実は最近、
パナソニックの一部の商品で、値引き不可
という商品が出てきています。
「本当にそんなことあるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、
先に結論を言うと、値引きができない商品は確かにあります。
びっくりする方もいるかもしれませんね。
そんなわけでこのページでは
パナソニックの"値引きできないモデル"
について説明していきたいと思います。
値引き不可のモデルは・・
・メーカー指定価格
・条件付き商品
なんて呼ばれていたりします。
このページでは、"メーカー指定価格"と表現します。
メーカー指定価格とは?
”メーカー指定価格"はここ1年くらいでいくつか発売されています。
ネットの口コミなどでも
「値引きできないって言われたけど本当?」
とか
「そんなの法律に違反するんじゃないの?」
などといった書き込みを見かけます。
まぁ、本当にそういう商品もあるんです。
"メーカー指定価格"には、値引きができないこと以外にもいくつかの決まりがあります。
値引き不可モデルは・・
▶︎価格交渉による値引き不可
▶︎ポイント付与による実質的な価格差も不可
▶︎時間経過による値下がりはある
こんな内容となっています。
このように、値引きができないだけでなく、他店と価格差をつけることもできないルールになっています。
・どのお店でも同じ価格で表示
・表示価格からの値引きは不可
・時間経過による値下げも全家電店で一斉に
・ポイントをつけるお店の場合は、その分を支払い金額に上乗せ
このように、どのお店で買っても同じ価格になるので、私は勝手に"統一価格モデル"と呼んでいます。
まぁ、よくいえば「誰もが公平な価格で購入できる」ルールですね。
どの商品が値引き不可?
パナソニックだからと言って、全ての商品が"メーカー指定価格"となっている訳ではありません。
ただ、最近はかなり増えてきた印象があります。
メーカー指定価格の商品は、主に・・
▶︎他にライバルが少ない
▶︎独自の魅力を持っている
が多くなっています。
最近はどんどん指定価格が増えてきているので、網羅はできませんが、思い出せる限り書いていきます。
記載漏れや変更があったら申し訳ありません。
▶︎洗濯機
レギュラードラム(NA-LX)の全グレード
縦型洗濯機は該当なし
▶︎冷蔵庫
WPXシリーズ
HPXシリーズ(2023から)
MEXシリーズ(2023から)
▶︎エアコン
LXシリーズ
Xシリーズ(2023モデルから
▶︎オーブンレンジ
ビストロシリーズ
NE-UBS○A
NE-BS○A
▶︎炊飯器
SR-VSX1シリーズ
SR-UNXシリーズ
▶︎食洗機
プチ食洗(NP-TCR4)以外全て
▶︎ビストロトースター
NT-D700
▶︎掃除機(コードレス含む)
コードレス全モデル(MC-SB10J除く)
▶︎ロボット掃除機
MC-RSF600 MC-RSF700 MC-RSF1000
▶︎テレビ
レイアウトフリー LF1
ウォールフィットテレビ
2021年秋以降発売のプライベートビエラ
▶︎レコーダー
4Kチューナー内蔵モデル全て
▶︎フルワイヤレスイヤホン
上位2モデル EAH-AZ70W RZ-S50W
▶︎空気清浄機
F-VXV90
▶︎次亜塩素酸発生器(ジアイーノ)
2021年以降モデル全部
▶︎照明器具
エアパネルシリーズ
▶︎ジェットウォッシャードルツ
2022モデルから
まだ他にもあった気がするので、思い出したら追加していきます。
主にハイエンドモデルのみが該当で、売れ筋モデルは影響ないような状態です。
どうなの?
ここからはいろんな「どうなの?」について、私なりの意見を交えつつ答えていきたいと思います。
「値引きできないってどうなの? 」
値引きできないと聞くと、多くの方はネガティブなイメージを持つかと思います。
もちろん私も、多少は否定的な部分もあります。
とはいえ、好意的に捉えるならば・・
▶︎激戦区とそれ以外など、価格の地域差がなくなり公平になる
▶︎他店よりも高いことがないので、安心して買える
▶︎セールなどによるタイミング要素が減る
▶︎店の状況や担当スタッフなどの運要素がなくなる
▶︎交渉が上手・苦手とか、率直に言うのが得意・苦手などの個人差が影響しない
と、公平性は確保されるわけです。
そう言う意味では、ユーザーのみなさんにとっても悪いことばかりと言うわけでもないんじゃないかと思います。
割安感はものによる
値引きできないと言っても、必ずしも「割高感が際立つ」という訳でもありません。
個人的な感覚ですが
・レコーダー ディーガ
・エアコン2023Xシリーズ
などは、「値引きできない代わりに最初から良心的な価格」という感じです。
それに対して
・有機ELビエラLZ2000
・コードレス・ロボ掃除機
このあたりは、「いいのはわかるけど、この価格では手が出しにくい」と思います。
あとは、食洗機とかプライベートビエラなどは、ほぼパナソニック1強状態&指定価格なので、「なんかずるいなぁ」みたいな気持ちになります。
まぁ、いずれにしても、その辺りは購入する個人個人の判断基準によるっていうところでしょうか。
「 どうしてこうなった?」
(いろいろな話の断片を踏まえて考えた、個人的な推測です。)
他のページにも書いていますが、家電店は本当に利益の少ない業種です。
まぁ、全部が全部じゃないですが、主力商品は競争が激しく、本当に薄利なんですね。
特にここ数年はネットの情報も増えてきて、いっそう厳しい状況になっているわけです。
価格競争によって赤字スレスレでの販売は日常茶飯事で、時には赤字で販売するようなこともあります。
そして、そんな状況から家電店だけでなく、メーカーもギリギリのところでやっているのは容易に想像できます。
そんな背景もあり、「販売店もメーカーも多少の利益はとりましょう」っていう動きができてきたわけなんですね。
「価格破壊しすぎちゃったので、ちょっと直しましょうよ」みたいな感じじゃないかと思います。
「法律に違反しないの?」
法律のことは私も詳しくありません。
聞き齧った程度の話ですが、販売終了時にメーカーが返品を受け付けるなど、条件次第ではできるみたいです。
「安くなっている店もあったよ?」
価格コムや通販サイトを見ていると少し安く販売しているケースも確かにあります。
でも、これは正規の販売店じゃないです。
俗に「個人店舗」「転売屋さん」「ばったやさん」なんて言われるようなところですね。
買取など、メーカー以外から仕入れているようなお店では時折安くしていることもあるようですね。
正規ルート、つまりちゃんとメーカーから仕入れている場合は、必ず同じ価格になります。
個人経営でも、パナソニックのお店(街の電気屋さん)は正規ルートです。
メーカー指定価格になってる場合にも注意
統一価格になっていない場合は、正規販売店ではないことがすぐにわかります。
ただ、紛らわしいのが、正規販売店ではないのにメーカー指定価格にはしているケースが多いです。
つまり、「指定価格になっている=正規販売店」というわけではないんですね。
ちなみに正規の販売店はメーカーがちゃんとリストを公開しています。
↓こちらのリンクから確認できます。
家電に関しては偽物というのはほとんどありませんが、
「非正規ではアフターサービスに不安がある」
「商品の出どころが気になる」
という方はチェックしてみてください。
こうやって改めて確認すると、非正規のお店ってとても多いですね。
当然といえば当然ですが、価格コム上位は大体非正規です。
気にする気にしないはそれぞれですが・・。
まとめ
最後に簡単におさらいしておきましょう。
▶︎値引き不可の商品は確かにある
▶︎最近は品目が増加中
▶︎値引きできないだけでなく、店ごとの価格差もない
▶︎時間が経つと少しずつは値下がりはする
こんな感じです。
家電店もメーカーも多少の利益は確保して、結果サービスや製品の向上につながる。みたいないいサイクルになってくれたらいいなぁって個人的には思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。