MSZ−ZW4022S
個人的には部分空調メーカーはその先駆けとも言える三菱をベースに話を進めていくと、その後の説明が分かりやすくなるかと思います。
運転の特徴
三菱といえばムーブアイ
ムーブアイとは高性能な温度センサーです。
エアコンの温度判断は通常室内機の吸気の温度で判断されます。
ですが、これだと天井付近と人の活動範囲で結構な誤差が出てしまいます。
これを解決するために床面の温度を測り始めたのがムーブアイです。
今では大幅に進化を遂げ人の手先・足先まで細かに温度を測ることができるようになっています。
温度計測のみに関しては今のところダントツの性能を持っているかと思います。
非常に細かく温度を測ることにより、その人の体感温度に合わせた運転を行うようになっています。
簡単に言えば、
冷やしすぎや
温め不足
を抑えて運転を行ってくれると言うことですね。
無駄な運転をしないということは省エネにもなると言うことですね。
また、温度測定は部屋の状況を判断する上でも大いに役に立ちます。
▶︎窓からの日射や冷気
▶︎キッチンの熱
など様々な温度の変化を感知することができ、自動で快適な運転を行ってくれます。
さらに今年のモデルからはムーブアイmirAIへと進化しています。
室温の変化をAIで予測
→先読み運転で快適さをキープ
このように運転してくれるようになっています。
これまでのエアコンの温度調節は室温の変化に後追いで合わせていました。
ですから、特に時間の変化や天気の変化など気温の差が出やすい時には一時的に運転不足が起こっていたんですね。
先読み運転はこういった不満を解消するための画期的で有効なものなのではないかと思っています。
4つのフラップで吹き分け
三菱のフラップ(風の吹き出し口)は前後左右に4分割されています。
狙ったところに風を届けるためですね。
左右のフラップで
▶︎リビングとダイニング
▶︎リビングとキッチン
▶︎リビングと窓際
などの吹き分けを行います。
ムーブアイと組み合わせることで
人の快適をキープしたり、
窓からの日射や冷気を遮ったりして効率の良い運転をする
などムーブアイととても相性の良い構造となっています。
また、ムーブアイが高精細なことで
”暑がりなお父さん”と、
”冷えやすいお母さん”
など別々に認識し運転を調節することも可能です。
前後のフラップでは風を挟み込み距離を調節しています。
水を流したホースの先をつまむと水の勢いが強くなるのと一緒で、風を前後のフラップで挟むことで風を遠くまで飛ばすことができるようにもなっています。
ムーブアイを活かした少人数での効率良い運転から、挟み込みフラップでのワイドリビング全体の快適をキープするような運転までバランスよくこなしてくれます。
清潔機能の特徴
ハイブリッドナノコーティング
かっこいい名前がついていますが、簡単にいえば汚れ防止加工ですね。
三菱Zシリーズの場合はファン・通風路・熱交換器と汚れのつきやすい部分全体に加工がなされています。
外せるフラップ
唯一三菱がフラップを外して拭き掃除することが可能になっています。
内部のルーバー(左右の風向き調節羽根)も左右に分割できるので、エアコンの通風路まで手を入れて拭き掃除をすることが可能です。外すと運転が止まりますので安全性も問題ありません。
はつ油フィルター
エアコン内部のフィルターに油を寄せ付け辛い加工がされています。
油がついているとホコリが張り付きやすくなるので自動お掃除の効果が薄れてしまう原因になってしまいます。
現在の住宅だとリビングとキッチンがひと続きになっている場合が多く、どうしても油を含んだ風を吸ってしまいがちなんですね。
そこでフィルターにこの加工が新採用されたというわけです。
その他の特徴
サーキュレーターモード
設定温度に達したら自動で送風運転に切り替えて電気代を節約します。
送風のだけでもこんなメリットがあります。
冷房→風の流れを作ることで体感気温を下げる
暖房→天井付近に溜まった暖気をかき混ぜて足元まで届ける
三菱まとめ
ムーブアイは最強の温度センサーといって良いでしょう。
4枚のフラップと組み合わせることで人やお部屋の環境を快適に保つのに大きく役立っています。
その上で余分な運転を抑えてさらなる省エネを目指します。
通常では手の届かないファンや熱交換器もハイブリッドナノコーティングが施されており清潔性能も万全ですね。
こんな場合は三菱がおすすめ
▶︎少人数・限られたスペースでの利用が多い
▶︎エアコンをつけても物足りなかったり・効きすぎたりと感じることが多い
▶︎手の届く部分はなるべく自分で確認・掃除したい
ムーブアイは優秀、迷ったら三菱。
▼三菱のその他のグレードはこちらで紹介しています。
【2023】三菱エアコン 霧ヶ峰 ラインナップとグレードごとの違いをチェック
ここまで三菱の紹介をしてきました。
ここからはパナソニック・日立と続きます。
同じ部分空調よりのメーカーなので、解説も似た雰囲気になりますね。
三菱のムーブイアに対抗するために他のセンサーを組み合わせて快適さをキープしていく考え方になっていきます。
パナソニック
この機種について解説します
代表機種 CS−X402D2
ナノイーX・W温風・フィルター掃除自動排出と独自性の高い機種となっています。
エコナビセンサーと変則4枚フラップで吹き分けも得意な機種となりました。
運転の特徴
賢い運転のエオリアAI
三菱でいうムーブアイに当たる機能ですが、ムーブアイとは異なる項目を検知します。
▶︎人の居場所・活動量
▶︎日射
▶︎住宅環境
を組み合わせることで人や部屋の状況を判断します。
センサー精度の向上ももちろんなんですが、人の快適を考える独自のアルゴリズムの強化に力を入れている感じがします。
新採用4枚フラップ
先ほども少し書きましたが、前年モデルから4枚フラップが採用されています。
三菱の前後左右の4分割は特許で同じ形にはできないので、1−2−1の4枚フラップとなっています。
どちらがいいということは特にありません。
目的も三菱と同じではないかと思いますが、吹き分けに注力しているということは伝わってきますね。
清潔機能の特徴
自動排出お掃除ロボ
パナソニックといえば自動排出ですね。
フィルターについたホコリを自動で掃除した上で屋外に排出してくれます。
他のメーカーはエアコン内部のダストケースにホコリをためていきますので、定期的にゴミ捨てがひつようとなりますが、パナソニックはゴミ捨て不要です。
掃除1回分のホコリは大した量ではありませんから、外にホコリがたまるという心配もありません。
手間が少ない分
▶︎ホコリ排出時の音が気になる
▶︎外とつながるパイプが一本増え、取り付けが制限される場合がまれにある
▶︎ホコリを排出するパイプが汚れる・つまるリスクは低いがは0ではない
という特徴もあります。
この辺は好みが別れるところかと思います。
ナノイーX
主に室内の消臭と室内機内部の除菌に効果があるナノイーが新型モデルで大幅にパワーアップしました。
OHラジカルの発生が従来の約10倍となって名称もナノイーXとなりました。
簡単にいえば”有効成分10倍”というわけです。
ナノイーについての参考動画はこちらです。
除菌部分については目に見えない部分になるので実感が難しいかもしれませんが、臭いの減少は実感しやすいと思います。
その他の特徴
フィルター式空気清浄
可動式のフィルターを使った空気清浄機能が採用されています。
エアコンの空気清浄といえば電気集塵が主流ですが、なんだかんだでフィルターを使う方が効果がありそうに思います。
とはいえ、フィルターは風の通りの邪魔をしてしまう恐れもあるわけです。ですから、必要な時はフィルターを広げる。空気がキレイになったらたたむと稼働式になっているんでしょうね。まさかこんなやり方があったとはと関心しちゃいます。
バックライト付きリモコン
タッチパネルではありませんがボタン・液晶ともに大きく使いやすいリモコンとなっています。
暗くても運転内容を確認できるようにバックライトを搭載しています。
ナノイーX送風運転
ナノイーXは冷暖房の時だけでなく単独で運転が可能となっています。
部屋干しとかお料理でエアコンは必要ないけど臭いがきになるって時におすすめの機能です。電気代はごくわずかですので、積極的に使っていきたい機能ですね。
パナソニックまとめ
自動排出お掃除ロボやW温度暖房など独自の機能が豊富な機種となっています。
ナノイーXも見逃せないポイントとなっています。
三菱のハイブリッドナノコーティングは汚れ自体を抑制する効果が期待できますが、加工されているパーツが限られています。
ナノイーXは汚れには直接作用しませんが、室内機全体に行き渡り清潔キープに役立ちます。
こんな場合はパナソニックがおすすめ
▶︎新イオンと空気清浄に魅力を感じる
▶︎暖房が自分だけ物足りない時がある
▶︎手入れがなるべく楽なものがいい
自動排出とナノイーXのパナソニック
▼パナソニックのその他の機種はこちらで比較・紹介しています。
【エオリア2023】パナソニックエアコンのラインナップグレードごとの違いを紹介
日立
この機種について解説します
代表機種 RAS-X40M2
さらに進化した"くらしカメラAI"搭載で部屋の中の様々な情報を集め快適運転に役立てます。
ステンレスシステムはそのままに、さらに今年は熱交換器凍結洗浄も備えて清潔さもぐっとアップしています。
運転の特徴
くらしカメラAI
カメラがお部屋にいる人を識別し滞在時間を把握。
体感温度の変化を予想し、冷やし過ぎない快適な冷房運転を行います。
業界最多6枚フラップ
前後に2分割、左右に3分割の計6枚のフラップで吹き分けが可能となっています。
吹き分けできる場所が多いので中人数でも吹き分け可能です。
間取りサーチ
隣の部屋との扉を開けた時に間取りサーチボタンを押していただくと素早く間取りの変化を感知してパワー・風向を自動で調節してくれます。
先ほど紹介の6枚フラップと組み合わせることで、リビング・ダイニング・隣室と三箇所の吹き分けも可能となっています。
三菱やパナソニックでも熱源の変化によって間取りの変化を感知はするのですが、センサーが首振りしているので感知するまで少し時間がかかります。
日立ならボタンで即サーチで効率がいいですね。
リビングの隣の部屋の扉を開けたり閉めたりして使うようなお部屋があっても、間取りサーチで部屋の形状の変化を察知してくるようになっています。
清潔機能の特徴
熱交換器凍結洗浄
今年から搭載の注目機能がこの凍結洗浄です。
エアコン室内機内部には温度差で結露が付くのですが、これを凍結させることで汚れを絡め取るのが凍結洗浄です。
霜を利用することで、
▶︎洗浄効果が広く行き渡る
▶︎氷の結晶で汚れを絡め取る
様子がよく分かりますね。
これまでのエアコンにも汚れ帽子のコーティング機能を搭載しているモデルはありましたが、これほど積極的に汚れを除去するような機能はこれが初めてと言っていいのではないかと思います。
羽までお掃除のファンロボ
今年はさらに内部清潔機能が強化され、ファンに付着したホコリまでとってくれるようになりました。
ファンを清潔に保つという意味でももちろん良いのですが、加えて送風の効率キープが期待できるのも魅力ですね。
扇風機や換気扇で感じた方も多いかと思うのですが、ファンが汚れているとだいぶ送風の効率が落ちちゃうんですよね。
自動でお手入れしてくれるなんてありがたいものです。
ステンレスクリーンシステム
日立のエアコンといえばこのステンレスですね。通風路・フラップにステンレス加工が施されています。
2022年Xシリーズからは銅合金を採用し、防汚効果がアップしています。
フラップ部分は通常プラスチック樹脂でできていますが、これだと静電気が起こりやすくホコリがくっつきずらい利点があります。
キッチンなど清潔性を求められる場所にはよくステンレスが採用されていますよね。
その他もしっかり清潔
自動お掃除される手前のフィルター部分にもステンレス加工がされています。
三菱でいうはつ油フィルターと同じ狙いで、油分によりホコリが張り付くことを抑制します。
その他の特徴
カラッと除湿
日立は湿度センサーも搭載しています。部屋の湿度分布を感知し、湿度の高い場所を狙い撃ちで効率良い除湿が可能となっています。
再熱除湿タイプなので肌寒くならない除湿・室温をあげながらの除湿も可能です。
ステンレスイオン空清
プラズマ電極を搭載しフィルターでホコリをキャッチします。
静電気でホコリをくっつけると思っていただければOKです。
別売りの空気清浄フィルターを使うことでより高い効果を見込むことができます。
日立まとめ
多くのセンサーで部屋の状況を詳しく観察し、6枚のフラップで効率よく吹き分けを行います。
間取りセンサーボタンで続き間のあるお家でも使い分けがしやすい機種となっています。
こんな場合は日立がおすすめ
▶︎一箇所に止まることは少ない
▶︎続き間があり、ふすまを開けたり閉めたりする
▶︎室内機の嫌なニオイが気になる
凍結洗浄とファンロボの日立
以上ここまで比較的部分空調が得意なメーカーさんの代表機種を紹介してきました。
三菱・パナソニック・日立
3社まとめ
では最後に大事な部分のまとめと簡単な比較を行っていきます。
運転比較
三菱→ムーブアイ
パナソニック→エコナビ
日立→暮らしカメラAI
このように、どのメーカーも優れたセンサー機能を持っています。
どれがいいかと聞かれると難しいところです。
なぜならこんな流れがあるからです。
三菱
→エアコンは温度を管理するためのもの。温度センサーを最強にしよう。
で、実際に温度センサーだけを考えれば最高の性能を持っていると思います。
そうなると他のメーカーは他の方法を考えなければいけないですね。丸パクリするわけにはいかないですからね。
日立
→温度だけでなく人の顔を認識すればもっと正確じゃない?
ということで顔認識を搭載したのが日立ですね。
それにものセンサーや間取りセンサーを追加していき今の形になっています。
▶︎パナソニック
→部屋の状況を知るのも大事だけど、それをうまく活かせないと意味がないよね。
うちは賢さを重視しよう。
と吹き分け最後発のパナソニックがいいとこ取りしつつ続いていきます。
三者三様の考えであり、優劣をつけるようなものでは無い気がします。
どれに魅力を感じるかが大事では無いでしょうか。
方向性で行くと
三菱→パナソニック→日立
の順で部分空調の考えが強い印象があります。
少人数での利用であればさらなる省エネが期待できます。
逆に部屋全体の空調としては
日立→パナソニック→三菱
の方が適している印象でしょうか。
どれがいいとかいうことではなくコンセプト・バランスの問題ですね。
あと、繰り返しになりますが、ここに書いているのは”敢えて言うなら”程度の差ですので気にしすぎはよくありません。
別にみんなが集まる部屋に三菱をつけても全く問題ありませんし、続き間が無いお家に日立をつけてももったい無いといったこともありません。
ちょとした特徴の話です。
様々な状況において快適さをキープできる性能がこのグレードにはあります。
清潔機能比較
各社非常に高い清潔性を持っています。
どれでも満足度は高いかと思いますが、これも方向性の違いだけまとめていきます。
三菱→ハイブリッドナノコーティングと外せるフラップ
パナソニック→自動排出お掃除ロボとナノイーX除菌
日立→ステンレスフラップと内部除菌加工
自分で掃除できる三菱は”手間をかければ”より清潔性が高いですね。
パナソニックと日立はより幅広く汚れ対策がされており、なるべくお手入れを減して行く考えです。
反面ナノイーX自体にはホコリをとる効果はありませんし、ステンレスも汚れを完全に抑えるものではありません。
できる部分は自分でしっかり掃除したいなら三菱。
自分では掃除しなそうだという方はパナソニック・日立が向いている気がします。
各社特徴を振り返る
だいたい8割程度は同じ内容で、同じ目的で搭載されている機能です。
あとの少しの違いを比べてみますと・・
更なる省エネを目指す三菱
ムーブアイ極みは最強センサーと言っていいでしょう。
手先・足先の温度まで細かく測定して体感に合わせた運転を自動で行います。
エアコンは温度を管理するものですから温度センサーが優秀な方が有利という考えなのでしょう。
確かにその通りではないかと感じています。
豊富な便利機能とバランス良い性能のパナソニック
パワーアップしたナノイーXと自動排出お掃除ロボで楽して本体の清潔さも保ちつつ、お部屋の空気も浄化してくれる優れものですね。
W温風で寒がりさんの強い味方になってくれます。
新たに4枚フラップ採用で吹き分けも得意になりトレンドの詰まった1台となっています。
ステンレスと6枚フラップの日立
ステンレスクリーンシステムと凍結洗浄で清潔性能は万全。
業界最大の6枚フラップで障害物の多い部屋でも上手に吹き分けます。
間取りセンサーで続き間でも効率よく運転と、派手ではありませんが必要な機能性能がしっかりと搭載されフィット感の高い機種となっています。
以上エアコンの選び方前編、部分空調よりのメーカー比較でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
後編はこちら
【メーカー比較】エアコン選び!我が家にぴったりの機種はどれ?後編