テレビの買い換えとなると、一緒に気になるのが"録画"についてですよね。
「レコーダーと外付けHDDってどっちがいいの?」
「せっかくテレビを買い換えるし、録画もできたらいいなぁ」
「これまで録画した番組ってどうなる?」
こんなお問い合わせってかなり多いです。
そこで本日は
録画に関する疑問あれこれにまとめてお答え
していきたいと思います。
外付けHDDとレコーダーってどっちがいいの?
外付けHDDってどんなもの?
現在販売されている多くのテレビは、外付けHDDへの録画に対応しています。
HDDはハードディスクドライブのことで、単にハードディスクって呼ばれることが多いです。
よく売れるのは2TB程度のもので、1万円もしないくらいの価格で購入できます。
⭕️手頃な価格で録画できる
というメリットがある反面
❌ブルーレイやDVDなどのディスク類を入れることができない
というデメリットがあります。
つまり、
→借りてきたブルーレイやDVDなどのディスクを再生することができない
→HDDの中身がいっぱいになってきても、ディスクにダビングすることができない
ということになってしまいます。
また、
"外付けHDDに録画した番組はそのテレビでしか視聴できない"
という弱点もあります。
たとえ同じメーカーのテレビにつなぎ直したとしても、それまで録画した番組を見ることはできなくなってしまうわけです。
ということで、
▶︎一回みたら消す派
▶︎手軽に録画したい
という方におすすめの録画方法となります。
レコーダーってどんなもの?
現在販売されているものの多くは、ブルーレイレコーダーですね。
▼4K放送録画対応
こんなやつです。
ブルーレイレコーダーには・・
▶︎HDDへの録画
▶︎ブルーレイやDVDディスクの再生
▶︎ブルーレイやDVDディスクへの書き込み(ダビング・移動)
といった機能が備わっています。
▶︎HDDがいっぱいになってきた
▶︎長く残しておきたい番組がある
といった時にはブルーレイディスクへ書き込むことができるわけです。
また、外付けHDDとは違って
⭕️テレビを買い換えても録画していた番組が残る
というメリットもあります。
便利に使うなら断然ブルーレイレコーダーがおすすめですが、
❌価格は外付けHDDよりも高い
という部分が弱点ですね。
もし、4K放送の録画もしたいとなると6万円〜からの予算が必要となってきます。
とはいえレコーダーの方が快適なのは間違いないです。
特に、
▶︎気に入った番組は長く残したい
▶︎テレビを買い換えてもそのまま使いたい
という方にはレコーダーがおすすめとなります。
結局どっちがいい?
外付けHDDとレコーダーそれぞれの特徴をまとめますと・・
外付けHDD | レコーダー | |
価格 | 安い | 高い |
DVD・ブルーレイ ディスクの再生 |
× | ◯ |
ディスクへのダビング | × | ◯ |
テレビが変わったら | 見れない | 見れる |
こんな感じですね。
テレビを買い換えた時に、それまで撮りためた番組を残せるかどうかが大きな違いとなります。
どの外付けHDDを選んだらいいの?
「私は外付けHDDで十分かな」という方もたくさんいるでしょう。
そこで次の疑問が
「どの外付けHDDを選んだらいいの?」
っていうところだと思います。
本当はメーカー純正とか推奨品がいいんですけど、値段が高かったり、扱っていなかったりする場合もあると思います。
そんな時は、HDDのメーカーさんが動作確認のリストを用意してくれているので、それをチェックしてください。
自分の使っているテレビの型番から動作確認の取れた外付けHDDの一覧を見ることができます。
よく、外付けHDDのパッケージにパナソニック対応とか、シャープ対応とかざっくりと書いてあったりしますよね。
でも、書いてあるメーカーの全部のテレビに対応するわけではないんです。
しっかりと型番で検索することをおすすめします。
ちなみに、私のおすすめはこれです。
テレビ用HDDに関してはエレコムが検証数・対応数が多いので、よくこれをおすすめしています。
録画機能内臓のテレビはないの?
録画機能を内臓したテレビは今ではめっきり減ってしまいました。
10年くらい前には結構あったんですけどね・・。
こんなものが該当します。
HDDを内臓したモデル
今ではほとんどなく、ヤマダ電機で独占販売のフナイのテレビくらいでしょうか。
HDD内臓で、しかも手頃な価格が魅力となっています。
とはいえ、他のテレビであっても外付けHDDを追加購入すれば同じようになります。
ただ、値段だけはすごいなぁって思います。
32V型くらいなら画質面でも他メーカーとそれほど差がつきませんから、予算も気になるという方にはおすすめです。
レコーダー内臓テレビ
次はディスクの再生・書き込みに対応したモデルです。
要するにレコーダーとテレビが一体型になっているモデルです。
レコーダー一体型では定番品だった三菱がテレビ生産から撤退し、現在はパナソニックのGR770シリーズのみ該当します。
パナソニック
TH-49GR770
2020年1月後半に発売したばかりのモデルです。
価格の動向次第ではあるのですが、レコーダー一体型ならこちらがおすすめとなります。
ただし、倍速は対応していませんので、動きの多い画面は苦手です。
スポーツ観戦などが多い方は、倍速ありのモデルをおすすめします。
テレビとレコーダーを別々に買ったとしても、それほど価格の面でお得というわけでもないです。
ただ、一体型は配線がすっきりする点では魅力ですね。手軽にレコーダーを使いたい方にはおすすめです。
反対に、画質の面ではテレビ単体の上位グレードモデルには及びません。
こだわりたい方には別々の購入をおすすめします。
外付けHDDに撮りためた番組を他のHDDに移すことはできる?
「外付けHDDに録画した番組は、テレビ買い換えたら見れなくなる。」
これが基本です。
"外付けHDD→外付けHDDのダビング"みたいなことは基本的にはできません。
ですが、いくつか撮りためた番組を残せるパターンもあるんです。
東芝とパナソニックのダビング機能に対応したテレビ→レコーダーならOKですね。
注意が必要な点としては・・
テレビとレコーダー両方ががダビングに対応している必要があるという点です。
対応機種やダビングできる番組の詳細・制限・接続方法などの詳細はメーカーHPをご確認ください。
もともと使っていたテレビがダビング対応である必要があります。少しハードルが高いというか、使えるシーンは限られているのが残念ですね。
SeeQVaultは期待ハズレに・・
これまで書いてきましたように、外付けHDDに録画した番組を残しておくのって結構大変なんです。
それをもっと簡単にする目的で登場したのがSeeQVaultという規格です。
簡単にいうと、テレビを買い換えても外付けHDDはそのまま使えるようにするためのルールです。
ただし、残念ながらこれはうまくいっていません。
全く実現していないわけでもないのですが、多分みなさんが望んでいるラインには立てていないです。
一応現状のお話しておくと・・
▶︎SeeQVault対応機器同士で
▶︎HDDをSeeQVault対応フォーマットして
▶︎同一メーカー
という条件であれば外付けHDDの付け替えが可能です。
もともとはメーカーの垣根を超えるための構想だったんですけど、結局そこらへんはダメだったぽいですね。
ということで、
いくら新しいテレビ・外付けHHD・レコーダーをSeeQVault対応のものにしたとしても、もともと録画していたものが対応していなければダメなんですね。
まとめ
テレビの買い替えにまつわる「録画どうする?問題」について、よくある問い合わせをまとめて見ました。
外付けHDDは価格が手頃な反面、できることは結構限られてしまうんですね。
ということで、気に入った番組を残しておきたい方にはレコーダーがおすすめです。
レコーダーにも寿命はあるので、こまめにディスクへの書き出しをしておくのが安心と言えるかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも参考になれば嬉しいです。