エアコン

ダイキンのエアコンラインナップ・選び方のポイントを店員がざっくり解説

エアコンメーカー別グレード解説シリーズ。

今回はダイキン編です。

最近さらに人気が高まっている雰囲気のあるダイキンですが、ラインナップが多いことも特徴となっています。

それだけに・・

「どのモデルを選んだらいいだろう?」

「モデルごとの違いがわからない」

という方も多いようです。

確かに機種は多いんですけど、実際は注目度が高いモデルは一部だけです。

ということで、このページでは

▶︎主力モデルはどれか?

▶︎モデルごとの違いはどこか

などを中心に、大事なところにポイントを絞ってお伝えしていきたいと思います。

ダイキンエアコンについて

まず最初になんですが、注目度の高いメーカーということで

「ダイキンってどうなんですか?」

といった質問も多いです。

先にお伝えしておきますが、個人的にはおすすめ度は高くないです。

理由は簡単で「価格が高いから」です。

大体他のメーカーの同等ランク品に比べ2〜3割ほど高価なケースが多いです。

性能自体は悪くはないけど、特に優れているわけでもないという感じです。

それでいて、他社より価格が高いということで、あえて選ぶ理由は薄いかなぁと思います。

これからラインナップごとの説明をしていくわけですが、必ず最後に必ず「でもその割に値段高いですけどね」っていうワードがつく感じです。

個人的にはダイキンを選ぶことにお金をかけるよりは、他社でグレードアップ・サイズアップした方がずっと効果的だと考えます。

まぁ、人気は高いので「ドヤれる」的なメリットとか、購入の満足感はあるかもしれません。

 

では話を本題に戻して、機種解説に入ります。

まずは基本性能からチェックしていきましょう。

グレード分布

最初にざっくり機種の位置付けを見てみましょう。

機種が多くなりすぎると分かりにくくなるので、寒冷地仕様モデルは除いて紹介します。

モデルごとの性能を次のような基準で大まかに3段階に分けてみます。

ハイグレード
→省エネ性◎ 暖房◎ フィルター自動そうじあり

ミドルグレード
→省エネ性△ 暖房△ フィルター自動そうじあり

お手頃グレード
→省エネ性△ 暖房△ フィルター自動そうじなし

また、ダイキンエアコンは・・

①ベーシックな内容のモデル

②加湿など特別な機能を追加したモデル

の2つのパターンに分けることができます。

それぞれの項目にグレードを当てはめると・・

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

 

呼称

Rシリーズ=うるさらX

補足ですが、いくつかのシリーズには別で愛称がついているものもあります。

Rシリーズ→うるさらX

Mシリーズ→うるさらミニ

SXシリーズ→リソラ

加湿機能がついたモデルにのみうるさら(うるるとさらら)という愛称が与えられている格好です。

 

省エネ・暖房性能をチェック

次はもう少し具体的に省エネ性や暖房性能を見てみましょう。

数値は2.8kW(冷房時主に10畳)のものです。

本当は14畳で比べたいのですが、Mシリーズが10畳までしかないので仕方ないですね。

シリーズ 年間電気代の目安
省エネ達成率
他段階評価
冷房能力
低温暖房能力
R 21,000円
103%
★×3.4
0.7~4.0
5.8
A 21,000円
103%
★×3.4
0.7~4.0
5.8
M 24,700円
87%
★×2.0
0.6~3.3
3.7
F 24,700円
87%
★×2.0
0.6~3.3
3.6
C 25,100円
86%
★×1.9
0.6~3.3
3.4
VX 25,100円
86%
★×1.9
0.6~3.2
3.4
SX 25,100円
86%
★×1.9
0.6~3.3
3.5
E 25,100円
86%
★×1.9
0.6~3.2
3.4

Rシリーズ・Aシリーズ
→省エネ性が高く、暖房も強い。

それ以外
→省エネ性・暖房能力は低いレベル

となっています。

性能は高いか低いかの2段階という格好で、あとは機能の違いがモデルごとの違いとなる格好です。

ということで、次は機能の説明に入りたいと思います。

注目度の高い機能をいくつか紹介します。

注目ポイント①
加湿

該当グレード→R・Mシリーズ

ダイキンのエアコンの大きな特徴と言えば加湿機能ですね。

最近でこそパナソニックにも加湿機能付きエアコンがありますが、それまでは長らくダイキンのだけの機能となっていました。

ダイキンといえば、加湿のある"うるさら"というイメージを持つ方も多いんじゃないですかね。

加湿機能のメリット

○乾燥の気になるエアコンでの暖房時に加湿もできる

○しかも給水の手間なし

ということで、欲しい時に手間なく加湿できるのが魅力です。

ただし、加湿機能には大きめのデメリットもあるので注意は必要です。

加湿機能のデメリット

×加湿時の消費電力がとても大きい

×外の湿度が下がると加湿能力も下がる

と、コスパは非常に悪いです。

給水レス加湿は・・

屋外の空気中に含まれる水分を集めて室内に運ぶ

という仕組みになっています。

補足

言うまでもないかもしれませんが、冬は外の湿度も低いです。

ですから、外の湿度が低ければ加湿量も下がってしまいますし、加湿のために頑張って運転するので電気代も嵩んでしまうというわけです。

給水レス加湿は効率が悪い方法を取らざるを得ない→電気を多く使うことで加湿量を確保している

という感じです。

加湿時の最大消費電力は・・
100Vモデル→760W
200Vモデル→1,410W

と、かなり大きめです。

例として、ダイニチのハイブリッド式の加湿器と最大消費電力を比べてみると・・

  うるさら
加湿能力
最大消費電力
加湿器
加湿能力
最大消費電力
大きめ
14畳程度
950ml
1,410w
860ml
470w
小さめ
10畳程度
620ml
760w
700ml
285w

加湿能力が近いもので比べた場合、うるさらで加湿する方が3倍ほど電気代が高いことがわかります。

「うるさらで加湿機能を使うと電気代が2倍になりますよ」というように案内するスタッフも見かけるんですけど、正確ではないにしてもあながち大袈裟でもないなぁって思います。

加湿機能に関しては給水なしの手軽さは魅力ではあるものの、デメリットも大きいという印象です。
 

注目機能②
換気

ダイキンのエアコンには、いくつかのモデルで換気機能を備えています。

現在販売されているエアコンの多くは換気機能を備えていませんので、貴重な機能ではあります。

換気機能付きエアコンは、以前は何社か製造していたのですが年を追うごとに減少していきました。

理由はいくつかあるんですが・・

▶︎換気量が少ない

▶︎換気用の配管が増える

というように、リスクがある割に効果が低いということが理由かと思います。

換気機能がついているモデルは以下の通りです。

▶︎Rシリーズ

▶︎Mシリーズ

▶︎VXシリーズ

Rシリーズ・Mシリーズは加湿もついたモデルですね。

加湿用のホースと換気用のホースが兼用になっています。

VXシリーズは加湿はないけど換気だけある珍しい構成になっています。

換気量

Rシリーズの4.0kWを例に換気量をチェックしてみましょう。

Rシリーズは吸気換気と排気換気の両方に対応しています。

吸気換気→外の空気を取り入れる

排気換気→室内に篭った熱や匂いを外に出す

というようなイメージです。

  吸気換気 排気換気
AN403ARP 30㎥/h 27㎥/h

コロナウイルス最盛期、厚生労働省からアナウンスがあったおすすめ換気の基準は「1時間に2回空気を入れ替える」となっています。

これを達成するには、14畳の部屋だととして116㎥/hの換気量が必要になるそうです。

エアコンの換気だけでは全く足りない感じですね。

ということで、換気はできるけど過信は禁物となっています。

余談ですが、最近は別売りの換気ユニットを取り付けることで、換気機能を追加できるエアコンも出てきました。

それらも似たりよったりの換気量というか、それよりはダイキンの換気の方が優秀だったりはします。

 

チェックポイント③
ストリーマ

対応モデル→掲載の全モデル

ダイキンといえばストリーマを最初に思い浮かべる方もいるんじゃないでしょうか。

ストリーマ
→放電によりニオイや菌を抑える

ということで、空気清浄や内部クリーンに役立ちます。

空気清浄機能は・・

「ダイキンのエアコンは空気清浄が得意」といったイメージを持っている方も多いようですが、実際はそうでもないです。

ダイキンだらかどうこうというより、そもそもエアコンと空気清浄の相性があんまり良くないんですよね・・。

詳しくはこちらのページで説明しています。

 

主力機種は3つ

ラインナップの多いダイキンですが、どれも均等に売れるというわけではありません。

主力は主に

ハイグレードのRシリーズ

ミドルグレードのCシリーズ

お手頃グレードのEシリーズ

この3つが注目度が高いモデルです。

これを頭に入れつつ、次はグレードごとに個別に紹介していきます。

まずはハイグレードでベーシックな内容のAシリーズから見ていきましょう。

ハイグレード
Aシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
28,800円
107%
★×4.0
低温暖房能力 9.1
フィルター自動掃除 あり
加湿 なし
換気 なし
ストリーマ あり

ダイキンのハイグレード一般地仕様2つのうち、加湿と換気がないモデルがこちらのAシリーズです。

冷暖房や省エネ性能は優秀です。

ダイキンのA・R・D(寒冷地仕様)シリーズに関しては、スペックがとても似ているので別のページでまとめています。

【実はほぼ同じ】ダイキンエアコン R・A・Dシリーズの特徴・電気代・冷暖房性能を比較

続きを見る

選ぶポイント

性能としては良いのですが、高級でありながらこれといった強みがないのが寂しく感じます。

そんなわけで「Rシリーズが欲しかったけど、取り付けできなかったからAシリーズに」

というケースで選ばれるような印象があります。

「機能は少なくて高瀬能なモデル」というのを探している方は多いんじゃないかと思いますが、その条件には当てはまります。

ただし、他社の高機能なモデルよりも価格は高いので、そこが悩みどころでしょうね。

 

ハイグレード
Rシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
28,800円
107%
★×4.0
低温暖房能力 9.1
フィルター自動掃除 あり
加湿 あり
換気 あり
ストリーマ あり

ダイキンの顔とも言える"うるさらX"シリーズです。

▶︎省エネ性能・冷暖房性能共に高い

▶︎加湿・換気付き

Aシリーズに加湿と換気を加えたモデルという格好です。

ダイキンならではの加湿機能も付いているということで、知名度・人気ともにトップクラスですね。

リビングにダイキンエアコンを検討する方の半分くらいはこちらがが候補となっているイメージです。

選ぶポイント

加湿・換気もついていて、まさに"全部入り"という雰囲気のモデルです。

ただし、前半でお伝えしたように、加湿機能は効率が悪く電気代が高くなります。

それでもこのモデルが注目度のトップとなります。

加湿あってこそのダイキンというか、加湿機能が他社との差別化要素です。

逆に、加湿を使わないとすれば、他のメーカーでもっとコスパ良く選ぶことができるという感じです。

そこのところの兼ね合いがダイキンの弱点かなぁと感じます。

購入する方のパターンとしては

「ダイキンが欲しいし、せっかくなら性能の良いものが欲しい」

「ハウスメーカーに勧められた」

「ずっとダイキンを使っている」

こんな時に選ばれる印象です。

取り付け注意

加湿・換気機能のついたモデルは一般的なエアコンよりも配管が1本多く必要です。

そのため、設置できないケースもあります。

例えば、隠蔽配管の場合や、コンクリート住宅で配管穴の直径が標準の場合などは注意が必要です。

配管が理由で取り付けできない場合、一般的な配管のAシリーズに変更になるケースもあります。

 

ミドルグレード
Cシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
41,700円
74%
★×1.0
低温暖房能力 5.4
フィルター自動掃除 あり
加湿 なし
換気 なし
ストリーマ あり

フィルター自動お手入れが付いています。

内容としては「よくあるミドルグレード」という雰囲気ですね。

他メーカーでいうなら、三菱のRシリーズ・富士通のDシリーズあたりが空気清浄機能付きモデルということでライバルになるでしょうか。

ミドルグレードとはいえ、省エネ性能や暖房性能は下位のグレードと同じという点にはご注意ください。

選ぶポイント

ストリーマ空気清浄とフィルターの自動お手入れ付きということで、寝室用に選ぶお客様が多いでしょうか。

「高性能は求めないけど、フィルター自動掃除くらいはあったほうがいいかな」

という場合に選ばれるモデルとなります。

 

ミドルグレード
Fシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
39,300円
78%
★×1.3
低温暖房能力 5.6
フィルター自動掃除 あり
加湿 なし
換気 なし
ストリーマ あり

Cシリーズよりも僅かに省エネ・暖房性能が高いモデルとなります。

他にデシクル制御・さらら除湿も加わっています。

デシクル制御
→冷やしすぎを抑えながらしっかり除湿

さらら除湿
→肌寒くなりにくい除湿

このような内容になっており、Cシリーズよりも少し上質な内容となっています。

選ぶポイント

Cシリーズとの違いは以下のようになります。

  Cシリーズ Fシリーズ
年間電気代の目安
4.0kW
41,700円 39,300円
低温暖房能力 5.4 5.6
冷房 PIT PIT
DESICL
除湿 セレクトドライ さらら除湿

Fシリーズの方が上位ということで、基本性能がややアップしています。

その分、Cシリーズよりも価格は高いです。

Cシリーズとはところどころ違いはあるものの、そのどれも大きな違いと言えるほどではなく、かえって価格の高さが目立つっているような印象です。

Cシリーズに1万円くらい足してFシリーズにできるような場合ならアリという気がしますが、それ以上の価格差があるならCシリーズでいいんじゃないかと思います。

どのメーカーにもあるんですけど「中途半端に見えてしまう」モデルですね。
 

ミドルグレード
Mシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に12畳
(このモデルだけサイズが違うのでご注意ください)

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
24,700円
87%
★×2.0
低温暖房能力 3.7
フィルター自動掃除 あり
加湿 あり
換気 あり
ストリーマ あり

「うるさらmini」の愛称がついており・・

▶︎加湿・換気付き

▶︎サイズは2.8kW(主に10畳)まで

という特徴があります。

性能としてはFシリーズに加湿と換気を加えたもので、室内機の寸法・デザインもFシリーズと同じになっています。

うるさらミニという呼び名こそついていますが、本家のうるさら10(Rシリーズ)とは性能が全然違うのでご注意ください。

選ぶポイント

うるさら10(Rシリーズ)までは必要ないけど、加湿があったらいいなぁという時におすすめという位置付けと予想されます。

ですが、売れ行きなどの関係で、実際はRシリーズに近い価格となっていることが多いです。

それでいて、省エネや暖房性能はCシリーズやもっと下位のモデルとそう変わらないということで、割高感が強い印象です。

価格は上位並み、でも性能は中間並みという感じです。

ここまで行くならRシリーズにすることをおすすめしたくなります。

省エネ達成率について

Fシリーズの14畳は78%、それに対してMシリーズの10畳が87パーセントと、Mシリーズの方が少し省エネ性能が良く見えるかもしれません。

ですが、実際は同じレベルです。

というのも、省エネ基準達成率は、対応畳数が大きくなるにつれ辛口採点になるからです。

同じ10畳同士で比べた場合、Fシリーズ・Mシリーズどちらも87パーセントとなります。

 

お手頃グレード
Eシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
41,700円
74%
★×1.0
低温暖房能力 5.3
フィルター自動掃除 なし
加湿 なし
換気 なし
ストリーマ あり

ダイキンエアコンの中では最もシンプルなモデルとなっています。

選ぶポイント

シンプルな内容にワンポイントのストリーマということで、よくあるエントリーグレードという印象です。

1番安価なグレードでありながら、他社と比べると価格はやっぱり高めなんですよね・・。

まぁ、ダイキン全部高いですけど・・

ダイキンの中で1番価格が手頃ということで、

「とりあえずダイキンにはしたい」という場合に選ばれるケースが多いですね。

特別な事情がないなら、他社もご検討いただければと思います。

 

お手頃グレード
VXシリーズ

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
41,700円
74%
★×1.0
低温暖房能力 5.3
フィルター自動掃除 なし
加湿 なし
換気 あり
ストリーマ あり

Eシリーズに換気をつけたようなスペックです。

選ぶポイント

フィルター自動掃除がないのでお手頃グレードに入れましたが、価格としては結構高めです。

「換気機能をつけただけでこんなに高くなるのっ!?」って感じます。

コロナウイルスの流行で換気が注目されましたが、価格を考えるとちょっと・・という感じです。

ハイグレードに迫る価格設定ですからね・・。

ちなみに、今となっては売り場でも屈指の影の薄い存在となっています。

 

お手頃グレード
SXシリーズ(リソラ)

↓機種の位置付け

  ベーシック 機能追加
ハイグレード
省エネ◎
暖房◎
自動掃除あり
A R(加湿・換気)
ミドルグレード
省エネ△
暖房△
自動掃除あり
F
C
M(加湿・換気)
お手頃グレード
省エネ△
暖房△
自動掃除なし
E VX(換気)
SX(デザイン)

↓冷房時主に14畳

年間電気代の目安
省エネ達成率
多段階評価
40,900円
75%
★×1.0
低温暖房能力 5.4
フィルター自動掃除 なし
加湿 なし
換気 なし
ストリーマ あり

薄型のでカラーバリエーションが豊富と、デザイン性を重視したシリーズとなります。

室内機のカラーに黒系・ブラウン系などのダーク系から、明るめウッドやベージュなどパステルなカラーまで豊富に用意されています。

選ぶポイント

こちらも省エネ性や暖房・フィルター自動掃除などの内容からお手頃グレードに入れましたが、価格はかなり高いです。

価格が高いからといって性能が良いというわけではないので、その点には注意が必要です。

スペック表をご覧いただくとわかるように、性能自体は下位グレード近辺となっています。

デザインに全振りした内容ですね。

まぁ、あんまり言うとあれですけど、価格の半分くらいはデザイン料なんじゃないかと感じるくらいのスペックです。

とはいえ、このデザインはなかなかないですから、「デザインにこだわりたいから割高でも致し方なし」というケースはちょいちょいあります。

 

機種紹介は以上です。

まとめ

長くなったのでポイントだけ簡単にまとめます。

各価格帯の主力モデルはそれぞれ・・

ハイグレード→Rシリーズ・Aシリーズ

ミドルグレード→Cシリーズ

お手頃グレード→Eシリーズ

この4つだけチェックすれば十分だと思います。

 

選び方として多いのは・・

せっかくだからいいものが欲しい→R

Rは取り付け不可→A

R・Aは予算オーバーだけど、フィルター自動掃除は欲しい→C

価格を抑えてダイキン→E

こんな感じです。

それ以外のモデルは元々価格が高めのダイキンの中でも、特に割高なので、特別な理由がないなら除外して考えて良いと思います。

以上、ダイキンエアコンのざっくり解説でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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