エアコン

【2023評価上昇中】富士通エアコン ノクリアのすすめ

何でもかんでも値上げで嫌になってしまう最近ですが、家電製品にも以前とは違った状況を迎えている品目が多くあります。

冬はエアコンの買い時のはずなのに、元の価格が値上げされているせいで例年よりも値段が下がっていないように感じます。

電気代の値上がりも気になるところですが、性能の良いエアコンも高いと厳しい状況。

と言うことで本日は・・

エアコンの値段も電気代も抑えるのにおすすめのメーカーとして、富士通エアコンを紹介していきたいと思います。

富士通って?

ではまず簡単に富士通というメーカーについてお話しします。

メーカーロゴは富士通、会社名は富士通ゼネラルで、ブランド名はエアコンを逆から読んでいることでもお馴染みのノクリアです。

aircon←→nocria

エアコンの製造を始めたのは1964年と60年近くの歴史があり、2003年には世界初のフィルター自動掃除機能を備えたエアコンは発売といった実績もあります。

富士通のエアコンというと、馴染みがないとか、ピンとこないという方も多いと思いますが、エアコン販売に関わる人間なら慣れ親しんだメーカーという感じですね。

機能の特徴:加熱除菌

機能面の特徴としては熱交換器加熱除菌があります。

現在はメーカー各社が清潔機能で競っている状況で、日立の凍結洗浄なんかは聞いたことがあるという方も多いんじゃないかと思います。

富士通の場合は凍らせるのではなく、お湯を使って除菌します。

熱は気体よりも液体の方が伝わりやすい性質があることを利用しているとのこと。

人間は90度のサウナには耐えれるけど、55度のお風呂には入れない

カビも高温なだけなら耐えるけど、55℃以上のお湯の中ではタンパク質が変性して除去されるということです。

他のメーカーでも熱交換器を加熱してカビ予防みたいなものはあるんですけど、お湯を使うのは富士通だけです。

多くのメーカーはカビを予防という表記にとどまっているのに対し、富士通は除菌と記載があります。

すでに付着してしまったカビ菌・細菌にも効果を発揮するのは富士通だけですね。

加熱除菌は現在販売されている全ラインナップ採用となっており、どのグレードを選んでも加熱除菌が採用されているのが魅力となっています。

 

富士通の魅力は価格

次は本日のメインテーマでもある、富士通エアコンの魅力をお伝えします。

富士通エアコン最大の魅力は、価格の安さにあります。

エアコンの性能って実はメーカーによってそこまで大きい差はなくて、どのメーカーでも高いやつは性能も良くて、手頃なものは性能もそれなりという感じです。

ただし、性能は同じ程度でも価格は結構大きく違います。

簡単に言えば、知名度とか人気が高いメーカーは価格も強気という感じですね。

エアコンといえば、ダイキン・パナソニックあたりを思い浮かべる方が多くて、続いて三菱・日立あたりのイメージが強いんじゃないかと思います。

もし富士通と有名メーカーが同じ値段だったら、聞き馴染みのあるメーカーを選ぶじゃないですか。

ですから、そういった有名メーカーよりも安めの設定にしているんだと思います。

そんなわけで、富士通エアコンは全体的な傾向として・・

▶︎他と同じ価格なら少し性能が良い

▶︎性能が同じくらいなら他より安い

というモデルが多くあります。

まぁ、あんまり好きな言い方じゃないんですけど、手短に言えばコスパがいいメーカーという感じですね。

富士通エアコンはどれも割安感がありますが、今回はその中でも、電気代や冷暖房能力に注目して、特におすすめのモデルを紹介していきたいと思います。

 

Wシリーズ

主に10畳AS-W283M

ラインナップの上から3番目のモデルです。

ハイグレードとミドルグレードの間くらいの性能・価格という感じですかね。

▶︎ハイグレードは機能も豊富で省エネ性能・冷暖房能力にも優れるけど価格が高い

▶︎かといってミドルグレードだと省エネ性能や冷暖房が低い

その間に位置するのがWシリーズで、位置付けで言えばミドルハイグレードっていう感じですかね。

「機能はそんなに多くなくていいんだけど、省エネや冷暖房ははそこそこ性能がいいものが欲しい」

っていう方は結構いるんじゃないかと思うんですけど、そんな時にピッタリのモデルです。

 

しっかり価格が抑えられている

これまでこういった「値段抑えめだけど、それなりに性能が良い」みたいなバランスの良いエアコンってなかなかなかったんですよね。

三菱のXとか、今はもう無くなったパナソニックAX・日立Sとか、価格を抑えつつ基本性能は良いみたいな立ち位置を目指したようなモデルはこれまでも発売されてきました。

ただ、そういったものはハイグレードの近いような価格になってしまって、結局中途半端な存在で終わっていたんですよね。

ところがこのWシリーズは、基本性能もそれなりに良くて、しかもちゃんと値段も抑えられているのが魅力です。

他メーカーと比較

参考に他のメーカーの大体同じくらいのポジションのエアコンと基本スペック・価格を比べてみましょう。

モデルは全て2023年モデルで統一してあります。

価格は家電量販店のネット通販価格をいくつか調べて安かったものです。

まぁ、価格はコロコロ変わるので、参考程度にご覧ください。

主に10畳

  富士通
W283N
三菱
X2823
ダイキン
283AFS
パナソニック
EX283D
多段階評価(5点満点)
省エネ達成率
年間電気代の目安
★×3.0
100%
21,700円
★×3.1
101%
21,300円 
★×2.0
87%
24,700円
★×2.0
87
24,700
冷房能力
暖房能力
冷房 0.8〜4.1
暖房 0.8〜6.9
冷房 0.7〜4.2
暖房 0.7〜6.4
冷房 0.6~3.3
暖房 0.7~5.0 
冷房 0.5〜3.2
暖房 0.4〜5.0
低温暖房能力 5.0 5.0 3.6 3.6
参考価格 142,780 199,025 219,450 139,608

エアコンの能力値は、冷房の最大値(青)低温暖房の数値(赤)に性能の違いが出やすく、ざっくり言えばここが高い方が優秀という感じです。

性能が近いもので言えば三菱Xシリーズでしょうか。

富士通Wシリーズと比べると5万以上も高いですね。

価格で近いもので言えばパナソニックのEXシリーズですが、EXシリーズは省エネ性能も冷暖房性能も低いレベルにあります。

ダイキンに至っては、もはや意味不明なほど価格が高いですね。

Fシリーズは加湿も換気も付いていないほぼミドルグレードみたいな機種なんですけど、価格はやたらと高いという状況です。

もちろん、ここに書ききれてない機能とか特徴の違いはありますので、この表だけで優劣を決めるつもりはありません。

ですが、少なくとも省エネ性能・冷暖房能力など、基本的な性能ではコスパ優秀と言っていいんじゃないかと思います。

 

DNシリーズ
寒冷地仕様

では次は寒冷地仕様モデルを紹介します。

主に14畳
AS-DN403N2

ミドルグレードのをベースとした寒冷地仕様モデルです。

ミドルグレードの寒冷地仕様モデルがどんなものかについては、ページで紹介しているのでここでは省略します。

まぁ、ざっくり言えば、価格を抑えてしっかり暖房できるモデルという感じですかね。

これも他社と価格を比べてみましょう。

スペックの近い3機種で並べます。

主に14畳

  富士通
DN40R2
三菱
XD4024S
パナソニック
TX404D2
多段階評価(5点満点)
省エネ達成率
年間電気代の目安
★×1.9
91%
35,800円
★×1.5
87%
37,800円 
★×1.5
87%
37,800円
冷房能力
暖房能力
冷房 0.9〜4.8
暖房 0.9〜10.8
冷房 0.8〜4.8
暖房 0.8〜10.8
冷房 0.5~4.3
暖房 0.4~10.3
低温暖房能力 7.8 7.8 8.0
参考価格 195,967円 221,050円 196,020円

 

三菱よりはだいぶ安く、パナソニックとは同じくらいですね。

ただ、これは同じ2024年モデルで比べた場合の話。

富士通は旧型があることも

富士通は旧型が探しやすいという強みもあります。

1つ前の2023年モデルで探して見ると、三菱・パナソニックはほとんどの家電量販店で販売終了になっているのに対し、富士通はまだあります。

ミドルグレード寒冷地仕様
旧型(2023)

 

旧型であればもう少し安く、参考価格は¥177,610になります。

大量仕入れで安い?

「旧型が残っている」と聞くと、売れ残りみたいなイメージを持つ方もいるかもしれませんね。

確かに三菱とかパナソニックに比べれば、人気みたいなものは低いとは思います。

ただそれ以上に、在庫の数が全然違うんですよね。

私の勤め先だけかもしれませんが、富士通の一部のモデルは在庫が大量にあったりします。

おそらくですが、大量に仕入れて、価格を抑える的な商談内容なんだと思います。

売れる見込みがないものを大量に仕入れるっていうことはないので、不人気で残っているというよりは、最初からそういう予定なんじゃないかと予測しています。

と、このように元から安いけど、旧型狙いをしやすいことも価格面のメリットとなります。

 

寒冷地仕様モデル
ZNシリーズ

次はこちら、ZNシリーズです。

寒冷地仕様モデルのハイグレードタイプですね。

新型(2024)
AS-ZN404R2

これも先ほどと同じ、旧型が探しやすいという点でおすすめです。

旧型のZNシリーズの価格がこれくらい。

旧型(2023)
AS-ZN403N2

 

他のメーカーだと、旧型がないのでこんな感じになります。

主に14畳サイズ

  富士通
ZN403N2
三菱
ZD4024S
ダイキン
404ADP
多段階評価(5点満点)
省エネ達成率
年間電気代の目安
★×3.9
112%
29,200円
★×2.4
100%
32,900円 
★×3.9
87%
28,800円
冷房能力
暖房能力
冷房 0.7〜5.4
暖房 0.6〜12.8
冷房 0.9〜5.4
暖房 0.9〜12.1
冷房 0.5~5.3
暖房 0.4~12.4
低温暖房能力 9.4 9.2 9.3
参考価格 261,110円 382,899円 366,290円

こんな感じになります。

省エネ性能・冷暖房性能に多少の差はありますが、まぁ同等ランク品と言って差し支えない3台で並べています。

この場合だと、性能は同じ程度でも、価格は10万円も違うとなってしまいます。

他社のミドルグレード並の価格なことも

三菱をミドルグレードに落としたとして、・・

XD4024Sが272,800円ですから、価格的にはこっちが近いですね。

ただ、ハイグレードとミドルグレードでは基本性能に大きな開きがあります。

主に14畳サイズとして・・

  富士通
ZN403N2
ハイグレード
三菱
XD
ミドルグレード
多段階評価(5点満点)
省エネ達成率
年間電気代の目安
★×3.9
112%
29,200円
★×1.5
87%
37,800円 
冷房能力
暖房能力
冷房 0.7〜5.4
暖房 0.6〜12.8
冷房 0.8〜4.8
暖房 0.8〜10.8
低温暖房能力 9.4 7.8
参考価格 261,110円 272,800円

と、こんな感じで、他のメーカーだったらミドルグレードになってしまうような金額でハイグレードを買えるケースもでてきます。

こういう場合はメーカーの特徴がどうこうということよりも、素直に基本性能が高いハイグレードを選ぶ方がメリットが大きいと思います。

暖房能力はトップクラス

肝心の性能の方はどうなのかというと、実はこのZNシリーズ、寒冷地仕様のエアコンの中でもトップクラスの暖房性能を誇ります。

14畳サイズの場合、低温暖房能力が2番目に高いです。

1番は三菱のFDっていうモデルなんですけど、これは寸法フリーと言って、一般的なエアコンよりも室内機が大きいです。

大きい分パワーも強いわけですね。

それ以外は全部規定寸法という、一般的なサイズです。

つまり、一般サイズの部門ならナンバーワンというということになります。

まぁ、低温暖房能力が0.1とか0.2違うからと言って、気にする必要はないですけど、安いからと言って性能が低いわけではないということは伝わるんじゃないかと思います。

しっかり暖かくて、省エネ性能も高く、それでいて本体価格も抑えやすいということで、とてもおすすめです。

ちなみに寒冷地仕様までなくてもいいという場合は、Zシリーズというのが近い内容の一般地仕様モデルであります。

一般地仕様
AS-Z403N2(旧型)

 

こちらは暖房ナンバーワンとかではありませんが、これも価格と性能のバランスが良いのでおすすめです。
 

一般地仕様
Vシリーズ

最後はVシリーズです。

主に6畳
AS-V223N

これはちょっと変わっていて、他のメーカーにはない位置付けのモデルです。

エントリーグレード寄りではあるんですが、性能面で優遇されています。

フィルター自動掃除機能はないものの、省エネ性が少し高いという特徴があります。

他のメーカーで価格が近いものだとこんな感じですね。

主に6畳サイズ

  富士通
V223N
三菱
S2223
ダイキン
223AES
多段階評価(5点満点)
省エネ達成率
年間電気代の目安
★×3.0
100%
17,000円
★×2.0
87%
19,400円 
★×2.0
87%
19,400円 
冷房能力
暖房能力
冷房 0.8〜3.1
暖房 0.7〜5.1
冷房 0.8〜2.8
暖房 0.8〜3.9
冷房 0.6~2.8
暖房 0.7~3.9
低温暖房能力 3.7 2.8 2.8
参考価格 80,366円 83,611円 95,800円

この価格帯では、他のどのメーカーのモデルでも・・

▶︎省エネ達成率が87%

▶︎年間電気代の目安が19,400円で、

▶︎低温暖房能力が3.0付近となっています。

まぁ、これが今発売できる基準をギリギリ満たす数値という感じです。

そんな中、このVシリーズは

省エネ基準達成率100%、年間電気代の目安17,000円、低温暖房能力3,7となっています。

まぁ、大きな差というほどではないんですけど、同じくらいの価格だったらVにした方が得くらいは言えると思います。

寝室や子供部屋のエアコンもちょっとは電気代に気をつけたいという場合におすすめのモデルです。
 

特にお得なのはこの4シリーズですね。

まとめ

最後に簡単におさらいしておきます。

▶︎富士通エアコンにはコスパが良いモデルが多くある

▶︎特徴は加熱除菌

▶︎一般地仕様のWシリーズは機能少なめながら性能は高い

▶︎寒冷地仕様のZNシリーズは性能優秀ながら価格抑えめ

▶︎寒冷地仕様のDNシリーズは他社同等程度の性能で価格は安い

▶︎一般地仕様のVシリーズは他社にはない貴重なスペック

こんなところでしょうか。

以上、富士通エアコンの魅力とおすすめモデル紹介でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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