その他キッチン家電 買ってはいけないシリーズ

【要注意パターンを紹介】買ってはいけない食器洗い洗浄機はあるか? 店員が解説

では早速、本日のテーマはこちら。

買ってはいけない食器洗い洗浄機

この内容でお伝えしたいと思います。

毎回「食器洗い洗浄機」って書くと長いので、ここからは「食洗機」と呼びます。

時短家電として注目度の高い食洗機。

「使ってみたいけど、我が家にはどうなんだろう?」

と悩んでいる方は多いはずです。

食洗機に限らず、家電の購入の際にはメリットだけでなくデメリットを気にする方も多くいらっしゃると思います。

いくら魅力的な商品でも、許容できないデメリットがあったら元も子もないですもんね。

そんなわけで、

「こんな商品の場合は、この部分に気をつけてください」

といったポイントをお伝えしていきたいと思います。

食洗機のメリット

 

最初は食洗機のメリットをお伝えしておきたいと思います。

食洗機には・・

○食器洗いの手間を減らし、時短になる

○手洗いでは使えない洗剤・使えない温度のお湯を使用することでしっかりと汚れを落とせる

○節水効果が高い

といったメリットがあります。

家事の自動化

家電新3種の神器って聞いたことはありますでしょうか?

食洗機
ドラム式洗濯機
ロボット掃除機

この3つです。

いずれも家事を自動化でき、時短効果が大きい家電となっています。

最近は共働き世帯も増えているということで、コスパだけでなくタイパ(タイムパフォーマンス)を重視した家電の注目度がより高まっているように感じます。

私も使っています

ちなみに私自身も食洗機ユーザーです。

1人暮らしということで、パナソニックのプチ食洗 NP-TCR4を使っています。

個人的にはとても満足していて、「買ってよかった家電殿堂入り」と思っています。

こちらの食洗機など、買ってよかったものはこちらの動画で紹介しています。

よければ合わせてご覧ください。

色々難点もありはしますが、「食洗機のない生活にはもう戻れない」っていう感じですね。

食洗機のデメリット

食洗機は便利なものではありますが、いいところばかりではありません。

×運転音が大きい

×手洗いよりも時間がかかる

×分岐水栓・スペースなど設置のハードルが高い

といったデメリットがあります。

△運転音が大きい

食器洗い中は「ジャブジャブ」「ジャージャー」といった音がします。

シャワーをバスタブに当てた時みたいな音なんですけど、これがそこそこ大きな音なんです。

運転音の例

人気モデル NP-TA4 38dB

プチ食洗 NP-TCR4 41dB

ちなみに洗濯機の定番モデルである日立のビートウォッシュの運転音は・・

洗濯機 BW-V8HV
洗い 32dB
脱水 38dB

このように、洗濯機の脱水並みの音がキッチンからすることになります。

テレビを見る邪魔になるくらいの音ですね。

 

△手洗いより時間がかかる

食洗機は少ない水で洗うことができる分、時間は長くかかります。

モデルによっても異なりますが・・

洗浄→乾燥コースで約80〜90分

洗浄のみなら30分程度

手洗いなら5分〜10分くらいで終わるところが、食洗機では洗うだけでも30分くらいかかります。

その間ずっと「ジャブジャブ」いっているので、食後のリラックスタイムなんかには気になることも多いかもしれません。

設置のハードルが高い

食洗機を設置するためには・・

▶︎設置するためのスペース

▶︎分岐水栓

この2つが必要になります。

食洗機は大まかにオーブンレンジと同じくらいの設置スペースが必要になります。

シンク周りに置くことを考えると、邪魔に感じる方も多いんじゃないでしょうか。

また、分岐水栓の取り付けも導入のハードルが高くなる要因になっているかと思います。

最近は分岐水栓不要のモデルもありますが、それはそれでデメリットがあるので、この後紹介したいと思います。

そもそも向かないケース

一般的な食洗機のメリット・デメリットを紹介しました。

「音が大きいのは嫌だ」

「そんなに時間がかかるならいらない」

こういう判断をする方もいるんじゃないかと思います。

こういった場合は、機種がどうこうというよりも、そもそも食洗機は期待に応えられないかもしれません。

 

食洗機の概要はこんなところですかね。

では、本題に入って食洗機の要注意ポイントを紹介していきたいと思います。

SOLOTAは要注意

最近話題のコンパクト食洗機ですね。

SOLOTAならではの魅力はもちろんあるんですが、注意が必要なポイントもあります。

その理由を順を追ってお伝えします。

 

注意パターン
①タンク式

↓例 パナソニックのタンク式

本体のタンクに水を溜めて使うタイプです。

○分岐水栓なしで使える

というメリットがありますが・・

×洗うたびに給水が必要

というデメリットがあります。

「手間を減らすために食洗機を使うのに、使うたびに一手間かかる」って考えるとちょっと勿体無いように感じます。

加湿器なんかも、毎日給水するのは地味に面倒ですよね。

「分岐水栓が取り付けできない」など、タンク式じゃないと設置できない場合に使うのはもちろんオッケーです。

でも、「なんとなく楽そうだからタンク式でいいや」って思った場合は、もう一回考えてみてください。

 

注意ポイント
②コンパクトモデル

私も使っているこういったコンパクト系の食洗機。

「あんまり大きいモデルを置いたら圧迫感があるんじゃないか」みたいな心配ってありますよね。

できることならスッキリ設置したいものですよね。

とはいえ・・

本体の大きさ=収納力

でもあります。

コンパクトなほど、収納力は落ちてしまいます。

私の使っているNP-TCR4の洗える食器点数は18点なんですけど・・

「これくらいあれば1人分なら大丈夫だろう」

と思っていました。

でも、実際はなかなかそうもいかないですね。

というのも・・

実際は18点は入らないことも

理想的な形状の食器だけなら18点入ると思うのですが、手持ちの食器なんかも使うとなかなかそうもいきません。

薄くてひらたいお皿はスッキリ収まるんですけど、深さのあるボウルとかお椀はかさばって場所を取ります。

お弁当箱と水筒だけで1回満タンになるので、食器はまた別に洗うような格好ですね。

私は自炊はほんの少しという感じなんですけど、それでも1日分だと3〜4回は食洗機を回さないといけない感じです。

調理器具も洗いたい

せっかく食洗機があるなら、食器だけでなく調理器具も洗いたいものです。

コンパクトな食洗機でも小さめの鍋やフライパンなら入るんですけど、それだけで半分以上の場所を取ります。

1品作った調理器具+食べた食器

これくらいでも1回では収まらないケースが多いです。

そんなわけで、総合的には大満足ながらもサイズに関しては・・

「もっと大きいサイズにしておけばよかった」

って思っています。

「スペースが限られているからコンパクトサイズじゃないと設置できない」

という場合に選ぶのはもちろんOKです。

そのほかにも・・

「複数回に分けてもいいかな」

「大きいものは手洗いでもいいよ」

っていう場合にはコンパクトモデルで良いと思います。

でも・・

「小さくてもなんとかなるやろ」的な考えは、一回立ち止まってみてもらえればと思います。

 

注意ポイント
③マイナーメーカー

現在、食洗機はパナソニック1強時代となっています。

一昔前なら東芝・日立・シャープ・三菱あたりも作っていたんですけど、次々とやめちゃいましたね。

採算が合わない的な話を聞きます。

そんなわけで、卓上型食洗機=パナソニックという状況なんですけど・・

パナソニックの食洗機は"メーカー指定価格"(価格競争なし・値引き不可)となっています。

↓パナソニック
メーカー指定価格の例

価格コム人気1位のモデルなんですけど、どの家電店も同じ価格になっていますよね。

「いいのはわかるけど、価格が高すぎ・・」

って感じます。

もう少し手頃なものをと探してみると・・

あまり聞き馴染みのないメーカーの商品もいくつかあったりします。

「マイナーメーカーだから悪い」みたいなことではないんですけど、注意が必要なポイントもあります。

よく見かけるのは・・

「運転音の記載がない」パターンです。

↓運転音記載なしの例

家電店でもよく見かけるモデルはこの辺りですかね。

ユーザーレビューを見る限り、音が大きいという意見がちらほらあります。

最初の方にお伝えした通り、食洗機は結構うるさいです。

ある程度うるさいのは仕方ないとして・・

他の製品と比べてどれくらいなのか?

っていうのは気になるポイントです。

運転音の記載がないと、そういった不安要素が残ることになってしまいます。

パナソニックの場合はどのモデルでも運転音が記載されているんですけどね・・。

あと、全部が全部ではないですけど・・

▶︎扉の開閉がやたらと硬い

みたいなものもあったりします。

そういった面で、マイナーメーカー品はちょっと不安が残ります。

購入前に口コミなどをよくチェックしていただくと良いかと思います。
 

まとめ&SOLOTAの印象

▶︎タンク式は毎回給水の手間

▶︎コンパクト=収納力小

▶︎マイナーメーカーはスペック非公表も

こんなところが食洗機選びの注意ポイントです。

改めて注目のSOLOTAを見てみると・・

給水方式 タンク式
食器点数 6点
運転時間 洗浄のみ 60分
洗浄〜乾燥 120分
※水温が低いと延長あり
運転音 41dB

SOLOTAは、チェックポイントで言うと・・

タンク式とコンパクトという点が当てはまります。

給水はタンク式。

工事不要で導入できるメリットはありますが、使うたびにタンクに給水する手間がかかります。

食器点数6点と非常に少なく、「1食分の食器だけ」っていう感じです。

調理器具まで一緒にというのは厳しいと思います。

運転時間も洗浄のみの場合でも60分とかなり長めですね。

残念ながらスピードコースみたいなものはないようです。

6点を洗うために・・

▶︎タンクに給水

▶︎洗浄に60分

ということで、割に合わないと感じる方もいるんじゃないかと思います。

そんなわけで、SOLOTAに関しては・・

「この使い方がぴったり」と感じる方にはおすすめできます。

自動で洗ってくれる便利さは他に変え難いものがありますからね。

ただ・・

「もうちょっと多く洗うかも」

「もう少し時短で洗いたい」

みたいな場合は期待はずれになるかもしれません。

と、このようにメリットとデメリットは表裏となっています。

自分の場合はどうかな?とよくシミュレーションしてもらえればと思います。

 

以上、食洗機の要注意パターン紹介でした。

少しでも参考になればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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