一人暮らし用の冷蔵庫を選ぶポイント・おすすめ品は?
新生活のスタートに向けて初めての冷蔵庫選び。
容量は・・、機能は・・と、どんなのがいいかと考えてみても
「そもそもどんなのが欲しいのかもわからない!」
という方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、冷蔵庫の選び方の基礎知識とコンパクト機種を中心に商品紹介もしたいと思います。
冷蔵庫を選ぶ際のチェックポイントは大まかに次のようなものがあります。
▶︎庫内の容量と霜取り
▶︎冷凍室の位置
▶︎野菜室は必要か?
▶︎自動製氷も必要か?
このような項目をチェックすればOKです。
順番に例をあげながら解説していきますね。
容量の目安・霜取りについて
一般的に冷蔵庫の必要サイズは70L×人数プラス予備70Lなんて言われたりします。
ざっくりと1人100Lで計算する場合も有りますね。
でも、これはあくまで目安で・・
自炊する・しない
買い物毎日・時々
など人によって必要なサイズは変わってくるかと思います。
容量の目安
一人暮らし 140~200L
二人暮らし 200~300L
1つだけ大事なのは、140Lクラス以上の容量を選ぶようにしましょう。
なぜなら
140L未満の冷蔵庫はほとんど自動霜取り機能が付いていないからです。(例外もあります)
自動霜取り機能とは、冷凍室に付く霜を自動でとってくれる機能のことです。
若い人はピンと来ない人もいるんじゃないでしょうか?
これが無いと、冷凍室の壁面に氷がびっしり付いて冷凍庫内がどんどん狭くなってきます。
自動霜取り機能が無い冷蔵庫であっても、手動で霜取りはできます。
でも冷凍室がびしょびしょになったり冷凍ものが溶けてしまったりなかなか大変なんです。
ですから、最低限自動霜取り機能が付いているモデル、つまり140L以上の冷蔵庫を選びましょう。
冷蔵庫の場合は型番の中に
NR−B14AW
のように数字が入っています。
これが14なら140Lクラスという認識でOKです。
実際は138Lが、型番の数字基準で考えて大丈夫です。
自動霜取りの見分け方
大まかには140L以上の冷蔵庫なら自動霜取り搭載ですが、判断の仕方もお伝えしておきます。
スペック表を見て冷却方式の部分に・・
直冷式
→自動霜取りはありません。
間冷式
→自動霜取り搭載です。
このように見分けてください。
上にレンジは置ける?
冷蔵庫の上面に耐熱加工が施されており、レンジなどを載せることができる機種は”上にレンジOK”と記載します。
”上にレンジ不可”と記載がある機種は、冷蔵庫上面から放熱しますから、レンジに限らず何も置いてはいけないです。
実物を見る場合は冷蔵庫の上の面がザラザラした樹脂になっているものが耐熱加工です。
上面が金属の場合は、そこから放熱しているので何もおいてはいけません。
霜取り無しの例
シャープ SJ-H13E
冷凍室の位置 | 上の扉 | ||
容量 | 128L | 独立野菜室 | なし |
省エネ性 | ★×2 | 年間電気代目安 | 6,560円 |
自動霜取り | なし | 上にレンジ | OK |
■予算最重視モデル
こちらは自動霜取り無しのモデルです。
価格は魅力ですし、実際はこれぐらいのサイズで足りる方も多いですよね。
ほとんど飲み物だけの保管だったり、自炊をあまりしないという方に向いています。
自動霜取り機能はないのでそこは注意が必要になります。
「霜取りが面倒」
「霜取りって何?」
という方は避けた方が無難です。
自動霜取りありの例
パナソニック NR-B14HW
冷凍室の位置 | 下 引き出し | ||
容量 | 138L | 独立野菜室 | なし |
省エネ性 | ★×1.5 | 年間電気代目安 | 8,050円 |
自動霜取り | あり | 上にレンジ | OK |
■定番人気モデル
こちらの商品なら霜取りは自動で行ってくれるようになっています。
おそらくみなさんが使い慣れているのはこちらでしょう。
冷蔵室が上で、冷凍室が下段の引き出しタイプの標準的なモデルとなっています。
冷蔵室の位置は上下どっち?
小型冷蔵庫には冷蔵室が上のタイプと下のタイプの2種類があります。
好きな方を選んで良いのですが、基本的に使う頻度は
冷蔵>冷凍
ですよね。
良く使う方が届きやすい場所の方がいいわけですから、
冷蔵が上で、下が引き出しタイプの冷凍庫
になっているものが主流です。
上が冷蔵室の例①
シャープ SJ-D15J オススメ品
冷凍室の位置 | 下 引き出し | ||
容量 | 137L | 独立野菜室 | なし |
省エネ性 | ★×1.8 | 年間電気代目安 | 7,830円 |
自動霜取り | あり | 上にレンジ | OK |
■付け替えドア
上が冷蔵室のタイプです。
飲み物なんかはこっちの方が断然取り出しやすいですよね。
また、このモデルでは冷蔵室の扉の開く方向を左右どちらにも変更できます。(要付け替え作業)
お引っ越しが多い方、冷蔵庫の置き場所が決まっていない方にオススメです。
どちらからでも開くわけではなく、どちらに開くか変更ができます。
上が冷蔵室の例②
三菱 MR-P15H オススメ
冷凍室の位置 | 下 引き出し | ||
容量 | 146L | 独立野菜室 | なし |
省エネ性 | ★×1.5 | 年間電気代目安 | 8,210円 |
自動霜取り | あり | 上にレンジ | OK |
■少しお大きめ冷蔵室
他のメーカーの140Lクラスの冷蔵庫に比べ、このモデルは少し背が高くなっています。
そのおかげで冷蔵室にゆとりがあり、ドアポケットの上段にも500mlのペットボトルを収納できて便利なんです。
自動製氷搭載機種は?
「夏は飲み物に絶対氷が欲しい」
「お酒に氷を入れたい」
そんな方には自動製氷機能付がオススメです。
少し大きめのサイズしかないので学生さんよりは社会人の一人暮らし向けと行ったランナップになっています。
自動製氷搭載の例
アクア AQR-SV27N
冷凍室の位置 | 真ん中 | ||
容量 | 275L | 独立野菜室 | あり |
省エネ性 | ★×2 | 年間電気代目安 | 8,640円 |
自動霜取り | あり | 上にレンジ | OK |
価格を抑えた自動製氷モデル
自動製氷機能付きで最安はこの機種でしょう。
冷蔵室も大きくなるので2人くらいまでならこの容量で使う方も多いですね。
野菜室あり
「別に野菜室がなくても冷蔵室に入れればいいんじゃない?」って思っている方もいるんじゃないかと思います。
いえいえ。冷蔵室と野菜室はちょっと違いがあるんです。
次のパートで説明しますので、自炊派の方は↓へ進んでください。
自炊する方には野菜室
冷蔵室と野菜室は実は温度が違うんです。
実は、冷蔵室は野菜を保存するのには温度が低すぎて向いていないんです。
自炊をする方はお野菜を買うことも多いと思いますが、なかなか1度で使い切れませんよね。
野菜室があればもう少し長持ちですよ。
野菜室搭載の例①
アクア AQR-27M
冷凍室の位置 | 真ん中 | ||
容量 | 272L | 独立野菜室 | あり |
省エネ性 | ★×2 | 年間電気代目安 | 8,800円 |
自動霜取り | あり | 上にレンジ | OK |
■お手頃3ドアタイプ
野菜室搭載でお手頃価格はこちらですね。
自動製氷こそありませんが、自炊派の方にはオススメのモデルとなっています。
■上にレンジOKで最大クラス
冷蔵庫の上に物を載せても大丈夫なモデルの中では、容量の一番大きい部類の冷蔵庫です。
レンジ置き場を冷蔵庫の上で考えている方で、なるべく大きめの容量のものをお探しでしたらこちらが適しています。
野菜室搭載の例②
日立 R-V32SV オススメ
冷凍室の位置 | 下 | ||
容量 | 315L | 独立野菜室 | あり |
省エネ性 | ★×2.1 | 年間電気代目安 | 8,750円 |
自動霜取り | あり | 上にレンジ | 不可 |
■コンパクト高性能
このページで紹介する冷蔵庫の中では値段も高いですが、性能もトップクラスです。
「大きくなくていいけどいいものは使いたい」
そんな方に是非オススメの機種です。
■うるおいチルド搭載
お肉・お魚・乳製品などの鮮度を長く保つためのお部屋がついています。
これぐらいの容量があると、1人暮らしから2人暮らしに変わってもひとまず安心じゃないかと思います。
そんな予定があるかも知れないという方におすすめです。
他に自炊派の方、お酒好きな方にもおすすめのモデルとなっています。
以上冷蔵庫選びのチェックポイントと代表機種のご紹介でした。
霜取り 有り⇔無し
容量 大きめ⇔小さめ
冷蔵室 上⇔下
自動製氷 有り⇔無し
野菜室 有り⇔無し
左がオススメ機能です。
予算と必要に応じて自分にあったものをお選び下さい。
まとめ
・冷凍庫の霜取り機能は必須
「霜取りって何?」という若い方には尚更です。
・容量は買い物頻度と人数で決める
最初は一人で住んでいても2人・3人と増える可能性がある方は大き目が無難です。
普段忙しくて休日にまとめ買いをする方も大き目がいいですね。
・自動製氷はあると便利
お酒飲む方の中にはこれを最重視する方もいらっしゃいます。
・自炊なら野菜室は必要
一人暮らしだと野菜は余ってしましがちですよね。
きちんと野菜室に保管して少しでも長持ちさせましょう。
以上新生活におすすめの冷蔵庫の選び方とおすすめモデル紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。