朝の支度がスムーズに!ダイソンホットアンドクールの購入レビュー
暖かさは? 電気代は?
朝晩の冷え込みが辛い季節になりましたね。
朝起きるとまず暖房の前でクズクズしてしまう人いませんか?
はい、私です。寒いのは苦手なんです。
ということで我慢できずに暖房を購入しました。
機種はダイソンのホットアンドクールリンクHP02です。
本日は購入した感想も踏まえて、ダイソンHP02を紹介したいと思います。
前置き
※私の購入したHP02はすでに型落ちになっています。
このページでは現行品のHP03の情報も合わせて掲載しています。
暖かくなってきて送風を使うことも増えたので、扇風機として・空気清浄機として使った感想も追加しました。
レビューする項目と目次
関連記事
このページでは主にダイソンホット&クールの使い心地について紹介しています。
2021年モデル HP07・TP07の紹介はこちらです。
↓関連動画 ホット&クール室温・電気代・運転音計測
-
【HP04・TP04→HP07・TP07】ダイソンの空気清浄機2021年モデル HP07・TP07は何が変わった?
続きを見る
その他の暖房器具はこちらで紹介しています。
暖房器具のページ一覧
ダイソンHPシリーズはどんな商品?
▼例 現在販売中のHP03
ダイソンHP03には3つの機能が備わっています。
ダイソンHPシリーズでできること。
①扇風機
②温風機
③空気清浄機
冷房ではなくてただの扇風機(送風)です。
ホット&クールという名前なので紛らわしいですね・・。
扇風機・温風機のどちらで使用した時でも空気清浄は必ず行われます。
つまり
扇風機+空気清浄機
or
温風機+空気清浄機
こういった使い方になる商品です。
価格が高価なことから、
「普通の扇風機よりも涼しい」
「普通の温風機よりも温まりが良い」
みたいな期待をされている方もいるかもしれませんね。
ですが、残念ながら性能的にはそうとも言い切れないかもしれません。
そんな中でダイソンホット&クールを選ぶ決め手になるものは・・
①3役こなせてコンパクト
②従来品と大きく異なるデザイン
この2つではないでしょうか?
購入条件はなんだったのか?
購入を検討していた時に私が考えていた条件はこんなものでした。
①電源オンタイマーがある
朝起きた時に寒いのが嫌だったので、オンタイマーがあるのが必須条件でした。
つけっぱなしは電気代も上がりますし、暑くなるのでやっぱりタイマーがいいですね。
とはいえ、電気暖房でオンタイマー機能があるもでは少ないです。
普通はファンヒーターかエアコンですよね。
それが、ダイソンはアプリでスケジュール運転が可能だったんです。
②灯油は面倒、エアコンは取り付け不可
我が家には、すでに灯油を使うファンヒーターがあります。
これ以上灯油を使う量が増えたら、灯油を買いに行く回数が増えてしまいます。
絶対に嫌です。
寒い中思い灯油タンクを持って階段を上がるのは本当に嫌です。
うちは階段で3階まで上がらないといけないのですが、寒い中でタンクを持っていると腕がちぎれるんじゃないかと思います。
エアコンに関しては取り付けがちょっと無理なので諦めます。
こうなるともう電気暖房から選ぶしか方法がありません。
③なるべく置き場所をとらないもの
もともと6畳しかない部屋なのに布団、机、服などいろいろ置いてあります。
これ以上狭くなるのは嫌なので、少しでも場所をとらないものを考えました。
④リモコンも欲しい
ゴロゴロしながら操作したいのでリモコンもあるといいなーと思いました。
本当にだらしなくて恥ずかしいです。
で、こんなに欲張りなものがあるのか探したところダイソンHP02なら全て揃ったんです。
現在販売中のHP03で掲載します
ダイソン ホットアンドクールリンク
HP03
私が使っているHP02とほぼスペックは同じですが、空気清浄フィルターが変更になり、脱臭力がアップしているようです。
一番大事な暖かさは?
これまで、電気暖房といえば"補助的な役割"のものとお話ししてきました。
まず使用環境なんですが、
・築20年以上の鉄筋コンクリート物件
・部屋は6畳
・全国平均よりは寒い地域
で、結果なんですが思ったよりも暖かいです。
温風に当たっていれば暖かいのは当然ですが、部屋全体としてもそこそこ温まります。
ちなみに今日の環境は・・
・外気温マイナス1度
・暖房つける前の時点で室温20度
・そこからずっと最高温度設定で1時間ほど運転して、今は室温は24度
隣の部屋の暖房のおかげで最初からある程度温まっていたところからスタートしています。
今は、温風を体の方には向けずに使っていてます。
雪が降ったらこれだけでは物足りない日も出てきそうですが、温風に当たるようにすれば大丈夫そうです。
ということで、ファンヒーターには及ばないものの、暖かさとしてはコンクリート6畳程度なら実用の範囲内かと思います。
電気代は覚悟の上で
電気だけで使える便利さと引き換えに、電気だは結構高めになります。
実際の電気代は・・
使うときは常にフルパワーに設定しており、消費電力は1200wになります。
1時間で約32円
私の場合大体朝1時間と夜の2時間で1日計3時間程度です。
32円×3時間=約100円です。
1日100円なら一ヶ月で約3,000円ですね。
1日たった3時間使うだけで月に3,000円の電気代UPです。
設定温度を控えめで使えばもっと電気代はやすくなります。
とはいえ、一つの家電品の電気代としてはやはりかなり高い部類に入りますね。
よかったポイントは?
実際に使ってみて思っていたよりもよかった点をお話しします。
※以下はHP03のみ当てはまる機能で、HP00ではできませんのでご注意ください。
リンク機能のあるモデルのみ当てはまります。
link機能① 外出先から操作
こちらのピュアホットアンドクールリンクは無線LANを経由してスマホのアプリから電源や風量、温風か送風、目標温度・首振りなどの設定が可能です。
外出先からでも操作可能ですので、これから家に帰るって時に暖房を入れておくことができます。
これがとても便利です。
私は家に帰る時間が日によってバラバラなので、タイマーだと時刻設定が難しいんですね。
それがこちらのアプリがあれば、帰った頃には部屋がふんわり温まるようにいつでも電源オンにすることが可能なんです。
本当にありがたいですね。
リンク機能② スケジュール機能
毎朝の電源オンにはスケジュール機能を使っています。
これもダイソンリンクアプリがないとできません。
こんな風に
”何曜日は何時から何時までどうゆう内容で運転する”
といった予約を入れておくことができます。
運転内容もあらかじめ設定しておけるので、温風で風量強めとか、風量弱めで首振りありとか好きなように予約しておくことができます。
何時に電源オフにするかも決めておくことができますので、消し忘れの心配もなくて安心です。
もうこれが本当に快適で、なんで今まで毎朝凍えていたんだろうと思います。
もっと早く買えばよかったです。
寒くて布団から出れないってことは無くなりました。
まぁそれでもダルくて出たくない時はたくさんありますけどね・・・
リンク機能③ スマホがリモコンになる
こちらの商品にはリモコンが一個付属で、製品のてっぺんにマグネットでくっつけておくことができます。
これはこれで当然使うんですが、スマホアプリでも操作可能です。
つまりリモコンが2個あるのと一緒ですね。
立っている時や椅子に座っている時は本体のてっぺんにくっつけておいたリモコンが届きやすく、ゴロゴロしている時はスマホで操作しています。
リモコンを取るのすら面倒くさいという非常に恥ずかしい理由なんですが、これも大変助かります。
立ってる時に下の方にあるボタン押したりリモコン拾ったりするのが面倒です。すいません。
空気清浄もできる
リンクタイプでなくても空気清浄機能がついた機種はあるんですが、リンクアプリ対応機種の場合は空気のきれいさをアプリ上でお知らせしてくれます。
空気清浄機能は別になくてもいいと考えていたんですが、リンクありのモデルが欲しかったので空気清浄もついているモデルを選ぶ事になりました。
部屋には布団や服がありホコリっぽかったのでちょうどよかったです。
空気の汚れは目には見えませんが、しっかりと”きれい”とお知らせしてもらえるとなんとなく安心できます。
場所をとらない
ちょっとはみ出しますが、だいたいA4ノートに乗るサイズです。
これだけでも省スペースなのに扇風機までおかなくて良くなるんですから本当に助かります。
これで空気清浄機も兼ねてるんですから大したものです。
よくないポイントは?
当然すべてがすべて大満足というわけにはいきません。
ここはちょっと・・・というポイントもまとめてみます。
電気代は高め
先ほど計算したように電気代は結構高めです。
朝1時間と夜2時間で、1日3時間使うだけで、月の電気代が3.000円くらい増えるわけですからね。
まぁ、これはダイソンに限らず電気で動く暖房全般に当てはまるので、しょうがないかなぁと割り切って使っています。
空気清浄フィルターの寿命が短い
空気清浄のフィルター寿命はつけっぱなしの場合で約半年です。
これは結構短い部類に入ります。
目が細かくて高性能なのでしょうがないといえばしょうがないですが、ちょっと早いですよね。
値段がお高い・・
他のセラミックファンヒーターと比べると圧倒的に価格が高いですね。
空気清浄機と扇風機も兼ねているのである程度は仕方ないですけど・・
先ほどもお話したようにリンクアプリ対応で温風も搭載となると、空気清浄もつく一番高いモデルを購入する必要があります。
ちなみに、予算をもっと抑えたい場合は、アプリに対応していないモデルもあります。
※アプリ対応なし
HP00
空気清浄機として考える
ここまで主に暖房機能をメインに話してきましたが、こちらの機種には空気清浄機能も搭載されています。
その実力は・・?
適応床面積:8畳
これはどのメーカーでも同じ基準なのですが、30分かけて空気を綺麗にできる広さのことです。
空気が綺麗になるまでに30分では遅く、10分程度が理想とされています。
ですので、他のメーカーのリビング用空気清浄機は30畳程度の適応床面積を持ちます。
これでようやく12畳程度までが快適なレベルです。
つまりこの基準に当てはめると、HP03の空気清浄能力はせいぜい4畳半程度の広さで使うのに適しているパワーと言えます。
その代わりに空気はものすごく綺麗になります。
PM0.1レベルの微粒子を99.95パーセント除去する性能です。
一般的な家電メーカーと基準が違うので単純には比べられませんが、よく聞くPM2.5よりもはるかに小さなチリまでしっかりキャッチすることは確かなようです。
HP03のメリット
⭕️扇風機・温風・空気清浄がオールインワン
⭕️排出される空気は非常にキレイ
⭕️リンクタイプであればスマホで空気の汚れをモニターできる
HP03のデメリット
❌空気清浄だけ見ると単体機ほどの清浄能力はない
❌送風だけはできず必ず空気清浄もする(フィルター交換が必要)
場所を取らずに送風・温風・空気清浄が一体になっていることが最大のメリットかと感じます。
私は寝室で使っていますが、空気清浄機の単体の導入はスペース的にも金額的にも厳しいですからね。
使用感
部屋の隅にホコリが積もるのが遅くなった気がします。
あとはニオイも減ったでしょうか。
スマホで空気のキレイさをモニタリングですると、しっかり清浄されているんだと実感できます。
服と布団がある部屋なのでつけっぱなしにして使っています。ありがたいです。
扇風機として考える
夏になれば当然扇風機として使うことも出てきますね。今度は扇風機として使った感想を書いていきます。
普通の扇風機よりも優れていること
⭕️風量調節が細かい(10段階)
⭕️リモコン・スマホで操作できる
⭕️空気もキレイになる
⭕️置き場所を取らない(首振りも)
普通の扇風機の方が良い点
⭕️高さが調節できる
⭕️強い運転の時はこちらが静か
風量の調節やワイド・フォーカスの切り替えなどシーンによって快適に使うことができるのが利点となります。
暖房で使ったままそこに置いてて夏にも使えるのが最大のメリットですね。
暖房をしまって扇風機を出すのが面倒な私にはありがたいです。手間もそうですが、スペースもそうですね。
風の吹き出し口は普通の扇風機よりも低い位置なので、ベッドの上や立っている時に使うのにはなにか台に載せる必要がありますね。
弱運転ならさほど気になりませんが、強風運転時は風切り音が結構します。
普通の扇風機でも運転を強くすれば音は大きくなりますが、どちらかというとダイソンの方が音が大きい感じがします。
使用感
実は押入れに普通の扇風機も1台あるのですが、ダイソンで行こうかと考えています。
音がきになる時もありますが、個人的には許容範囲内かと感じています。
何よりも小さくて、勝手に空気がキレイになることが気に入っています。
HP07はさらに進化
HP03→07の違い
①空気清浄機能アップ
適応床面積8畳→9畳
集塵・脱臭一体→独立フィルター
空気清浄用のフィルターが分厚くしっかりしたものに変更になっています。
参考画像
②モニター搭載
お部屋の空気状況を本体のモニターに表示してくれます。空気清浄機の効果は目で見て実感しにくいものですよね。こうやってしっかりと数値やグラフで表示してくれると安心できます。
③電源ボタンが押しやすい高さに
HP03までは電源ボタンが本体の一番下の方に配置されていたため、かなり屈まないとボタンに届かなかったんですね。
HP07は真ん中あたりに配置されているので、少し手を伸ばすだけでも届きやすくなっています。
こちらも参考画像を貼っておきます。
基本的に操作はリモコンで行うことになるんですが、本体ボタンで電源を切るときなんかに少し違う感じです。
④ディフューズモード搭載
HP03までは本体前方にしか風を送ることができませんでした。ですから、空気清浄運転をすると、自然と扇風機としても働いてしまっていたんですね。
HP07では背面からも風を遅れるようになったので、風を体に当てることなく空気清浄ができるようになりました。
⑤350度首振り
お部屋の隅々まで風が届くように、ぐるっと一周に近い範囲で首振りをすることも可能です。
首振りのオン・オフや、範囲調節、さらに任意の方向に向けるなどをアプリで操作することができるようになっています。
ということで、
空気清浄機としてのより良い性能・使い勝手を求めるなら最新のHP07がおすすめです。
関連記事
-
【ダイソン暖房の違い】ホット&クールのモデルごとの違いを解説! ヒーターはどのモデルに搭載?
続きを見る
その他のダイソン空調の違いはこちらで紹介しています。
最後にまとめ
こんな場合はダイソンホット&クールがオススメ!
⭕️朝寒いのが辛くて冬が憎い
⭕️夜帰る時にも部屋を暖めておきたい
⭕️電気代より快適さを優先
⭕️エアコン、灯油は避けたい(使えない)
私と同じような方がいたら大変オススメです。
本当にもっと早く買えばよかったと思います。
扇風機・温風・空気清浄機として総合的に考えると・・
単品の商品には勝てない部分ももちろんあります。
ですが、どれも欲しいけど全部は置けない・わざわざ買わないという場合にはとてもおすすめです。
省スペースで設置可能ですから、近くに置くことで
扇風機
空気清浄機
としても、十分に実用の範囲になるのではないかと思います。
最後に
「いいのはわかったけどやっぱり高いよ・・」
そんな方には他に候補にしていた機種も紹介します。
ダイニチ ER-1200F
シンプルなセラミックヒーターではこれが一押しです。
他の温風系よりも少しですがパワフルな感じがします。
シャープ HX-R120
電源オンタイマーは6時間後と8時間後のみ選択可能
リモコン無し
外出先からの操作不可
機能は減りますがその分価格も下がります。
温風に直接当たって自分自身が温まる場合にはダイソンの方が風が届く範囲が広い分有利でが、部屋の暖かさとしてはHP02同じ程度が見込めます。
ダイソンとの差はリモコン&スマホ対応があるかないかですね。
なくても当然実用の範囲ではあるんですが、リンクアプリは一度使うとやめられなくなる便利さがあります。
省スペースで設置できることも私にとっては大きな魅力の差となりました。
まぁ、その辺が価格の差ということでしょうか。
その他の電気温風ヒーターはこちらのページで紹介しています。
みなさんの使い方やご予算に合わせてお選び頂ければいいと思います。
以上ダイソンピュアホットアンドクールリンクHP02の購入レビューとご紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。