洗濯機

【店員のドラム式解説】ドラム式洗濯機主要3機種の特徴とオススメパターン

「うちもついにドラム式。ところでどのメーカーを選べばいいの?」

 

ドラム式洗濯機は種類が多いように見えますが、実はたった3機種だけ知ってもらえらば十分なんです。
 

なぜかと言えば・・

これからのライフスタイルに合わせたパナソニック

基本性能充実の日立

これまでの不満を改善する東芝

この3メーカの主役モデルだけで

「今知っておくべきドラム式洗濯機のポイント」

は網羅できちゃうからです。
 

それでは順番に見ていきましょう。

▼この記事で解説する内容

  • パナソニック・日立・東芝の特徴
  • 機種選定の決め手
  • おすすめパターン
  • 基礎知識の補足
 もっと多くの機種見たい・比較したいという場合はこちらの記事がおすすめです。
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王道・万能型
パナソニック NA-LX129B

洗濯容量 12kg 乾燥容量 6kg
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 83/55
洗濯/洗濯〜乾燥時間 32/98
運転音(洗い/脱水/乾燥) 32/41/46 dB
洗濯槽自動洗浄 あり 風呂水ポンプ あり
本体サイズ(幅×奥行×高) 639×722×1,060

スピード洗濯乾燥・温水洗浄の一早い採用・ナノイーXやタッチパネル・洗剤自動投入など、一歩先行く機能満載のモデルとなっています。

「もっと早く・もっと便利に」と忙しい皆さんにおすすめしたい1台となっています。

洗濯の特徴

普段のお洗濯は即効泡洗浄で、しっかり洗いたい時は温水・温水つけ置きと、やはり万能型のパナソニック。

パナソニックの洗浄といえば泡洗浄です。洗剤を素早く泡立てて、ポンプで噴射し、衣類に洗剤を素早く浸透させるんですね。

ハンドソープやメイク落としでも泡になって出てくるタイプのものが多いですね。

洗剤は液体の状態と泡の状態では効果が全然違うんです。

パナソニックはこの泡洗浄と”3つの力”で徹底洗浄を行います。

▼洗剤の力

洗剤の入ったボックスに、勢いよく注水することで素早く洗剤を泡立てることができます。


 

▼水の力 高浸透バブルシャワー

勢いよくシャワーを噴射し、洗剤成分を衣類の奥に浸透させます。 

▼機械の力 スピンダンシング洗浄

①衣類を持ち上げて落とす”叩き洗い”

②素早く反転させて”もみ洗い”

③高速回転で”押し洗い+洗剤浸透”

この3つの動きを組み合わせて洗浄していきます。

特に、素早い反転を利用した”もみ洗い”はパナソニックが優秀です。

洗剤、水、機械とそれぞれの効果を高める設計となっています。

「ドラム式は汚れ落ちが良くない」というイメージをお持ちの方もこれで安心してもらえる内容ではないでしょうか?

 

温水洗浄

洗濯機の最新トレンドは”普段以上の洗浄力のあるコース”を搭載していることです。

普段のお洗濯で落ちづらい汚れを落とすために特別なコースが用意されているんですね。

そしてその特別な洗浄コースの代表が温水洗浄です。

誤解しないでいただきたいのは毎回温水にするわけではないことです。

普通の洗濯と、温水コースの両方があって、もちろん選ぶことができます。

パナソニックには豊富な温水コースが用意されています。温水洗浄がどんな時に役立つのかも見てみましょう。

▼60℃除菌コース
赤ちゃんがいるご家庭にオススメ。タオルなどを高温で除菌しながら洗濯します。

▼40℃お任せコース
衣がえでお洋服をしまう前に使っていただきたいコースですね。

”久しぶりに出したらなんだか黄ばんでいた・・”という経験ありませんか?

これは目に見えない汚れが残っていて変色してしまっているんですね。温水コースでしっかりと汚れを落としてから仕舞えば防ぐことができます。

▼40℃つけおきコース
毎日洗っていてもエリ・ソデの汚れってだんだん落ちなくなってきますよね。

定期的にこのコースを使っていただくと皮脂汚れもしっかり落としてくれます。
 

▼40℃ニオイすっきりコース
温水で衣類のニオイをしっかり落とすコースです。

部屋干しや洗い上がりの独特のニオイがきになる時にも使っていただきたいです。

▼30℃オシャレ着コース
優しく洗ってもしっかり汚れを落とすために水温を上げます。水温を上げすぎて衣類が変質するのを抑えるため温度は控えめです。

 

どうしてこんなに細かくコースが別れているの?

温水を使うとやはり電気代と洗濯時間がかかります。必要な分だけ無駄なく使えるようにコースが分かれているんですね。

ちなみに各コースの電気代と時間の目安です。
普段のお洗濯は即効泡洗浄で、いつもよりキレイに洗い時は温水洗浄と使い分けることでいつでもいつでもキレイなお洋服を着ることができますね。

乾燥の特徴

省エネのヒートポンプ乾燥搭載で、しかも乾燥スピードはナンバーワン。さすがです。

ヒートポンプ乾燥

乾燥機能は大きく分けて”ヒートポンプ方式”と”ヒーター方式”の2つがあります。

ヒートポンプ式にはこんなメリットがあります。

▶︎電気代が安い

▶︎痛み縮みが少ない

▶︎乾燥中でも一時停止すればドアを開けて追加投入できる

広く普及している”ヒーター方式”は電気をそのまま熱に変えるので電気代が高くなります。

”ヒートポンプ方式”は少ない電気でコンプレッサーなどを動かし、空気中の熱を集め乾燥に利用します。

エアコンや除湿機と同じ方式なのですが、この方がずっと効率良く電気を使うことができます。

スピード乾燥98分

 

洗濯から乾燥までトータル98分は少し前までは考えられないくらい早いです。今でも洗濯〜乾燥で160分前後が標準的でしょうか?

これだけでもこの機種を選ぶ価値があると思います。

 

便利な機能の特徴

便利な特徴をまとめて紹介します。

洗剤・柔軟剤自動投入

液体洗剤・柔軟剤をタンクにまとめて入れておけば、洗濯のたびに適量を自動で投入してくれる機能です。

LX129Bでは"トリプル自動投入"が採用され、普段使いの洗剤に加え、おしゃれ着コース用の洗剤もセットしておくことができます。

タンク容量は・・

液体合成洗剤:約1,010 mL

柔軟剤:約890 mL

おしゃれ着洗剤:約730 mL

となっており、洗剤の投入量も多め・標準・少なめから選ぶことができます。

洗剤の入れ物って使っているうちにベタベタしてきたりしますよね。

この方法なら手も汚れませんし、詰め替え用のパックを買えばいいので節約にもなって助かりますね。

 

ナノイーイオン

パナソニック独自の除菌・消臭イオンです。

熱による除菌・消臭とは異なり、ナノイーでは温度の上昇がないので布製品全般に幅広く使うことができます。

ニオイの気になるジャケットやスーツ、型崩れの気になる帽子などはこのコースで消臭が可能です。

またプレ洗浄コースというものがあり、ナノイーで汚れを落ちやすくしてから洗い始めることもできます。温水洗浄と目的は一緒なんですが、こちらの方が電気代はずっと安いです。

洗濯槽の黒カビ発生を抑える効果も期待できます。

 

洗濯槽自動お手入れ

もはや標準化しつつある機能ですね。洗濯の途中、すすぎの行程で洗濯槽の裏側の汚れを落としてくれます。自動洗浄機能ONの時は使用水量が2l(約0.5円)が追加で投入されます。

 

タッチカラー液晶画面

必要に感じない方も多いと思いますが、絶対にあった方が便利です。

ボタンがたくさん並んでいるよりも、画面が切り替わって何を選べるのか教えてくれる方が使いやすいですよね。スマホユーザーは抵抗なく使えるでしょう。

せっかく多機能な洗濯機ですから、液晶画面で便利に使いこなしていただきたいです。

 

パナソニックNA-LX129Bはこんな場合にオススメ

▶︎乾燥機能を使いたいけど・・
┗ 電気代が気になる
┗ 時間がかかるのが嫌だ
┗ 痛んだり縮んだりしないか不安だ

▶︎毎日洗濯してるのにエリ、ソデの汚れが気になる

▶︎どんなものが欲しいかわからない

▶︎一番いいものが欲しい

▶︎洗剤自動投入が便利そうだ

こんな方にはパナソニックNA-VX900Aがオススメです。

パナソニックまとめ

洗濯〜乾燥98分はダントツのスピードで、これだけでも大きな価値があります。

家事の効率化・時短を求める声はどんどん強まっていますからね。

それ以外にも全体的に高性能です。新たに加わった液体洗剤・柔軟剤の自動投入も大きな魅力となっています。

ナノイー・タッチパネルなど独自の機能もしっかり搭載して使いやすさも万全ですねバランスは最高。

初めてのドラム式選びで失敗したくないという方は是非こちらで。

 

ビッグドラム搭載大容量タイプ
日立 BD-STX120H

洗濯容量 12kg 乾燥容量 6kg
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 88/86
洗濯/洗濯〜乾燥時間 35/98
運転音(洗い/脱水/乾燥) 34/37/48 dB
洗濯槽自動洗浄 あり 風呂水ポンプ あり
本体サイズ(幅×奥行×高) 630×716×1,065

奥行きのある"ビッグドラム"にナイアガラ洗浄を組み合わせることで、従来のドラム式の弱点であったゴワつきをしつつも高い洗浄力を誇っています。

また、シワ低減機能の”風アイロン”も搭載している点も大きな魅力となっています。

「キレイに洗う・便利に乾かす」という洗濯機の基本機能を追求した洗濯機と言えるでしょう。

こちらも近頃人気の液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を備えています。

洗濯の特徴

日立の洗濯の特徴は”ビッグドラム”と”ナイアガラ洗浄”でしょう。

それぞれの特徴を解説していきます。

ビッグドラム

比較的薄く直径が大きな”ビッグドラム”で大容量を実現しています。

広い洗濯槽で

▶︎衣類をしっかり動かして洗浄

▶︎全体に温風をしっかり当てて乾燥

衣類がぎゅうぎゅうよりもある程度隙間があった方が洗濯・乾燥ともに効率がいいということです。

 

ナイアガラ洗浄

ナイアガラ洗浄では、通常よりもお水をたくさん衣類にかけながら洗浄します。

とは言ってもお水をたくさん使うわけではなく、ポンプで循環させてお水をたくさん使っている洗い方を再現しているわけですね。

ところで、
「ドラム式洗濯機で洗濯するとタオルがゴワゴワする」

っていう話聞いたことありませんか?

これはドラム式洗濯機の洗い方の特性なんですが、”上から下に叩きつけて衣類を洗うので生地が寝てしまう”からなんですね。

少ないお水で洗いながらも、循環によりたくさんのお水で洗っている状態に近づけ、衣類のゴワツキを抑えています。


差は歴然ですね。これがナイアガラ洗浄の最大の利点です。

 

温水ナイアガラ洗浄

パナソニック同様に水温を上げるコースが搭載されています。

目的は一緒なので詳しい説明は省略します。

パナソニックとは異なり30分・90分の2通りのコースのみとなっています。

これぐらいでも十分に目的は果たせますし、シンプルで判りやすいのがいいですね。

 

乾燥の特徴

ビッグドラムの良さは洗濯だけではありません。量と質を上手に両立させています。

大容量ビッグドラム

洗濯同様に大物乾燥も得意で、毛布も1枚丸ごと乾燥できます。

毛布って乾かすのが大変ですよね。場所もとりますし、乾くまで時間もかかります。

「天気大丈夫かなぁ・・」

「毛布干すと他の物を干す場所がない・・」

「干してたけど何だかまだ湿ってる・・」

こんな時には毛布の乾燥も洗濯機に任せてしまいましょう。

ビッグドラムは間口も大きので出し入れもラクラクです。

乾燥機にかけた毛布はふかふかで気持ちいいですし、何よりも天気を気にせず洗えるのは大きなメリットですよね。

 

風アイロン

日立のドラム式といえばこの”風アイロン”機能が有名ですね。

乾燥の時に強風で衣類を広げながら乾燥し、衣類のシワを低減する機能です。

 

乾燥する衣類の量が少ないほど効き目があり、1kg程度であればシャツもそのまま着られるくらいシワが少ないです。

 

便利な機能の特徴

洗濯槽自動洗浄といえば日立。独自の便利な機能も搭載しています。

スチームアイロン

スチームと強風で衣類のシワを取る機能です。風アイロンと似ているようで別の機能なんです。

違いは・・

風アイロン濡れている衣類を乾かす時にシワを抑える。

スチームアイロン乾いている衣類のシワを取る機能です。アイロンの替わりに使います。
 

もちろんアイロンがけするほどにピシッと伸びるわけではないんですが、

「着て行こうと思っていた服にシワがついてるけどアイロンかけてる時間がない!!」

といった時に使っていただくと便利ですね。
 

お出かけの準備をしている間に15分ほどスチームアイロンを使っていただくとそのまま着れる程度までシワが取れます。

 

洗濯槽自動洗浄

自動洗浄といえば日立がリーダー的存在と言って良いでしょう。

お洗濯の途中のすすぎの時に洗濯槽の裏側をしっかり洗浄してくれます。

自動洗浄機能を”ON"にしている時には水道水約9L、洗濯時間が8分追加されます。

とはいえ、水道水9Lは約2.2円ですから、1年毎日使っても約800円で済みます。

これくらいの追加で済むなら綺麗な洗濯槽でお洗濯できる方がいいですよね。

日立の洗濯槽自動洗浄は追加のお水を使う代わりに洗濯槽の裏側全体をしっかり洗浄してくれます。
 

液体洗剤・柔軟剤自動投入

こちらのモデルも液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能が搭載されています。毎回洗剤入れなくていいってやっぱり楽チンでいいですよね。液だれとかしちゃうとベタベタになりますし・・。

あとは専用スマホアプリを使うことで外出先から洗濯をスタートさせることも可能となっています。(要Wi-Fi環境)

これもタンクに洗剤がセットされているからこそできることなんですね。

洗濯スタートなんて本体のボタンを何回か押すだけなんですけど、お出かけ前の忙しい時にはそれすらも手間に感じますよね。

そんな時は休憩中にでもアプリで洗濯スタートできちゃうわけなんです。

 

日立BD-STX120Hはこんな場合にオススメ

▶︎時間がある時、天気がいい時にまとめて洗濯したい

▶︎毛布もお家で洗って乾燥もしたい

▶︎乾燥機能を使ってみたいけどシワにならないか不安

大きな直径の”ビッグドラム”はやはり洗濯にも乾燥にも有利ですね。

ナイアガラ洗浄でしっかり洗浄・大容量乾燥・清潔性を保つ洗濯槽自動洗浄と、洗濯機の重要なポイントにこだわって作られている1台がこちらです。

 

これまでの不満を解消、買い替え安心
東芝 TW-127XP2

洗濯容量 12kg 乾燥容量 7kg
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 80/61
洗濯/洗濯〜乾燥時間 35/96
運転音(洗い/脱水/乾燥) 32/37/48 dB
洗濯槽自動洗浄 あり 風呂水ポンプ あり
本体サイズ(幅×奥行×高) 645×720×1,060

 

すでにドラム式洗濯機をお使いの方の中には

▶︎洗濯時間が長い(伸びる)

▶︎振動音が大きい

▶︎乾燥の効きが悪くなってきた

と言った不満を持つ方も多いんじゃないでしょうか?

「ドラム式っていいと思って使ってみたけど、次買うときはまた縦型に戻そうかしら・・」

なんて考えている方もきっといますよね。

そんなななめドラムの不満を解消したのが東芝TW−127X7です。

ドラム式洗濯機に不満・不安を持っている方にオススメの性能となっています。

洗濯の特徴

ウルトラファインバブル洗浄

極々微細な泡を発生さる東芝の新洗浄方式です。

微細な泡が洗剤の成分を吸着しながら繊維の奥まで入り込み、洗剤の力を引き出します。

また、発生した泡の破裂の衝撃により、汚れを浮かせて落としやすくしています。
 

ウルトラファインバブルはシャワーになって洗濯槽内を循環し、大容量でもムラのない洗い上がりとなっています。

 

温水洗浄

東芝も温水コース搭載です。もはや高性能モデルでは必須の機能と言えますね。

ウルトラファインバブルと組み合わせることで、しっかりと頑固汚れにアタックします。


 内容的にパナソニックと重複するので個別のコースの説明は省略します。

 

乾燥の特徴

東芝の乾燥方式も”ヒートポンプ方式”です。

大容量ふんわリッチ乾燥

乾燥容量は業界最大の7kg。ダブルの毛布もお家で洗って乾燥までOKです。

日立の風アイロン同様にシワを低減させるふんわリッチ乾燥機能を搭載しています。
 日立同様1kg程度であればシワがかなり少なく仕上がっていますね。

 

乾燥ダクト自動お手入れ

「最近なんだか乾きが悪いなぁ・・」

という経験がある方もいらっしゃいますよね。

もしかしたら原因は吸気口のつまりかもしれません。

乾燥の時は本体の外から吸った空気を温めて衣類に当てています。それが、吸気口の手入れが十分でないと、風量が低下し乾燥の効率が下がってしまうんです。
 

主に

▶︎乾燥フィルターの目詰まり

▶︎乾燥ダクトの汚れ

が原因となります。
 

こちらの機種では乾燥フィルターのお手入れがしやすくなっており、さらに自動で乾燥ダクトのお手入れも行ってくれるんです。

▼ワンプッシュゴミ捨て

▼乾燥ダクト自動お手入れ
乾燥ダクトの内部(通風路)に付着したホコリも給水を利用して自動でお手入れしてくれます。

 

便利な機能の特徴

東芝で一番注目するべきポイントはこちらです。

低振動・低騒音

東芝TW−127X7には”アクティブS−DDモーター”と言う静かなモーターと、振動を抑える”振動吸収クッション”が採用されています。

ドラム式洗濯機は

▶︎洗濯量が多い(重い)

▶︎全体の時間短縮のために高速で脱水する

ことから、運転音が大きくなりがちです。
 

”振動吸収クッション”は洗濯槽を支えるバネの硬さを変えることで、脱水時の振動を低減させています。

濡れてる状態と脱水後の状態は重さが全然違いますからね。

どちらの状態でも振動を抑えるためにバネの硬さを変えるんです。
 

振動吸収クッションの効果はそれだけではありません。

▼時間延長を抑制

洗濯機は振動が大きくなると衣類が偏ったと判断し、注水〜脱水をやり直すことがあります。

振動吸収クッション搭載の東芝はいつでも時間ぴったりお洗濯が可能となっています。
 

▼1枚ものも洗濯OK

ドラム式洗濯機ではマットや大きなタオルなどの1枚ものの洗濯は苦手です。

これも振動が関係していて、1枚しか洗濯槽内に入っていないと”偏っている”と判断されエラーや、注水仕直しになってしまうことがあるんです。

振動吸収クッションがあれば1枚でも振動を抑えますから、偏ったとみなされないわけです。
 

静かなモーターと振動吸収クッションこの2つの組み合わせによりドラム式洗濯機の不満を解消しています。

特に集合住宅にお住いの方や夜にお洗濯する方にオススメの内容となっています。
 

液体洗剤・柔軟剤自動投入

東芝もついに液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能がつきました。

もはや上位モデルではスタンダードな機能になってきていますね。それだけ希望が多い機能なんでしょうね。

 

カラータッチパネル

東芝もついにカラータッチパネル搭載になりました。

画面が切り替わって必要な情報だけを表示してくれるんですから、絶対にこっちの方がわかりやすいはずです。スマホだってそうですよね。

 

東芝TW−127XP2はこんな場合にオススメ

▶︎ドラム式って使ってみたけどイマイチだな・・

▶︎洗濯時間が伸びるのにはうんざりだ

▶︎静かな洗濯機が欲しい

S−DDモーターと振動吸収クッションでドラム式洗濯機の様々な不満を解消しています。

低振動・低騒音なので夜にお洗濯する方、集合住宅で周りのお家が気になる方にオススメの内容です。

また、オール電化住宅にお住いの方は夜間電力を使って乾燥したいですよね。静

かで省エネな東芝TW−127X7はオール電化住宅に相性のいい洗濯機とも言えます。

 

ドラム式洗濯機の基礎知識
魅力と電気代比較

ドラム式洗濯機ってかなり高価なものですよね。

「普通の洗濯機と見た目も全然違うし、そういうもんなのかなぁ」

と、なんとなく思ってる方も多いんじゃないでしょうか?

せっかくなのでドラム式洗濯機ってどんなものなのかをまず説明させてください。

ドラム式洗濯機とは・・

”少ないお水でたくさん洗えて、上手にたくさん乾かせる”洗濯機です。

▶︎洗濯・乾燥ともに大容量

▶︎乾燥まで使って初めて魅力が全部発揮される

のがポイントです。
 

ところでドラム式ってこんなイメージはありませんか?

よく言われる内容としては・・
「汚れ落ちが悪い」

「音が大きい」

「時間が長い」

ドラム式洗濯機、今の形のななめドラムと言われる形が発売されてからまだ10年そこそこです。

最初はまだまだ発達の途中で、こう言った不満が多かったのも事実です。

ですが、ここ数年ドラム式洗濯機では大きく改善されています。

「使ったけどあまり良くなかった」という話を聞くこともあるんじゃないでしょうか?

ですが、それが4年も5年も以前の機種の話であればそのまま信じるのは気が早いかもしれません。

ドラム式洗濯機のここがスゴイ!!

ではどんなメリットがあってドラム式洗濯機が選ばれるんでしょうか?

これも順番に説明していきます。

ドラム式のここがスゴイ
①節水

ドラム式といえば節水のイメージを持つ方も多いでしょう。

縦型洗濯機の6〜7割程度のお水の量で洗濯することができます。
 

ただし、これだけではドラム式洗濯機の魅力は少ししか伝わりません。

なぜかというと、節水だけで得られる節約は、洗濯機の標準的な使用年数である7年間を使い切ったとしても2万円ほどです。

これだけではドラム式を選ぶ理由にはならないですよね。それ以外の魅力が重要なので、順番に紹介していきます。
 

ドラム式のここがスゴイ
②大容量

今回紹介するドラム式洗濯機の洗濯容量は11kgタイプと12kgタイプです。

そしてもっと重要な乾燥容量は6kgか7kgあります。

「そんなにたくさんいらないよ」

という意見もありそうですが、ちゃんと理由があるんです。
 

日本では4人家族の家庭が一番多いそうです。

大人一人の1日分の洗濯物の量は1.5kgと言われています。1.5kg×4人分で6kgになります。
 

つまり、ドラム式洗濯機は
”4人家族の1日分の洗濯物全部を洗って、乾かせる”
容量があるということです。

だからドラム式洗濯機の乾燥容量は6kg以上が基本なんですね。
 

ドラム式のここがスゴイ
③省エネで上手な乾燥←注目

中でもヒートポンプ乾燥を搭載した機種は低コストで上質な乾燥が可能です。これがドラム式洗濯機を選ぶ一番の理由と言ってもいいでしょう。

【どれ位省エネ?】ドラム式洗濯機の”ヒートポンプ乾燥”って何?メリットは?
↑詳しくはこちらで解説していますが、簡単におさらいしておくと・・

▼上質

従来よりも低い温度で乾燥することにより衣類の痛み・縮みを抑える


▼低コスト

ヒートポンプ式の乾燥なら電気代も安くなります。

さらに乾燥の時にお水を使わないので、トータルで低コストを実現しています。

実は縦型の洗濯乾燥機の一部は乾燥の時にもお水を使っています。

今回は詳しくは説明しないんですが、参考までにコストを比べてみましょう。

日立 縦型洗濯乾燥機 
BW−DX110A

機種はドラム式に匹敵できる容量を持つ機種で選んでいます。

洗濯から乾燥までの使用水量
140L 約35円
乾燥使用時の電気代 
1,890wh 約50円
合計約85円

パナソニック 
ドラム式洗濯乾燥機 NA-VX9700

洗濯から乾燥までの使用水量
55L 約14円
乾燥使用時の電気代
890wh 約24円
合計約38円

このように乾燥を使うとドラム式と縦型ではコストの差が大きくなります。
洗濯から乾燥までの1回の差が約47円です。

▶︎縦型洗濯乾燥機と比べて・・
年間で
100回乾燥使用 約4700円の差
7年使うと約32,900円の差

150回乾燥使用 約7,050円の差
7年使うと約49,350円の差

200回乾燥使用 約9400円の差
7年使うと約65,800円の差

乾燥を多く使うほどドラム式の魅力が発揮されるようになります。

もちろんコストだけでなく、ドラム式にはその他にも大きなメリットがたくさんあります。

トータルで考えてドラム式がいいのか縦型にするのか考えることが必要です。

個人的には

困った時だけ乾燥→縦型洗濯乾燥機

週に1回以上乾燥→普通のドラム式

週に3回以上乾燥→今回紹介の高性能ドラム式

がおすすめです。

これが現在のドラム式洗濯機の主な特徴です。

洗浄力や乾燥の質が高いのはもはや当たり前で、それ以上の何かが求められる時代になっているんです。

そこでおすすめなのが上記の3台というわけです。

 

3機種まとめ

長くなったので気になるポイントを復習しましょう。

▼洗浄力
どのメーカーも洗浄力は問題ないでしょう。この3機種で差をつけるのは難しいですね。

洗濯機に最も重要な洗浄力ですから、これくらい高級モデルだと手抜きがあるわけないですね。
 

▼洗浄力アップ
3機種共温水機能搭載です。コースはパナソニック・東芝が豊富ですね。
 

▼乾燥
パナソニック・東芝がヒートポンプ乾燥でわずかに有利でしょうか。

▶︎スピードと便利さのパナソニック
▶︎風アイロンとナイアガラの日立

▶︎大容量で大物も得意な東芝

シワ低減機能は3機種共通ですが、日立が一番強いです。
 

▼清潔性
これも3機種共通で洗濯槽自動お手入れ搭載です。

清潔性という点では水道水を追加で使う日立が少しだけ有利な気がします。
 

▼独自性

パナソニック NA-LX129B
タッチパネル→高性能・多機能モデルを使いこなすのには絶対に便利な機能です。
ナノイー→熱を発生させないので電気代が安く、幅広い布製品の消臭ができます。

日立 BD−STX120H
ナイアガラ洗浄→ゴワつきを低減してお洗濯です。
スチームアイロン→アイロン代わりに手軽にシワをとってくれます。

東芝 TW−127XP2
低振動・低騒音→夜お洗濯、集合住宅の方にオススメ。
多機能→大物乾燥と多彩な温水コースは日立とパナのいいとこ取りですね。

3機種比較

▶︎トータルバランスの良いパナソニック。スピード乾燥は大きな魅力。大きな欠点がない。

▶︎ビッグドラムとナイアガラ洗浄が売りの日立。音が大きい。本体も大きいのが気にならなければ。

▶︎多機能・高性能の東芝。メーカーにこだわりがなければ

さて、長くなりましたがドラム式洗濯機代表3機種の特徴紹介と簡単な比較を行ってきました。

みんなさんの洗濯機選びのお手伝いになったでしょうか?

参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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