今のご時世ですと、ネットや通販でテレビの購入を考える方も多いんじゃないかと思います。
でも、通販番組やネット記事ではいいことばっかりいうんですよね。
まぁ、宣伝ですからしょうがないですけど・・。
「このテレビはコスパが高い」
とか
「〇〇のメーカーは安くても性能は良い」
みたいなうたい文句をたくさん見かけると思います。
そんな中で、店員として正直な意見を書いちゃおうというのが、この”買ってはいけない"シリーズです。
このページでは
よく"お買い得"とか"コスパが高い"と言われるモデルと、それよりもちょっと高めのモデルの違いを説明しつつ
私以外のテレビコーナーのスタッフの意見も交えて
紹介して行きたいと思います。
このページの内容
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はじめに
"買ってはいいけない"と言いつつも、もちろん場合によります。
最初に書いておきたいのですが、
どんな場合でも買ってはいけないテレビって言うのはありません。
ご予算もあるでしょうし、テレビに求めるレベルも人それぞれと思います。
私も、みなさんがみなさん、高性能なモデルを希望するわけではないことは重々承知しています。
寝室や自室に10万円クラスのテレビを買う方は少ないですし、「テレビはそんなに見ないよー」という方もいるかと思います。
ですので、
条件としては、リビングで使うテレビ(メイン使用)の場合
として捉えていただけると助かります。
「高性能じゃなくてもいいけど、あんまりショボいのもやだなぁ」みたいなケースを想定して書いています。
100点満点でいうなら、"60点よりは取れる性能"が希望というイメージですね。
みなさんなんとなく感じているように、テレビは映っているところを見ないと選び辛い家電でもあります。
「高画質ですよ」とか「4Kなんです」といった説明だけ見ると、必要以上に期待が大きくなりやすい家電かもしれません。
例えば
▶︎ネットでコスパが高いと言われる商品を実際に見に来て、実物を見たら「この映りならやっぱやめておこう」ってなる。
▶︎通販番組で買ったテレビの映りがいまいちで、「これってこういうものなんですか?」ってお店に聞きに来る。
といったように、期待と実際のギャップが大きくて、「こんなはずでは・・」ってなることはまぁまぁあります。
他に、「買ったテレビが暗い」「疲れる」「音が聞きにくい」といった相談も多いですね。
そんなケースを避けるために参考にしてもらえればと思います。
どのメーカーがいい?
まず最初に気になるのは
「どのメーカーがいいの?」
っていうところじゃないでしょうか。
リビング用として人気があるのは
ソニー(ブラビア) パナソニック(ビエラ)
この2強です。
東芝、シャープも人気がないわけではないですが、まぁ10年前みたいな勢いは全然ないです。
そうはいっても、どのメーカーにも魅力はありますし、注意が必要なこともあります。
例えば、ソニーでもいまいちなやつはいまいちです。
メーカーだけで良し悪しを判断することはできないんです。
まぁ、それでもあえて優先順位をつけるなら・・
メーカー優先度
同率1位 ソニー・パナソニック
同率2位 東芝・シャープ
3位 LG・ハイセンスなどの海外メーカーやヤマダ電機のFUNAIなどの格安メーカー
同じグレードどうしならという条件で、こんな風になります。
ちなみにアイリスオーヤマとか、ホームセンター系・ディスカウントストア系のテレビは普通にやめておいた方がいいです。
価格の安さを優先するあまり、性能が削られすぎているケースを多く見かけるからです。
それならフナイとかLGの方がよっぽどおすすめですね。
やっぱり長く作っているメーカーが安心です。
リビング用なら"倍速"は必須!
テレビの性能を判断する上で、とても重要なのが"倍速"に対応しているかどうかです。
液晶テレビの場合、これが一番大事って言ってもいいくらいですね。
倍速とは・・
倍速とは、簡単にいえばものが動いた時の"型崩れ"や"滲み"を低減させる機能のことです。
よく、"残像を減らす"みたいに言われ、スポーツシーンなどには必要みたいに言われています。
まぁ実際はスポーツに限らず倍速がないと、テレビを見てて疲れやすくなっちゃう傾向があります。
動きの滑らかさや残像の残りやすさに違い
ソニーのサイトから引用した、倍速有り無しのイメージ図がこちらです。
左が倍速なしで、右が倍速ありですね。
倍速がないと、ものが大きく動いた時に輪郭が滲むというか、残像みたいに見えてしまうわけです。
特に大型画面だと差が出やすいので、できれば49インチ以上はぜひとも倍速モデルを選んでもらえるといいと思います。
倍速は土台となる基本性能
あと、倍速に対応してないテレビというのは、基本的に画質はよくないです。
というのも、倍速という基本機能がないのに、他をあれこれ頑張っても効果的とは言い難いと思います。
性能のバランスが悪いっていう感じですね・・。
あくまで、基本(倍速)があって、応用(色合いや明るさなど)があるわけですね。
倍速についてはこちらのページでもう少し詳しく解説しています。
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【実は倍速が最重要】家電店の店員がテレビの"倍速"についてわかりやすく解説
続きを見る
迷ったらコレ!!
「なるべく予算は抑えたいけど、あんまり性能低すぎてもなぁ・・」
「安いのはいいけど、聞いたことないメーカーで大丈夫かなぁ」
こんな時に今おすすめのモデルを先に紹介しておきたいと思います。
現状、倍速を搭載で、有名メーカー・多くの家電店で扱っているモデルとなると・・
東芝 Zシリーズ
55Z570K
おすすめ度(10段階) | 7 |
倍速 | あり |
視野角 | 広い |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
今年から新たにラインナップに加わったシリーズで、
▶︎倍速搭載
▶︎全体的にバランス良くちょうど良い性能
というモデルです。
際立った特徴というほどのものはなく、もちろん上にはもっと良いモデルもあります。
でも、必要なものは一通り揃っている感じなんですよね。
「多くは求めない」という方も多いはずですから、これくらいでちょうど良いと感じる方が多くなるであろう性能です。
買ってはいけないテレビ
それでは本題に入って、(期待しすぎて)買ってはいけないテレビの紹介をしていきたいと思います。
主に、期待が大きくなりがちで、でも実際はそれほどでもないというモデルですね。
有名どころでは3機種です。
▶︎東芝 Mシリーズ
▶︎シャープ CL DLシリーズ
▶︎パナソニック JX750シリーズ
あとは家電店にはないようなマイナー系はおすすめしがたいものが多いです。
メインにはもう一歩①
東芝 Mシリーズ
おすすめ度(10段階) | 4 |
倍速 | なし |
視野角 | 狭い |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
⭕️ネット動画対応
⭕️価格は確かに安い
❌正面以外から見たときの色合いの変化が大きい
❌色合いもややクセあり
"コスパ"っていう言葉で紹介されていることが多いテレビと思います。
確かに安いですね。
メーカー的には中位の位置づけなんですかね。
でも、大手メーカーのテレビとしては性能はかなり低めです。
有名ブランドの罠
メーカーも東芝、レグザのブランドで、聞き覚えのある方・使っているという方もいるんじゃないかと思います。
そこが罠というか、10年くらい前だと確かに東芝はよく売れていました。
ですが、今はもう全然勢いはないです。
あと、東芝の中でももちろんピンキリなわけです。
メーカーだけで、「おっ、東芝でこの値段なら安いんじゃない」って判断するのは危険です。
問題は発色と視野角
このモデルの弱点はズバリ"画質"です。
明るさは十分あるんですが、色合いにややクセがあります。
主に肌とか明るい色合いの発色がよくないというか、くすんだ印象なんですね。
あと、大手メーカー品のテレビとしてはかなり視野角が狭いです。
正面からはそれほど違和感ない画面なんですが、斜めに移動するほど、どんどん白くモヤがかった見た目になります。
もともと画面が明るい分、横から見たときの白っぽさがかなり出ちゃうんですよね。
これは、このモデルで採用されているVAパネル全般に当てはまることでもあるのですが、その度合いがとりわけ大きいように感じます。
75インチという大型サイズまでラインナップされているようなシリーズなのに、視野角が狭いというのは大きな弱点じゃないでしょうかね。
常に正面から見るならまぁ実用の範囲ですかね・・。
ですが、特に55インチ以上の大型でこの視野角、しかも倍速もないというのはちょっとメインテレビのスペックには足りないかなぁって思います。
他のテレビスタッフの声
せっかくなので、私以外の店員から聞いた印象も書いておこうと思います。
店員A「東芝は故障が多い印象があるし、特にお買い得モデルはあんまり・・」
店員B「倍速なくて大型はきついよね」
店員C「実物見て、お客様がこれでいいっていうならいいんじゃない?」
と、こんな感じですね。
全員が否定的というわけではないものの、良い印象はほぼ聞こえてこないです。
こんな場合なら
リビング用としてはやっぱりおすすめしにくい性能ではあるのですが、確かに安いんですよね。
一人暮らしで使うとか、寝室で43インチを使うといった場合であれば、全然問題ない範囲だと思います。
代わりにおすすめ
最初の方でおすすめ代表に選んだモデルです。
東芝では今年、新しいモデルがいくつか追加されています。
Z670Kシリーズと、Z570Kシリーズですね。
どちらも、従来のZシリーズよりも価格を抑えつつ、しっかりと倍速は対応しています。
特にZ570Kは安値感が強いです。
予算重視の場合、他メーカーも含めても「Z570Kで決まりかな」というくらい安値感があります。
東芝 レグザ
液晶テレビ 50Z570K
おすすめ度(10段階) | 7 |
倍速 | あり |
視野角 | 狭い |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
⭕️液晶3番手モデルながら、画質は割と良い
⭕️倍速付きでこの価格は割安
❌視野角はやや狭い
❌Netflix非対応
何よりも倍速対応でこの価格っていうのが魅力です。
変にメーカーに拘って、ソニーとかパナソニックの倍速なしモデルを選ぶくらいなら、こちらの方がずっとおすすめです。
できれば55インチ以上だと視野角が広くていいかなぁと思います。
ハイセンス
液晶 55U8F
おすすめ度(10段階) | 6.5 |
倍速 | あり |
視野角 | 普通 |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
スピーカーが20Wで弱め・4K放送の裏番組録画不可など、低価格路線っぽい部分はありますが、画質はそこそこ良い目です。
倍速ついてこの価格ならお買い得かと思います。
Mシリーズよりはこっちの方がずっとおすすめです。
メインにはもう一歩②
シャープ DL1シリーズ
おすすめ度(10段階) | 4 |
倍速 | なし |
視野角 | 狭い |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
⭕️数少ない首振り対応スタンド
⭕️アンドロイドOSでネット動画が豊富
❌動作の遅さが気になるという声が多い
❌視野角はやや狭い
一見すると、上位モデルと同じ映像エンジン(画像処理する頭脳的な部分)を搭載し、120スピードと倍速チックなものもついて、しかもアンドロイドでネット連携も得意と、高性能に見えますね。
メーカーのサイトにもハイグレードモデルって書いてありますし。
でも、実際のものを見るとどれも期待には及ばないんですよね。
やっぱり視野角は狭め
視野角は東芝のMシリーズよりは若干いいような気もしますが、やはり正面を外れるほど白っぽさ目立つ印象です。
色合いは前モデルのBL1シリーズから比べるとだいぶよくなりました。
画質面では、東芝のMシリーズよりややいいかなぁと思っています。
動作がもっさり
「電源のオンオフとか、チャンネル切り替えの反応が悪いんですけど・・」
シャープのテレビは全体的にこんな問い合わせが多いです。
最近のテレビは多機能ですし、デジタル放送で情報処理も多いですから、ある程度反応が遅いのは仕方ないんですね。
でも、確かにシャープは反応が遅いように感じます。
思わずリモコン連打しちゃいそうになります。
他のテレビスタッフの声
さて、こちらのテレビの他の店員の声はどんなものでしょうか。
店員A「アンドロイドの不調が多いからあんまり・・」
店員B「せめて1つ上のCN1シリーズならなぁ」
店員C「去年のBL1シリーズよりはいいんじゃない」
と、前年モデルよりは評価はいいものの、やっぱり優先しておすすめすることはない感じですね。
こちらも状況次第では
東芝Mシリーズ同様に、どんな場合もいまいちというわけではありません。
主に1人で使うなら問題ない範囲です。
ネット動画が豊富なこともあり、若い方で一人暮らし用に買って行く方はそれなりにいます。
電源オンオフとか、チャンネル切り替えは動作が遅いですが、ネット動画のアプリが重いといったことはそれほど感じないですし。
また、首振りできるスタンドって今は少ないんですけど、こちらは首振りできるんですよね。
そんなわけで、ネット動画をたくさん使う場合かつ、予算を抑えるなら候補にはなるかなぁと思います。
代わりにおすすめ
もし在庫が見つかれば、2020年モデルの倍速対応モデルが安くなっています。
リビング用ならこっちがいいかなって思います。
シャープ アクオス
液晶 4T-C55CN1
おすすめ度(10段階) | 6.5 |
倍速 | あり |
視野角 | やや狭い |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
⭕️倍速対応でありながらお買い得価格
⭕️低反射のN-Blackパネル採用
⭕️数少ない首振り対応スタンド
⭕️アンドロイドOSでネット動画が豊富
❌動作の遅さが気になるという声が多い
❌視野角はやや狭い
生産完了モデルですが、今ならまだ新品を探せるかと思います。
こちらなら倍速対応ですし、CL1よりも発色がよくなります。
また、低反射のパネルが使われており、反射による画面への映り込みが低減されています。
視野角はやや狭いですが、元々の発色がCL1よりも良い分斜めから見た時もまだマシかなって思います。
メインにはあと一歩③
JX750シリーズ
おすすめ度(10段階) | 4 |
倍速 | なし |
視野角 | 狭い |
明るさ | 十分 |
ネット動画 | 対応 |
⭕️真正面から見るならキレイな色合い
⭕️40や58インチなど他には少ないサイズが用意されている
❌視野角はかなり狭い
上位モデルと同様にヘキサクロマドライブが搭載されているだけあって、真正面から見た時の色合いはキレイかと思います。
また、40インチや58インチなど、今では数少ないサイズも用意されている良さもあります。
でも・・
視野角はかなり狭い
パナソニックといえば、これまでは視野角の広いIPSパネルが採用されていました。
ところが今年からはVAパネル採用となり、かなり視野角は狭くなってしまったんですね。
斜めから見ると、かなり白っぽく見えます。
価格は抑えられているものの、パナソニックの良さが1つなくなっちゃったなぁっていう印象です。
他のテレビスタッフの声
さて、こちらのテレビの他の店員の声はどんなものでしょうか。
店員A「斜めから見るとすごい白いなぁ・・」
店員B「IPSパネルじゃないし、転倒防止もなかったらパナソニック要素がない」
店員C「40インチは今は数少ないから、40インチで探している場合はいいんじゃない?」
と、視野角が狭くなったことへの反応が多いですね。
理想は一つ上へ
パナソニックにはJX850やJX900という、
▶︎倍速あり
▶︎転倒防止スタンドあり
▶︎ある程度価格を抑えている
というモデルがあります。
こっちの方がどうしてもバランスが良いため、目立ってしまうんですね。
そんなわけで、価格もJX850やJX900の方が割安になる傾向があります。
ですから、理想は少し予算を足してJX850やJX900へランクアップすることですね。
代わりにおすすめ
パナソニックの場合は、一つ上のグレードに当たるJX850シリーズから倍速対応・IPSパネル採用となります。
せっかくならこっちにしていただくと、パナソニックを選ぶ甲斐があるんじゃないかと思います。
パナソニック ビエラ
液晶テレビ TH-49JX850
おすすめ度(10段階) | 7 |
倍速 | あり |
視野角 | 広い |
明るさ | 普通 |
ネット動画 | 対応 |
⭕️IPSパネル採用で、正面はもちろん斜めから見てもキレイ
⭕️転倒防止スタンドで倒れにくい
と、パナソニックのいいところがちゃんと入っているモデルですね。
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その他の同等レベル品は?
東芝のMシリーズや、シャープのDL1シリーズとよく比較検討されるモデルはこのあたりでしょうか。
ソニーX8000Hシリーズ
おすすめ度(10段階) | 5 |
倍速 | なし |
視野角 | 広い |
明るさ | やや暗め |
ネット動画 | 対応 |
⭕️広視野角パネルで斜めにも強い
❌倍速無しなので、動き性能はMやDLと大差無し
❌やや暗めの画面
正面以外から見ても、色あいの変化は少なめとなっています。
東芝Mシリーズや、シャープDLのような、斜めから見た時の白くモヤがかった見た目にはなりません。
ただし、明るさは落ちてしまいます。
明るさは重要
明るさはかなり重要です。
スマホの画面や写真でも、明るさを上げると見栄えが大きく変わりますよね。
テレビでも同じことが言えます。
X8000Hは、同じソニーの人気モデルX9500Hと比べると明らかに暗いです。
前述のMとかCLなどのお手頃モデルと比べても、やや暗い画面です。
まぁ、単体で見る分にはきになるほどではないかもしれません。
でも、ソニーって言ったら、明るく華やかな映像が支持されているわけですから、そこからは離れた画質になっています。
もちろん、明るいとか暗いっていのは、同じモードどうしで比べた場合です。
設定の差ではなく、実力の差がやっぱりあるんですね。
とはいえ、倍速なしで比べるならこのモデルが一応一番マシかなぁって思います。
ただ、一時期に比べて価格が上昇している傾向があります。
逆に、一つ上のグレードであるX8500Hは 、最後の売り尽くしでやすくなっています。
ソニー X8500H
明るさ自体はX8000Hと同程度ですが、こちらは倍速対応になっています。
すでに完売の店舗も多いかと思いますが、価格は底値付近かと思います。
見つけられれば断然こっちがおすすめです。
Z570かX8500Hにランクアップがおすすめ
倍速なしのお手頃モデルなら、ソニーのX8000Hがとりあえずのおすすめという感じです。
ですが、今では・・
▶︎東芝のZ570K
▶︎ソニーのX8500H
これらが倍速も対応で、価格もそれほど大きく変わらない状況です。
ソニーのX8500Hは販売終了方向で、見つからない場合もあると思います。
東芝Z570Kは2021年に発売のモデルですから、しばらくは見つけやすい状況が続くかと思います。
各社の倍速なしモデルにあと少し予算を足すだけで選ぶことができるので、せっかくならこちらがおすすめです。
フナイ・ハイセンスなどの格安メーカー
10年前はなかったようなメーカーのテレビも最近はよく見かけますよね。
ヤマダ電機独占販売のフナイとか、中国のハイセンスあたりがよく話題に上がりますね。
魅力的な価格のものが多く、気になっている方も多いかと思います。
いろんな所をを少しずつ安く済ませる
格安メーカーはダメではないんですけど、あくまで格安なんですよね。
しっかり手を抜くところは手を抜いて安く仕上げています。
大手の商品よりも、例えば画質とか、音質とか、デザインとか、機能をちょっとずつ下げて、それで価格を抑えているわけです。
大まかにグループ分けすれば、"同等品より安い"ってはなりますが、本当に一緒というわけではないです。
それで良いと捉えるか、物足りないと捉えるかで評価が変わってきます。
安さが魅力
ファーストフードとか、ファストファッションとか、安さを売りにしたお店って結構ありますよね。
あんな感じで、場合によるとしか言えないです。
私だってファーストフード食べますし、ファストファッションで済ませることもあります。
でも、それじゃあ物足りないシーンもあるわけですよね。
もうちょっと予算を足せばいくらかいいものを選べるというのも、他の業種と同じなんです。
なので、「せっかく買うならちょっといい目のが欲しいな」って言う時には向かないですね。
本当に同じ性能で安いならいいんですけど、そうではないので注意が必要です。
格安メーカーの活躍の場
先ほどの画像を見ていただくとわかるように、大手の下位グレードを買うくらいなら、格安系の1つ上のグレードを買った方がお得。みたいなことはよくあります。
まあ、あれはイメージなので、実際はもうちょっと複雑ですけどね。
例えば、先ほど登場した東芝のMシリーズ、シャープのCL1シリーズ。
このあたりは知名度はありますし、なんとなく良い印象を持っている方も多いかと思います。
それに対して、フナイとかハイセンスって言われると「大丈夫かな?」なんて思っちゃうわけですよね。
まぁ、聞き覚えがあるかないかで印象って大きく変わりますからね。
でも、東芝のMシリーズや、シャープのCL1シリーズを買うくらいなら、
フナイでもハイセンスでもいいので、ワングレード倍速ありのモデルを買ってもらう方がよっぽどおすすめです。
フナイ FL-49U5030
ハイセンス 50U8F
このあたりは格安系の中でも、リビング用としてもおすすめできる範囲に収まっています。
こんな風に、格安メーカー系のテレビでも、選び方次第では有力な候補になります。
まとめ
ネット上の評価が良い割に、実物はそれほどでもないというモデルを紹介させていただきました。
繰り返しになりますが、どんな場合にも買ってはいけないというテレビはないです。
ただ、思っていたのと違うと言った状況はなるべく避けたいので、正直な意見やスタッフの声を書かせていただきました。
リビング用のテレビは、できる限り倍速があるものを選んでいただきたいと常々思っています。
もし、気を悪くした方がいたら申し訳ありません。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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