ガステーブル選びのポイントは?価格別おすすめ機種も紹介!
新生活のシーズンですね。お引越しに合わせてガステーブルを購入する方も多いと思います。
ところでガステーブルってどやって選べばいいんでしょうか?
「予算に合わせて、あとなんとなく・・」なんて方も多いんじゃないでしょうか?
違いがなかなかわかりづらい商品だと思います。
そこで本日は,
▶︎ガステーブルのおすすめの選び方と
▶︎価格の違いによる機能の違い
この辺りをご説明したいと思います。
注意点
ご購入の際にはリンク先商品のガス種・強火力バーナーの左右にご注意ください。
※選び方・見分け方は本文中で順番に解説します。
①ガステーブルのサイズ
ガステーブルのサイズは大きく分けて2種類
▶︎幅59cm(60cmのスペースに設置)
▶︎幅56cm(それより狭い場合)
多くのご家庭では60cm幅のおき場所が用意されていると思います。
製品の数も幅59cmタイプの方が多いですね。
「置き場所の幅を測ってきたけどギリギリ59cmあるのか微妙だった、自信がないから安全策で56cmタイプを購入しておこう」
こんなケース時々あるんですが、59cmが置けるかどうか微妙なときはほぼほぼ59cmタイプが置けます。
ギリギリ1cmだけ足りないなんてことは私の経験上ありません。
と、言いますのもガステーブル置き場は幅ギリギリで設置するようになっている場合が多いです。
ギリギリのサイズで置いた方が無駄な隙間が出来ずに見栄えも良く設置できますし、隙間が汚れたりする心配も減ります。
優先は59cmタイプ
選ぶ基準としては59cmタイプが優先で、59cmタイプが設置できないときは56cmタイプから選ぶということになります。
②点火方法は押すor回す
ガステーブルには点火方法が2種類あります。
▶︎スイッチで点火
火力調節はレバーで行う。弱火にしやすい。
▶︎回して点火
火力調節も回して行う。弱火の方に回しすぎると消えてしまう。
スイッチタイプの例
▼右強火力/都市ガス
↑このように、スイッチを押して点火するタイプです。
点火と火力調節が独立しており、弱火に調節しやすいのが利点となります。
現在の主流はこの点火方法です。
回すタイプの例
▼右強火力/都市ガス
↑回して点火、火力も回して調節する方式となっています。
こちらのタイプは最近減ってきましたが、お手頃価格帯だとまだまだ見かけます。
弱火にしたときにうっかり消してしまったという経験は皆さんあるのではないでしょうか?
つかいやすさ優先なら押して点火するタイプがおすすめで、予算最重視なら回すタイプになるでしょうか。
③魚焼きグリルの種類
魚焼きのグリル(引き出しの部分)の種類によって、ガステーブルの価格は結構変わってきます。
①グリル無しタイプ
そもそもグリルが無いタイプ。家でお魚を焼くことはない。フライパンで代用するという方にはこちらですね。
グリルなしの例
▼右強火力/都市ガス
「魚は焼かない」という場合はこれでもいいかもしれませんが、必ずしもグリルありモデルよりも安いとも限らないので注意が必要です。
②片面焼き水有りタイプ
水有りグリルと言うのは、グリルの下に水を張る必要があるグリルのことです。
△蒸し焼きに近い(こんがり感が減る)
△裏返しが必要
といった特徴があります。
最近はこのタイプはほとんど見かけないのでオススメ機種は省略します。
③片面焼き水無しグリル
水無しグリルは受け皿にお水を引かないタイプ。余分な水蒸気が発生しないのが利点です。
⭕️表面がパリッと仕上がる
△裏返しは必要
お魚をおいしく焼きたい人にオススメです。
水なし片面焼きグリルの例
▼右強火力/都市ガス
④水無し両面焼きグリルタイプ
水を入れないのでこんがり焼ける上に、両面加熱なので裏返しの必要がありません。
⭕️両面こんがり
⭕️手間なく美味しく
よくお魚を焼く方におすすめです。
水なし両面焼きの例
▼右強火力/都市ガス
以上グリルの種類でした。1・2・3・4の順で価格が上がり、オススメ度も上がります。
④トッププレートの種類
トッププレート(天板)にもいくつか種類があります。
おおまかにご紹介しますと、
▼リンナイ
フッ素→パールクリスタル→ガラストップ
▼パロマ
ホーロー・フッ素→ガラストップ→ハイパーガラストップ
こんな感じでランクアップしていきます。
見た目で言うと
ザラザラ→つるつる→ピカピカ という感じです。
つるつるやピカピカタイプは、当然高級感があり見た目が良いです。
そして、ザラザラよりはつるつるやピカピカの方が汚れが取れやすいのでお手入れも楽ですね。
そしてもう一つ。
汁受けが有る・無しの違いがあります。
最近の主流は汁受け無しタイプですね。
天板部分に汁受けが無く、フラットになっていて汚れたときもサッとふき取ることが出来るようになっています。
リンナイではワンピーストップ、パロマではシールドトップという記載があれば汁受け無しの
ごとくの周りがこのようになっており、
⭕️汚れが内部に入らない
⭕️汚れても拭き取りやすい
メリットがあります。
ワンピーストップの例
リンナイ KG67BK-R
▼右強火力/都市ガス
例としてリンナイの機種を貼っておきます。
こちらは 水なし片面焼きの クリスタルコートの 汁受け無し タイプです。
⑤ガスの種類と強火力バーナーの向きを確認
ガスの種類を選ぶ
ガステーブルはガス種に合わて商品を購入する必要があります。
①都市ガス(12・13A)用
②プロパンガス(LPガス)用 です。
この2つのガスは燃えやすさが違うため、万一間違えて購入すると火が大きくなりすぎたり、逆に燃焼が途切れたりと火が不安定になり非常に危険です。
絶対に間違えないようにご注意下さい。
お引越しの方は不動産屋さんに聞けば教えてもらえますので、必ず確認してからご購入下さい。
強火力は左右どっち?
ここで紹介しているガステーブルは全て2個口ですが、全て右か左どちらかが"より強い火力"が出せるように設定されています。
2つとも同じ火力というわけではないんですね。
強火力バーナーやハイカロリーバーナーと記載されています。
それで、選び方なんですが
”強火力は壁と反対側” これが鉄則です。
この写真の場合は右が壁なので、左側が強火力である必要があります。
これは強火力側が壁に近いと危険だという理由と、シンク側(まな板置いたりする方)から強火力バーナーが遠いとすごく使いづらくなってしまうからです。
型番の最後が
-Rの場合は向かって右が強火力設定
-Lの場合は向かって左が強火力設定
です。
どの機種がどのガスなの?左右どっちが強いの?
ところで、こんな風に思った方いませんか?
「どの機種が都市ガス用で、どの機種が右が強火なの?」
えーと、ですね。機種によって都市ガス用かプロパンガス用か、もしくは右が強火か左が強火かが固定されているわけではありません。
どの機種でも都市ガス・プロパンガス・右強火・左強火がそれぞれ製造されています。
つまり1つの商品でも4つのパターンが存在します。
①都市ガス対応 右強火力
②都市ガス対応 左強火力
③プロパンガス対応 右強火力
④プロパンガス対応 左強火力
見分け方
KGM563PBRL-13A
型番の最後の部分が強火力バーナーがどちらかを表しています。
Rなら向かって右が強火
Lなら向かって左が強火となります。
型番に
13Aが入っていれば都市ガス用
LPと入っていればプロパンガス用
となります。
自分の好きな機種を決めてからどのパターンを購入するか確認すればよいのです。
「うちは都市ガスだからこの機種は選べないのかぁ」なんてことは基本的にありませんのでご安心下さい。
注意点
家電店だとどちらかの強火力タイプしか置いてない場合がほとんどです。
「逆側が強火のタイプは取り寄せのみご用意できます。在庫はありません」という場合が多いので好きな機種を選びたい場合、早めに注文するか、ネット通販などもご覧ください。
価格帯別オススメ機種のご紹介
お手頃価格モデル
お手頃価格のおすすめ品①
リンナイ KG67BER
▼右強火力/都市ガス
▶︎汁受け無しのタイプ
ワンピーストッププレート採用で、バーナー周りと天板が一体化しています。
汚れが内部に入り込む心配が無く、汚れも非常にふき取りやすい形状です。
▶︎グリルは水無し片面焼きタイプ。
裏返しは必要ですが、水なしでこんがり焼くことができます。
▶︎天板はクリスタルコート
光沢があり、汚れも取れやすいですね。
この価格でこの性能はとてもお買い得だと思います。
お手頃価格のおすすめ品②
パロマ PA-S45H-R
▼右強火力/都市ガス
■白くて可愛いデザイン
最近では、白とか薄いベージュのカラーのガステーブルが増えてきていますね。
キッチンが明るい雰囲気になり、特に女性に好まれているようです。
■スペックは
水なし片面焼きグリルで、光沢感のあるホーロートップです。
中級価格モデル
中級モデルのおすすめ品
パロマ IC-730WA-R
▼右強火力/都市ガス
汁受けなしトップに加え
・水無し両面焼きグリル
・強火力側に温度キープ機能搭載
・標準火力側に湯沸かし、炊飯、煮物ボタン搭載
・調理タイマー搭載
これらの機能がつきます。
■温度キープ
強火力側に160℃・180℃・200℃の温度キープ機能付きなので揚げ物を適温で揚げることが出来ます。
卵焼きやホットケーキなんかもキレイに焼けてオススメです。
■調理タイマー
1~99分まで1分単位で焼き時間を設定することが出来ます。
左右のコンロとお魚のグリルのどれかを選択してタイマーを設定することができます。
時間になると自動消化してくれますので消し忘れ防止になり、焼きすぎの防止になりますね。
水無し両面焼きグリルですから、裏返す手間も無くこんがりおいしくお魚が焼けます。
お魚を焼くことが多いご家庭には大変オススメのモデルです。
中級モデルのおすすめ品②
リンナイ RTE65VACB-G-R
▼右強火力/都市ガス
さらに少し機能アップしたタイプがこちら。
パールクリスタルトッププレートです。
ワンピーストップからさらにアップグレードしてスーパーシールド構造になっています。
・水無し両面焼きグリル
・強火力側に温度キープ機能搭載
・標準火力側に湯沸し、炊飯ボタン搭載
・調理タイマー
に加えて
・オートグリル機能搭載
・グリルプレート対応(別売り)
機能が追加されています。
■オートグリルとは・・
干物・切り身・姿焼きの3つから選択すれば後は自動で焼き上げてくれます。
焼き加減も弱め・標準・強めの3段階から選択可能です。
■グリルプレート
油の落ちやすい波型のプレートで油を落としながら調理ができるグリル皿です。
ノンフライ調理や揚げ物の温めなおしにもグリルを使うことができます。
イメージとしては、オーブンレンジのグリル機能をガステーブルでもできるようにしたものです。
グリルプレートは別売りとなっております。
お手入れも簡単で油が溜まる下皿は汚れの落ちやすいクリアコート加工がされています。
お魚好きな方はコレで決まり。そんな1台ですね。
お手入れもかなり楽な商品ですので、ガステーブルの汚れに困っている方にもオススメです。
ガラストップ以外では最高峰の性能です。お料理好きな方は是非こちらで。
高級価格モデル
高級モデルのおすすめ品
リンナイ RTE65VAGP-GR
▼右強火力/都市ガス
・水無し両面焼きグリル
・標準火力側に湯沸し、炊飯ボタン搭載
・W調理タイマー (コンロ両方を同時に温度設定とタイマー設定可)
・オートグリル機能搭載
・ココットプレート付属
■ガラストッププレート採用
ガラストップは傷や汚れに強いだけでなく光沢感があります。
見た目の高級感はやっぱりガラストップが一番ですね。
見た目にもこだわりたい方には大変オススメのモデルです。
まとめ
ガステーブル購入時のチェックポイント
①本体の幅 56cm↔︎60cm
②ガスの種類 都市ガス↔︎プロパン
③強火力 右↔︎左
④お魚グリル 水あり→水無し片面→水無し両面
この部分をチェックしていただければOKです。
ちなみになんですが、LP(プロパン)ガスは各事業者ごとに利用料金が違ったりすることもあります。
安く使える会社があるか見積もりを取れるサービスもあるので、よかったら合わせてチェックしてみてください。
参考になりましたでしょうか?最後まで読んでいただきありがとうございます。