オーブンレンジ

【人気のオーブンレンジを解説】実際買うならこの辺ですね?中間価格のおすすめ品

価格の手ごろさと実力を兼ね備えた機種は?

我が家にぴったり性能は?

年々、高機能化・大容量化・高火力化と進化を続けるオーブンレンジ。

だからといって、どのご家庭にでも高性能なモデルがぴったりというわけではないはずです。

「温めがほとんど」

という方もいれば

「料理が好きでお菓子とか本格オーブン料理も作りたい」

という方もいるように、使い方はそれぞれかと思います。

このページでは人気堅く売れ行きが良い商品、つまり

多くの方がちょど良いと思っているモデル

を紹介していきたいと思います。

要するに、家族向けの人気モデルを紹介するためのページです。
 


 

レンジの基本のおさらい

それでは最初にオーブンレンジを選ぶ上で最低限知っておきたいポイントから紹介したいと思います。

ちょっと説明が長くなっているので、おすすめ機種の紹介だけ見たいという方はスキップ機能をお使いください。

 

庫内の形状と容量

レンジの形状

庫内の形状は大きく分けて2種類あり、

①ターンテーブルタイプ

③フラットタイプ

に分かれます。

①ターンテーブルタイプ

 

丸皿がくるくる回るタイプで、主に単機能レンジ(温めのみ)やコンパクトオーブンレンジで採用されています。

価格は比較的安価ですが、温めムラが出やすい・お弁当などは庫内で引っかかってうまく回らないなどの理由で商品数自体は少なくなっています。

②フラットタイプ


庫内が平らで広く使えるメリットがあり、今の主流となっています。

そこ面に凹凸がほとんどないので、汚れた時でも拭き掃除しやすいというメリットもあります。
 

このページで紹介する機種はすべてフラットタイプとなっています。

 

サイズ(容量)について

▼庫内の容量
オーブンレンジの容量はL(リットル)で表されます。

大まかな区分けでは

・20L前後がコンパクト(単身)

・25L前後が中型(1〜2人)

・30L前後が大容量(家族)

このようなイメージです。

もちろんオーブンレンジを使う頻度や量は、みなさんそれぞれ違うと思いますので人数はあくまでも目安です。

ターンテーブルタイプはだいたい容量20L程度までの小型機種に見られます。
 

あたため機能(レンジ)のチェックポイント


多くの方にとってオーブンレンジで一番多く使うのは温め機能ではないかと思います。

温めには、自分で出力と時間を調節する”手動温め”と、温まったら自動で止まる”自動温め”があります。

現在の主流は自動温めですね。

みなさんも使ったことがあるかと思います。

この”自動温め”ですが、食品が温まったかどうかの判断は各種センサーで行っています。

 

自動温め用のセンサーの種類

温まったかを判断するためのセンサーにはいくつか種類があります。

①センサーなし
②蒸気センサー
③重量センサー
④赤外線センサー

このうち

食品の温度を測っているのは赤外線センサーだけです。

それ以外は間接的に判断しているにすぎないんですね。

つまり、より便利に自動温めを使うなら赤外線センサーが優先ということになります。

 

ちなみに、ターンテーブル式のオーブンレンジで赤外線センサーを搭載している機種は思い当たりません。

 

オーブン機能のチェックポイント

オーブン機能でのチェックポイントは大きく分けて2つあり”作れる量”と”火力”です。
 

1度に焼ける量



オーブン料理は何十分と時間がかかるものも多くあります。

そこで、家族の分が1度にできないとなってしまうと時間がかかりすぎて、ちょっとオーブンを使う気にはなれないですよね。
 

お腹が空いている時にそんなに待てないですし、せっかく焼いたものが冷めてしまいます。

ですから、オーブンは大きいというだけで有利と言える部分もあるかと思います。

庫内の大きさも性能の1つというわけですね。

基本的には”庫内の容量が大きい”=”1度に焼ける量も多い”という考え方でOKです。

ポイント

オーブンには1段オーブンと2段対応オーブンがあります。

これは、付属する角皿の枚数の問題ではなく、オーブン内部に熱風を循環させるためのファンがついているかで決まります。

2段オーブンはコンベクションオーブンや熱風循環型オーブンと言われることもあります。

単純に言えば1段の2倍の量が焼けることになりますので、特にお菓子やパン作りなどをしたい方は2段オーブンがおすすめです。

火力

多くの機種でオーブン利用時の最高温度が記載されており、性能を表す一つの指標として使われています。

トップクラスの機種では300℃〜350℃ほどの非常に高い温度での調理が可能となっています。

こんなに高温は必要ないように感じる方もいるかもしれませんね。

確かにクックブックなんかを見ても、決して「300℃に設定してください」と書いてあることはありません。

せいぜい200℃程度までです。

では、なぜそんなに高火力が必要かというと、それくらいの余力がないと安定して必要な火力をキープできないからです。

最高時速が100キロの車でずっと100キロ出し続けるのが難しいように、オーブンも実用的な温度を維持するためにはさらに高い最高温度が必要となります。

また、最高温度が高いことで焼き色が綺麗につく・こんがり仕上がるなど、仕上がりに差が出ることも多くあります。

ちなみにフライパンが熱々の状態では最高250℃程度の温度になっていると言われています。

フライパンのような"こんがり仕上げ"にするには最高300℃程度の温度が出せるのが理想ですね。

 

トーストについて

オーブンレンジでトーストを焼きたいという方も多いのではないかと思います。
その際のチェックポイントは天面のヒーターの形状です。

天面のヒーターは2種類あり

①フラットヒーター

主に大型オーブンレンジで採用されています。

火力のキープが得意で、お肉やお魚・生地からのパン屋お菓子作りに向いています。

×立ち上がりが遅くトーストには時間がかかります。

例えば、このページに登場するMRO-S7Xのトースト焼き上げ時間は9分〜17分と非常に長くなっています。

②露出ガラス管ヒーター


オーブントースターのように天井のヒーターが見えている状態になっています。

素早く加熱できる利点があり、トーストやグラタンの表面に焦げ目をつけるのに向いています。

×焼きムラが出やすい・お手入れがしにくいなどのデメリットもあります。

オーブンレンジでトーストをするなら、加熱の早い露出ヒーターから選ぶことになります。

それでも焼き上げ時間は5分程度かかりますし、多くの機種では途中で開けて裏返しが必要となります。

要するにオーブントースター的な使い方ですね。それでもオーブントースターの方が早いですが・・

トーストの利用頻度が多い方はオーブントースターを別で用意することをおすすめします。

 

 

お水を使う調理コースは?

また後でも触れますが、ヘルシオの登場以来お水を使った調理が1つのトレンドとなっています。

▶︎水を使った調理2種類

①スチーム

②過熱水蒸気

この2つは別々のものとなっています。

 

▼スチーム

簡単にいうと湯気ですね。

▶︎食品を蒸したり、温めたりするのに使われます

茶碗蒸を作ったり、中華まんやご飯をしっとり温めるイメージです。

スチームも2つの方式がある

スチームには

①角皿式スチーム

②タンク式スチーム

の2つの方式があります。 

角皿式スチームは角皿にお水を張った状態で食品を加熱します。

食品が加熱されるのと同時に水も温度が上がり、蒸気が発生します。

つまり、スチームを使って調理するというよりは、食品を加熱してたら一緒に蒸気も出るといった感じです。

角皿にお水を張ったままの調理になるので、使える用途は限られるのではないかと思います。主に茶碗蒸しなどでしょうか。

タンク式スチームは専用タンクに入れた水を蒸気に変え、適切なタイミングで庫内に放出します。

角皿自体には水を張っていませんので、通常のレンジに近い感覚で使うことが可能です。

ご飯や中華まんのしっとり温めにはタンク式が便利です。

 

▼過熱水蒸気

過熱水蒸気はスチームをさらに加熱し、100℃を超える高温の気体にしたもので、食品を焼くことに使われます。

過熱水蒸気は温度が低いところに集まる特性があるので食品内部まで熱を届けやすく、食品内部から余分な塩分や油分を流すのに役立っています。

”水蒸気”となっていますが、高温なので水滴が残ったり・べちゃついたりするようなものではありません。

主に減塩や減油など、ヘルシーな焼き料理に使われます。

ここまでのおさらい

少し長くなりましたが、ここまでが基礎のおさらいとなります。

①レンジのポイントはセンサー

②オーブンのポイントは大きさと段数

③スチームと過熱水蒸気は別々のもの

これを知ってもらえれば、今後の説明がわかりやすくなるかと思います。

それではご予算別におすすめ機種の紹介に入ります。

 

準高級機種部門 
ER-YD3000・NE-BS6B

東芝  
ER-YD3000(2段調理可)

庫内容量 30L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C 2段オーブン
天面ヒーター
2段可
埋め込みフラット
自動温め
センサー
八つ目赤外線
温度
スチーム
過熱水蒸気
○ (タンク式)

最初は石窯ドームでおなじみの東芝です。

予算オーバー気味な機種となり申し訳ありませんが、人気モデルということで紹介させてください。

注目ポイント

  • 高級機並の温めセンサー
  • 焼き料理の得意な石窯ドーム
  • 取れちゃうコートでお手入れ性も良い

 

オーブンが得意というイメージの強い東芝ですが、実はそれ以外の部分も充実のスペックとなっています。では順番に見ていきましょう。
 

レンジ(温め)の特徴

八つ目赤外線センサー ←注目ポイント

従来は最高級クラスにしか搭載されていなかった8つ目赤外線センサーが、この3000シリーズにも搭載されています。

前半の基本解説でお伝えした通り、自動温めを便利にするなら赤外線センサーが欠かせません。

そのセンサーが8エリアの温度を同時に測ってくれるのが八つ目センサーです。 

庫内の温度を細かく把握できることでお好み温度温めが可能となっており、中級モデルと差がつくポイントになっています。

お好み温度温め

温め"時間"ではなく−10〜90°Cでの仕上がりの"温度"の指定ができます。

カチカチのアイスにスプーンが入るくらいに柔らかくとか、バターを室温に戻すなどの繊細な温度調節も得意です。

お菓子・パン作りが得意な東芝ですから、こういったお料理のサポートになるような機能はとても相性が良いですね。

 

赤外線センサーの高性能化はここ数年のトレンドですので、是非頭に入れておいていただきたいポイントです。

共働きでおかずを作り置きする人が増えている

冷蔵庫の性能がよくなり、買い置きがしやすくなっている

冷凍・チルド食品が美味しく、便利になっている

こういった理由で温めを使う機会がますます増えていますから、自動温めの性能向上が期待されるのも当然かもしれませんね。

 

オーブン・グリル(焼き)の特徴

石窯ドーム(焼き料理)

東芝と言えばその最大の特徴は石窯ドームオーブンですね。

庫内の天面をドーム状にカーブさせており、熱の対流を阻害しないような形状になっています。

また、隅っこに穴の空いた角皿が付属しており、これも熱風の循環を邪魔しないための工夫となっています。
 

オーブンの最高温度はなんと300度もあります。

食品の旨味や水分をさっと閉じ込め、凝縮しながら加熱するので、本格的な味わいが家庭でも再現できるんですね。

注目機能
おまかせ焼き

さらに注目なのがおまかせ焼きコースです。

好きな食材を並べ→メイン食材を選択

これだけで、あとは自動で焼き上げてくれるという、とても便利な焼き機能です。

 

もちろん、お肉だけじゃなく、お魚や野菜にも対応しています。

これなら簡単ですよね。

オーブンってあまり使わないという方も多いのではないかと思いますが、オーブンよりもフライパンを使って料理する理由として

フライパンの方が綺麗に・しっかり焼き色がつくし・・
温度や時間の設定が不安

こんな理由が思い浮かびます。
 

それが、石窯ドームなら”300度の高火力”と”ドーム形状の熱風循環”で素早くこんがり焼き上げることが可能になるんです。

火力やスピードではフライパン調理に敵わない部分もまだありますが、

オーブンなら”加熱は任せっきりでOK”

という利点があります。

焼いてる間に他のおかずを作ってもいいですし、洗い物してもいいですし、火加減や焼き加減を気にする必要がほとんどないということは大きな魅力ではないかと思います。 

 

スチームトースト対応

もちろん従来のトースト機能も搭載はしているのですが、バルミューダのトースターが発売されて以降、スチームトーストが人気の兆しを見せています。

スチームトーストの魅力 

スチームトーストコースでは、わずかにスチームを出してパンをしっとりさせた後に焼き上げます。

するとパン表面付近では、水分が入っていた部分が水分の蒸発により空洞になりサクサクした食感に仕上がり、パン内部ではしっとり感が残ります。

これが外はサクっ・中はふんわりに仕上がる理由です。

トーストする前に霧吹きで少量の水をかけるとふんわり仕上がるテクニックはご存知の方もいるかもしれませんね。これを手軽に利用できるのがスチームトースト機能です。

 

その他の調理機能

▶︎過熱水蒸気調理

 

高温の蒸気で油や塩分をカットしながら焼き上げます。

▶︎ハイブリッド調理(対応メニューのみ)

普通のオーブン加熱と過熱水蒸気を組み合わせて調理を行います。

適度に過熱水蒸気を使っておいしさとヘルシーさの良いとこ取りですね。 
 

便利・快適機能

省スペース大容量

高機能なオーブンレンジは

「サイズが大きくて場所をとりそう・・」

と、不安に思っている方も多いんじゃないかと思います。

ER-YD3000は、庫内容量30Lでありながらコンパクトな設置スペースを実現しています。

 

取れちゃうコート←注目ポイント 

東芝の鉄板は、耐久性が高くしかも焦げ付きにくいという特徴があります。

オーブンレンジの角皿や庫内ってどうしても調味液が飛び散ったものが焼きついて、頑固なコゲ汚れが付いてしまいますよね。
 

でも東芝の取れちゃうコートなら軽い力でスッとコゲも汚れも落ちちゃいます。
 

せっかくおいしいお料理ができても手入れが大変では使う気になりませんよね。

お手入れが面倒なイメージを持たれがちなオーブン機能ですが、東芝オーブンレンジはそんな不安を解消してくれる取れちゃうコートを採用しています。

 

東芝ER-YD3000はこんな時にオススメ!

石窯ドーム構造と高火力でオーブンが魅力の東芝でしたが、今年は八つ目赤外線センサーで温め精度も向上しています。

さらに取れちゃうコートでお手入れ性も高いと本当にバランスよくできた機種ではないかと思います。

ココがおすすめ

「高機能だと使いこなせるか不安」という方も多いのではないかと思いますが、

▶︎温めは高精度

▶︎焼けば高火力

▶︎おまかせ焼きも有る

▶︎使ってもお手入れも楽チン

と、どの機能も”ただ普通にオーブンレンジを使っているだけ”で良さが発揮される内容となっています。 


 

普段の温めだけでもこの機種の魅力は十分に発揮されますから、基本性能が高い機種と言っていいのではないかと思います。
 

おすすめパターン

「パン・お菓子を焼くのが好き」

「普段よく使うレンジ機能も重視したい」

「これからいろいろなお料理にチャレンジしたい」

「お手入れしやすいレンジが欲しい」
 

しかも、この東芝3000シリーズはABCクッキングスタジオ導入シリーズです。

ABCコラボメニューを搭載しており、更にweb上であたらしいレシピも追加されています。

今まで作ったことのないお料理にチャレンジしたい方や、献立がなかなか思いつかなくて困っている方にもおすすめしたい機種となっています。

お料理教室でも使われるくらいですから、基本性能はこれで充分ということです。
 

おすすめポイント

温め・焼き・お手入れ・設置性、どこをとってもハイレベル。一押しです。 

 

次も準高級機種でご紹介します。

パナソニックコンパクトで高機能なモデルです。

パナソニック 
ビストロ NE-BS6A

庫内容量 25L 庫内形状 フラット
オーブン最高温度 250°C 2段オーブン
天面ヒーター
不可
露出
自動温め
センサー
スイング赤外線 スチーム・過熱水蒸気 ○ (タンク式)

オーブンレンジ界のオールマイティー選手といえばやはりビストロですね。

特にビストログリル皿を使った時短焼きコースが人気の理由となっています。

おすすめポイント

  • ビストログリル皿でスピード焼き料理
  • 豊富なスピードメニュー
  • 多機能でも使いやすいカラータッチパネル

これまで高性能機種といえば庫内容量30L以上の大型機種ばかりでした。

ですから、せっかく高機能機種の購入を検討していても

「大きすぎて置き場所に困る」

「2人で使うから大きすぎでも無駄になってしまう」

こういったご意見が多かったんですね。
 

そんなご意見に答えて登場したのがこちらの機種です。

「うちは2人だから大容量じゃなくてもいいけど、性能はそれなりにいいものが欲しいなぁ」という方にはぴったりじゃないかと思います。

 

レンジ(温め)の特徴

スイングサーチ赤外線センサー

センサーを首振りさせることで広く庫内をチェックできるセンサーです。

高性能とまではいかなくとも、庫内の広さに見合ったセンサーという印象です。

 

オーブン・グリルの特徴

ビストログリル皿
(焼き料理)←注目ポイント


パナソニックの魅力と言えば、スピード焼き調理ですね。それを可能にしているのが”ビストログリル皿”の存在です。

ビストログリル皿はレンジの電波で発熱する特殊な鉄板で、これを使うことで従来のオーブンよりも素早く強く食品を加熱することが可能です。

オーブンのように庫内の温度をあげることで加熱するのではなく、ビストログリル皿自体を発熱させることで食品と熱源の距離を縮め、フライパンのようにスピーディーにしっかりと焼き色をつけて調理しているわけですね。

オーブンの”火加減お任せ”とフライパンの”素早くこんがり”のいいとこ取りをした機能と言えるのではないでしょうか。
 

▼少量をスピーディーに”エリア加熱”

NE-BS6Aは、レンジの電波の当て方をコントロールすることで少量を更に素早く加熱できる”エリア加熱”機能も搭載しています。
オーブンの熱はどこかに集中させることができませんが、レンジの電波はアンテナを使って誘導が可能です。

電波誘導とビストログリル皿を組み合わせることにより、こういった狙い撃ち加熱が可能となっています。

素早い加熱が得意なビストロと非常に相性が良い機能ではないでしょうか。
 

普通のオーブン機能もあります

ここまでビストログリル皿を使った調理を中心に紹介してきましたが、従来のオーブン機能ももちろん搭載しています。

オーブン

温度を設定してじっくり焼き上げます。

全体を綺麗に焼く・中までしっかり火を通す・均一に火を通すことが得意です。

主にお菓子やパン・ケーキが得意で、大きなお肉やお魚を調理するのにも使われています。
 

グリル

強火で素早く火を通すのが目的。フライパンに近い使い勝手で、切り身のお肉やお魚をこんがり焼くのに適しています。

どちらかという普段のおかず作りで使う機会が多いのはグリルではないかと思います。
 

目的によってオーブン・グリルを使い分けることになります。

スピード重視ならグリルが便利で、しっかり全体に火を通すならオーブンの得意分野となります。
 

スピード優先ならパナソニックのビストロが有利で、綺麗な焼き上がり重視ならオーブンが充実した東芝の石窯ドームが良さそうですね。

 

その他の調理機能

和食50選

きんぴらやかぼちゃの煮物などの和食メニューが50内蔵されています。

オーブンレンジは洋食を作るイメージが強いかと思いますが、定番の和食おかずも豊富に揃っています。オーブンレンジ活躍の機会がグッと増えますね。

「今日のご飯何にしようかな?」

なんていう時にちょっと覗いていただくと、献立を考える手助けになりそうですね。
 

煮物10分メニュー

スピードメニューが得意なビストロシリーズ。

今年は10分でなんと煮物をつくることもできるコースが追加されています。
 

1例として、肉じゃがやうま煮などのメニューがあります。

素早く加熱するので”煮込んだような柔らかい食感”とはちょっと違った仕上がりになります。

でも、野菜の食感とみずみずしさがが程よく残っていて、それはそれでいいんですよね。
 

仕上がり具合は好みが別れるかもしれませんが、じっくり時間をかけて煮込むのと、オーブンレンジで素早く調理するのを使い分けることがで、お料理方法の選択肢は広がるのではないかと思います。

こんなところが主な新機能ですね。続いておなじみの特徴も確認してみましょう。

 

便利・快適機能の特徴

カラー液晶タッチパネル←注目ポイント

スマートフォンのようなカラータッチ液晶を搭載しています。

あまり必要を感じない方も多いようですが、個人的には強くオススメしたいポイントですね。
 

なぜなら画面を見ながらタッチしていけばそのレンジで何ができるかを知ることができるからです。

こちらの機種には温めだけでも

・ごはん温め

・スチームでしっとり温め

・フライさっくり温め

・中華まん温め

と豊富な温めメニューがあるんですね。

そうなると

「私には使いこなせないかなぁ・・」

ってなっちゃいますよね。

それがタッチパネルなら、スマホみたいに画面を見ながら押していけば操作できちゃうわけです。

時短が得意で、コースの豊富なパナソニックにはタッチパネルの相性が良いのではないかと思います。
 
 

パナソニックNE-BS6Aはこんな時にオススメ!

とにかく時短調理に優れたパナソニック。

ココがおすすめ

時間のあるときに下ごしらえしておけば、あとはオーブンで10分、15分でできあがり。

”仕事終わりでおなかペコペコ”

なんいうときでも待ち時間は従来の半分です。

東芝ER-WD3000・パナソニックNE-BS658ともに優れた焼き機能を搭載していますが、

オーブン重視→東芝

グリル重視→パナソニック

がおすすめとなります。

普段のおかず作りはどちらも得意で、ケーキとか大皿料理のような特別感のある料理を作るなら東芝。

普段のおかず作りを早くしたいならパナソニックが有利でがないかと思います。


 

おすすめパターン

▶︎大容量は必要ないけど性能はいいものが欲しい

▶︎毎日のおかず作りに役立つ機種が欲しい

▶︎手早く調理できる機種が欲しい

▶︎多機能が使いこなせるか不安だ

スピード調理以外にもタッチパネル・グリル皿など使いやすさ、便利さをを兼ね備え万能のパナソニック。

二人で使うのに丁度良いサイズで、中型サイズで高性能モデルを求める方はこちらがオススメです。

▶︎ポイント

コンパクトでもハイスペック。時短調理におすすめの1台です。

価格について

NE-BS6Aはメーカー指定価格商品となっています。

どの家電量販店でも同じ価格

値下げ交渉不可

という面で、以前より購入のハードルは上がっているように感じます。

内容はいいんですけどね・・。

そんなわけで、今年は東芝のER-YD3000シリーズに人気が傾いている印象です。

 

 

定番人気モデル

次は定番の2モデルです。

東芝 ER-YD70

パナソニック NE-MS4B

この2機種は長らく似たようなスペック方を並べるポジションだったのですが、今年はパナソニックに変化がありました。

東芝 石窯ドーム
ER-YD70 (2段調理不可)

庫内容量 26L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C(5分) 2段オーブン
天面ヒーター
不可
露出
自動温め
センサー
赤外線
温度
スチーム
過熱水蒸気
スチームのみ
(角皿式)

今年も大きな変化なしの東芝70シリーズ。

ちょうどいいスペックで相変わらず好評です。

↓赤外線センサーで食べごろ温度に。

↓オーブン機能でノンフライもOK

↓多少の時短メニューもあり

 

 

パナソニック スチームエレック
NE-MS4B(2段調理不可)

庫内容量 26L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C 2段オーブン
天面ヒーター
不可
露出
自動温め
センサー
蒸気 スチーム
過熱水蒸気
スチームのみ
(角皿式)

パナソニックの定番モデルです。

今年は赤外線センサーから蒸気センサーへスペックダウンしてしまいました。

個人的にはもったいない変更だなぁと思いつつ、価格は抑えめで登場ということでご時世に合わせた変更という気もします。

新機能として"お急ぎ温め"が採用されています。

新機能 お急ぎ温め

"スピード"ボタンを手動温め中に押すことでレンジが最高出力になり、温め時間を短縮できるというものです。

一時的なブーストモードみたいな感じですね。

↓こちらも多少の時短メニューあり

 

レンジ(温め)の特徴

▶︎東芝 ER-YD70はこれまで通り赤外線センサー

▶︎パナソニックのNE-MS4Bは赤外線センサーへスペックダウン

自動温めをよく使う場合は東芝がいいと思います。

手動(自分で時間を入力)でもいいから早く温めたいならパナソニックという感じですかね。

 

ER-YD70 NE-MS4B
はこんな人にオススメ!

これまではほぼ同等クラスだった2機種ですが、今年は東芝の方が性能も価格も少し上という感じになりましたね。

パナソニックNE-MS4Bの新機能 お急ぎ温めは惹かれる部分はありますが、かといって東芝が遅いというわけでもないはずです。

ER-YD70の場合、手動で1000Wは選べませんが、自動温め中であれば最大3分は1000W出力できますからね。

個人的には東芝推しですが、デザインと買うタイミングでの価格次第で決めてもらえれば良いかと思います。

 

ワンランク上にするとどうなる?

「もう少し予算を足せばもっといいのになるの?」と思った方も多いのではないでしょうか?

「こっちの少し高いやつはどうなんですか?」って聞かれることが結構あります。

せっかくなので一つ上のグレードにするとなにが変わるのかも解説しておきます。

過熱水蒸気搭載
ER-YD80

庫内容量 26L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C(5分) 2段オーブン
天面ヒーター
不可
埋め込み
自動温め
センサー
赤外線
温度
スチーム
過熱水蒸気
○ 角皿式

今年はタンク式スチームが廃止され、代わりに天井のヒーターが埋め込み式になりました。

ノンフライブームの終わりを感じます。

タンク式スチームはついていても使わない人が多い印象。

フラット天井の方がお手入れがしやすいので、新型の方が歓迎されると予想しています。

先ほど紹介したER-YD70との違いはこのようになります。

  ER-YD70 ER-YD80
天井 ガラス管露出 埋め込み
液晶部分
バックライト
なし あり

 

その他の候補 
MRO-S7B・MRO-S8B・AX-UA30

日立 ヘルシーシェフ
MRO-S7B(2段調理不可)

庫内容量 27L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C 2段オーブン
天面ヒーター
不可
平面
自動温め
センサー
重量+蒸気・温度 スチーム
過熱水蒸気
○ (タンク式)

タンク式スチーム&加熱水蒸気搭載で一番低価格はおそらくこの機種になるでしょう。

今年はフルモデルチェンジで庫内が広くなっています。

旧型 MRO-S7A 庫内容量22L

新型 MRO-S7B 庫内容量27L

 

 

おすすめポイント

  • 過熱水蒸気搭載のお手頃モデル
  • オーブン埋め込みフラットヒーター
  • 外して洗える下皿

「大容量とか最新機能とかまでは必要ないけど、基本は一通り揃っている機種が欲しいなぁ」そんな時におすすめの機種となっています。
 

温め機能の特徴

新機能 2品同時温め

ご飯とおかずなど2品を同時に温めることができるようになりました。

 

重量&蒸気・温度センサー

ER-YD70が赤外線センサー搭載なのに対して、こちらは重量センサーメインとなっています。

慣れてくれば問題ないと思いますが、自動温めがメインの方は東芝が無難かと思います。
 
 

オーブン・グリルの特徴

天面埋め込みヒーターが採用されています。

お手入れ性はこちらが有利でしょうし、焼きムラも埋め込みヒーターの方が抑えられるでしょう。

その代わりにトーストの焼き上げは結構時間がかかってしまいます。

トースターを別で持っているという方は役割分担できて良さそうですね。
 
 

その他の調理の特徴

お手頃加熱水蒸気搭載機種

ヘルシーシェフという名の通り健康調理が魅力の機種となっています。

過熱水蒸気搭載で一番コンパクト・安価なオーブンレンジといえばこの機種ではないでしょうか。
 

▼他のメーカーと比べると・・
 
東芝ならER-YD100以上のモデルで過熱水蒸気搭載となっており、1段階程度上の価格帯になります。

パナソニックはビストログリル皿での健康調理を打ち出しているので、そもそもそんなに過熱水蒸気を押し出していないように思えます。

また、油を落とすのが得意なビストログリル皿が付属する機種はやはり少し高めの価格帯となります。
 

そんなわけで、なるべく予算を抑えて過熱水蒸気を取り入れるならMRO-S7Bが候補になるでしょう。
 

他社の中級モデルと比べると・・

スタンダードな機種で予算を抑えるなら・・

東芝 ER-YD70がバランス良いスペックでおすすめです。

デザインや価格次第でパナソニックNE-MS4B。

過熱水蒸気を使ってみたいなら日立MRO-S7Bが候補という格好ですね。
 

過熱水蒸気をもっと重視するなら、ヘルシオが視野に入ってきますね。

ヘルシオの過熱水蒸気のメリットについてもこの後紹介します。

豊富なオートメニュー

この価格帯としては豊富な91のオートメニューを搭載しています。

しっとり仕上げる必要のある茶碗蒸しや、乾燥すると口当たりが悪くなる焼きそばなどがメニューに含まれているのはタンク式スチーム・過熱水蒸気機能あってこそではないでしょうか。

 

日立MRO-S7Bはこんな時にオススメ!

「普段あまりオーブン調理はしないし、小さいのでいいけどノンフライはしてみたい。」

そんな方にはこの機種です。

一番手軽に過熱水蒸気式のノンフライを使ってもらえる機種ですね。
 

おすすめパターン

▶︎人気の機能が一通り揃ったお買い得品は?

▶︎普段は温めメインでコンパクトな機種が欲しい

▶︎過熱水蒸気は気になるけどあまり高い機種は手が出しづらい

お手ごろ価格でレンジ、オーブン、過熱水蒸気をバランスよく備えています。

前モデルよりも庫内が広くなったので、コンビニの大きめのお弁当なんかも出し入れしやすくなりました。

そんな場合はこの後の機種もチェックして見てください。

もう少し大きい機種でも平気でしたら
日立 MRO-S8B

庫内容量 31L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C 2段オーブン
天面ヒーター
不可
埋め込みフラット
自動温め
センサー
重量 温度・蒸気 スチーム
過熱水蒸気
○ (タンク式)

赤外線センサーではなく、重量+温度・蒸気センサー搭載となります。

こんな方におすすめ

  • 1段オーブンとしては大きめ庫内
  • 外して丸洗いできる平面プレート

1段オーブンでこれくらい庫内が広いモデルは貴重です。

2段にするほどじゃないけど、庫内は広いと嬉しいな

こんな時におすすめのモデルとなります。

 

▶︎MRO-S7B・MRO-S8Bの特徴

一般的なオーブンレンジでは、底面(あたためで食品を置く部分)は取り外すことができませんよね。

汚れた時は拭いてお手入れします。

それが、この機種では底面がプレート状になっており、外して水洗いすることが可能となっています。

この”外して洗えるプレート”は健康調理に並ぶ日立の大きな魅力と言えます。

 

大皿温めや2品温めを使い方はこちら、少量でいいならMRO-S7Xがおすすめです。

次も中級機種です。スチーム・過熱水蒸気を使うのがもっとも得意な機種がこのヘルシオシリーズです。

シャープ ヘルシオ
AX-UA30 (2段調理不可)

庫内容量 22L 庫内形状 フラット
オーブン
最高温度
250°C 2段オーブン
天面ヒーター
不可
埋め込みフラット
自動温め
センサー
温度 湿度 スチーム
過熱水蒸気
○ (タンク式)

お水を使ったおいしい健康調理ならやっぱりこのヘルシオですね。

おすすめポイント

  • ヘルシオエンジンが生み出す豊富なスチームと過熱水蒸気

 

ヘルシオとその他のオーブンレンジの違い

▶︎他のメーカーとの違い

ヘルシオ
→土台はウォーターオーブンで、レンジやオーブンは普通。過熱水蒸気がメイン。

その他
→オーブンレンジが土台で、過熱水蒸気は補助的な立ち位置。

お水を使った調理を取り入れたいのかどうかが、ヘルシオにするかそれ以外の機種にするかの分かれ目になりますね。

お水を使った調理の利点はこのあとで紹介しますね。

 

レンジ(温め)の特徴

コンパクトかつ手頃な価格で本格過熱水蒸気を使える替わりに赤外線センサーは搭載されていません。

庫内の湿度と温度を測り加熱を制御します。

あくまでメインは過熱水蒸気ということなんでしょう。
 

自動温めをメインに使う予定の方は他のメーカーが良いかもしれません。

 

オーブン・グリル(焼き)の特徴

お水を使わない普通のオーブン機能ももちろん搭載しています。

過熱水蒸気やスチームは非常に便利とは言っても、すべてのお料理にお水が適しているとも言い切れません。

必要に応じて使い分けることができるようになっています。
 

ただ、普通のオーブンとして使うのであれば、庫内容量や温度の面から見て他社の方が割安な感じはありますね。

やはりお水を使ってこそ良さが発揮される機種かと思います。

 

その他の調理の特徴

本格加熱水蒸気

先ほども書いたようにヘルシオの過熱水蒸気・スチームは量・スピードともに他社を大きくリードしています。

お水を使ってこそヘルシオの力が十分に発揮されると言えます。
 

過熱水蒸気とは・・

水蒸気をさらに加熱して100度以上の熱風にしたものです。
 

 

食品内部まで熱が届きやすく、余分な塩分や脂分を落としながら調理することが可能です。

 
加熱水蒸気は健康調理に向いていて、特にヘルシオの場合は栄養素保持と減塩・減油効果が大きくなっています。

これはヘルシオは他のメーカーに比べ、より多くの過熱水蒸気をスピーディーに作ることが可能だからです。
 

ヘルシオ過熱水蒸気のメリット
①おまかせグリル

火加減・時間おまかせで食材を焼き上げるコースが搭載されています。

おうちにある食材を組み合わせて調理できるのが嬉しいですね。

 

ヘルシオ過熱水蒸気のメリット
②美味しい

十分な過熱水蒸気で乾燥を抑え、素材本来の旨みや甘みを上手に引き出します。 

ヘルシオ過熱水蒸気のメリット
③減塩・減油が得意

過熱水蒸気を使うことにより、食品表面についた水分が余分な塩分を流します。

また、過熱水蒸気には温度の低いところに集まるという特性があり、食品の内部まで熱をしっかり届け、油や塩分を溶かし出すことができるんです。

ちなみに水分とは言っても非常に高温なので、仕上がりがべちゃつくことなく減塩可能です。
 

シャープAX-UA30はこんな人にオススメ!

ココがおすすめ

「健康調理やノンフライをしてみたい。」

「栄養には気を使っている」

そんな方は迷わずヘルシオです。

小さくても本格的な過熱水蒸気機能は健在です。


 

おすすめパターン

▶︎普段通りのレシピでカロリーカットしたい

▶︎ヘルシオの評判はいいみたいだけど大型機は価格がなぁ・・

▶︎スピードよりも健康や仕上がりなど質にこだわりたい

お手ごろ価格、コンパクトなヘルシオをお探しでしたらこの機種がおすすめです。

過熱水蒸気だけでなく普通のオーブン、レンジ機能ももちろん搭載しています。

▶︎ポイント

過熱水蒸気を使うなら断然ヘルシオ

 

まとめ

長くなったので選ぶ一番のポイントだけおさらいしましょう。

▶︎ER-YD3000(容量:大 2段焼可)

これを選んでおけば間違いなし。

お料理の幅も広く手入れも楽。

予算が許すならこの機種が一押しです。
 

▶︎NE-BS6B(容量:中 2段焼不可)

大型機種は必要ないけど性能はいいものが欲しいなら。

スピードメニューも大きな魅力です。
 

▶︎MRO-S7B(容量:中 2段焼不可

一番手頃な加熱水蒸気搭載機種。

ヘルシー料理を手軽に取り入れるならこちら。
 

▶︎MRO-S8B(容量:大 2段焼不可)

外せる下皿は他メーカーには無いメリット。

使用後のお手入れを忘れがちな方におすすめ。
 

▶︎AX-UA30(容量:小 2段焼不可)

一番手軽なヘルシオ。

他の機種とは少し方向性が違いますが、水を使ったコースは1級品です。

健康調理ならヘルシオにお任せ。

▶︎ER-YD70(容量:中 2段焼不可)

スタンダードな性能。迷ったらこれが基準。

▶︎NE-MS4B(容量:中 2段焼不可)

普通のレンジで十分という方ならこちら。
 

以上オーブンレンジの中級〜準高級モデルの解説でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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