今日はタイトルの通り、洗濯洗剤の汚れ落ちナンバーワン決定戦をやっていきたいと思います。
いや、これずっとやってみたかったんですよね。
みなさんは、洗剤はどんなものを使っていますでしょうか。
私はパッケージに書いてある
「漂白剤を超えた」とか
「史上最高峰」
などのキャッチコピーに釣られて、毎回違うものを買ってしまいます。
中にはなんとなく汚れ落ちが良いように感じるものもありますが、本当に違いがあるのか どれくらい違うのかまではわかりません。
ということで、この機会に・・
どの洗剤が汚れが1番落ちるのか実際に洗って比べてみたいと思います。
購入した洗剤8種
では早速、買ってきた洗剤をご覧ください。
今回は汚れ落ちが良いものを探す目的なので、洗浄力の高さをアピールしているものを中心に選びました。
▶︎粉末・液体・ジェルボールならどれが汚れ落ちが良いか?
▶︎同じ種類でも洗浄力に違いはあるのか?
などもチェックするために
粉末:3種
液体:2種
ジェルボール:2種
スティック:1種
と、複数のタイプを買ってきました。
①アタック バイオパワー 粉末タイプ
まずは定番品ということで用意しました。
使っている人も多いと思うので、これが一つの基準となりそうです。
②ビーズ 粉末タイプ
通販サイトなどで人気ランキングを見ていると、粉末洗剤ではこちらもよく見かけました。
粉末同士での汚れ落ちの差を見たかったので、アタックとの比較のために用意しました。
③ナノックス ワン プロ
個人的に、液体洗剤ならナノックスが汚れ落ちがいいかなぁと感じています。
ただ、従来のナノックスは生乾き臭が結構しやすい気がしていて、冬になると使うのをためらちゃうんですよね。
今回リニューアルされたナノックスワンはどうなのか気になったのでこれも試してみたいと思います。
④アタックゼロ 液体
これも定番ですね。
ネットをみていると、液体よりも粉末の方が洗浄力が高いなんていう書き込みもちらほら見かけました。
粉末のアタックと違いが出るのか比べてみたかったので用意してきました。
⑤さらさ 液体
これも洗剤の売れ筋ランキングみたいなのでよく見かけました。
無添加ということで小さなお子さんがいるご家庭からの支持を集めているようです。
無添加でも他の洗剤と同じように汚れが落ちるのか気になるところです。
⑥アリエール プロクリーン ジェルボール
せっかくなのでジェルボールタイプも試してみたいと思います。
漂白剤を超えた洗浄力の文字と、ゴールド基調のカラーにやる気を感じたので買ってみました。
ジェルボールは計量いらずで楽ちんなので、洗浄力も高かったら日常使いしたいとことです。
⑦ボールド ジェルボール
ジェルボールタイプではアリエールに並んでこちらも定番のようですね。
防シワや香り長続きなど、色々な効果があるようですが、洗浄力はどうなのか気になるところです。
⑧アタックゼロ パーフェクトスティック
最近見かけるようになったスティックタイプです。
どんなものか気になったので買ってきました。
見た目としてはフィルムの中に粉末洗剤を詰めただけのようにも見えるんですが、成分表を見ると若干違いがあるようなんですよね。
効果成分100%ということで、期待が高まります。
この8種類を使ってみたいと思います。
テスト方法
次はテスト方法です。
もう着なくなったワイシャツとダイソーで買ったインナーシャツをカットしてあります。
ここに汚れをつけて洗濯し、汚れ落ちをくらべます。
つける汚れはこちら。
食べ物
ケチャップ・カレー
まずは食べ物系でケチャップとカレーです。
小さなお子さんのいるご家庭では食べこぼしの想定です。
これまでの洗浄力テストでソース・醤油・コーヒーあたりは意外と落ちることがわかっているので、今回は特に強敵だったケチャップとカレーにしました。
ちなみにカレーはドンキホーテの濃厚カレーなんですけど、これ安くて美味しいですね。
泥汚れ
次は泥汚れです。
体操着の泥汚れを想定して、そこら辺の土手で掘ってきました。
泥って水に溶けないと思うんですけど、洗剤によって落ち方に違いが出るんでしょうか。
気になります。
化粧品系
ファンデーション・口紅
他に化粧品で口紅とファンデーションを用意してみました。
こういうのって、なかなか落ちないイメージがあるので、比較するのにいいかなと思いました。
口紅あたりは脂も多く入っていると思うので、油汚れに対するテストも兼ねています。
ちなみにどれを買ったら良いのかわからなかったので、Amazonのベストセラー品から適当に選びました。
ファンデーションはティルティルのマスクフィットというものです。
どうやら比較的新しい韓国コスメのブランドみたいですね。
口紅はケイトのリップモンスターという商品です。
カラーに欲望の塊って書いてあったんですけど、なんかそのフレーズが気に入ったのでとて買っちゃいました。
ボールペン
胸ポケットにボールペンをしまおうとして、ワイシャツに線を描いちゃったことがあるのは私だけではないはずです。
これがなかなか落ちなくて大変なんですよね。
これもついでに試しておきたいと思います。
皮脂汚れ再現→ラード
そして最後が皮脂汚れを想定してラードです。
これをワイシャツとインナーシャツに塗ります。
なるべく汚れ具合を揃えたいので、空き缶を使って同じ大きさになるように汚れをつけ、余分な汚れは拭き取ります。
ラードは白い生地だと見えづらいので、100円ショップで買ってきた黒いクロスに付着させます。
使用するのは我が家の洗濯機
パナソニックの縦型洗濯機2021年モデル NA-FA80H9
コースはおまかせを使います。
それじゃあ、アタックから順に全部洗っていきます。
洗い終わりました。
洗濯後の様子
それじゃあ、どれがキレイになっているか見比べてみましょう。
ワイシャツを並べて見るとこんな感じですね。
このままだと判断しにくいので、1つずつみていくことにしましょう。
1対1で比較し、汚れおちがいい方を残す感じでやっていきたいと思います。
上から順にワイシャツ・インナーシャツ・ロードを塗ったクロスで並べます。
アタック(粉末) 対 ビーズ(粉末)
最初は粉末のアタックと粉末のビースです。
ぱっと見はそれほど違いはありませんね。
泥とケチャップはビーズが僅かに薄くなっている気がしますが、カレーとファンデーションはアタックの方が落ちていますかね。
引き分けという感じです。
ただ、皮脂汚れを想定してつけたラードをみてみると、これは明らかにアタックの方が落ちています。
ということで、一旦アタックを勝ち抜けにします。
アタック(粉末) 対 ナノックスワン(液体)
次は粉末のアタック対液体のナノックスワンです。
これは見てすぐにナノックスの方が汚れが薄くなっているのがわかります。
ケチャップなんかは結構な差がついていますね。
ラードはアタックの方が落ちているのですが、総合的にはナノックスが勝利ですね。
アタック(液体) 対 ナノックス(液体)
次はナノックス対液体のアタックです。
これもぱっと見でわかるくらいナノックスの方が汚れが落ちています。
アタックは粉末に続き、液体もラードは落とせているんですが、他はイマイチな感じがします。
ここもナノックスを残します。
さらさ(液体) 対 ナノックス(液体)
次はナノックス対液体さらさです。
これはかなりいい勝負ですね。
ケチャップカレーはナノックスが優勢・それいがはさらさ優勢なように見えます。
甲乙つけ難いところではあるんですが、サラサはラードもすっきり落ちているので、ここはサラサを残すことにします。
さらさ(液体) 対 アリエール(ジェルボール)
次は液体サラサ対アリエールのジェルボールです。
アリエールは泥汚れがかなりキレイに落ちていますし、ファンデーションも薄くなっているように見えます。
ただ、ラードは少し残っているんですよね。
悩ましいところなんですが、一旦さらさを残して次に進みます。
さらさ(液体) 対 ボールド(ジェルボール)
次はサラサ対ボールドのジェルボールです。
これもかなり汚れおちがいいですね。ぱっと見では同じくらいという感じです。
ボールドはラードもよく落ちていますね。
ただ、細かく見ると、さらさの方が泥汚れやカレーの跡が少し薄い感じがします。
ここもさらさを残します。
さらさ(液体) 対 アタック(スティック)
次が最後、アタックのスティックタイプです。
目新しいので期待していましたが、ぱっと見でわかるくらいさらさの方が汚れが落ちています。
今回アタックは粉末・液体・スティックと試しましたが、どれも振るわない結果となってしまいました。
参考:アタック3種
ちなみにアタック3種を並べて見るとこんな感じです。
粉末の方が汚れおちがいいみたいな話もありましたが、今回は大きな差は感じられませんでした。
まぁ、この中だったら粉末が落ちているくらいなら言えるかもしれません。
ただ、優秀だったサラサの液体と比べると、その差は歴然ですね。
粉末だからと言って、必ず液体よりも汚れ落ちが良いわけではないようです。
じゃあ話を戻して、勝ち抜き戦ではさらさが勝ちのこったわけですが、判断に困る場面もありました。
僅差を再チェック
アリエールとボールドのジェルボールもかなり競っていたので、ここはもう一度慎重にチェックしたいと思います。
アリエールとボールドのジェエルボールをくらべて見るとこんな感じですね。
アリエール 対 ボールド
やっぱりどちらも優秀です。
ボールドの方はワイシャツのケチャップがかなり薄くなっていますし、ラードもキレイに落ちています。
アリエールは泥よごれがトップクラスに落ちていますし、ケチャップ・カレー・ファンデーションにも高い効果を発揮しています。
悩むところではあるんですが、この2つなら全体的に効き目の良いアリエールがちょっと勝っている印象です。
ではもう一度サラサとアリエールを比べてみます。
全体的にはアリエール優勢という気もするんですけど、ラードまでしっかり落ちているのはさらさなんですよね。
うーん。接戦すぎてなんとも言えません。
ということで、最後はこの2つで決勝戦を行いたいと思います。
決勝戦 さらさ 対 アリエール
決勝戦は少しルールを変更します。
①汚れ具合をより公平にする。
汚れを塗る際の量や力加減を揃えるために、同じ布につけた汚れを2つにカットして使います。
②汚れをつけたあと、少し時間をおく
ここまでは洗う直前に汚れをつけていましたが、今回は汚れをつけてから5時間ほど時間を置きます。
時間を置けば、汚れが浸透して落ちにくくなり、結果に差がつきやすくなるんじゃないかと思います。
あと、ティルティルのファンデーションが手強すぎるので、今回はもう一種類パウダー系のファンデーションも加えます。
では、準備ができたので、それぞれ洗濯機で洗います。
結果はこちら。
上から順にみていきましょう。
↓左から油性ペン・口紅・ケチャップ
油性ペンと口紅は差がないように見えます。
ケチャップ 僅かにアリエールの方が薄いですかね。
ファンデーション これも僅かにアリエールの方が薄くなっているように見えます。
今回追加したパウダーっぽい方はどちらもキレイに落ちました。
泥汚れ これもアリエール有利ですかね。
最後はラード
今回はたくさん付着させたので、どちらも残ってしまいました。
こういうペースト状のラードって今回初めて買ったんですけど、すっごいベタベタというか粘りがあるというか、すごい落ちにくいんですね。
これだけ大量に塗ったら落ちないのも仕方ありません。
ということで今回も接戦になりましたが、全体的にアリエールの方が落ちている感じがします。
ということで優勝はアリエールに決定です。
匂いについて
部屋干し臭がしやすい洗剤があるのかチェックするためにタオルを一緒に洗っていたんですが、今回の条件では臭くなるものはありませんでした。
香りの残り方でいうと、ボールドは香り長続き成分も入っているということで、石鹸っぽいフローラル系の香りがしました。
アリエールのジェルボールもボールドほどではないんですが、同系統の匂いがします。
アタックのスティックタイプはすっきり系の香りで、サラサも控えめながら似た系統という感じです。
それ以外は香りは少なめに感じました。
柔軟剤で香りをつけたい場合は、ナノックス・アタックあたりがいいんじゃないかと思います。
最後に
最後に軽く結果を振り返ってみましょう。
液体ならさらさとナノックスが良かったですね。
ジェルボールはアリエール・ボールド共に優秀でした。
今回は一応優勝を決めましたが、この4つは接戦だったと感じます。
その中でもアリエールジェルボールはどの幅広い汚れに対して効果的だったと感じます。
さらさは無添加ということで、洗浄力は控えめなのかなって思っていましたが、むしろかなり汚れ落ちも良いことがわかりました。
肌に優しいのはいいけど、汚れ落ちはどうなのかと心配する必要はなさそうです。
と、今回はこんな結果になりましたが、
汚れの種類であったり、水温や使用する洗濯機の機種などの条件によってはまた別の結果になることもあると思います。
試していない洗剤もたくさんありますし、みなさんそれぞれこだわりもあるでしょうから、こういうパターンもあるんだなくらいに気楽に見てもらえれば嬉しいです。
以上。洗濯洗剤比較テストでした。
本日も最後までご覧いただきありがとうございます。