テレビ関連

【録画内臓テレビ】録画機能内臓のテレビはある? おすすめはどのメーカー?

テレビのご案内をしている時に、よく受ける質問の1つに

「録画できるテレビってありますか?」

というものがあります。

確かに、10年くらい前には録画機能が内臓されたテレビが結構ありました。

それで、似たようなものを探してるお客様も多いようです。

ところが、

残念ながら最近では録画機能内臓のテレビはすっかり減ってしまったんですね。 

とはいえ、少ないながらも録画機能内臓のテレビもまだ販売されています。

というわけで、このページでは

録画機能内臓のテレビのメーカーとおすすめポイント

について説明していきたいと思います。

▶︎よくある質問と回答

Q. 録画内臓のテレビはある?
→数はとても少ないですが、パナソニックが販売しています。
(長らく一体型を生産してきた三菱はテレビ事業撤退になりました。)

Q. 一体型と別々に買うのはどっちがいい?
→条件がピッタリあうケース以外では、別々に買った方が良いです。

Q. 一体型のメリットは?
→リモコンが一つで済む&配線スッキリで設置できることです。

Q. パナソニックと三菱ならどっちがいい?
→三菱が販売終了となったため、パナソニック一択となっています。

録画内臓テレビのメーカーと
メリット・デメリット

現在、録画内臓のテレビを生産しているメーカーは主に2社です。

パナソニック GR770シリーズ

三菱 RA2000シリーズ(生産終了・新型発売なし)

この2社がレコーダー内臓テレビを生産しています。

 

では、まずレコーダー内臓のテレビから特徴を説明していきたいと思います。

レコーダー内臓のメリット

⭕️ リモコン1つで操作OK

⭕️配線がふえずスッキリ設置できる

というように、わかりやすさ重視の場合におすすめです。


 

レコーダー内臓のデメリット

❌選べるサイズやモデルが少ない

❌高画質モデルがない

❌時期によっては割高になる

というように、選択肢が大きく減ってしまう、価格面で不利になるといったデメリットがあります。

画質の良いというか、倍速に対応したモデルが販売されていないことも、レコーダー内臓テレビの弱点ですね。

ポイント

※テレビの倍速についてはこちらのページで説明しています。

よく、

一体型を買うのと、テレビとレコーダーを別々に買うのはどっちがいい?

という質問も受けますが、

基本的には別々に買った方がメリットは大きいと思います。

別々で選ぶなら、テレビ・レコーダーそれぞれ希望にあったサイズ・価格・機能から選ぶことができますからね。

逆に、レコーダー一体型を選ぶシチュエーションとしては、

▶︎簡単に使いたい
▶︎スッキリ設置したい

という場合には有利です。

価格はどっちが安い?

別々に買った場合と一体型で買った場合、どっちが安く済むのかも気になる方が多いんじゃないかと思います。

時期にもよるのですが、基本的には別々で買った方が割安ですね。

参考にモデルの豊富なパナソニックの49インチで比べて見ましょう。

レコーダー内臓
TH-49GR770

テレビの性能 種類 IPS液晶
倍速 なし
レコーダーの性能 HDD容量 2TB
地デジ約240時間
同時録画 2
(うち4Kは1つまで)
4K放送録画 対応

テレビ部の性能は倍速なしのIPS液晶です。

画質でいうと、10点満点で5〜6点というところですね。

レコーダー部分の性能は4K録画OKの、HDD容量2TBとなっています。

4K放送録画にも対応し、しっかりとテレビに見合った録画性能という印象ですね。

価格は販売店ごとにばらつきはあるものの、20万弱っていうところですかね。
 

次は別々で買った場合の目安です。

録画内臓なし
TH-49JX850

種類 IPS液晶
倍速

倍速対応になり、映像エンジンも上位のものが採用されています。

性能を10点満点で評価するら、7点くらいかなぁっていうところですね。

次はレコーダーを選んでいきます。

先程の内臓モデルのスペックはHDDが2TBで4K録画対応でしたから、それに近いもので選びます。

レコーダー
DMR-4CW201

HDD容量 2TB
(地デジ約240時間)
同時録画 3
(うち4Kは2つまで)
4K放送録画 対応

HDD容量は同じで、同時録画可能数が増えています。
 

2つを足すと・・

TH-49JX850・DMR-4CW201ともに発売から充分に時間が経ち、価格的には底値付近まで落ちています。

テレビ+レコーダーで合計で20万円を切るくらいになるでしょう。

それでいて、この組み合わせなら・・

⭕️テレビが倍速対応になる

⭕️レコーダーの同時録画可能数が増える

と、同じくらいの予算でスペックアップすることができるんですね。

そんなわけで、テレビとレコーダーは別々に買った方がお得感は強いという結論になります。
 

モデル紹介とおすすめ品

ここまで録画内臓と、そうでない場合の違いを説明してきましたが

「録画内臓が簡単そうでいいなぁ」

「これまでも内臓だったから変えたくないよ」

という方も当然いるんじゃないかと思います。

ということで、ここからはレコーダー内臓モデルの紹介と、おすすめポイントについて説明していきたいと思います。

メーカーは最初の方に書いた通り、

①パナソニック

②三菱

この2メーカーとなります。
 

パナソニック
GR770シリーズ

画質面ではパナソニックが有利ですね。

サイズは43・49の2種類となっています。

49インチ
TH-49GR770

テレビの性能

種類 IPS液晶
倍速 なし
スピーカー 3OW
レコーダーの性能 HDD容量 2TB
地デジ約240時間
同時録画 2
(うち4Kは1つまで)
4K放送録画 対応

先ほど価格比較で登場したモデルと同じです。

主な特徴は・・

GR770は斜めから見ても色の変わりにくいIPSパネルが採用されています。

しかも高輝度パネルが採用されており、明るく鮮やかな画質になっています。

ただし、倍速は対応していませんので、メインで使うにはややスペック不足という印象もあります。

とはいえ、一般的に倍速なしのグレードのIPS採用モデルはちょっと暗かったり、くすんだ印象の画質が多いですが、GR770は比較的キレイですね。

録画操作はホーム画面の録画メニューから行うようになっています。

テレビのリモコンに近い形状で、特にパナソニックユーザーは違和感が少なく使えるかと思います。

ただ、録画操作のダイレクト操作ボタンがないのがネックですね。

最近のテレビの流れに乗って、ネット動画サービスには幅広く対応しています。

ここが三菱との大きな違いになるポイントですね。

音質は

スピーカーは30Wで、標準的なリビング向けテレビ並みっていう印象です。

あくまで普通レベルの音質でしょうか。

ですが、そもそもテレビのスピーカー自体がそれほど性能が高くないので、中には物足りなく感じる方もいるんじゃないかと思います。

ポイント

▶︎高輝度IPS液晶パネルで斜めからの視聴に強く、色合いもキレイ

▶︎豊富なネット動画サービスに対応

この部分は三菱よりも優れている点かと思います。


 

三菱
RA2000シリーズ

サイズ展開は43・50・58インチの3種類となっています。
 

50インチ
LCD-A50RA2000

※販売終了 市場在庫限り

テレビの性能

種類 VA液晶
倍速 なし
スピーカー 20W
レコーダーの性能 HDD容量 2TB
地デジ約240時間
同時録画 2
(うち4Kは1つまで)
4K放送録画 対応

レコーダー部分の性能はパナソニックとほぼ変わらないです。

画質としては、VAパネルということで視野角が狭く、また、明るさもややパナソニックよりも落ちる印象があります。

ただ、三菱は使いやすさの面では優秀です。

リモコン上部に録画操作のボタンがあり、ダイレクトに予約や再生の操作が可能となっています。

オートターン機能が採用されており、リモコン操作でテレビの向きを左右に首振り調整が可能です。

視野角は狭いものの、オートターンがあることである程度見やすさを確保できるんじゃないかと思います。

ちなみにオートターン機能は、普通のテレビを含めても三菱だけの特徴となっています。

ダイアトーンブランドの20W前向きスピーカーが採用されています。

ダイアトーンは三菱の高級オーディオブランドですね。

出力20Wと低めなことから、高音質とか、迫力があるというほどまでは行かないものの、キレイ目の聞き取りやすい音が前にしっかり出るのは良い点です。

また、リモコンに声はっきりボタンがあり、セリフの音が大きくなるモードに簡単に切り替え可能となっています。

ネット動画は・・

ネット動画の対応は少なめとなっています。

▶︎YouTube・Amazonプライムビデオ・TUTAYAオンライン

この3つにのみ対応しています。

ポイント

三菱はかっこよさよりも使いやすさ・わかりやすさを優先している印象があります。

録画の操作に不安のある方に人気ですね。

その反面、ネット動画が少ないという弱点もあります。

先にも書いたように、三菱はテレビ事業から撤退することが決まったようです。

このRA2000シリーズもすでに生産終了となってなっており、市場に出回っている在庫のみとなっています。

欲しい方は早めに探すことをお勧めします。

 

番外編 HDD内臓

ディスクの再生とかダビングはいらないから、テレビ本体に録画できるもうちょっと安いモデルないの?

こんなケースもちょこちょこあります。

レコーダー内臓ではなく、HDD内臓テレビがご希望というわけですね。

残念ながら有名メーカーではHDD内臓テレビは生産されていません。

ですが、ヤマダ電機独占販売のフナイというメーカーがHDD内臓テレビを販売しています。

値段もレコーダー内臓よりもだいぶ安くなっています。

フナイのHDD内臓テレビは

▶︎液晶テレビの5030シリーズ(49・55・65インチ)

▶︎有機ELの7030シリーズ(55・65インチ)

この2つのシリーズが該当します。

フナイ(ヤマダ電機)49インチ
FL-49UQ540

テレビの性能

種類 IPS液晶
倍速 あり
スピーカー 50W
録画の性能 HDD容量 1TB
地デジ約120時間
同時録画 2
(うち4Kは1つまで)
4K放送録画 対応

ディスクトレイはありませんので、ブルーレイやDVDの再生・ダビングなどはできません。

本体内臓のHDDに録画するタイプとなっています。

価格はレコーダー内臓よりも安い上に

▶︎AndroidOS搭載で、豊富なネット動画に対応(Netflixは非対応)

▶︎IPSパネルで視野角も広く、明るさも十分

▶︎倍速対応でメインテレビにも使いやすい性能

と、なかなかいいところが多いです。

もちろん、有名メーカーに及ばない点は多いですが、HDD内臓でこの価格ならお得感はあるかなぁって思います。

あと、ヤマダ電機にしかないっていうのと、知命度が低いのがネックですかね。

フナイのテレビの評価はこちらのページをご覧ください。

【フナイのテレビの評価】FUNAIのテレビが安い理由は? 本当におすすめ?

続きを見る


 

参考

レコーダーとHDDの違い

レコーダー内臓とHDD内臓は似ているようで違うものです。

レコーダー


→ブルーレイディスクの再生や、ディスクへのダビングができる。内臓HDDもあり、HDDへの録画もできる。

HDDの容量がいっぱいになってきても、ディスクへダビングできる。

内臓HDD


→ブルーレイディスクの再生や、ディスクへのダビングはできない。

HDDの容量がいっぱいになってきたら、録り貯めていた番組を消すしかない。

このような違いがあります。

 

まとめ

録画内臓テレビについて色々お話してきました。

簡単におさらいしておきますと・・

▶︎録画内臓テレビは今は機種が少ない

▶︎画質優先ならパナソニックのGR770

▶︎わかりやすさ優先なら三菱のRA2000

▶︎予算優先ならフナイも良い

こんな感じになっています。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

▼トップページへ戻る

-テレビ関連

Copyright© 白物家電ブログ , 2024 All Rights Reserved.