テレビ関連

【最上位ブラビア】2022年 ソニー有機EL A95Kのスペック解説 A90Jとの違いなど

では早速本日のテーマはこちらです。

ソニーブラビアA95Kの解説と初見の感想

このテーマでお話ししていきたいと思います。

ついにソニーの最上位、有機ELテレビA95Kが発売になりました。

55インチ
XRJ-55A95K

私の勤務先にも展示され、じっくり眺めてきましたのでその感想をお伝えしたいと思います。

他のYouTubeの動画やネット記事などを見るとかなり褒めちぎられているようですが、ここでは誰にも気を遣わずに 素直な感想をお話ししたいと思います。

▼動画版はコチラ

主なスペック

65インチ
XRJ-65A95K

種類 有機EL(量子ドット)
倍速
スピーカー出力
向き
60W
画面から音が出る
サイズ 65 55

昨年モデルとの違い

ではまず最初に、去年の最上位グレードであるA90Jとの違いを見ていきたいと思います。

参考 昨年モデル
A90J 生産終了

※↑生産終了から時間が経っているため、家電量販店では完売しています。

では違いを見てみましょう。

 

初の量子ドット有機EL

一番大きな変化は画質面で・・

▶︎初の量子ドット有機ELパネルが採用

またそれに伴って

▶︎トリルミナスプロが取りルミナスマックス

に変更となっています。

量子ドットって聞くとなんかハイテクな雰囲気があって、「なんか凄そう」なんて思っちゃいますよね。

これが何かと言うと・・

▶︎簡単に言えば色を濃くする仕組み

って言う感じです。

メーカーの説明では「純度の高い色」とか、「色が際立つ」と言った言葉で説明されています。

これをわかりやすく聞き慣れた言葉で言えば、「色が濃い」って言う感じですね。

量子ドットは最近流行ってはいますが、個人的には量子ドットだからと言ってスゴいみたいな感じに思う事はありません。

色が濃くて、くっきりするんだなぁって思う位で、量子ドット自体に良いとか悪いはあんまり感じないです。

まぁ、ソニーの有機ELはこれまでどっちかって言うとあっさりよりの画質だったので、色を濃くするって言うのは妥当な判断なのかも知れません。

詳しい感想は後半でお話しするんですが、手短に言えば「他とは違う」という印象が強いです。

 

音質について

スピーカー出力は60Wと、この価格帯にしては控えめ。

ただ、画面から前向きに音がでるので、プラス評価(右の星マーク)してもいいように思います。

次は音質面の話です。

音質面のスペックは前モデルのA90Jから据え置きで、60wのアコースティックサーフェスオーディオとなっています。

ソニーの有機ELの象徴である 画面から音が出るあれです 。

前のモデルよりもまとまりの良い音に調整されているような気もしますが、スペック表上では変化がないので、気のせいかも知れません。

ソニーの特定のサウンドバーと連携できる"アコースティックセンターシンク"に対応しています。

連携可能シアターバー
例 HT-A7000

↑一般的にテレビにシアターバーをHDMI接続した場合、テレビからは音が出なくなりますが、アコースティックセンターシンク対応モデル同士なら、テレビとシアターバーが役割分担しつつ両方から音が出るようになります。

また、AVアンプと接続できる端子も継続で採用となっています。(センタースピーカーモード)

 

そのほか

その他の特徴としては・・

▶︎Google TVによる豊富なアプリへの対応

YouTube・Netflix・Amazonプライムビデオ・HULUなど色々な動画配信サービスに対応しています。

(要ネット環境・月額利用料が発生するサービスもあります。)

▶︎スマホ連携

Androidスマホ・iPhone共に画面出力に対応しています。

▶︎ps5への対応

4K120P対応。

▶︎ブラビアコア

主にソニー・ピクチャーズの旧作映画を2年間無料で視聴できるサービスです。(要ネット環境&会員登録)

この辺のエンタメ系の機能も昨年から継続となっています。

 

画質など初見の感想

では初見の感想をお伝えしたいと思います。

一番最初に思ったのは、

「おっ綺麗じゃん! でもなんかしっくりこない・・」

みたいな感じです・

ちなみに他のテレビコーナーのスタッフも一緒に見ていたんですが・・

「濃いね」

「おお?これが新型」

みたいな、ちょっと戸惑い混じったような反応でした。

その後しばらく眺めながら他のテレビと比べてみたりしていたのですが、やっぱりトップクラスに色が濃いように感じます。

それがいいように働く時もあれば、なんだか違和感を感じることもあるって言う感じです。

色が濃くてメリハリがあるので・・

▶︎よく言えばくっきりクリアな映像

▶︎悪く言えば作り物っぽいCGとか絵画みたいな映像

って言う感じです。

陸上の大会が放送されていたのでこれを例に具体的にどうだったかをお伝えしてみます・

・トラックとかユニフォームの色は、やっぱり結構濃い。

・赤や黄色系の依頼はちょっと蛍光っぽい派手な発色。

・また、人の顔が僅かに赤みがかって見えるくらい色が強調されているように見える。

・芝や木の葉っぱなど緑は綺麗。

全体に、

自然なリアルさみたいな方向と言うよりは、インパクトある映像

って言う感じですね。

アニメも見てみたんですけど、アニメはしっくりきてよかったですね

元々の絵画っぽい色合いがマッチしているように感じました。

 

A90Jと比べて

前モデルのA90J比べたときには、新型の方がよく見えることもあれば、前の方がよく見えることもあるって言う感じです。

見慣れている・いないの差もあるとおもいますが。

A95Kは得意と苦手が分かれていて、調子に波があるって言う感じですね。

それが映像にマッチすることも有れば、違和感がある時もあるなぁって思います

多分何ですけど、画面がそんなに明るいわけではないのに・・

色によって蛍光っぽい発色なこと

画面に映り込んだ光が紫が勝手反射することで、画面全体が真っ黒に見えずらいこと

が違和感の原因じゃないかという気がしています。

ちなみにパネル表面はハーフグレアっぽい質感です

A80Jほどマットな質感ではないんですけど、A90Jほどツルツルピカピカでもない感じですね。

しばらく見て

発売後も色々観察して、わかったことがあります。

輝度アプリで測定するとしっかり明るさはでているようなんですが、色合いのせいか、暗く見えることもよくある。

また、赤系の色が、有機ELというよりもソニーの従来の液晶の色合いに近いように感じます。

これが当初の感想にあった"違和感"の、その他の原因なんじゃないかと思います。

 

デザインについて

では次はデザインについてお話ししたいと思います。

このA95Kからはスタンドっぽいものではなく、板状に台座上にテレビを立てるような設置方法になっています。

台座は前方向にも後ろ方向にも取り付けできるになっているんですが後ろ方向につけるとスタンド部分がほぼ見えなくなりテレビ台からパネルが1枚入り生えているよな近未来的なデザインになります。

ただ残念なことに去年のA90Jの時よりも下側の縁が太くなっています。

前は1センチ無いくらいの枠だったんですが、A95Kでは2.5センチ位になっています。

スタンド取り付けの兼ね合い香香との兼ね合いだと思うんですが、正面から見たときにちょっともっさりして感じます。

前回の細くて目立たない足のほうがよかったんじゃないかなぁって言う気がしてしまいます。

 

その他の特徴

最後はその他の便利機能についてです・

Google TVによる豊富なアプリへの対応や、スマホとの連携・PS5対応など、便利さ楽しさの部分はA90J据え置きになっています。

あとは、新しくブラビアカムというカメラが付属となりました。

視聴環境をカメラで測定し、自動で最適な画質・音質に調整してくれるきのうです。

まとめ

では最後に簡単にまとめをしていきたいと思います。

画質

量子ドット採用で色が濃くなりました。

色が濃ければそれできれいに見えるかというとそうとは限らないので、判断は難しいところじゃないかと思います。

画質についてはもともと好みによって評価が分かれやすい部分ですが、A95Kはよりその傾向が強い気がします。

一応昨年のXRプロセッサーや、レグザ・シャープの量子ドット採用により、テレビ全体は色が濃いめにシフトしている雰囲気はあります。 ですから、半年くらい先になってこの画質を見られたら、他のテレビでは物足りないってなる可能性もあります。

また2022年 液晶最上位のX95Kでは、ミニLEDのみの採用で、量子ドットの採用は見送られています。

もしかしたら有機ELGはくっきり系、液晶はぱっと明るい系と役割分担を進めていくのかもしれません。

ということで、現在の段階で映像の評価は保留にしておきたいと思います。

音質は据え置き

便利さ楽しさも据え置き

デザインは個人的にはダウン

と言うことで、正直期待したほどじゃなかったっていうのが今のところの感想です。

いいのはわかるけど、自分が期待していた方向とちがう方向に進んだなぁっていう、すごく個人的な評価です。

昨年のA90Jからパワーアップしたと言うよりは、画質面で路線変更したんだなって言う印象ですね。

あと、パネルの供給元は非公開ではあるんですけど、今回はなにやらサムスンのパネルを採用しているらしいです

こういう大きな変化があった時は様子見が無難なんじゃないかなぁという予感もあります。

以上、A95Kの紹介でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも参考になれば嬉しいです。

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