洗濯機 買ってはいけないシリーズ

【販売員視点】買ってはいけない洗濯機ってあるの? 避けた方が良いメーカーは?

「このメーカー安いから気になるけど・・、実際どうなの??」

最近は、有名なメーカー以外の家電製品もちょこちょこ見かけるようになってきましたね。

それが結構安いものですから、「どうなのかな?」って気になっている方も多いはずです。

ということで本日は

●買ってはいけないメーカー

●いけないわけじゃないけど注意して欲しいパターン

●中古・レンタルは?

この辺りについてお話させてもらいたいと思います。

あくまで私個人の意見ですので、その点はご了承いただきたいと思います。

▼人気のタテ型・ドラム式

▼タテ型乾燥付き

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買ってはいけないメーカー

こんなタイトルのページを作っておいてなんですが、

買ってはいけないメーカーっていうのは基本的にないです。

買い物のシチュエーションは様々ですから、「とにかくこれはダメ」というのは乱暴すぎるように思います。

まぁ、そうは言っても、私が個人的にすすめないし、自分でも買わないメーカーも実はあります。

買ってはいけないシリーズでは、残念ながらおなじみになってしまっているアイリスオーヤマですね。

例えば、ドラム式洗濯機なんかは・・

アイリスオーヤマ
HDK842Z

洗濯容量 8kg 乾燥容量 3kg
洗濯/洗濯〜乾燥時間 51/261分
使用水量 80L
運転音(洗い/脱水/乾燥) 40/46/44dB
乾燥方式 ヒーター
洗濯1回の電気・水道代
洗濯〜乾燥の場合
不明(数値非公表)
風呂水ポンプ なし 洗濯槽自動洗浄 なし

❌ 乾燥容量が4kgと縦型よりも少ない

❌ その割に乾燥時間がとてつもなく長い

❌ 運転音が有名メーカーのドラム式よりもかなり大きい

❌ 使用水量は多くはないものの、使用水量の割には洗濯容量が少ない

といったデメリットがあります。

まぁ、その分価格は抑えられてはいるんですが、それにしてもなぁって思います。

特に、乾燥容量4kgで洗濯〜乾燥に261分(約4時間半)は長すぎですね・・。

ドラム式洗濯機の洗濯機の最大の魅力は乾燥が得意ということにあると思うのですが、そこが弱いっていうのは残念です。

低価格な割に温水洗浄コース搭載など、メリットもあるにはあるんですけど、それでも割高だなぁって感じてしまいます。

あとは、消費電力量などの細いスペックが非公表な点も気になっちゃいますね・・。

というわけで、やっぱりおすすめし難いなぁって思います。

代わりにこちらがおすすめ

ドラム式でできるだけ価格を抑えるなら、代わりにこの辺がいいかと思います。

シャープ
ES-H10G

洗濯容量 10kg 乾燥容量 6kg
洗濯/洗濯〜乾燥時間 45/150分
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 74/96L
運転音(洗い/脱水/乾燥) 26/37/41dB
乾燥方式 ヒーター
洗濯1回の電気・水道代
洗濯〜乾燥の場合
約19円
約75円
風呂水ポンプ なし 洗濯槽自動洗浄 なし

こっちなら10kg洗えて6kg乾燥OKと、今の標準的な容量になっています。

また、

▶︎洗濯・乾燥時間

▶︎使用水量

▶︎運転音

この辺りも標準的な性能に収まっています。

アイリスオーヤマよりはやや価格は上がりますが、こっちの方が無難ではないかと思います。

特に乾燥時間と運転音の差は大きいですからね。

せっかくドラム式で購入を考えているなら、せめてこっちがいいんじゃないかなぁっていう気持ちになります。
 

洗濯機のおすすめメーカー

他の新しいメーカーや、聞きなれないようなメーカーについても優先しておすすめする気持ちはありません。

やっぱり、長く作っている有名メーカーが価格面も含めて総合的におすすめです。

洗濯機のおすすめメーカーは・・

同率1位で日立とパナソニック、

3位が東芝

4位がシャープですね。

お手頃路線ではAQUAはOKで、それ以外はあんまりおすすめしないです。

なんだかんだ言って有名メーカーは安心しておすすめできます。

 

 

有名メーカーでも
注意して欲しいパターン

次は

「買ってはいけないわけではないけれど、ちょっと注意した方が良い」

というパターンです。

シャープの穴なし洗濯槽

シャープ 穴なし洗濯槽
ES-GV8H

シャープの縦型洗濯機でよく使われている"穴なし洗濯槽"なんですが、これは誤解が多いように思います。

穴なし洗濯槽は・・

▶︎節水

▶︎洗濯槽裏の汚れが洗濯槽内部に侵入しない

といったメリットがあります。

ですがそれが強調されすぎて、

「洗濯槽にカビが生えない」みたいに言われていることがあるんですよね。

それは誤解というか、間違いなんです。

あくまでカビが生えても洗濯槽の中に逆流してこないだけで、カビが生えることはあります。

ですから、洗濯槽の裏の汚れは衣類に付着することはないまでも、カビ臭くなることはあるんです。

また、洗い時の運転音が大きくなるといったデメリットもあるんですね。

加えて、理屈の上では脱水が穴あり洗濯槽よりも効率が悪くなります。

まぁ、脱水が弱いような意見は実際には意外と少なく、ほぼ気にならないようですけど・・。
 

ということでメリットばかりではないので注意していただきたいんですね。

ちゃんと魅力的な製品ではあるんですが、誤解が多いのであんまり優先してすすめる気持ちにならない感じです。

 

注意モデル
7kgビートウォッシュ

日立のビートウォッシュや、パナソニックのすっきりフロントがそうなんですけど、7kg容量モデルは本体がコンパクトになっているんですね。

日立 ビートウォッシュ
スリムタイプ BW-V70J

性能は悪くはないんですが、スリムな本体がメリットにもデメリットにもなり得ます。

例えば乾燥なしのビートウォッシュの場合

8〜10kg容量→本体幅57cm

7kg容量→本体幅53cm

このように本体の横幅が7kg容量だけスリムなんですね。

「置き場所が限られているから7kg容量」という選び方なら全然問題ありません。

ですが「容量的に7kgで足りそうだから7kg容量」というのはちょっと注意が必要です。

というのも、本体の幅が狭いとそれに合わせて洗濯槽の広さも、投入口も狭くなるわけです。

少しとはいえ、洗濯物の出し入れがしにくくなってしまうんですね。

容量だけでなく、日頃の使い勝手自体が変わってしまうわけです。

置き場所に問題がないなら8kgを優先しておすすめします。

代わりにおすすめ

日立 ビートウォッシュ
8kg BW-V80J

こちらは標準幅モデルです。

基本性能は7kgと変わりありませんが、こちらの方が売れ行きが良く、割安になっていることも多いんじゃないかと思います。

ちなみに使用水量は・・

▶︎7kgモデルで容量いっぱいに洗った場合で86L

▶︎8kgモデルで容量いっぱいに洗った場合で92L

6Lの差ですので、水道代でいうと1.5円ほどの違いしかないです。

小さい方が節水というわけでもないので、その点は心配いらないかと思います。

7kgモデルよりもこちらの方が少し投入口・洗濯槽が広いので、使いやすいんじゃないかと思います。

ちなみに7kg容量モデルはホワイトの1色のみなのに対して、8kg容量はホワイトの他にラベンダー系のカラーも展開されています。

8kg容量 ラベンダー系カラー

 

 

注意モデル
パナソニックの7kgインバーター

日立のビートウォッシュと同様に、7kgモデルだけ本体がスリムになっています。

パナソニック
スッキリフロント NA-FA7H2

本体がスリムというメリットはあるものの、

8kg以上のモデルと比べ・・

▶︎投入口がやや狭くなり

▶︎槽洗浄お知らせサインなし

という内容となっています。

8kgにだけあるもの

ビックサークル投入口

同じFAシリーズの中でも、7kgモデルだけ性能が少し下がってしまうというわけなんです。

そんなわけで、家族で使うなら8kg以上が良いかと思います。

代わりにおすすめ
NA-FA8H2

8kg以上のタイプは・・

⭕️泡洗浄&パワフル立体水流

⭕️ワイドサークルビッグサークル投入口

が採用されています。

立体水流はパナソニックの魅力の一つなので、せっかくならこちらの8kgが良いかなぁって思います。

ちなみに昨年、私も洗濯機を買い替えたのですが、このシリーズにしました。

乾燥機能なし部門の洗濯機では一押しです。

 

注意モデル
東芝の7kgインバーター

東芝7kgインバーターモデルは、以前と少し内容が変わっています。

以前の7kgインバーターモデルはどれも静音が売りだったのですが、今はややスペックダウンしています。

東芝 7kgインバーター
AW-7DH3

同じDH3シリーズでも7kgモデルと8kgモデルで結構仕様に違いがあります。

運転音・使用水量などの面で、7kgの方が不利な内容となっています。

価格の下がり方次第ではおすすめになることもあるかと思いますが、今のところ少し割高感があると思います。

ちなみに8kgタイプはあいかあわらずの静音設計ですね。

加えて、7DH3は東芝の魅力である・・

▶︎抗菌水なし

▶︎水流パワーボタンなし

と、所々スペックダウンしています。

7kgと8kgで、主要なスペックを比べるとこんな感じです。

  7kgモデル
AW-7DH3
8kgモデル
AW-8DH3
使用水量(L) 109 99
運転時間(分) 47 39
運転音(洗い/脱水)dB 34/37 26/37
抗菌水
水流パワーボタン

このように、8kgモデルの方が時間・水量・運転音において優秀になっています。

代わりにおすすめ

そんなわけで、せっかくならこちらがおすすめです。

東芝 8kgモデル
AW-8DH3

東芝といえば、静かさ目当てで選ぶ方も多いですね。

8kgモデルなら相変わらずトップクラスの低騒音を誇っています。

抗菌水もあれば嬉しい機能ですし、水流パワーボタンで洗浄の強さも簡単に切り替えOKとなっています。

せっかく東芝を選ぶのなら、こちらがおすすめです。

人気メーカーの注意点はこれくらいですかね。

 

中古品ってどうなの?

レンタルや中古についてはこちらのページで詳しく解説しています。

家電の中古品ってそれほど見かけないとは思うんですけど、それでもフリマアプリなんかの登場で身近になってきているのかと思います。

洗濯機、特に単身用の縦型洗濯機なんかは年式の古い・新しいでの違いが少なく、お得に見える場合もありますね。

ですが、やっぱり注意して欲しいこともあるんです。

中古品を買う場合に注意して欲しいのは製造年数です。

洗濯機の寿命は7年です。

多分みなさんの想像よりも短い年数じゃないかと思います。

ちなみに7年で壊れるという意味ではなく、部品保有期間が終了する年数が7年という意味です。

「7年でサポート終了」と思ってもらえらばOKです。

で、製造から4年たった中古の洗濯機があったとします。

残りの寿命は3年です。

「例えば学生の間だけ」

「単身赴任の間だけ」

みたいなケースならこれでも問題ないですよね。

ですが、「長く使いたいけど、なるべく安く済ませたい」みたいな時には向いていないです。

 

家電のレンタルってどうなの?

最近は中古だけでなく、レンタルっていうのもネットでよく見かけるようになりましたね。

単身用の家電セットのレンタルみたいなものが多いようです。

で、これってどうなのかと言いますと・・

正直、買った方が安いと思います。

「あれこれ選んで買う時間がない」

「処分に困る」

といった場合には良いと思うのですが、金銭的な意味合いでのメリットはなさそうです。

レンタル系のサイトをいくつか見ても、やっぱり低価格帯のモデルがラインナップされているんですよね。

そういうのでいいなら、買った方が安いケースがほとんどだと思います。

 

まとめ

最後に簡単におさらいしておきたいと思います。

▶︎「買ってはいけない」というほどのメーカーは基本的にはないです。

▶︎でも、個人的にはアイリスオーヤマは理解できないのですすめません。

▶︎シャープの穴なし洗濯槽は良いものではありますが、誤解が多いので注意して欲しいです。

▶︎中古やレンタルは優先度は低いものの場合によってはアリ

こんな感じですね。

簡単にですがみなさんの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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