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電気ケトル K02Aはどんな魅力があるのか使用感レビュー!!
私はこれまでティファールのアプレシアシリーズを使っていました。
T-fal アプレシア
これはこれでコンパクトで良かったんですけど、ある時、うっかり落として壊してしまいました。
そこでケトルの買い替えを検討し始めたわけです。
電気ケトルってずんぐりというか、ぼってりというか、そんなデザインが多いじゃないですか・・。
まぁ、それはそれでしっかり理由があるのはわかっているのですが、やっぱり見た目もすっきりしていて欲しいという気持ちもあります。
そこで、今回候補にしたのが
"バルミューダ ザ ポット"です。
↓現行品で表示しています。
「小さくて美しい電気ケトル」がキャッチコピーだけあって、そのスタイリッシュなデザインは目を引くものがあります。
コンパクトですし、ゴテゴテしていなくて落ち着いた雰囲気もグッときました。
ということで、早速導入してみました。
本日は使用した感想をお伝えさせていただきたいと思います。
スペック
BALMUDA THE Pot K07A
まずは基本スペックから・・
▶︎カラー ブラック・ホワイト
▶︎容量 0.6L
▶︎湯沸かし時間
0.2L→約1.5分
0.6L→約3分
▶︎保温機能なし
このような内容になっています。
電気ケトルは0.8Lが一番ポピュラーですから、ちょっと小さめの容量となっています。
湯量0.6Lの大体の目安では・・
コーヒーなら3〜4杯程度ですね。
カップラーメンだと、普通サイズならギリギリ2個
大きめサイズやカップ焼きそばだと1個まで
という程度の湯量となっています。
沸騰温度はまぁ、十分早いと実感できるものの、特別早いといった部類ではないですね。
たくさん沸かすとか、早く沸かすというのが魅力の製品ではないと言えるでしょう。
次は本体を見て見ましょう。
湯沸かし中はハンドル先端のランプが優しく光ってお知らせしてくれるようになっています。
▼本体&ランプ点灯状態
真っ赤なランプとかの方が見やすいのでしょうが、そこであえてそっと豆電球のように光ってくれるのが雰囲気にあっていて良いですよね。
▼内部はステンレス
フッ素加工だったらベスト・・と思いつつも、まぁ、水しか入れない&使い切りということならステンレスでも十分な清潔性と言えるでしょうか。
▼台と電源コード
他の多くのケトル同様に台座の中にコードを巻きつけて長さを調整できるようになっています。
▼フタ
フタ周りにはパッキンがついています。グッと押し込むと閉まって、つまんで引っ張ると開く、と簡単な作りで使いやすいです。パッキンがあるとはいえ、蒸気口や注ぎ口がふさがるわけではないので転倒時はお湯漏れしてしまいます。ご注意ください。
BALMUDA THE Potの魅力
機能・性能としてはまぁ普通といった印象ですね。
じゃあ一体何が魅力なのかと言われれば、やはりそのデザインでしょう。
小さめで卓上でも違和感のないサイズ
シンプルかつスタイリッシュなデザイン
この2つこそがこの商品の魅力と言えるはずです。
デザインも性能の一つと考えれば、それほど割高には感じないかもしれません。それくらい、実際に使ってみるほどに「いいな」と思えるデザインです。
「雰囲気も味のうち」と言ってしまうと大げさかもしれません。
でも、素敵なお店や食器にグッズだと美味しく感じるように、見た目で満足感って大きく変わると思うんですよね。
シンプルでスタイリッシュで、それでも主張しすぎないつや消しのマットな質感は見てても触っていてもなかなか良いモノです。
ピカピカの銀色のケトルや調理器具も良いですが、小さめ&控えめのバルミューダのちょうど良さと、ちょっとした高級感がとても気に入っています。
コーヒードリップに最適
形状としては、いわゆるカフェケトルに分類される商品ですね。
注ぎ口が細く、出湯量を調節しやすいのが利点となっています。
美味しいコーヒーを楽しみたい!!
コーヒードリップに最適なバルミューダポット。
せっかくなので、ちょっとこだわって美味しいコーヒーを淹れるためにいろいろ試してみました。
なんというか、ついついこだわって、特別な一杯を求めたくなるような質感がこのケトルにはあるんですよね・・。
ということで、コーヒーを楽しむためにいろいろ実験してみました。
コーヒー好きの方の参考になれば嬉しいです。
テスト①
臼式ミルvsカッティングミル
お家で前を挽く方にはなじみ深いかもしれない「どのミル使ったらいいの?」問題・・。
今回は臼式とカッティングミルで比べてみました。
ちなみにミルは大きく分けて3種類あります。
プロペラミル
→コーヒーメーカーと一体型になっている場合もあるポピュラーなタイプで、ミキサーのように刃が回転します。
⭕️手頃な価格
⭕️清掃しやすい
といったメリットがありますが、
その反面、粉砕された豆が刃に当たり続けるため
❌粒度にばらつきが出やすい
❌微粉が出やすい
という欠点があります。
微粉が多いとやや雑味のある味わいになりやすいと言われています。
臼式ミル
その名の通り臼状の刃で豆を粉砕する方式です。
粉砕されたコーヒー豆は臼から落ちていくので
⭕️粒度がある程度均一になりやすい
というメリットがあります。
反面、
❌やや高価
❌手入れしにくい構造
といったデメリットもあります。
今回使ったのはこちらのミルです。
カリタ C90
臼式ミルでは定番とも言える品で、丈夫なセラミック刃が採用されています。
カッティングミル
縦に二枚並べられた刃と刃の間で豆を粉砕します。
⭕️粒度がもっとも均一
といったメリットがあり、コーヒー好きなら一度は使ってみたい憧れがあるのではないかと思います。
❌価格ももっとも高価
というのがややネックですが、「自宅でもこだわりコーヒーを」とお考えなら候補になるはずです。
今回使ったのは、これも名高いカリタのナイスカットミルなのですが、モデルチェンジしているためリンクは新型で貼っておきます。
カリタ ナイスカットG
比べてみた結果・・
どちらも中挽きに調節したのですが、ややナイスカットミルの方が細かめの仕上がりになるようです。
まぁ、それはここではおいておくとして、注目していただきたい点は粒度の均一さです。
ナイスカットミルは大きさのムラが少ないのに対し、臼式は細かい部分と大粒の部分が混ざった仕上がりとなっています。
とはいえ、拡大した画像でこれくらいの差ですから、
「臼式もかなり善戦していて、さらにこだわるならカッティングミル」
といった印象です。
さらに今回はさらにこだわった一杯のために、セパレーターを使って微粉を除去してみました。
参考までに書いておきますと、微粉除去に使ったのは東芝のHCD-6MJに付属するふりふりセパレーターです。
テスト②用意した豆は?
煎りたてVS市販
「コーヒーは挽きたてが美味しい」と思っている方も多いかもしれませんが、実は
挽きたてかどうか? よりも煎りたてかどうか?
の方が圧倒的に重要です。
つまり、煎ってからの鮮度が大事というわけですね。
そこで・・
市販の豆とコーヒーショップから取り寄せた煎りたての豆をどちらもその場で挽いて比べてみました。
市販品の方はスーパーなどでもよく見かけるようなものです。名前は伏せておきますね。
取り寄せた方の豆はこちらです。煎りたてで送ってくれる&ポスト投函対応のこちらのお店のオリジナルブレンドです。
煎ってからの鮮度が大事・・とはいえ、3日前後時間をおくのが良いと言われています。
配送にかかる日にちを考えるとちょうど良い頃合いで届くことになります。
それでは早速両方をナイスカットミルで挽いて、淹れ比べてみましょう。
注ぎ口が細めなだけあって、粉全体にゆっくりとお湯を回しかけるのも楽ちんです。
ところでコーヒーですが、
市販の豆はお湯を注いでもペターっとしたままなのに対して、煎りたての豆の方はお湯を注ぐとふっくらと膨らんでいるのがわかりますでしょうか?
これはコーヒー豆に含まれるガスが原因なのだそうですが、ガス自体は別に味を左右しているわけではありません。
膨らむ=ガスが逃げていない=鮮度が良い
ということなんです。
つまり、酸化による味や風味の劣化がしていないから美味しいということなんです。
やはり、煎りたては偉大ですね。
コンビニのコーヒーも同じチェーン店でも「お店によって味が違う」なんて聞くこともあるかもしれません。おそらく、よく売れるお店は豆の回転がよくて、鮮度に違いが出てるんだではないかと思います。
それくらい鮮度で違いが出るというわけです。
鮮度が良いと美味しいというよりは、鮮度が良いからこそコーヒー本来の豊かな味と香りを楽しめると言ったところでしょうか。
テスト③淹れ方
ペーパードリップVSプレス
せっかく鮮度の良い豆を取り寄せたので、淹れ方も2通り試してみました。
1つ目は、最もポピュラーなペーパードリップです。
紙フィルターが微粉を吸着してくれるので、雑味が出にくいメリットがあります。
すっきりとした飲み味がお好みの方はこちらがおすすめです。
2つ目はコーヒープレス(フレンチプレス)です。
コーヒー粉をお湯に沈め、豆の味を丸ごと引き出す方法なのです。
こんな器具を使います。
豆がもともと持っている油分まで含めて味わうことができ、深いコクを楽しむことができます。
それぞれの方法で抽出したコーヒーがこちらになります。
ペーパードリップは見慣れたコーヒー色なのに対して、コーヒープレスは表面が白く濁っているように見えるかもしれません。
実はこれはオイルが浮いているからなんです。
ペーパードリップは飲みなれたすっきりした味で、ちょこちょこ飲む場合に向いているように思います。
コーヒープラスはコクがあるというか、味わい深いというか、まぁ、グッとくる味です。
たくさん飲むにはちょっとクドイ気がしますが、ゆっくり一杯なんていう時には特別感があって良いかと思います。
他に水も変えて比べてみたのですが、写真では全く伝わらないので、ちょっとだけ感想を書いておきます。
使ったのはアルカリイオン水と南アルプスの天然水です。
どちらも軟水ということで、大差はないようなきもしますが、なんとなく
アルカリイオン水
→味の特徴が際立つ
南アルプスの天然水
→まろやかで飲みやすい
こういった印象がありました。あくまで100パーセント個人的な感想ですが・・。
ティーポットにも注ぎやすい
せっかくなのでお茶も淹れてみました。
コーヒードリップはもちろんですが、ティーポットにお湯を注ぐにもBALMUDA THE Potは使いやすいです。
ゆーっくり、茶葉全体にお湯を行き渡らせるといった得意ですからね。
ところで、ページトップの画像の青い飲み物なんですが、実は日本茶なんです。
このお茶です↑
青くてカワイイですよね。
しかも美味しいんです。味は緑茶系が近いのですが、ほんのりぶどうやブルーベリーなどのフルーティーな香りがします。
私は香りだけ甘くて、味は普通の紅茶・・なんていうのはあまり好きではないんですよね。
ですが、このお茶は味は日本茶ベースで、ちょっと香りがよくて、見た目もよくて、ととても気に入っています。
買ったのはこちらのお店です。
今回はモノブルーという銘柄を使いましたが、他にもモノルージュやパンプキンなど、いろいろおしゃれでスペシャルなお茶が揃っています。興味のある方は覗いてみてください。
まとめ
ということで、BALMUDA The Potの紹介と「美味しいコーヒーを淹れてみよう」でお話させていただきました。
お湯が沸くのが早いといった魅力ももちろんありましたが、何よりもよかったのはやはりその佇まいですね。
写真を見ていただいた知人の方にもすごく好評でした。
卓上に置いていつでもさっとコーヒーを楽しめる。
雰囲気も作ってくれると、たかがケトル、されどケトルと感じさせられる違いがそこにはありました。
以上使用感の報告でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。