テレビ用のサウンドバーは、実は
「音がでないんですけど・・」
って言う相談が割とあったりします。
何か知識が必要とか、特別複雑なわけではないんですけど、接続でうっかり勘違いが多い家電なんです。
もしかしたら、AV機器の接続に慣れている人ほど間違いやすいかもしれません。
そんなわけで、このページでは
シアターバー(サウンドバー・シアタースピーカー)の接続の注意点
について説明していきたいと思います。
せっかくなので、売れ筋のモデルである
ヤマハ YAS-209をHDMIケーブルを使って接続した場合を例にして説明していきます。
※HDMIケーブルは別売りです。
お使いのモデルによっては当てはまらない場合もあるかと思いますが、ご了承いただければと思います。
注意点①
HDMI(ARC)同士を接続
テレビやシアターバーには、複数のHDMI差し込み口がありますよね。(シアターバーの接続口は1個の場合もあります。
これ、どこでも挿せばいいというものではないんですね。
テレビとシアターバーをHDMIケーブルでつなぐ場合、
使う接続口は決まっています。
スピーカー側もテレビ側も、それぞれ
HDMI(ARC)と書いてある口に接続します。
補足
最近のテレビにの中には
ARC/eARC と書いてあるモデルもあります。
ARCとeARCはちょっとした違いがありますが、シアターバーをつなぐだけなら同じものと思ってもらってOKです。
スピーカー側の例
ヤマハ YAS-209
ここが1番間違えやすいポイントでしょうか。
AV機器に慣れている方だと、「スピーカーに音声を入力するんだから、INの方に接続だな」ってなるかもしれませんが、これが間違いポイントなんです。
シアターバー側は、INではなくOUT(ARC)に接続するのが正解です。
テレビ側の例
例 パナソニック TH-55HX950
テレビ側もARCと書いてある差し込み口に接続します。
見えにくいかもしれませんが、HDMI 2のところに(ARC)って書いてありますよね。
こんな風に
シアターバー側がOUT(ARC)
テレビ側がIN(ARC)
このように接続します。
まぁ、INとかOUTとか難しいことは考えずに、
どちらも(ARC)と書いてある差し込み口を使う
と覚えてもらえばOKです。
注意②
シアターバーのモードを合わせる
シアターバーは、多くの場合それほど難しい初期設定などはしなくても使うことができます。
ただ、1つ注意が必要で、
テレビの音を出すモードに合っているかの確認は必要です。
例えば、ヤマハ YAS−209の場合は、
①HDMIで接続した機器の音を出す
②テレビの音を出す
③Bluetoothで接続した機器の音を出す
④ネットワーク音源の音を出す
と、4つのモードがあります。
で、テレビの音を出したい場合は
②の"テレビの音を出す"モードになっているかの確認が必要です。
これも、慣れている方だと「HDMIで接続したし、HDMIのモードにすればいいんでしょ」って思うかもしれません。
紛らわしいですが、それは不正解なんです。
テレビの音を出すときは、"TV"モードを使うが正解です。
テレビ側の設定
テレビ側の設定は特にいらないです。
ほとんどのテレビでは正しくシアターバーが接続されていれば、特にテレビ側の設定を変えなくても音が出ます。
出ないとしても、画面に"音声出力を切り替えますか?"のように確認が出てくるはずです。
もし音も出ない、確認のメッセージも出てこないと言う場合は、設定メニューの音声やオーディオの項目をチェックして見てください。
音声出力先を設定する項目があるはずです。
テレビにARCの接続口がない!
最近のテレビはほとんどはARC対応です。
ですが、以前のテレビにはHDMIはあっても、ARCって書いてある接続口がない場合もあります。
その場合は光デジタルケーブルでテレビに接続します。
例 JVC 光デジタルケーブル1m
ヤマハ YAS-209の場合は光デジタルケーブルが付属しています。
そのまま使っても良いのですが、光デジタルケーブルで接続した場合、テレビの電源操作や音量上げ下げに連動しません。
テレビはテレビ、シアターバーはシアターバーのそれぞれのリモコンで操作する必要があります。
ですから、ARC対応テレビであればHDMIケーブルを使った接続がおすすめになります。
ただし、主に最近の小型テレビなどでは、光デジタルの接続口がないこともあります。
そんなわけで、シアターバー購入前には
HDMI(ARC)の口があるかのチェックが必要です。
まとめ
最後に簡単におさらいしておくと
①どちらもHDMI(ARC)に接続する
②シアターバー側を"TV"モードに合わせる
③HDMIがあっても(ARC)になっていない場合は光デジタルケーブルで接続する
特にシアターバー側のIN・OUTの間違いは多いのでご注意いただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になれば嬉しいです。