冷蔵庫

【WPX・HPX・MEX・PX】パナソニック フレンチドア冷蔵庫のシリーズごとの違いは何?

大きな冷凍室で人気のパナソニックの冷蔵庫。

ファミリー向けで人気のシリーズに・・

▶︎WPX

▶︎HPX

▶︎MEX

▶︎PX

と4つのシリーズがあるのですが、結構違いがわかりにくいですよね。

そこで本日はパナソニックの冷蔵庫の違いについてまとめておきたいと思います。

注目の機能と違い

最後に簡単にパナソニック冷蔵庫の特徴と、4つのシリーズの違いをまとめておきたいと思います。

▶︎ワンダフルオープン引き出し&トップユニット式
(WPX・HPX・MEX・PX)

パナソニックの冷蔵庫と言えばこの広くて奥まで見える引き出し冷凍室・野菜室が魅力ですね。

しかもトップユニット方式採用なので容量も多いんです。

手の届きにくい冷蔵室上段側に冷却機などを配置することによって引き出しのお部屋を広く確保するのがトップユニット方式です。

このトップユニットとワンダフルオープンが組み合わさって、広くて奥まで見える冷凍室・野菜室が実現できるわけなんですね。

パナソニックを選ぶ一番の理由になることの多いポイントです。

 

▶︎微凍結パーシャルorチルド切り替えルーム
(WPX・HPX・PX)

冷蔵室の一番下の段のお部屋はチルドか微凍結パーシャルで切り替えができるようになっています。

約マイナス3度の温度帯で、食品が凍らないくらいのギリギリの温度で冷やすことができます。

キンキンに冷えてるって言えばいいですかね。

お肉やお魚・加工食品などを鮮度長持ちで保存することができます。

日立の真空チルドとか、三菱の氷点下ストッカーと同じ役割ですね。他メーカーよりも引き出しが広いのがパナソニックの特徴となっています。
 

▶︎クーリングアシストルーム
(WPX・HPX)

早うま冷凍・早うま冷却を使うことがことができます。

独立ルームで他の食品への影響が少なく、まだ熱い状態の食品も冷凍OKです。

 

 

 

▶︎ワンダフル3段冷凍室
(WPX・HPX)

従来のパナソニックの冷蔵庫は2段冷凍室のモデルが多かったのですが、WPX・HPXシリーズでは3段収納が採用されています。

それぞれ深さの違うケースになっており、食品の大きさに合わせて上手に収納することができます。

 

▶︎Wシャキシャキ野菜室
(WPX・HPX・MEX)

冷蔵だけでなくお野菜も鮮度長持ち保存機能がついています。

冷凍室にしても野菜室にしてもワンダフルオープンでしっかり奥まで見えるのは便利ですね。

それでいてトップユニット方式のおかげで収納力もあるんですから、やっぱりパナソニックの冷蔵庫は引き出しが特徴になるかと思います。

このあたりが大まかなシリーズごとの違いになります。
 

 

WPXとHPXの違いはデザインだけ

パナソニックを選ぶ上で一番紛らわしいのが、WPXとHPXの違いなんじゃないかと思います。

実はこの2つのシリーズの違いは

▶︎デザインが違う

▶︎サイズラインナップが違う

▶︎電気代がちょっとだけ違う

この2つとわずかなものなんです。

最上位に位置するWPXシリーズには高級感・特別感のあるカラーが用意されています。

容量はWPXが600L・650Lの2つ。HPXは500L・550L・600Lの3サイズとなっています。

また、WPXシリーズの方がほんの少し省エネ性が高くなっています。

電気代を比較

WPXとHPXの電気代の差はわずかです。

同じ600Lクラスで比較すると・・

F607WPX
→年間約6,800円

F607HPX
→年間約7,370

1年で500円ちょっとの差なので、どっちを選ぶかの決め手にはならないかと思います。

 

ラグジュアリーモデル
WPXシリーズ

ドアタイプ ガラス
トップユニット&ワンダフルオープン
チルドルーム チルド or 微凍結
小さい冷凍室 クーリングアシスト
大きい冷凍室 真ん中冷凍
3段収納ケース
野菜室 Wシャキシャキ野菜室
ナノイーX

ラグジュアリーモデルというだけあってミスティスチールグレーやオニキスミラーと言った、従来の冷蔵庫とはちょっと違った高級感のあるデザインも用意されています。

スチールグレーはビンテージ・オニキスミラーはモダンインテリアあたりと相性が良さそうですね。

「大きくて性能も良い冷蔵庫が欲しい」

「インテリアに合わせて選びたい」

という方におすすめのグレードとなります。

 

プレミアム
HPXシリーズ

ドアタイプ ガラス
トップユニット&ワンダフルオープン
チルドルーム チルド or 微凍結
小さい冷凍室 クーリングアシスト
大きい冷凍室 真ん中冷凍
3段収納ケース※
野菜室 Wシャキシャキ野菜室
ナノイーX

※507HPXは2段ケース

こちらもクーリングアシスト搭載のプレミアムモデルという扱いになっています。

パナソニックの冷蔵庫の中では一番メインになるグレードですね。

アルベロダークブラウン・アルベロホワイト・アルベロゴールドとある程度従来の冷蔵庫らしいデザインになっています。

ちなみにアルベロは"木"という意味で、いずれも細かな木目のような薄く細い縞模様になっています。

省スペース大容量になっており、本体幅650mmで容量500Lのサイズが用意されています。

参考情報

以前(NR-F604HPXなど数字の最後が4の世代まで)は・・

WPXシリーズ→クーリングアシストあり

HPXシリーズ→クーリングアシストなし

こんな違いがあったんです。

ですが、その後好評のクーリングアシストがHPXシリーズにも採用され、結果的にそっくりな性能になってしまったんですね。

そんなわけで、一応WPXシリーズが上位モデルという格好にはなっていますが、ほとんど違いがない状態になっています。


 

真ん中野菜のMEXシリーズ

ここ数年、各メーカーから真ん中野菜室のモデルが発売されています。

→20年くらい前に真ん中野菜室が流行る

→その後、真ん中冷凍が主流に

→今は真ん中冷凍が多めで、真ん中野菜も多少

というように、真ん中野菜レイアウトが復活しつつある状況です。

「前の真ん中野菜の方が良かったなぁ」っていう人も一定数いたんでしょうね。

真ん中野菜室
MEXシリーズ

ドアタイプ スチール
トップユニット&ワンダフルオープン
チルドルーム チルド
小さい冷凍室 パーシャル or はやうま冷凍
大きい冷凍室 下段冷凍
2段収納ケース
野菜室 Wシャキシャキ野菜室
ナノイーX

MEXシリーズは真ん中野菜室のレイアウトとなっています。

野菜の保存には力が入っていますが、冷凍や冷蔵機能はWPX・HPXよりもちょっとだけ少なくなります。

WPX・HPXシリーズではチルドルームが切り替えになっていて、普通のチルドor微凍結パーシャルが選択できるようになっていました。

それに対して、MEXシリーズではチルドルームは切り替えなしとなっています。

そのため、はやうま冷却機能がなくなってしまうんですね。

その代わりMEXでは、小さい方の冷凍室ではやうま冷凍orパーシャルで切り替えOKです。

トータルすれば、「微凍結パーシャルとはやうま冷却のどっちも使いたい」というケースでもなければ、機能の少なさを感じることはないかと思います。

パーシャルって?

最近の冷蔵庫はいろんなお部屋がありますね。

それぞれの簡単な説明を書いておきます。

チルド
→普通の冷蔵よりもやや低めの温度で、主に加工肉や乳製品などの保存に使います。

パーシャル
→少しだけマイナスっていうくらいの温度です。凍る少し手前の温度で鮮度を長持ちさせます。

はやうま冷却
→お弁当の粗熱とりなど、急いで少し冷ましたい時に使います。

はやうま冷凍
→急いで冷凍することで、食材の風味や食感の劣化を抑える冷凍方法です。

サイズは従来のタイプ

こちらは容量513Lのモデルで幅が68.5cmとなっています。

WPX・HPXなら500Lで65cmですから、容量の割にやや幅が大きくなっています。

まぁ、従来の冷蔵庫は幅が68.5cmのものが主流でしたから、従来通りのサイズ感という感じです。
 

ロータイプあり

容量483Lモデルは少しだけ背が低くなっています。

高さ1,750 mmで、他のモデルに比べ約8cmほど低くなっています。

「吊り棚のせいで背の高い冷蔵庫が置けない」と言ったような時に、選択肢になることもあるんじゃないかと思います。
 

ガラスドア
PXシリーズ

クーリングアシストなしのガラスドアモデルです。

比較的シンプルよりのグレードですが、パナソニックらしい特徴は一通り揃っており、これで十分と考える方も多いモデルじゃないかと思います。

観音開きドアのモデルが1サイズというのがちょっと残念ですね。

NR-F507PX

ドアタイプ ガラス
トップユニット&ワンダフルオープン
チルドルーム 微凍結パーシャル・チルド
小さい冷凍室 新鮮凍結
大きい冷凍室 真ん中冷凍
2段収納ケース
野菜室 シャキシャキ野菜室
ナノイーX

上位モデルと比べ得ると・・

はやうま冷凍→新鮮凍結

Wシャキシャキ野菜室→シャキシャキ野菜室

電気代がごく僅かに高い

などの部分で若干の性能ダウンはするものの、できることは大きくは変わらない内容となっています。

大きい方のサイズでも容量501Lという点だけはネックかなぁと思います。

容量がこれくらいでOKであれば十分選択肢に入るかと思います。

▶︎価格次第ではHPX優先で

例年の流れで言うと、上位グレードに当たるHPXシリーズの方が注目度が高くなる傾向があります。

それだけにHPXシリーズの方が割安になることが多いですね。

価格が近いなら順当にHPXシリーズを選んでいただくことをお勧めします。

 

まとめ

それでは最後に簡単にシリーズごとの違いをまとめておきたいと思います。

  WPX HPX MEX PX
省スペース大容量
ワンダフルオープン
&トップユニット
クーリングアシスト
3段冷凍 ○※1
Wシャキシャキ野菜室
ナノイーX

※1 500Lモデルを除く

このようになっています。

 

以上、簡単にですがパナソニックの冷蔵庫のシリーズごとの違いの紹介でした。

最後まで呼んでいただきありがとうございます。少しでも参考になれば嬉しいです。

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