今回買ってみた家電はこちら。
ツインバードのコード付スティック掃除機 TC-E124です。
新生活のシーズンということで、新たに家電を色々買う方も多いと思うんですけど、掃除機って結構悩みどころだと思うんですよね。
掃除機選びは悩みがち
こういう車輪付の、いわゆるキャニスタータイプであれば、ある程度価格を抑えながら吸引力がしっかりしたものを選ぶことができます。
ただ、こういうのは場所をとりそうだし、一人暮らしで使うにはなんだか大袈裟に感じるっていう反応も多いです。
かといって、コードレスはコードレスで、売れ筋モデルは3〜4万円くらいと予算オーバーになりがちで、
安いのもあるにはあるけど、それだと吸引力に不安が残る
と、決め手に欠くような状況という気がします。
それで、こういうコード付の縦型掃除機にもう一度注目してみるのもアリかななんて思ったわけです。
コードレスではありませんが、これなら価格も5千円くらいで手頃ですし、スッキリ収納もできます。
これである程度使えるってなれば、掃除機選びの選択肢が増えると思うんですよね。
ちょうど我が家には1万円くらいのコードレスがあるので、実際にどれくらい違いがあるのか比べてみるのも面白そうです。
ということで、今回は・・
▶︎1万円くらいのコードレスと比べながら
▶︎5千円のコード付の実力や使い勝手をチェック
していきたいと思います。
動画版はこちら
TC-E124 主なスペック
それじゃあ、まずは今回新たに購入した方を簡単にスペックをチェックしていきます。
型番はTC-E124
メーカーはツインバードというところです。
日本の家電メーカーで、本社は新潟。
デスクスタンドカテゴリーでのシェアが高く、他に調理器具なんかも多くラインナップしています。
購入時の価格は4,680円。
通常時でも5,500円くらいなので、値段はかなり手頃な部類ですね。
・ゴミの収集はサイクロン式
・吸い込み仕事率は100W
・本体重量は1.7kg
電源ケーブルの長さは4.5mと大体6畳の部屋の角から角まで届くくらいの長さになっています。
中に入っているもの
中に入っているのは・・
本体
延長ハンドル
ヘッド
隙間ノズル
隙間ノズルホルダー
取説
吸引力の調節機能はなく、オンオフの切り替えのみ
ヘッドは回転ブラシのついていないシンプルなものとなっています。
比較に使うモデル
今回比較に使うのはアイリスオーヤマのコードレス掃除機SCD-181Pというモデルです。
1年ちょっと前にセールで9000円くらいで買ったものです。
・組み立て時の重量は1.5kg
・コードレス掃除機としては標準的な重さです。
・運転の持続時間は強が10分 標準が20分
フローリング掃除
それじゃあまずはフローリングの掃除から。
床にコーヒーの粉と髪の毛の代わりに黒い糸を用意しました。
まずはツインバードのコード付
一番難易度の低いシチュエーションなだけあって、スパッと吸い込んでいますね。
次はアイリスオーヤマのコードレス
強運転モードを使います。
糸はすぐに吸えましたが、粉ごみは少し残ってしまいましたね。
この掃除機、進む時は吸い込み弱いんですよね。
何回か往復させて綺麗になりました。
別の角度から
見えやすいようにデスクの上でもう一回試してみます。
ツインバードの方はゴミがヘッドに吸い寄せられていくのがわかりますね。
アイリスの方は吸い寄せられるような動きはほとんどないですし、吸い残しも目立ちますね。
カーペットでテスト
次はカーペットで試します。
今度は埃の代わりに重曹パウダーを撒いてあります。
一般的にカーペットの掃除にはパワーブラシが適していると言われます。
ただ吸引するだけよりも、ブラシを回転させて埃を浮かせてから吸い込む方がよく取れるっていうことですね。
今回比べる2台では、アイリスの方はパワーブラシがあって、
ツインバードはパワーブラシどころか、回転ブラシすらついていません。
さて、どんな結果になるんでしょうか。
まずは一回目
押しながら吸ってみます
ぱっと見でわかるくらいツインバードの方が吸っていますね。
アイリスはやっぱり進む時は吸い込み弱いです。
何度かゴシゴシすれば吸えるんですけどね。
次は押した後に引いてみます。
ツインバードの方は回転ブラシなしの割に結構綺麗に吸えています。
それに対して、アイリスの方は今回もかなり残りましたね。
単純にパワー不足という感じがします。
動きは重い
ただ、今回は一概にツインバードが優勢とも言えない部分もあります。
というのも、ツインバードは動きが重かったんですよね。
車輪がカーペットにめり込んでいるのと、吸引力で張り付いているので、うごきが重くなっている感じですかね。
それに対してアイリスは自走式なだけあって、カーペットの上でも割とスイスイ進みます。
吸い込み面でストレスがないのはツインバード
動きがいいのはアイリス
っていうところですね。
壁際でテスト
次は壁際の掃除をしてみます。
コーヒーの粉を撒き、2台同時にテストします。
どちらも割と取れているように見えますが、よくみるとアイリスの方はうっすら残っていますね。
一般的には、床面の密閉性を高めやすいパワーブラシの方が有利なはずなんですが、またしてもツインバードの方が良く吸う結果となりました。
ドアレールの溝でテスト
最後はドアレールの溝に溜まったゴミを吸えるかチェックします。
レールの溝にコーヒーの粉、小さめの砂利、大きめの砂利をセットし、吸ってみます。
まずはツインバードから
進むだけでもかなり綺麗になっています。
引っ張ってみるて、一往復でほぼ完璧っていう感じですね。
次はアイリス。
進むだけでは吸い残しが目立ちます。
戻る時にようやくちゃんと吸うっていう感じですね。
と、いくつかのシーンで比較してみたわけですが、全体的にツインバード優勢でした。
使ってみて気づいた点
一通りチェックできたので、使ってみてよかったところ・イマイチだったところをまとめます。
よかった点①
思ったよりも吸い込みが良い
吸い込み仕事率100Wにパワーブラシもないということで、売れ筋のキャニスターに比べると寂しい内容ではあるんですけど、実際に使ってみると十分実用的な吸引力があるなっていう印象でした。
↓通気穴を開けたペットボトルでも潰すことが出来ました
よかった点②
自立する
最近のコードレスは手元側に重心があるモデルが多く、ほとんどのモデルは自立しません。
ちょっと手を離す時には引っかかりの良い場所に立てかける必要があります。
それに対して、このツインバードの方はそのまま手を離しても大丈夫なので、床のものをどかしたりする時も楽ちんです。
よかった点③
大容量ダストケース
ダストケースは集塵容量0.6Lとスティック型の掃除機としてはかなり大きめです。
アイリスが0.3Lなので2倍ですね。
ダストケースが小さいと、掃除の途中でパンパンになって風の通りが悪くなったりするものですが、これくらい大容量ならその心配は少ないと思います。
テストでたくさんゴミを吸いましたが、まだまだ余裕っていう感じで安心して使えます。
よかった点④
丁寧に作られている
思った以上に丁寧というか、親切に作ってある感じがします。
こういう安価な掃除機の場合、ヘッドは押し込むだけのものもあるんですけど、これはちゃんとストッパーもついてますね。
押し込むだけのものだと掃除中に外れてしまうことがあるので、これはありがたいです。
また、ハンディとして使うときのために電源スイッチは本体・延長ハンドルの両方についていますし、電源コードもハンドル部分に収納できるようになっていて、巻き取るときはフックを立てる、外す時はフックをずらすことでスポット外せるようになっています。
他にも隙間ノズルのホルダーも付属と地味だけど便利さを感じるポイントがいくつもあります。
なんというか、開発の人たちがちゃんと自分達でテストしてそうっていう感じますね。
吸引力を始め、使い勝手とも、想像以上に良い印象です。
イマイチな点
じゃあ次はイマイチだと感じた部分もお伝えします。
イマイチ①
ゴミ捨てが若干手間
ゴミを捨てる時は毎回フィルターを外す必要があるんですけど、ピッタリはまっているので、外しにくい時があります。
もうちょっと簡単にパカっとできたら嬉しいですね。
イマイチ②
狭い場所の掃除は苦手
ヘッドと本体の繋ぎ目は横方向には首を触れないため、横方向にスライドさせることができません。
我が家では、この洗面台と壁の隙間に入れての掃除はできませんでした。
あと、吸い込み口のすぐ上に本体があるので、家具の下には入れにくいですね。
試しにソファーの下を掃除してみたんですけど、ツインバードの方はすぐにつっかえてしまいました。
あとは、先ほどもちょっと言いましたが、カーペットで使う時は動きが重いですね。
フローリングの時は大きめの車輪のおかげか割とスイスイ進むんですけど、カーペットではずっしりしてしまいます。
軽いかけ心地を求める方には向かない感じがします。
と、こんな感じで、不満もあるにはあるっていう感じでした。
といっても、個人的には満足度の方がずっと大きいですけどね。
まとめ
最後に簡単にまとめです
ツインバードTC-E124は
・安価で実用的な吸引力がある
・1万円のコードレスよりはほとんどの場面でしっかり吸う
・ゴミは少し捨てにくいけど、ダストケースは大きくていい感じ
・フローリングではスイスイ進むけど、カーペットでは少し重さを感じる
こんなところでしょうか。
いや、想像以上によかったですね。
100Wで回転ブラシなしっていうことで、安さが売りの掃除機かと思ってたんですけど、実際に使ってみると十分実用的な内容という感じがしました。
やっぱり、実際に使ってみないとわからないものですね。
ワンルームなら結構ありなんじゃないかと思います。
二部屋以上だったら、コードレスの機動力を取るか、スパッと吸えるパワーを取るかで決める感じになるでしょうか。
その辺は使う環境や予算次第で決めてもらえたらと思います。
以上、ツインバードのTCE-124を使ってみた様子と感想でした。