ダイソンから新たに、空気清浄機の2021年モデルが発表となりました。
今回は、2モデルがモデルチェンジとなり・・
▶︎空気清浄機+扇風機+温風ヒーターモデル
HP04(旧)→HP07(新)
▶︎空気清浄機+扇風機モデル
TP04(旧)→TP07(新)
このように変わりました。
ところでこの新型のHP07とTP07ですが、
デザインも主なスペックも前モデルと同じそっくり
と、違いがわかりにくいものとなっています。
購入を検討している方の中には
「何が変わったの?」
「どっちを買ったらいい?」
なんて疑問に思っている方もいるんじゃないかと思います。
そんなわけで、このページでは
ダイソンHP04→HP07
ダイソンTP04→TP07
の、新旧の違い 役割・特徴の違い
などについて説明していこうと思います。
最初に結論
今回のモデルチェンジ。実は新旧での違いは僅かなものとなっています。
違い①
密閉性アップ
新型のHP07・TP07では本体の密閉性がアップしています。
今までのモデルには、本体にごく僅かな隙間が空いている箇所があったようです。
この隙間を高圧で密着させ、よりしっかりと空気の汚れを本体に閉じ込めることができるようになりました。
つまり、変なところから空気が漏れたり、入ったりしないようになったことで、空気清浄フィルターをちゃんと通るようになったわけですね。
違い②
カラーリング変更
今年のモデルではシルバーが多めに採用されています。
色に関しては好みなんですけど、新型は明るめで今までより目を引く配色になった印象があります。
違い③
静音性アップ
TP07では運転音が静かになっています。
TP04 →TP07
50.4db 47.4db
ダイソンいわく最大20%運転音が低減されているということです。
私は旧型のTP04を使っていますが、大体真ん中よりも強い運転では音が気になっていました。
そう考えると、少しでも運転音が下がるのは嬉しいポイントかと思います。
この辺りが前モデルとの主な違いとなっています。
HP07とTP07の違い
これまでに登場したように、空気清浄つきダイソンには2つのモデルがラインナップされています。
それぞれ価格のリンクを貼っておきますね。
HP07
TP07
それぞれ役割は違っていて・・
HP07
→空気清浄+扇風機+温風
空気清浄の適応床面積は9畳
TP07
→空気清浄+扇風機
空気清浄の適応床面積は12畳
TP07は、温風機能がないかわりに、空気清浄能力が高めになっています。
▶︎温風が必要ならHP07
▶︎空気清浄機として使うならTP07優先
このように選んでいただければOKです。
▶︎HP07の暖房について
HP07の暖房の目安は・・
断熱材なし | 断熱材50ミリ | |
木造住宅 | 4畳 | 6畳 |
コンクリート住宅 | 5畳 | 10畳 |
東京の場合でこのようになっています。
もっと寒い地域ならさらに狭く見積もった方がいいですね。
家電店での説明では、「リビングで使う場合は補助暖房としておすすめします」って言われることが多いかと思います。
型番の末尾
HP07WS・TP07SBなど、数字の07の後ろにつくアルファベットは、製品のカラーを表しています。
WS→ホワイトシルバー
SB→シルバーブルー
最後の2文字が違っても、色が違うだけで性能は同じとなっています。
ダイソンHP07・TP07の特徴
2モデルの違いを説明したところで、
「そもそもダイソンの空気清浄機ってどうなの?」
という点についてお話ししていきたいと思います。
HP07・TP07のメリット
まずはダイソンの空気清浄機の良いポイントから紹介していきます。
メリット①
他にないデザイン
羽根のないデザイン・スタイリッシュなフォルム・目を引くカラーリング
国内の扇風機や空気清浄機とは違った雰囲気がありますよね。近未来的な感じがします。
他のものに変えがたいデザインって言えるんじゃないでしょうか。
扇風機や空気清浄機は、部屋におきっぱなしにするものですから、デザインも大事なポイントになってきます。
メリット②
省スペース
多目的なのにスッキリ設置できることもダイソンの大きな魅力となっています。
邪魔になりにくい・置き場所の自由度が高いって、助かりますよね。
このあたりがダイソンのメリットになるんじゃないでしょうか。
HP07・TP07のデメリット
次はデメリットも見ていきましょう。
デメリット①
空気清浄性能は控えめ
HP07・TP07ともに、扇風機として使う分には、普通の扇風機と比べてもそれほど性能は落ちません。
むしろ、デザインや便利さも含めると上をいっているかとお見ます。
ですが、空気清浄機として見ると、他の空気清浄機よりもパワーが控えめに思えます。
一般的に、リビング向けの空気清浄機は、適応床面積で23〜30畳程度のものがよく選ばれます。
それに対して、ダイソンはHP07で9畳・TP07で12畳と小さめになっています。
チリ・ホコリ・ニオイのキャッチ力は優れているのですが、パワーがない感じですね。
▶︎空気清浄機を選ぶ際の注意点
"空気清浄の適応床面積=おすすめ畳数"というわけではありません。
適応床面積というのは、30分かけて空気をキレイにできる広さを表しています。
例えば、HP07(適応床面積9畳)は、30分かけて9畳の部屋の空気をキレイにすることができるわけなんですね。
これは適応床面積としては小さい部類に入ります。
ちなみに、快適な清浄スピードは10分と言われています。
それを考慮して考えると・・
リビング8畳→適応床面積24畳
リビング12畳→適応床面積36畳
これくらいが理想となります。
有名メーカーの空気清浄機も、これくらいの適応床面積になっているモデルが中心となっています。
例 シャープ KC-J50
→適応床面積23畳
2〜3万円くらいのモデルでも適応床面積はこれくらいありますからね。
そんなわけで、ダイソンは価格の割に空気清浄のパワーというか、スピードは控えめとなっています。
省スペースなので仕方ないですけどね・・。
デメリット②
運転音は大きめ
世代を重ねるごとに静音性も進化してはいます。
ですが、HP07・TP07ともに普通の扇風機よりは音が大きめとなっています。
本体のリング部分に空いた隙間から風出る構造なので、運転時には多少なりとも風切り音がするんですね。
隙間風みたいな音って言えばいいでしょうか。
空気清浄機として見た場合は、一般的な空気清浄機よりも特別うるさいわけでもないです。
TP07→47.4db
先程のシャープの加湿空清
KC-J50→52db
このように、運転音は大体同じ程度か、ダイソンの方が僅かに静かなくらいです。
でも、先程説明した通り、ダイソンは空気清浄に時間がかかるんですね。
ですから、例えば料理後・帰宅後など、埃やニオイが発生した時に、強運転する時間が長くなってしまいます。
手短に書くなら、うるさく運転する時間が長くなりがちっていうことになります。
おすすめ? やめた方がいい?
ここまでメリット・デメリットを紹介してきましたが、
「ダイソン気になるけどどうしよう?」
「高いから悩むなぁ・・」
と、判断に困る方も多いんじゃないかと思います。
考え方としては次のようになります。
おすすめパターン
「デザインが気に入った」
「置き場所を取りたくない」
「多目的なところが魅力的に感じる」
こんな場合はダイソン空調がおすすめです。
それぞれ揃えると場所も取りますし、そもそも全部揃えること自体大変ですからね。
逆に、
「それぞれ自分の希望にあったモデルを選びたい」
「なるべく予算を抑えたい」
こんな場合にはおすすめしないです。
空気清浄機・扇風機・ヒーターを別々に選んだ方がそれぞれの性能は良くなるケースが多いですし、予算も抑えやすいです。
まとめ
最後に簡単におさらいしておきます。
▶︎新型は密閉性が上がっていますが、旧型との大きな差はないです。
▶︎HP07は温風が付いていて、TP07は空気清浄が強めになっています。
▶︎HP07・TP07の魅力はデザインと省スペース性です。
▶︎それぞれ別々に買った方が性能が良かったり、予算を抑えられたりする場合が多いです。
こんな感じになっています。
簡単にですが参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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