洗濯機

【手頃な7kg容量】縦型洗濯機のお買い得品は?おすすめノンインバーター機種紹介

家族で使えるお手頃価格の洗濯機は?
インバーターって何?

前回の記事では、音が静かで洗い方も上手なインバーター搭載機種がおすすめということでお話をしてきました。

ですが、

「うちは、日中洗濯するから音は気にしなくてもいいかな」

「今回は予算重視かなぁ」

こんな時は、ノンインバーター洗濯機も候補に入っているかと思います。
 

そこで今回はノンインバーター洗濯機のおすすめ品を紹介したいと思います。

縦型洗濯機の基礎知識

インバーターのおさらい

まずは簡単にインバーターについておさらいしておきましょう。

価格よりも質重視ならインバーター搭載機種がおすすめになります。

インバーターありの
メリット・デメリット

⭕️ 節水性が高い
⭕️ 静音性が高い
⭕️ 節水でも洗浄力が高い
⭕️ 清潔性が高い

❌ 本体価格はやや高め


 

インバーターなしの
メリット・デメリット

⭕️ 本体価格が手頃
⭕️ たっぷりの水でしっかり洗浄

❌ 節水性・静音性・本体の清潔性はインバータータイプには劣る

ということで・・

ノンインバーター機種は主に・・

▶︎運転音は気にならない

▶︎洗濯槽の手入れも自分で行う

▶︎予算優先

という場合に適した洗濯方式となります。 

水道代にも違いが出るのですが、インバーターありの機種との価格差が逆転するほどの差にはならないことが多いです。

ですから、水道代以外のポイントでどちらがいいかを決めればいいということですね。

インバーターや風呂水利用による節水効果の詳しい解説が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

まずは洗濯機の基礎知識のおさらいをして、そのあとでおすすめ品紹介という流れで進めていきます。

 

容量を決める

洗濯量の目安

大人1人の1日分の洗い物の量は約1.5kgと言われています。

▶︎一人暮らしでも週に2回程度のお洗濯

▶︎4人家族なら1日分

これでだいたい6kgの容量となります。

容量ギリギリはあまりよくないので、少し余裕を持たせるということで7kg容量が安心です。

また、毛布などの大物洗いをする場合にも7kg以上の容量が推奨されています。

こういった理由から、7kgタイプがおすすめとなります。

ファミリーはもちろん、単身・2人でお使いでもおすすめのサイズです。

 

チェック①
洗濯時間やすすぎ回数の個別設定

ノンインバーター洗濯機の中には洗い時間やすすぎ回数を手動で設定できない機種もあります。

例えば・・

標準コース、毛布コース、スピードコースなど、決められたコースでしか運転できないような機種ですね。

普段は標準コースしか使わないという場合にはこれでも不都合ないかと思います。

ですが、

「今日は汚れがひどいから少し長めに洗いたい」

「型崩れさせたくないから脱水時間を減らしたい」

のように自分で洗濯◯分、すすぎ◯回、脱水◯と指定したい場合には、個別設定に対応した機種が必要となります。

洗濯容量7kg以上の機種のはほとんどは個別設定に対応していますので、そういった意味でも7kgの機種が良いのではないかと思います。

このページで紹介する機種は全て個別設定に対応した7kg容量のモデルとなっています。

もっと小さいサイズでお探しの方は⬇︎の記事もご覧ください。

 

送風乾燥機能とは?

最近の洗濯機にはほぼ全機種と言っていいくらい送風機能がついています。

送風”乾燥”と聞くと乾燥機のようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、残念ながら洗濯乾燥機とは全くの別物です。

送風乾燥は洗濯乾燥機のように温風が出るわけではありません。

洗濯機の蓋部分に通風用の穴が空いていて、洗濯槽に風を取り込みながら洗濯槽を回転させます。
 

イメージ的には”風通しのいい脱水”程度の効果と思ってもらえればOKです。

仮に長時間使って水分がとんでも、衣類が冷えているので湿った手触りになります。

もともとは洗濯槽を乾燥させるための送風機能でした。

「洗濯槽を乾かすことができない」というわけにはいかないので、どちらにしても送風機能は必要なんですね。
 

その、洗濯槽乾燥用の風を「せっかくだし衣類に使ってもいいじゃない」という発想でついているのが送風乾燥機能です。

実際には使わない方も多く、使うとしても部屋干し前の補助程度の効き目となっています。

 

洗濯槽自動洗浄

洗濯槽の自動洗浄機能はもともとは高級機にだけついていた機能なのです。

ですが、あまりにも需要が大きかったためか、最近では比較的手頃な機種でも自動洗浄機能を売りにしているものが出てきています。

そこで一つ注意が必要なポイントがありあます。

もともとの自動洗浄とお手頃価格な機種についた自動洗浄では少し内容が違うんですね。

ここでは2つを分けて考えたいと思います。

▼本来の自動洗浄

すすぎから脱水に移る前に、洗濯槽を洗浄する専用の工程が含まれています。

代表的なものに日立のビートウォッシュの自動洗浄がありますが、この場合は水道水を追加で投入して洗浄しています。

流水の経路も上から下まで、洗濯槽の側面全体を通るような設計になっています。

 

▼ノンインバーター機種の自動洗浄

すすぎや脱水で水滴を飛ばす時に、一緒に洗濯槽の汚れも洗い流しますよっていうものです。

まぁ、これでは実質、従来の自動洗浄機能のない洗濯機とやっていることが変わらないわけなんですね。

ですから、このブログでは洗濯槽洗浄の専用の工程があるものを”自動洗浄あり”として扱いたいと思います。

そして、この区分で考えるとノンインバーターモデルでは、洗濯槽自動洗浄に該当するモデルは残念ながらないんですね。

自分でこまめに槽洗浄を行えばOKとも言えます。

 

これで基礎知識のおさらいが終わりました。

7kgノンインバーターおすすめ品紹介

ではここからは、おすすめの機種を見ていきましょう。

 

パナソニック NA-F7PB2

インバーター なし 洗濯容量 7kg
標準使用水量 119L 洗濯時間目安 43分
洗濯槽自動洗浄 なし 風呂水ポンプ あり
運転音(洗い/脱水) 37/46dB

バランスの良いスペックと、豊富なコースが魅力のパナソニックらしい機種となっています。

洗い方の特徴
ビッグウェーブ洗浄


節水型洗濯機に近い洗い方で、衣類とお水をパルセーターで押上げながら洗浄を行います。

衣類をしっかり動かすことで、洗いムラを低減させています。

少ない水位の時でも効果的に洗浄できるのが魅力です。
 

便利さの特徴
サッと槽すすぎ・つけおきコース

▼サッと槽すすぎコース

洗濯前に洗濯槽を軽く水ですすぐことができます。(約8分)

汚れたものを洗った後や、赤ちゃんの服などを洗う前に使うのがおすすめです。

▼つけおきコース

特に汚れがヒドい時に、しっかりと洗うつけおきや頑固汚れコースはどの洗濯機にもついています。

中でもパナソニックのつけおきコースは非常に念入りに洗浄を行ってくれるんです。”つけおき→攪拌(槽回転)”を4回も繰り返し、トータル約85分間しっかり汚れを落とします。
 

パナソニックはこんな時におすすめ

「何回も洗わないと汚れが落ちない・・、もっと洗い時間増やせないかしら」

こんな時にはNA-F7PB2がおすすめです。
 

ただし価格は高めです。

バランスが良い性能ではあるもの、同じバランス型の東芝の方が価格面で有利なことが多いでしょうか。

 

東芝 AW-7GM2

インバーター なし 洗濯容量 7kg
標準使用水量 113L 洗濯時間目安 49分
洗濯槽自動洗浄 なし 風呂水ポンプ あり
運転音(洗い/脱水) 37/45dB

お手頃価格になっていることが多い機種ですが、基本性能は意外と充実しています。

ノンインバーター機種の中では常にトップクラスの人気を誇るシリーズとなっています。

洗濯タイマーは6・9時間後の2通りから選択可能です。
 

洗い方の特徴
Wシャワー洗浄

2本のシャワーで洗浄液を衣類全体にしっかり浸透させ、ムラを抑えてキレイに洗うようになっています。

また、今年のモデルからは、新形状の段ちがいパルセーターを搭載。

パワフルな⽔流を⽣み出すことでしっかり洗い、汚れを落とすようになっています。

 

東芝はこんな時におすすめ

「予算はなるべく抑えたいけれど、だからと言ってあんまり性能が低いのもなぁ・・」

こんな時には東芝AW-7GM2がおすすめです。

▶︎Wシャワー洗浄

▶︎風呂水ポンプ

売れ行きが良いおかげでお買い得価格になっているのをよく見かけます。

6kgタイプとさほど変わらない価格ということもしばしばありますね。

個人的には6kgタイプとの価格差が8,000円以内なら、迷わず7kgと考えています。

コストパフォーマンスがもっとも優れた機種といえばこの機種になるでしょう。

 

シャープ ES-GE7G

インバーター なし 洗濯容量 7kg
標準使用水量 88L 洗濯時間目安 35〜40分
洗濯槽自動洗浄 なし 風呂水ポンプ あり
運転音(洗い/脱水) 42/47dB

インバーター機種並みの使用水量の少なさが魅力の商品です。

その理由はシャープ独自の”穴なし洗濯槽”にあります。

そのメリット・デメリットはどんなところにあるのでしょうか? 

洗い方の特徴
穴なし洗濯槽で節水

シャープ以外の洗濯機をお使いの方は洗濯槽を覗いてみていただくとわかるのですが、洗濯槽にたくさんの穴が空いていますよね。

これは主に脱水の時に水きれをよくするためのものなんですが、シャープにはその穴がないんですね。
 

⭕️メリット①節水性が高い

普通の洗濯機は洗濯槽の裏側、つまり目に見えない部分まで水を貯めています。

それに対して穴なし洗濯槽は洗濯槽の内側、つまり見えている部分にだけ水を貯めています。

そんなわけで使用水量は少ないです。
 

⭕️メリット②カビが衣類に付着しない

さらに、穴なし洗濯槽には”洗濯槽の裏側のカビや汚れが内側に入ってこない”というメリットもあります。

洗濯槽の内側と外側が繋がっていない構造なので、洗濯の内側まで汚れが侵入してくることがありません。

 

ただし、注意が必要で、洗濯槽の裏側が汚れないわけではありません。

脱水のお水は洗濯槽の裏側を通って排出されます。

つまり、普通の洗濯機と同様に洗濯槽の裏側にカビや汚れがつく可能性はあるんです。

「内側に入ってこなければいい」という考え方もできます。

ですがニオイの原因にはなりますので、他の洗濯機同様に洗濯槽のお手入れは必要となります。

夏になると「なんか洗濯機がにおう・・服につかないか心配」ということもあるようです。
 

節水・洗濯槽裏の汚れが衣類に付かないとメリットが多い穴なし洗濯槽ですが、やはりデメリットもあります。
 

❌デメリット①脱水の効率が悪い

洗濯槽の穴は先ほども書いたように脱水の水はけをよくするためにあるものです。

シャープの穴なし洗濯槽では、脱水の時の水切りを洗濯槽上部と底面の2箇所で行っています。
 

脱水具合に問題ないと感じる方が大半ではありますが、他のメーカー→シャープで買い換えた場合に、少し脱水が弱く感じることもあるようです。
 

❌デメリット②音が響きやすい

洗濯は”洗い→すすぎ→脱水”と3つの行程に分かれています。

通常、洗濯の行程では洗濯槽が水に包まれている状態になります。

これが音を響きづらくする役割も果たしているんですね。

水中の音が聞こえにくということは、皆さんなんとなく経験あるかと思います。

それが穴なし洗濯槽の場合、洗い行程の時にも洗濯槽が水に浸ってないわけです。
 

ですから、インバーターがついていないこともあり、”洗い行程”と”脱水行程”の運転音に差があまり出ないということになってしまうんです。

洗いの時から脱水くらい音が大きい、という感じです。

洗濯機を動かしている間ずっと音が大きいのはデメリットと感じる方も多いでしょう。

以上が穴なし洗濯槽のメリット・デメリットとなります。
 

便利さの特徴
ほぐし脱水

こちらも定番の絡みを抑えた仕上げ機能を搭載しています。

東芝のようにセンサーを搭載しているわけではないのですが、脱水の最後の方に低速回転を取り入れることで、衣類をほぐして仕上げます。
 

シャープはこんな時におすすめ

「音は気にならないから、なるべく節水な機種はないかなぁ」

こんな時にはシャープのES−GE7Gがおすすめです。

▶︎穴なし洗濯槽で節水
▶︎カビの衣類への付着抑制
と、他にはない魅力を持った機種となっています。

シャープが好きでずっと使い続けているという方も多いですね。

メリット・デメリットありますが、この節水性の高さは強みになるんじゃないと思っています。

 

日立 BW-G70J

インバーター あり 洗濯容量 7kg
標準使用水量 95L 洗濯時間目安 35分
洗濯槽自動洗浄 あり 風呂水ポンプ あり
運転音(洗い/脱水) 34/40dB

こちらは、このページでは唯一のインバーターありのモデルとなっています。

これまで、日立の7kg容量には白い約束というインバーターなしのモデルがあったんですが、2022年には発売がありませんでした。

その代わりに出てきたのがこちら。

性能を少し控え目にしつつ、価格を抑えたインバーターモデルという位置付けです。

廉価版ビートウォッシュみたいな感じです。

洗濯タイマーは3〜24時間で設定可能となっています。
 

洗い方の特徴
ナイアガラビート洗浄

少ない水で溶かした、高濃度洗剤液を衣類に浸透さ洗浄する方式をとっています。

ビートウイングと呼ばれる、起伏のあるパルセーターで衣類を上下に動かしながら洗う格好ですね。

少ない水でも、衣類をしっかり動かして洗うことができます。

 

便利さの特徴
洗濯槽自動洗浄

このページに登場するモデルの中では唯一、しっかりとした洗濯槽の自動洗浄機能が搭載されています。

洗濯のたびに、自動で洗濯槽の裏側を洗浄するようになっています。

この辺はインバーターモデルの強みが出てますね。
 

日立はこんな時におすすめ

インバーターモデルということで、

▶︎節水性の高い洗浄方法

▶︎洗濯槽自動洗浄

など、日立の魅力がしっかり入ったモデルとなっています。

インバーターなしよりは価格は高いけど、その分性能もいい。

それでいて、ある程度価格は抑えられているということで、「これくらいの性能があればオッケー」と感じる方は、多いんじゃないでしょうか。

ちなみに、日立の7kg容量には、もう一つ別のビートウォッシュがあります。

BW-Vシリーズ

インバーター あり 洗濯容量 7kg
標準使用水量 86L 洗濯時間目安 27分
洗濯槽自動洗浄 あり 風呂水ポンプ あり
運転音(洗い/脱水) 32/39dB

これまでのビートウォッシュシリーズの流れを継いでいるのは、こちらのBW-Vモデルです。

洗濯時間・使用水量・運転音などの面で、少しずつBW-Gよりも優れています。

 

 

まとめ

最後に選び方のポイントをおさらいしましょう。

今年は日立・東芝が大きな変更があり、パナソニックのバランスの良さが目立つ雰囲気と感じています。

▶︎特に重視する項目がなく迷っているならパナソニック

▶︎値段が下がってきたら東芝もアリ

▶︎節水重視ならシャープ。穴なし洗濯槽が気に入れば。

▶︎日立は少し高いけど、インバーター付きなのでメリットも多い

と、このようになります。

以上、ノンインバーター洗濯機の解説とおすすめ品紹介でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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