今回買ってみた家電はこちら。
ゲオオリジナル テレビチューナー内蔵のポータブルDVDプレイヤーです。
以前、夢グループの似たような商品、あのテレビとデーブイデーが見れて、シーデーも聴けるって宣伝しているあれをテストしたことがあるんですけど、主に画質の面でかなりがっかりな内容でした。
夢グループのDVD
まぁ、1万円だから期待はできないっていうのはあるんですけど、それにしてもひどい映りだっていう気がします。
それで、何か他にもっとマシなものはないか探してみようと思いました。
価格は1万円くらいで、テレビも見れて、ある程度安定して購入できるっていう条件で探して行き着いたのがこちらです。
ということで本日は
ゲオのテレビ付きポータブルDVDを使ってみたり
夢グループのテレビ付きDVDと比べてみたりしたいと思います。
動画版はこちら
概要
型番はGH-PD14BTG メーカーはグリーンハウス
ゲオオリジナルモデルで価格は10,978円
画面サイズは14インチ
画素数は1366×768で縦横比は16:9
ワンセグ・フルセグ自動切り替えのテレビ機能の他
DVD・CDの再生に対応しています。
バッテリー内蔵で、バッテリー駆動時間はテレビ視聴で1.5時間・DVD再生で2時間
充電にかかる時間は4.5時間となっています。
夢ポータブルと主なスペックを比較するとこんな感じです。
価格は同じくらいなんですけど、ゲオは画面が大きくフルセグも対応、夢ポータブルは録画対応という違いがあります。
夢グループ | ゲオ | |
価格 | 10,000円+送料1,000円 | 10,978円 |
画面サイズ | 7 | 14 |
テレビチューナー | ワンセグ | ワンセグ フルセグ |
DVD・CD再生 | ○ | ○ |
テレビ録画 | ○ | ー |
CDから録音 | ○ | ○ |
中に入っているものは
夢ポータブルでは車載用ホルダーも付属しましたが、こちらには付属しません。
ディスプレイ部分は回転可能で、画面が見える向きに折り畳むこともできます。
端子類はこんな感じ。
左からUSBメモリ接続口/SDカードスロット/イヤホンジャック/AVアウト/AVイン/電源/ミニB-CAS/テレビアンテナケーブル接続口
受信テスト
ポータブルテレビ恒例、家の中で受信できるかのテストをしてみます。
まずは家のアンテナに接続し、チャンネル合わせを行います。
画質は綺麗ではないですけど、実用の範囲という感じです。
テレビ放送は映せないので、みなさんは変わりの映像をご覧ください。
ワンセグ相当に編集した映像を流すとこんな感じです。
↓これが割と実物を見た時に近い色合いですかね。
それじゃあ、付属のロッドアンテナに付け替えて、家の中で受信できるかチェックします。
電波塔側の窓に近づいて試してみしたが、受信できません。
これまで、夢ポータブル・ドンキホーテで買ったポータブルテレビと試してダメでしたが、今回も同じく受信はできませんでした。
別売りのアンテナでテスト
このまま終わると、「付属のアンテナを使ってもダメでしょ」って声が聞こえてきそうなので、今回は別で小型の室内アンテナを用意してあります。
左がブースター内蔵
右がブースターなし
ブースター内蔵の方がより効果が見込めるんですけど、その代わり電源が必要
ブースターなしなは電源なしで使える
という違いがあります。
ブースターなし
ブースターなしの方を取り付けて、方向・位置など調整してみましたが、これも映りません。
次はブースター付き
これでもダメですね。
ベランダに出てようやく途切れ途切れで受信できる感じでした。
電波塔からの直線距離は約13キロと、そんなに遠いわけでもないんですけど、こういう小型のアンテナで安定して受信するのは難しいようです。
テレビ視聴目的で購入する場合は、家のアンテナにつなぐつもりでいる方が良さそうですね。
中には、↑こういうアンテナの差し込み口がないからポータブルテレビにしようかと考える方もいると思いますが、その場合、映るかどうかはギャンブル要素多めになりそうです。
その他の注意点
テレビ機能を使うときの注意点は他にもあります。
テレビ起動時にはロードが入るので数秒かかりますし、チェンネル切り替えも遅いです。
またチャンネル切り替えにも一癖あります。
リモコンに11・12のボタンがないので、たとえば12と入力したい場合は1を押してから2を押すというように、2回ボタンを押す必要があります。
1桁のチャンネルの入力であっても、2桁目の入力があるかないかを判定する時間があくので、ボタンを押してから、切り替えが始まるまでタイムラグがあります。
頻繁にチャンネルを変えるような使い方だと、結構イライラするでしょうね。
あと、チャンネル合わせもイマイチです。
一般的なテレビであれば、郵便番号を入力することで、自動で地域にあった放送局を受信してくれるわけですが、この商品にはそれがなく、隣の県の放送局が混ざってしまいます。
普段使っているテレビとボタン割り当てが違っていて使いにくい上に、受信できないできない放送局のボタンを押してしまうと、時々フリーズすることがあって、使い勝手は悪いです。
まぁ、これは夢ポータブルやドンキで買ったポータブルテレビも同じ方式だったので、そういうものだと思っておきます。
ということで、画質は実用的な範囲に収まっているものの、一般的な据え置き型のテレビよりは使い勝手が悪い印象です。
あまりチャンネルを変えずに、ラジオ的に流しておきたいみたいな感じならまぁ使えるっていうくらいですかね。
DVD再生
それじゃあ次はdvdソフトを再生してみます。
普通に見れますね。
付属品に車のシガーソケットから電源をとるケーブルが含まれるんですけど、ちょっとした振動でも止まってしまうので、走行中に子供にDVD見せておくみたいな使い方は向いてなさそうです。
これもDVDソフトの映像は映せないので、変わりの映像を用意してあります。
今回はdvd相当の画質に編集した映像です。
ワンセグよりはちょっと鮮明な感じですね。
並べてみるとこんな感じです。
ついでなので、視聴位置による見え方の変化もチェックしておきましょう。
正面から上下にずれると色の変化は大きめですが、置き場所や角度調整すればそれほど問題にはならないと思います。
左右にずれた時はそんなに変わらないですね。
音はイマイチ
次は音質をチェックします。
こもっているけど、どんどんときつい感じもあってちょっと気になりますね。
会話を聞くくらいならまだいいんですけど、音楽を流すと結構不快感が高いです。
あと、本体の駆動音みたいなものが気になりますね。
DVDのディスクを入れていない時でも、ディスクが回っているかのような音がうっすら聞こえます。
音は夢ポータブルの方がいいかもしれません。
夢ポータブルと比較
それじゃあ、夢ポータブルと比較ということで、2台並べて同じ映像を再生します。
ゲオは多少ザラザラしてはいますが、色もある程度出ていますし、画面も大きくて見やすいです。
それに対して、夢ポータブルは画面は小さい粗い、そして色も変です。
拡大するとこんな感じ。
画面の見やすさという点では断然ゲオが有利ですね。
音を比較
次は音を比べて見ます。
どっちも良くはないんですけど、やっぱり、夢ポータブルの方がスッキリしていて、僅かにマシな感じがします。
まとめ
ゲオのテレビチューナー内蔵ポータブルDVDは
・14インチで1万円ちょいと価格は良心的
・画質は実用の範囲内
・音も良くはないけど、壊滅的に悪いほどでもない
・小型アンテナを使ってのテレビ放送の受信はハードル高め
・家のアンテナに繋いだとしても、使い勝手はイマイチ
・DVD再生は実用の範囲内
・画面は夢ポータブルよりは断然見やすい
こんなところですかね。
大きさと色合いの面で夢ポータブルよりずっと見やすく、だいぶマシっていう印象でした。
テレビの操作感など、人によっては致命的に使いにくい部分もあるんですけど、1万円そこそこということを考えれば納得できる感じもします。
以上、ゲオオリジナルテレビチューナー内蔵ポータブルDVDプレイヤーを使って見た様子と、その感想でした。