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【人気の洗濯機を一挙解説】縦型・ドラム式洗濯機のおすすめランキングと選び方の基準

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縦型洗濯乾燥機おすすめランキング

縦型洗濯乾燥機から選ぶ時のポイントは主に

①縦型とドラム式の違いについての正しい知識

②乾燥機能使用時の除湿方法の違い
の2点になります。

まずは基礎知識のおさらいからしておきましょう。

ドラム式と縦型どちらがいいの?

乾燥機能をつける場合はドラム式か縦型かで悩む方も多いかもしれませんね。

自分のお家にあった形を選ぶためにもきちんと違いを知っておきたいところですね。

ですが、ドラム式に対して少し誤解したイメージを持っている方も多いように感じます。
 

ドラム式の発売当初には、無理やり探したようなメリットが押し出されて紹介されていたように思う部分もあります。

また、当時のドラム式はまだまだ発展途上でしたから、使ってみても内容に満足できなかったという方も多いかもしれません。

そのためいろいろと誤解が生まれてしまったのかなぁと思います。

そこで私なりの選ぶ基準や解釈を紹介しておきたいと思います。

ドラム式と縦型の違いでよくある説明と誤解

▼縦型は使用水量が多い

確かにその通りなんですが、水道代を節約すればトータルコストが安くなるわけではありません。

縦型とドラム式の水道代は、本体価格の差を埋められるほど大きくならないことが多いはずです。

使い方にもよるのですが、計算してみたところだいたい7年(設計上の使用年数)使った場合でドラム式の方が2万円ほど水道代が安くなりそうです。

機種や購入時期にもよりますが、これくらいでは本体の価格差が逆転することは少なそうですね。

性能・機能の違いもあるので単純に縦型が得とは言えませんが、節水という理由だけでドラム式を選ぶ必要はないかと思います。

 

▼縦型の方が汚れが落ちる

確かに以前のドラム式の洗浄力はいまいちだったかもしれません。

ですが、最新のドラム式は洗剤の力を引き出したり、回転の制御や水流を工夫したりすることで十分な洗浄力を持っています。

個人的には洗浄力で縦型を選ぶ時代は終わったと思っています。
 

▼縦型は衣類の出し入れが不便

フタが手前に開くドラム式は出し入れが楽といった説明を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは完全に個人の好みの問題ではないかと思います。

縦型で底の方まで手が届きにくいからドラム式が良いという方もいれば、かがんで出し入れするのが嫌だから縦型が良いという方もいます。

慣れも考慮すると縦型を好む方の方が多いかもしれませんね。

ということで、節水や洗浄力、使い勝手の部分ではどちらがいいかを判断するのは難しいのではないかと思います。
 

じゃあいったい何を基準に選ぶかと言えば、やはり乾燥機能の使用頻度が基準になるでしょう。

先ほども書いた通りドラム式は6.0kg程度対応と乾燥容量が大きく、さらに低コストで上質なヒートポンプ式の機種を選ぶことができます。

対して縦型は乾燥容量は少し減りヒーター式しかなくなりますが、その分価格も手頃なことが多く、設置性の高さや慣れした親しんだ使い勝手という安心感があります。

乾燥容量的には4.5kgまでが主流ですが、これで十分というご家庭も多いでしょう。
 

縦型でヒートポンプ式採用モデルはありませんが、運動着やタオルなどであれば縮みの影響はそれほど気にしない方も多いようです。

こういった乾きにくいものをメインで乾燥にかけるのであれば十分実用の範囲ですね。

電気代もヒートポンプに比べれば高くはなりますが、乾燥の頻度が高くない限りは本体価格の差が逆転することもなさそうです。

だいたい週に3回以上乾燥機能を使いそうであればヒートポンプ式がコストの面でも有利かと思います。

すごく極端な言い方ですが

ドラム式→乾燥機に近い形の洗濯機

縦型→洗濯機に乾燥機能をつけたもの

と思っていただけばイメージしやすいかもしれません。

ドラム式の方がより乾燥機能を重視した内容ということですね。
 

縦型洗濯乾燥機の除湿方式2つ

ドラム式ではヒーターとヒートポンプの2つの乾燥方式がありましたが、縦型はすべてヒーター式となっています。

ということで、縦型は大きくわければすべてヒーター式なのですが、実は除湿の方法に違いがあるんですね。
 

除湿というのはお部屋ではなく、乾燥機能を使った時の洗濯槽内の除湿ですね。

濡れた衣類に熱風を当てると大量の湿気がでます。それが洗濯槽内に残っていては乾かすのに時間がかかってしまいます。

かといって、お部屋に放出してしまうとムシムシ・ジメジメしていまいますから除湿が必要になるわけですね。

熱い湿気を含んだ空気を冷やすことで湿気を結露させて排水するのですが、水を使って冷やすのが”水冷除湿”、空気を使って冷やすのが”空冷除湿”となります。

 

▼水冷除湿
除湿効果が高く、お部屋に湿気が漏れる心配が少ないですが、その代わり乾燥機能使用時にも冷却用の水道水を使います。

コストよりも内容重視という印象で、比較的高価な機種に採用されています。

といっても、そんなに大量の冷却水を使うわけではなく、数円程度になるはずです。

主に日立とパナソニックが採用しています。
 

▼空冷除湿

乾燥時にお水を使わないので水道代の負担は増えませんが、除湿の効果は低めで部屋がムシムシすることもあるようです。

比較的お買い得な洗濯乾燥機で採用されていますので、洗濯機置き場の換気が容易にできるような場合はお得かもしれません。主に東芝とシャープが採用しています。

ちなみにヒーター乾燥のドラム式は水冷除湿がメインです(cubleなど例外はあります)。除湿力の高い水冷除湿が高級機のスタンダードと言えるかと思います。

では、基礎知識のおさらいはこれくらいにしておすすめランキングに移りましょう。

おすすめ1位 日立
BW-DV80E

洗濯容量 8kg 乾燥容量 4.5kg
時間(洗濯/洗濯〜乾燥) 34分/165分
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 92/103L
運転音 32/37/43 dB
乾燥方式 ヒーター
洗濯〜乾燥のコスト 約70円
風呂水ポンプ あり 洗濯槽自動洗浄 あり

おすすめポイント

縦型で人気の日立の乾燥付きモデルがこちらです。

9〜12kgまで他の容量もある中でも、やはり定番&お買い得は8kgになることが多いでしょう。

もしこれ以上容量が大きなものが必要な場合はドラム式も候補になりますから、ちょうど良いサイズと言えるでしょう。
 

日立のビートウォッシュシリーズといえば・・

▶︎洗濯槽自動お手入れの先駆け

▶︎節水で洗浄力も高いビート洗浄

▶︎しっかりすすいで洗剤残りを抑えるナイアガラすすぎ

▶︎お手入れ性と見た目が良いガラストップ

など基本性能が高いことからずっと人気を集め続けています。

さらに乾燥付きモデルなら高機能洗濯機では主流になりつつある温水コースも搭載されています。

温水コースは時間と電気代が増えるので毎回使う方は少ないでしょうが、襟袖の落ちにくい汚れなどに時々使っていただくのがおすすめです。
 

乾燥の熱風を使った除菌や消臭コースがあることも乾燥なしモデルとの違いとなっています。

ナイアガラすすぎを併用すれば洗剤残りも抑えてすっきりお洗濯ができますね。

衣替え前など、ここぞという時に使っていただき保管中の変色や黄ばみを抑制していただく使い方がおすすめとなっています。
 

今では多くの機種に採用されている洗濯槽の自動お手入れは日立が先駆の存在で、水道水を追加するお手入れ方法を採用しています。

他のメーカーではすすぎの水の再利用ですから、より清潔なのは日立と言って良さそうですね。

コストも1回あたり1.6円と安く、毎日使っても年間約590円と水道代を気にせず使っていただくことができます。
 

BW-V80Eが選ばれる理由はここ!

①ナイアガラ洗浄&ナイアガラすすぎで衣類に汚れや洗剤を残さない

②水道水を使ったより清潔な洗濯槽自動お手入れ

③節水の元祖とも言えるビート洗浄への信頼

②の洗濯槽の自動お手入れや③の循環水流による節水洗浄は今では当たり前の機能となっていますが、その先駆けとなったのが日立ですね。

長年の実績があるからこそ信頼され、これだけの支持を集めることができるのではないかと思います。簡単にいえば安心感ですね。
 

また、衣類に汚れや洗剤カスを残さないといった、洗濯機の基本に忠実な機能の組み合わせが印象が良いですね。

「質は高く、でもなるべくシンプルに」と、多くの人にとって使いやすい構成になっているのではないかと思います。
 

デザインもガラストップを採用してからはそれなりによくなったのではないかと思います。

日立の家電は”かっこいい”とか”今風”と言うよりは、よく言えばなじみやすい、悪く言えば無難とか少し古臭いデザインと言う印象でしたからね。

今ではガラス蓋採用とすっきり系のカラーで、最近の住宅デザインにもマッチした見た目になったと感じます。
 

他でも何度か書いているのですが、洗浄力において日立が頭一つ抜けて高いとかそういうことはもうないと思うんですよね。

ですから洗浄力云々とかよりは、なるべく少ないお水で・短時間で・キレイに洗って・しっかりすすぐという洗濯機の基本に忠実なコンセプトが支持されているのではないかと思います。

その他の容量について

乾燥付きビートウォッシュには上で紹介した8kgモデル以外にも9・10・12kgタイプが用意されています。

▼価格チェック用リンク(楽天価格一覧)
9kg HITACHI ビートウォッシュ 洗濯乾燥機 BW-DV90E(S) 

10kg HITACHI ビートウォッシュ 洗濯乾燥機 BW-DV100E(N)

9kgと10kgは本体の幅と奥行きが8kgと同じです。

容量が上がるに連れて少しずつ高さが増えていきますが、蛇口などの制約がなければ同じ設置スペースで容量アップが可能です。

8kgがお買い得価格の場合が多い印象なのでおすすめ1位にしましたが、洗濯量やその時の価格によっては9・10kgも同じくらいおすすめです。

価格でいうと乾燥付きの場合は洗濯容量1kgアップごとに1万円くらいの値差ならお得感は一緒というのが私の感覚です。

それ以上開いていたら小さめがお得な場合が多いかと思います。

注意が必要なのは12kgモデルですね。

12kg HITACHI ビートウォッシュ タテ型洗濯乾燥機 BW-DX120E(W)

縦型では最大容量となる12kg洗濯に、ドラム式と同等の6kg乾燥可能、さらに液体洗剤・柔軟剤自動投入機能ありと魅力的な商品です。ただ、その分本体サイズがドラム式並みに大きく、値段も高価になります。

「使い慣れた縦型で大容量モデルを選びたい」と行った場合にはおすすめではあるのですが、これだけ大きいならいっそドラム式も候補にした方がいいような気もします。

ドラム式ならヒートポンプ乾燥のモデルも選べますからね・・節水性も高いですし。

縦型希望・まとめ洗いしたい・乾燥頻度はそれほど高くない。

こんな場合は良いかもしれません。

あとは価格次第ですね。夏時期の購入なら縦型は新型に切り替え済み・ドラム式は新型発売前でお買い得なんていうケースも多いです。

そういう時なら個人的にはドラム式をおすすめしたいところです。

おすすめ2位 パナソニック
NA-FW80K7

洗濯容量 8kg 乾燥容量 4.5kg
時間(洗濯/洗濯〜乾燥) 33分/185分
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 97/117L
運転音 32/37/45 dB
乾燥方式 ヒーター
洗濯〜乾燥のコスト 約77円
風呂水ポンプ あり 洗濯槽自動洗浄 あり

 

おすすめポイント

今年からこちらも液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能が採用されています。

 

8kg容量で自動投入は今のところパナソニックだけですので、それだけで魅力的なモデルといえそうです。

パナソニックのその他の特徴といえば

▶︎泡洗浄で洗剤の力を引き出してお洗濯

▶︎すっきりフロントで使い勝手も見た目もGOOD

▶︎安心の水冷除湿乾燥

などが挙げられますが、さらに多彩に

▶︎温風つけ置きコース

▶︎フレグランスコース

が追加されトレンドをしっかり抑えた構成となっています。
 

温風つけ置きは皮脂汚れの蓄積やうっかり油汚れがついてしまった時に活躍するコースですね。

フレグランスコースは柔軟剤をしっかりと衣類に浸透させることが可能です。

最近は「香水はちょっと・・、でもいい匂いはさせたいよね」という需要が高く、非常に多くの香りの柔軟剤が売っていますよね。
 

”普段のお洗濯よりもさらに洗浄力を挙げたコース”に”柔軟剤の香り”と新しいニーズに答える機能が搭載されていますね。
 

温風つけ置き・水冷除湿乾燥・豊富な洗濯コースにさらに液体洗剤自動投入と、ドラム式の最高級機種に迫る機能を搭載しているのが高評価のポイントです。

 

2位にした理由

縦型としては最高峰の性能・機能ではあるのですが、機能多すぎは逆に敬遠される方もいらっしゃるのではないかと思います。

今年はガラスふたになったおかげでお手入れ性も高く、ふたにつきがちなスリ傷にも強くなっています。

使いこなせばベストな機種になれる可能性も十分にある機種だと思います。

ちなみに私は古いモデルですがパナソニックの縦型を使っています。

 

NA-FW80K7が選ばれる理由はここ!

▶︎すっきりフロント&フラットフェイスでお手入れ性とデザインが良い

▶︎温風つけ置きやフレグランスなど豊富な洗濯コース

▶︎8kgで唯一の液体洗剤自動投入

パナソニックだけ特徴ということでいえばやはりすっきりフロントですね。

ボタン類は手前(真下目線)よりも奥側の方が自然な目線に近く意外と使いやすいです。

洗濯物を取り出す際に濡れた衣類がボタン部分に触れないのも清潔感があって好印象です。
 

フレグランスコースもオリジナリティがありますし、トレンドに沿った機能で良いのではないかと思います。

職場やお友達とお出かけなどニオイの気になるシーンは多いですからね。
 

日立かパナソニックかで悩んだ場合は洗浄力や使用水量・時間・除湿方式などはそれほど差がつきません。

ですから気に入ったデザインで選ぶというのも有効な手段になるかと思います。気に入ったものを使うのが一番ですからね。

その他の容量・シリーズについて

お買い得なFDというグレードが用意されています。

手頃な価格だけあってエコナビ(水温・布質センサー)・温風つけ置き・ナノイー・フレグランスコース・フラットフェイス(ふた部分の凹凸がほぼない)は採用されておりませんが、一番お手頃な価格の水冷除湿搭載機種として見逃せない存在となっています。

パナソニック NA-FD80H7

洗濯機置き場の換気性がよければ空冷除湿でも良いかもしれませんが、できれば水冷除湿機種から選んでいただきたいというのが私の気持ちです。

ムシムシジメジメは不快ですし、カビなどの原因にもなってしまうことがありますからね。

空冷除湿よりも水冷除湿搭載機種の価格が高いことが多いですが、価格が理由で安易に空冷機種にするよりはこの機種が良いのではないかと思います。

泡洗浄やすっきりフロントは健在ですからお買い得感の高い機種と言っていいでしょうね。

おすすめ3位 東芝
AW-10SV8

洗濯容量 10kg 乾燥容量 5kg
時間(洗濯/洗濯〜乾燥) 42分/227分
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 115/92L
運転音 28/37/45 dB
乾燥方式 ヒーター
洗濯〜乾燥のコスト 約81円
風呂水ポンプ あり 洗濯槽自動洗浄 あり

 

おすすめポイント

東芝の縦型洗濯機にはスタンダードのVシリーズと高機能のSVシリーズがあり、こちらはSVシリーズの一番大きな10kgタイプとなります。

東芝の洗濯機といえば

▶︎静音設計

▶︎水流パワーボタン

が主な特徴ですが、SVシリーズではさらに

▶︎ウルトラファインバブル洗浄W

▶︎オシャレ着トレー

が採用されています。
 

洗い時28dBの運転音は他と比べて頭一つ抜けて静かですし、いつもの洗濯コースのままでも水の流れる強さを変更できる”水流パワーボタン”は根強い人気を誇ります。
 

縦型では新搭載のウルトラファインバブル洗浄は目に見えないほど小さな泡を作ることで、洗剤の効きをよくする&繊維の奥まで届ける洗浄方法です。

さらにすすぎの時にもウルトラファインバブルで洗剤残りを抑えるのでWがつきます。日立やパナソニック同様に水温をあげて洗浄するコースも搭載されています。 

個人的に一番注目しているのはオシャレ着トレーですね。

今はどの洗濯機でもドライコースなど優しく洗うコースは用意されているものですが、東芝のオシャレ着洗いは一味違います。

オシャレ着トレーを洗濯槽に装着することで衣類とパルセーター(底面の回転部分)を接触させることなく洗うことが可能なんです。落としぶたの上に衣類を載せるようなイメージですね。
 

パルセーターを使わない分洗浄力は落ちますが、ほぼ型崩れなく洗うことができますのでお家でお洗濯できるお洋服の幅が広がりますね。

洗剤液を循環させ上からかけながら洗うので汗くらいなら十分に落とせます。
 

3位にした理由

音が静かとは言っても洗い工程の時の話であって、脱水や乾燥の時にはそれなりに大きな音がします。

脱水だけなら時間もそれほど長くないので我慢できるとして、乾燥はどうしても時間がかかります。

ですから乾燥を使う場合には静かに運転できるのは最初の20分程度と割合的にメリットが薄れてしまう気がします。
 

5kg対応と容量多めの乾燥機能も魅力ではあるのですが、それにしても洗濯〜乾燥時間が227分と長いですし、除湿も空冷方式というのが気にかかります。

とはいえ、
「できるだけ静かな洗濯機が欲しい」
「容量にゆとりがあると安心」

という方も必ず一定数いらっしゃるかと思います。オシャレ着トレーもクリーニング代の節約に貢献してくれるかもしれません。

ということで水冷除湿モデルほどじゃないけど、空冷除湿ではトップというこの順位にしました。

その他の容量・シリーズ

SVシリーズには他に9kgタイプもラインナップされています。機能や本体サイズは10kgと共通なので洗濯物の量によっては9kgでもいいかもしれません。

▼価格チェック用リンク(楽天価格一覧)

9kg TOSHIBA ZABOON 縦型洗濯乾燥機 AW-9SV8(W) 

ただ、9kgにするならお買い得グレードのVシリーズでもいいかなぁという新たな悩みが出てきそうですね。

Vシリーズはウルトラファインバブル洗浄Wではなくザブーン洗浄に、オシャレ着トレーもなしとやや機能ダウンはしてしまうものの乾燥付きの洗濯機としては手頃な価格帯という魅力があるんですよね。

▼Vシリーズ(楽天価格一覧)

8kg TOSHIBA ZABOON 縦型洗濯乾燥機 AW-8V8(W) 

汚れ物が多いご家庭でなければザブーン洗浄でも十分ですし、いざとなれば水温アップコースも搭載しています。

「オシャレ着はどうせクリーニング出す」という場合はこちらでも良いかもしれません。

SVシリーズよりも若干乾燥の電気代は高くなりますが、乾燥1回あたり約9円の差となかなかトータルコストの逆転にはならないかと思います。

年間に100回の乾燥使用で900円程度のさですからね・・予算重視ならVシリーズが有利でしょう。

 

おすすめ4位
シャープ ES-TX8D

洗濯容量 8kg 乾燥容量 4.5kg
時間(洗濯/洗濯〜乾燥) 35分/170分
使用水量(洗濯/洗濯〜乾燥) 83/75L
運転音 35/38/46 dB
乾燥方式 ヒーター
洗濯〜乾燥のコスト 約70円
風呂水ポンプ あり 洗濯槽自動洗浄 あり

 

おすすめポイント

シャープの縦型洗濯機といば穴なし洗濯槽が特徴ですね。(一部採用していないモデルもあります)

穴なし洗濯槽のメリットは

⭕️目に見える範囲内にだけ水をためるので使用水量が少ない

⭕️洗濯槽の裏側の汚れが内側に入らないので衣類に付着しない
 

8kg洗って使用水量が83Lですから他のメーカーよりも10L〜15Lほど節約になりますね。

洗濯槽の裏側には見えないカビや汚れが蓄積していることもありますから、そういった汚れが衣類につかないというのも大きな魅力です。
 

なかなかのすぐれものの穴なし洗濯槽ですが、少しデメリットもあります。

❌洗い工程の運転音が他メーカーより大きい

❌脱水具合が物足りない場合も?

脱水や乾燥の時は他メーカーとそれほど差はないのですが、洗い工程に限っては頭一つ抜けて音が大きいです。

穴なし洗濯槽だと外槽との間にお水がないので、音を防ぐ効果を得られないというわけですね。
 

また、洗濯槽の穴は脱水の水きれをよくするためのものです。

穴なし洗濯槽の場合は側面の穴から水を切ることができないので、洗濯槽上部と底面から排水しています。
 

遠心力で水滴は弾き飛ばされますからこの方法でも問題ないのですが、他メーカーからシャープにした場合に少し物足りなく感じる方もいるようです。

感じ方は個人差が大きいかと思いますので、明確なデメリットとは言いにくいですが、ちょっとした違いということで知っていただければと思います。
 
 

4位にした理由

魅力も多い穴なし洗濯槽ですが、メリットだけではないことも知って頂けたかと思います。

加えて気になるのが洗濯槽の裏側の汚れについての誤解です。
 

確かに穴なし洗濯槽なら洗濯槽の裏についた汚れが槽内部に入ってくることはありません。

ですが、汚れがつかないわけではないんですね。

先ほども少し書きましたが、脱水されたお水は洗濯槽の上部から水切りされ洗濯槽の側面(裏側)を通って排水されます。

ですからカビや水垢が全く付かないかというと、そんなことはないわけですね。
 

水の流れは内から外の一方通行なので衣類に付着する心配はないですが、汚れが原因でニオイがするようなことはないわけではありません。
 

他メーカー同様に洗濯槽の自動お手入れ機能や槽洗浄コースはしっかり搭載されていましプラズマクラスターでニオイ対策もしっかりとされています。

ですが、”洗濯槽の裏側を水が流れないとか、汚れが付かない”というイメージを持っている方がいれば、それは残念ながら期待が過ぎるかと思います。
 

洗浄方法も他社と比べるとやや特徴にかけるような気もしないではないです。

日立→ナイアガラ洗浄

パナソニック→泡洗浄

東芝→ウルトラファインバブル洗浄

それに対しシャープの洗浄方法は洗濯槽の凹凸とパルセーターを使った攪拌とベーシックな内容となっています。

実際はこれでも十分な洗浄力ではあるかと思いますが、なんというか気持ちの部分で少し物足りなさが残ってしまいます。

まぁこれは私が”◯◯洗浄”みたいな特別な名前がついているのが好きなだけかもしれませんが・・
 

少し長くなりましたが、私はメリット・デメリットがかなりはっきりしているよりはバランスの取れた機種が好きなので4位に決めました。

本当に目の付け所がシャープ過ぎるんですよね。

特徴をしっかりと理解した上で好んで使う分にはとても良い機種なのですが、知らずに買ってしまうとデメリットが目立つこともあるかもしれません。

そういった、”誤解されがち”とか”好き嫌いがはっきり別れる”といったモデルだと優先しにくい気持ちになります。
 

シャープが選ばれる理由はここ

乾燥付きとしてはお手頃な価格帯

魅力も多い独自の穴なし洗濯槽

ニオイ・カビ対策にプラズマクラスター

あれこれ書きましたが、やはり穴なし洗濯槽は大きな魅力となりますね。

節水はもちろんですが、洗濯槽内に裏側の汚れが入ってこないメリットは大きいものです。
 

また、空冷除湿やベーシックな洗浄方法などを採用することで本体の価格を抑えている点も購入しやすいポイントとなりますね。

乾燥付きでなるべく手頃な価格な機種ということでお探しでしたら一番の候補になるかもしれません。

空冷除湿・お手頃価格という点が東芝AW−8V7と同じで迷う方がいるかもしれませんね。

東芝は洗い時の音が静かなことと、お買い得モデルでも水温アップコースが搭載されているのが魅力です。

シャープES−TX8Dは穴なし洗濯槽とプラズマクラスターが魅力ですね。

簡単に分けるなら音が気になる場合は東芝、穴なし洗濯槽やプラズマクラスターが気に入ったらシャープという選び方になるでしょう。

 

縦型洗濯乾燥機まとめ

縦型の乾燥付きモデルを選ぶ際にはまずは除湿方式を空冷・水冷にするかが悩みどころですね。

どうしても水冷除湿モデルの方が高めになる傾向にあるので予算次第ではあるのですが、主流は水冷と考えていただいて良いかと思います。

トレンド機能も取り入れてということなら日立BW−DV80CかパナソニックNA-FW80S5。

水冷除湿で手頃な価格を探すならパナソニックNA-FD80H5。

もっと価格を優先するなら東芝AW−8V7かシャープES−TX8C。

こんな感じで選んでいただければ良いかと思います。

まとめ洗いや乾燥にかける量が多めの場合はそれぞれの大容量モデルにスライドしていただければと思います。

縦型の場合は特に洗濯容量に対して乾燥容量が少ないですから、乾燥容量を基準に選んでいただくのがベターです。

最後は乾燥なしの縦型洗濯機部門に移ります。

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