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【実は倍速が最重要】家電店の店員がテレビの"倍速"についてわかりやすく解説

テレビ選びの際によく出てくるワード

"倍速"

カタログによっては"倍速パネル"とか、"倍速駆動"って書いてあったりしますね。

「倍速は必要か? 必要ないか?」みたいな話題もよく見かけます。

 

実は、この"倍速"はテレビを選ぶ上で、とても重要なポイントなんです。

1番大事と言ってもいいかもしれません。

ということで、このページでは

よくある質問と回答

Q. 倍速ってどんなもの?
→残像を減らす機能です。

Q. 倍速は必要?
→リビング用のテレビなら強くおすすめします。

Q. 残像ってそんなに気にならないけど、それでも?
→倍速の有り無しは画質全体に影響するので是非。

こんな内容をもう少しずつ詳しく説明していきたいと思います。

 

倍速とは?

倍速とは、簡単にいえば

"モノが動いた時の残像を低減させる機能"です。

倍速あり

倍速ありの方はくっきり見やすい画像になっています。

このように、倍速機能には

▶︎動くものの残像感や、輪郭の滲み感を低減する

▶︎ものの動きをスムーズに見せる

と言った役割があります。

倍速なし

一方で、倍速機能がない方の画像は

▶︎モノの輪郭が滲んで見える

▶︎残像感がある

▶︎動きがカクついて見える

表現はいろいろあるんですが、いずれにしても動きの表現が苦手なわけなんです。

このように

倍速には動きをスムーズにし、画面を見やすくする役割があります。
 

倍速の該当は?

どれが倍速対応?

テレビのスペック表を見ていると、

"倍速"という表記がしっかり入っているものと、そうではないものに分かれています。

例えばパナソニックのHX750シリーズの場合、"クリアモーション"という機能に対応います。

同様に、シャープでは"120スピード"

東芝では"4Kクリアモーション120"

といった表記もあります。

ですが、これはいわゆる倍速とは違うもので、効き目はかなり弱いものとなっています。

"擬似倍速"とか"弱い倍速"なんて呼ばれたりすることもあります。

理屈の上ではあった方がいいのですが、体感できるほどかというと難しいですね。

擬似倍速が機種選びのポイントになることはないと思います。

そういった理由からこのページでは、スペック表にしっかりと"倍速"と表記のあるモデルだけを倍速機能ありとして扱っています。

 

倍速はなくてもいい?

ネットの書き込みなどで

「倍速は必要ない」

といった意見を見かけることがあります。

さて、実際はどうなんでしょうか?

もちろん状況やご予算にもよるのですが、

リビング用テレビの場合、倍速ありのモデルを強くおすすめします。

これは私に限らず、周りのテレビコーナースタッフも共通の認識ですね。

倍速が必要な理由は主に2つです。

倍速が必要な理由①
倍速なしは疲れるとの声が多い

実際に売り場で多くのお客様に倍速ありのテレビと、なしのテレビを見比べてもらった場合の感想を書いておきます。

ある程度動きのある映像を見てもらった場合・・

「倍速なしは目が疲れる」

「倍速なしは目がチカチカする」

「倍速なしは乱視になった気分だ」

表現の違いこそあっても、みなさん共通して"画面の見づらさや、疲れやすさ"を感じるようです。

それもそのはずです。

例えばモノの輪郭の線が滲んでいるような場合でも、目はピントを合わせようと頑張ってしまうからですね。

倍速なしの見え方をイメージ化した画像を見てみましょう。

目は頑張ってピントを合わせようとするわけですけど、元の映像からして輪郭や線が定まっていないので目の頑張りでは解決しないわけです。

これが原因で、多くの方が目が疲れるように感じるという感想になるのでしょうね。

画面が大きくなるほど顕著

倍速なしの残像感は、画面のサイズが大きくなるほどわかりやすくなります。

大きいほど粗が目立つわけですね。

目安でいうなら49インチ以上や、43インチでもメイン使用のテレビなら倍速がある方をおすすめします。

最近のリビング用テレビの主流は55インチ前後です。

見る時間も一番長くなるでしょうから、やはりリビングには倍速ありのモデルを強くおすすめします。

スポーツ以外も

よく、倍速機能は「スポーツを見るときにあるといい」みたいに言われたりもします。

ですが、これはスポーツを見るときにだけ役に立つという意味ではないんです。

特にスポーツだと差が大きいというだけで、ほとんどのシーンでも倍速はあった方が良いです。

テレビは動画を映すものですから、何かしらは動いている場合が多いですからね。

▶︎ライブ映像

▶︎手持ちカメラを使うことの多いバラエティ番組

でも結構差が出る感じです。

▶︎アニメ

も結構違いがでることがあります。倍速無しではカクカクして見える感じですね。

ニューススタジオやトークショーくらい動きが少なければ気にならないかもしれません。

 

自覚と目の働きは別物

お客の中には、倍速ありと無しで見比べても

「そんなに気にならい」

といった意見の方ももちろんいらっしゃいます。

それでもやっぱり倍速ありをおすすめはしています。

というのも、気になっていないとか、違いをはっきり感じていないという場合でも、目への影響はある場合が多いようです。

時々テレビの説明を全くしていない段階で「目が疲れるテレビと、大丈夫なテレビがあるのはどうして?」って聞かれたりします。

どれを見て疲れやすかったんですか? って聞き返すと、やっぱり倍速無しのモデルだってなるわけです。

ご本人は原因(残像感による見づらさ)に気づいてはいないけど、体感としてはわかっているわけですね。

気づいてなくても、画面を見ちゃえば目は働くわけですからね。

ということで、自覚と目の働きは別物じゃないかと思います。

自分では体調は大丈夫だと思っていたけれど、実際はあんまり大丈夫じゃなかったケースってありますもんね。

 

倍速が必要な理由②
倍速は性能全体に影響する

倍速の説明は、残像や滲みのありなしに終わりがちですが、実はそうではないんです。

よくある誤解なんですけど、

倍速無し→残像やにじみがでやすい

倍速あり→残像やにじみがでにくい

ただこれだけの違いと受け取られることが多いんですね。

ですが、実は倍速ありとなしでは性能全体に変化が起こります。

でも実際は・・

このように、倍速のありなしはテレビの性能全体に影響するんですね。

倍速は基礎機能

倍速は絶対とは言わないまでも、あるに越したことのない機能です。

要するに基礎性能なんですね。

基礎がないのに応用(高画質など)を付け加えようとしても、それはバランスが悪くなってしますだけですからね。

ですから、

倍速あり
→グレードにもよりますが、画質に気を使っているテレビ

倍速なし
→画質よりも価格に気を使ったテレビ

メーカーさん側でもこんな風に性能や価格を設定をしているわけです。
 

実際の例

では、実際にどんな差があるのかソニーの4K液晶テレビで比べてみましょう。

  倍速あり
(55X9500H)
倍速なし
(55X8000H)
高画質処理
(司令塔・ノイズ処理など)
X1 Ultimate HDR X1
明暗の差など X-tended dynamic range
部分駆動直下型LED

LEDバックライト
音質 アコースティックマルチオーディオ

ソニー独自の呼び方が多くわかりにくいかもしれませんが、倍速ありのモデルの方が高画質機能が多かったり、より上位の機能がついていることがなんとなく伝わればいいかと思います。

この点を踏まえて先ほどのソニーの倍速比較イメージをさらに加工すると・・

こんな風に、残像感だけでなく画質全体が変わるという結果になるんです。

明暗の表現も違う

また、倍速なしお手頃価格のモデルは、明暗差のある表現も苦手なモデルが多くなっています。

バックライトの量が少なかったり、明るさの制御が大まかだからですね。

明るさも控えめ、黒の表現も苦手と、簡単にいえば、表現できる明暗の幅が狭いわけです。

比べるテレビにもよりますが、ソニーのX9500H(倍速あり)とX8000H(倍速なし)だとこのイメージに近いかなぁと思います。

このな風に、倍速ありのモデルと倍速なしのモデルでは動き以外にも、発色の良さや、ノイズ感、明暗差などに差が出てしまうんですね。

 

まとめ

最後に簡単におさらいしておきましょう。

テレビの倍速機能は

▶︎動くものの残像やにじみを減らす機能です

▶︎メインで使うテレビなら倍速ありがおすすめです

▶︎倍速ありのモデルはその他の画質面も良いです

▶︎倍速なしモデルは動きの他にも苦手なことが多いです

こんな感じですね。

倍速対応のテレビは、倍速なしのものに比べて値段は高めです。

ですから、「倍速がいいってばっかり言って、高いもの売りたいだけでしょ!」って思う方もいるかもしれませんね。

でも、今回に関してはそれも覚悟の上で書いています。

倍速ありとなしの差はいろいろと大きいですからね。

 

まぁ、最近ではテレビそのものにあんまり関心がわかないという方も多いかと思います。

そんな場合はお手頃モデルも十分選択肢に入ると思います。

ですが、「せっかく久しぶりにリビングのテレビを買い替えだから、そこそこいいくらいのモデルは欲しいなぁ」という方は参考にしていただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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