ソニーやパナソニックに続き、シャープのテレビも2021年モデルが登場しました。
主要モデルとしては・・
有機EL
2020年 CQ1 → DS1とDQ1へ
液晶
2020年 CN1 → DN1とDN2へ
このように細分化され、ラインナップが増えています。
このページでは
シャープのテレビの
▶︎2020年モデルと2021年モデルの違い
この辺りを中心に説明していきたいと思います。
2020年→2021年
モデルチェンジで変わった点
まずは新型と旧型を比べて、何が変わったのか見ていきましょう。
有機EL
2020年の有機ELは、CQ1シリーズだけのワングレードとなっていました。
2021年モデルでは、DS1シリーズ・DQ1シリーズへと細分化されています。
CQ1→DS1で比較
2020年モデル
4T-C55CQ1
種類 | 有機EL |
おすすめ度 | 9/10 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 65W |
ハンズフリー音声操作 | ー |
首振りスタンド | ○ |
HDMI 4K120P入力 | ー |
2021年 有機EL
4T-C55DS1(最上位)
種類 | 有機EL |
おすすめ度 | 9.5/10 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 65W |
ハンズフリー音声操作 | ○ |
首振りスタンド | ○ |
HDMI 4K120P入力 | ○ |
要点
"CQ1にS-Brightパネル(放熱構造)と、ハンズフリー音声操作を追加したのがDS1"っていう感じです。
CQ1の時よりも画質が良くなったと感じます。
S-Brightパネル採用
前年のCQ1では普通の有機ELパネルが使われていましたが、新型のDS1ではS-Brightパネルが新たに採用されています。
最近有機ELテレビで流行っている、放熱するための構造が加わった格好ですね。
有機ELパネルは、熱がこもってしまうと、焼き付きのリスクが高まる・映像処理の効率が落ちるといった心配があるんですね。
ですから、今までは明るさを若干抑える傾向があったんです。
今回は放熱構造が強化されたことにより、今までよりも明るさをしっかりと表現できるようになっています。
メダリストS2エンジン
新型有機ELでは、映像エンジンも刷新されています。
CQ1はちょっとベタっとした色合いだったのですが、今回はS-Brightパネルが採用されたこともあり以前よりも明るくスッキリした映像になっています。
ハンズフリー音声操作
シャープの有機ELテレビはグーグルアシスタントに対応しています。
(※利用にはネットワークへの接続が必要になります。)
CQ1ではリモコンの音声ボタンを押してから発話する必要がありました。
それがDS1では、「OK Google」とテレビに向かって呼びかけるだけで操作可能となっています。
「OK Google テレビを消して」みたいなことができるようになったんですね。
その他
他には、リモコンの形が変更・コントラスト調整などが行われています。
加えて、HDMIの4K120P入力に対応となっています。
スピーカー出力はCQ1から変わっていないですね。
CQ1→DQ1で比較
2021年 有機EL
4T-C55DQ1(2番手)
種類 | 有機EL |
おすすめ度 | 9/10 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 50W |
ハンズフリー音声操作 | ー |
首振りスタンド | ○ |
HDMI 4K120P入力 | ○ |
要点
CQ1の映像エンジンを新しくして、スピーカー出力を少し下げたのがDQ1です。
CQ1よりも僅かにスペックダウンした感じですね。
メダリストS2
DQ1シリーズにも、DS1同様に新エンジンが採用されています。
こちらはS-Brightパネルではないので、明るさはDS1よりも若干落ちるものの、CQ1よりはややクセのない画質かと思います。
前よりも色がくっきり出る感じって言えばいいですかね。
その他
リモコンの形が変更・HDMIの4K120P入力に対応となっています。
型番的にはこれがCQ1の後継っぽく見えるんですが、スピーカー出力のダウンを考えると純粋な後継とは言えないかもしれません。
有機ELならどっち?
DS1
放熱構造のパネルが使われている分、今の有機ELの波にしっかり乗っているのはこちらですね。
画質も明るくクリアになって、以前よりもキレイになったなぁと実感できます。
予算が許すなら新型のDS1をおすすめします。
DQ1
CQ1よりもスピーカー出力がやや落ちたこともあり、価格重視の路線で行くのかなぁと予想しています。
とは言え、有機EL自体、画質のために選ぶものですから、立ち位置としてはちょっと微妙かもしれません。
今後の価格の状況次第では、値段優先の時に候補になるかもしれないですね。
CQ1が残っている間はCQ1でいいのかなぁって思います。
余談ですが・・
CQ1の時にはアクオスっていう名前は使っていなかったんですね。
シャープとしては、アクオスはあくまで液晶テレビのブランドっていう位置付けだったわけです。
ところが今年は有機ELにも、アクオスの呼び名が使われています。
それだけ有機ELの存在感が高まってきているわけですね。
液晶テレビの変更点
次は液晶テレビについてです。
メインモデル
CN1→DN1・DN2
液晶のメインモデルであるCN1は、DN1・DN2へと細分化されています。
55インチ以上はハンズフリー音声操作に対応で、シリーズ名がDN1となっています。
43・50インチはハンズフリー音声操作なしで、シリーズ名がDN2となっています。
画質や音質など、その他の特徴は同じです。
CN1→DN1・2で比較
2020年 液晶
4T-C55CN1(メインモデル)
種類 | VA液晶 |
おすすめ度 | 8/10 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 35W |
ハンズフリー音声操作 | ー |
首振りスタンド | ○(70Vを除く) |
HDMI 4K120P入力 | ー |
2021年 液晶
4T-C55DN1
種類 | VA液晶 |
おすすめ度 | 8/10 |
倍速 | ○ |
スピーカー出力 | 35W |
ハンズフリー音声操作 | ○(DN2を除く) |
首振りスタンド | ○ |
HDMI 4K120P入力 | ○ |
要点
55インチ以上のCN1の映像エンジンを新しくして、ハンズフリー音声操作を追加したものがDN1です。
43・50インチのCN1の映像エンジンを新しくしたものがDN2です。
映像エンジンの変更だけということで、画質面では新旧で大きな違いはないかなぁっていう印象です。
「少し色がはっきりしたかもなぁ」っていうくらいの僅かな差ですね。
あとは、DN1・2も新形状のリモコンに変更になっています。
マイナーチェンジっていう感じですから、CN1が残っている間はCN1でいいかなってなるケースが多そうです。
お手頃モデル
CL1→DL1
サイズラインナップが減少し、40・55インチがなくなっています。
CL1→DL1で比較
2020年 液晶
4T-C55CL1(お手頃)
種類 | VA液晶 |
おすすめ度 | 5/10 |
倍速 | ー |
スピーカー出力 | 20W |
ハンズフリー音声操作 | ー |
首振りスタンド | ○ |
HDMI 4K120P入力 | ー |
2021年 液晶
4T-C55DL1(お手頃)
種類 | VA液晶 |
おすすめ度 | 5/10 |
倍速 | ー |
スピーカー出力 | 20W |
ハンズフリー音声操作 | ー |
首振りスタンド | ○ |
HDMI 4K120P入力 | ー |
要点
ここは映像エンジンとリモコンが変わったくらいの変更ですね。
DL1になっても、CL1と同様に倍速なし・視野角は狭い・色は若干くすみがちという感じがあります。
以前と変わらず、メイン使用にはおすすめしにくい気持ちになる性能っていう印象ですね。
DJ1(NEW)
2021年 液晶
4T-C42DJ1(シンプルネット動画対応)
種類 | VA液晶 |
おすすめ度 | 4/10 |
倍速 | ー |
スピーカー出力 | 20W |
ハンズフリー音声操作 | ー |
首振りスタンド | ー |
HDMI 4K120P入力 | ー |
今年は新たにDJ1シリーズが追加されています。
サイズは42インチのみで、DL1からさらに画質を落としたモデルとなっています。
"4Kチューナー内臓&ネット動画対応"というくくりで、できるだけ予算を抑えたい時に候補になるかもしれません。
とは言え、すでにCL1・DL1がお手頃シリーズとしてあるので、影は薄くなりそうかなって予想しています。
液晶のポイント
どのシリーズもマイナーチェンジっていう感じですね。
新旧で大きな違いはないので、旧型が残っている間は旧型でもいいのかなぁって思います。
HDMI 4K120P
HDMIの4K120P入力対応はDN1・DN2のみ対応となっています。
そんなわけで、プレイステーション5で遊ぶ予定があるならDN1・DN2が良いかと思います。
とは言え、シャープはALLM・VRR非対応です。
PS5で遊ぶならソニーやパナソニックがおすすめです。
そう考えると、やっぱりCN1でもいいかなぁってなっちゃいますね。
まとめ
最後に簡単におさらいしておきましょう。
▶︎有機ELのDS1は画質が良くなりました
▶︎その他のモデルはマイナーチェンジ
▶︎液晶テレビは基本的に、在庫が残っている間は旧型狙いでOK
こんな感じですね。
簡単にですが、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。