掃除機

【格安コードレス掃除機】アイリスオーヤマ SCD-181P 購入 テスト&レビュー

では早速、本日のテーマはこちら。

アイリスオーヤマの格安コードレスクリーナーを使ってみた

この内容でお伝えしたいと思います。

↓購入した掃除機はこちら

 

購入の経緯

価格コムを見ていて、ずっと気になっていた掃除機があります。

それが、アイリスオーヤマのSCD-181P。

お値段なんと、最安で1万800円。

いや、安すぎます。

ここまで安いと・・

「これくらいの値段で買えたらいいよね」

っていうのを通り越して、

「こんなに安いので大丈夫なの?」

っていう気もしてきます。

そしてメーカーはアイリスオーヤマ。

売り場で聞かれると、返答に困って一瞬フリーズする質問ランキング第1位

「アイリスオーヤマってどうなんですか?」

で、お馴染みのアイリスオーヤマです。

この掃除機、店に展示があれば試すこともできるのですが、残念ながら私の勤め先には、このモデルの取り扱いがありません。

価格コムを見る限り、私の勤務先に限らず、他の家電量販店にも掲載がありません。

ホームセンター経路向けの商品なんですかね。

そんなわけで、気になりつつも試すことができず、ずっとモヤモヤしていました。

それがですね。この前のブラックフライデーの時に、この値段からさらに値下がりしていたんです。

なんと8,980円でした。

で、買ってみました。

まさか、我が家にアイリスオーヤマの商品を迎え入れる日が来るとは・・

という気持ちもありつつ、これで好きなだけ試すことができます。

というわけで・・

▶︎いろいろなシーンでテスト

▶︎スペック紹介

などしていきたいと思います。

じゃあ早速やっていきましょう。

 

吸引力テスト

今回用意したテスト用のゴミはこちらです。

細かなチリ・埃に見立てて片栗粉。

玄関周りや、ベランダ側の窓周辺にありがちなサラサラの砂。

お煎餅の破片に見立てた大きめの砂
これがごまつぶぐより大きいくらいですかね。

小さなお子さんの靴やポケットから出てくると噂の小さな砂利
これがお米粒よりやや大きいくらいのサイズです。

これを床にばーっと撒いて、テストします。

今回は、これくらいは吸ってくれなきゃ困るというものから、家の中では時々しか見かけない重めのゴミまで用意してあります。

ですから、綺麗さっぱり全部吸えるということはないと思います。

1万円そこそこの掃除機は、どこまでなら大丈夫で、どこからはダメなのかをチェックしようという狙いです。

 

フローリング

まず最初は一番難易度低めのフローリングからです。

手前から順に軽い片栗粉・砂小・砂大・砂利と並べてあります。

まずは標準モードから。

全く吸えていないわけじゃないですけど、かなり残りましたね。

残りはターボ運転で再度挑戦してみます。

さっきよりは吸えましたが、掃除機かけたあとだよって言われてこの状況だったら呆れるくらいにはゴミが残っています。

あまりの吸わなさに、「これが一万円の実力か・・」とも思いつつ

▶︎フィルターも新品で綺麗な状態

▶︎それでターボ運転

という条件なら、もう少し吸うんじゃないかという気もします。

それで、このあと色々テストしてわかったんですが、この掃除機は押した時は吸引力が驚くほど弱く、引く時にしっかり吸うようです。 

一般的に、掃除機は押した時より、引いた時の方が吸うものではありますが、ここまで差が極端なのは珍しいと思います。

 

毛足短めのマット

では次は毛足短めのマットです。

こちらも同じようにゴミを並べます。

一番手前の片栗粉は、カーペットの目に入り込むように、手で押し込んであります。

まずは標準モードから。

今度は思ったよりも吸い込みました。

ただ、先ほどもそうだったんですけど、固形のゴミはブラシで弾いてしまい、前方に飛び散る量が多いのが気になります。

 

次はターボモード

カメラで見ると片栗粉のあとが残っているように見えますが、肉眼で見る分には割と取れていて、うっすら白く残っている程度ですね。

 

モコモコのカーペット

次は、もう少しモコモコのカーペットです。

先ほどよりもハードな状況なので、最初からターボ運転を使います。

片栗粉に苦戦しましたがそれなりに綺麗になりました。

ただ、カーペットの目に沿ってうっすら片栗粉が残ってはいます。

ドアレールの溝

次は、ドアレールの溝に落ちているゴミを吸えるのかテストです。

↓before
↓前進で1回
 

やっぱり、押した時は吸い込みが悪いですね。

↓後退で1回

引いた時はそこそこ吸う感じですが、若干残っていますね。

あと、ここでも大きめのゴミは弾いてしまい、返って周りが散らかってしまいました。

どうやら、フローリングのように硬いものの上では・・

▶︎押した時に吸い込みが悪い

▶︎ゴミを弾きやすい

という欠点が出やすいようです。

 

壁際

次は壁際のテストです。

↓before

 

↓標準で1回

↓ターボで1回

 

向きを変えて・・

 

最後の一粒分くらいは残っちゃいましたが、ターボならまぁいけるっていう感じですかね。

 

次は畳です。

砂を撒くと周りに飛び散って面倒になるので、ここは片栗粉だけ試します。

↓before

↓前進1回

↓往復

往復すれば問題ない感じですね。

もう1度フローリング

やはり、この掃除機は引く時に吸うようなので、それを踏まえてもう一度フローリングで試してみたいと思います。

↓before

↓前進1回

やはり、前に押した時はイマイチです。

↓後退1回

ゆっくり引っ張れば問題なく吸えるようです。

掃除の様子は以上です。

使い心地

使って気づいた点なんですけど・・

一つは、押した時の吸引力がかなり弱いことです。

前に進みながら使うと「あれ、そこはさっきそこ通ったよ・・。なんでゴミが残っているの」ってなるので、押す時にやたらと吸引力が弱いというのは明確に弱点だと感じます。

それと、ブラシの回転が強く、粒状のゴミは弾き飛ばすことも多いです。

コードレス掃除機は使える電気が限られていますから、吸い込む力がそれほど高くないのは仕方ありません。

ですから、ブラシの力を使ってゴミを床やカーペットから剥がし、吸い込みやすい状態にするっていうのは、どのメーカーでもやっていることです。

もしかしたら、このアイリスは吸引力の弱さを補うため、ブラシの回転力を強めに設定してあるのかもしれません。

あと、吸えたと思っていたゴミが、ダストケースに上がりからずにヘッドやパイプに残っていて、電源を切った後にパラパラ落ちてくることもあります。

まぁ、これは大きめのゴミだけなので、普段使いには影響は少ないかもしれません。

ゴミ捨てと手入れ

次はゴミ捨てと手入れの様子です。

ゴミを捨てる時は、ダストケース底面のボタンを押しながら、手前に引けばケースが外れます。

で、こっちのビンに溜まったゴミはそのままゴミ袋に捨てればOKです。

問題はこっちの円形のフィルターですね。

コードレス掃除機の多くはこの蛇腹のフィルターで細かなチリ・埃をキャッチしています。

そして、フィルターについた汚れををそのままにして置くと、風の通りが悪くなって吸引力低下の原因となってしまいます。

ですから、できるだけこまめにフィルターの目詰まりを解消してやる必要があるんですけど、私はこの作業がとても嫌いです。

クリーナー担当だった時は帰る前に手入れしてたんですけど、あたりに埃がまって、手は真っ黒、時にはシャツやズボンにも埃がついてほんとうんざりでした。

これが理由で私はフィルター式のメーカーは買わないことにしています。

メモ

このフィルター併用サイクロン方式は、日立・シャープは全モデル、

パナソニック・東芝の下位グレードと、多くのコードレスで採用されています。

ですから、とりわけアイリスがお手入れ性が悪いということではありません。

スペック

では、一通りテストも終わったので、簡単にスペック紹介をしていきます。

 

重量は1.5kg

今の環境のコードレスだと普通くらいですかね。

パワー重視か軽さ重視かで言えば、軽さ重視のグループに入ると思います。

ヘッドは自走式で、かなりスイスイ進み、かけ心地は軽いと感じます。

ただ、見えてるゴミがなかなか吸えないというケースもあり、床にグッと押し付けるように持ってしまい、あまり軽快さは活かせませんでした。

まぁ、これは私の掛け方の問題という気もします。

運転時間

標準モードで20分

ターボモードで10分

となっています。

ターボモード10分というのは、コードレス掃除機ならそんなもんでしょというところです。

標準で20分は結構短めですね。

今だと30〜40分くらい動くモデルが多いですからね。

こまめにお掃除する方ならいいのかもしれませんが、私みたいに「休みの日にまとめて掃除機がけ」みたいな場合は充電切れの心配があります。

ちなみにフル充電までにかかる時間は4時間、バッテリーの繰り返し充電回数は1000回と、ここはまぁ普通レベルっていう感じです。

バッテリー電圧は10.8Vとなっています。

バッテリーの電圧だけで吸威力が決まるわけではありませんが、最近では20V付近が多いので、価格なりかなぁという印象です。

付属品は充電用アダプターと隙間ノズル、あとはフィルター掃除用の小さなブラシのみとなっています。

立てかけ用のスタンドみたいなものは付属しませんので、倒れないところに立てかけるか、横にして収納する格好となります。

これは価格を考えれば仕方ないでしょう。

SCD-R1P

補足ですが、このSCD-181Pにそっくりなモデルが家電量販店にもあります。

家電量販店モデル
SCD-R1P

こちらは充電スタンドとモップが付属します。

本体重量・運転時間・バッテリーの性能などは同じなので、本体は共通で、付属品の違いだけなんじゃないかと思います。

こっちは大体2万ちょっとという感じですね

こうやってみると、スタンドとモップがなくなるだけで1万円も安くなるわけですから、そういう目で見ればSCD-181Pは割安と言えるのかもしれません。

ということでアイリスオーヤマのコードレス掃除機を使ってきました。

最後に

掃除機に関しては・・

全面フローリングということもあれば、カーペット多めというお家もあります

また、こまめに掃除機をかける方もいれば数日に1度という方もいますし、

小さなお子さんがいるご家庭もあればそうでないご家庭もあります

というようにシチュエーションによって、求める性能は大きく変わるんじゃないかと思います。

そんなわけで、ご自身の条件に照らし合わせて、行けそうか・ダメそうかご判断いただけたらと思います。

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