「東芝のDシリーズとSDシリーズって何が違うの?どっちがおすすめ?」
東芝の縦型洗濯機には感想無し、有りでそれぞれ2シリーズづつラインナップがあるんです。外観の違いはもちろんなんですが、それ以外にもちょっとした機能の違いがあります。
そこでこの記事では・・
▶︎DシリーズとSDシリーズの違い
▶︎VシリーズとSVシリーズの違い
▶︎選び方のポイント
この3点を解説していきます。
※このページは古くなっています。最新の洗濯機解説記事はこちらです。 続きを見る
【人気の洗濯機を一挙解説】縦型・ドラム式洗濯機のおすすめランキングと選び方の基準
まずは大きく分けて2種類乾燥機能無し・有り
”ヒーター乾燥無し”
・AW−D スタンダードシリーズ 6〜8kg
・AW−SD 高級シリーズ 9〜10kg
の2つのシリーズに分かれます。乾燥無しの普通の洗濯機のことです。
”送風乾燥”は送風+弱脱水なので乾燥機能には含めません。脱水の一種と思っていただければOKです。
”ヒーター乾燥有り”
・AW−V スタンダード乾燥シリーズ 8〜9kg
・AW−SV 高級乾燥シリーズ 9〜10kg
こちらは洗濯乾燥機ですで熱風による乾燥機能を搭載しています。
今回は両方の機種を紹介していきます。まずは乾燥無しのタイプから。
乾燥無しモデル
Dシリーズ
乾燥無しタイプのスタンダードモデルです。それでもマジックドラム搭載ですし、静音性はナンバーワン。節水性にも優れ基本性能は十分な内容となっています。
AW−6D3M
全メーカー合わせても一番容量の少ないコンパクトなインバーター搭載モデルです。
通常5〜6kg程度の洗濯機にはインバーター搭載モデルがありません。ですが、それだと静かで節水なモデルを選ぶことができないんです。
このAW−6D3Mは6kg以下で唯一のインバーターモデルで、他の同等容量商品に比べ節水・静音性に優れています。
▶︎一人暮らしだ
▶︎置き場所が限られている
▶︎毎日洗濯するから容量はこれくらいで十分
こういった条件でも選んでいただける節水・静音モデルということですね。大型機種同様に汚れのつかない洗濯槽”マジックドラム”搭載で、清潔性も高い機種となっています。
本体の高さがそんなに大きくない機種でもあります。他の機種だと蛇口と洗濯機がぶつかってしまうという方はこちらの機種でサイズをチェっくしてみてください。
ブラウン1色なんですが、ほぼ白で蓋の一部がブラウンです。
AW−7D5
D5シリーズはガラス蓋になります。ガラスのフラットデザインはトレンドですね。お手入れしやすく高級感のあるデザインとなっています。
4人家族でも毎日洗濯するならこのサイズで問題ないでしょう。毛布も1枚なら大丈夫です。
カラーはホワイトのみです。
AW−8D5
他社同様に一番メインとなるモデルです。本体サイズは7kgタイプと全く一緒。使用水量も1Lしか増えません。少し余裕をもたせてこれくらいあると安心ですね。
カラーは7kg同様にホワイト1色のみです。一見洗濯機っぽくない蓋のデザインがスタイリッシュです。Dシリーズは8kgまでのラインナップとなっています。
AW−SDシリーズ
9kg以上の大容量モデルはSDシリーズになります。
Dシリーズとの違いは・・
▶︎おしゃれ着トレー搭載
▶︎ガラス蓋ではなくなる
▶︎洗剤シャワーが2箇所
となっています。
おしゃれ着トレーは型崩れを防いで洗うコースで使う付属品です。
洗濯槽に落としぶたのようなものを挟むことで回転皿(パルセーター)と衣類が当たらなくなり、水流の力だけで洗浄します。洗浄力は普通の洗濯コースに及ばないものの、型崩れはほぼありません。シャツをたたんで入れたらその形のまま仕上がるレベルで優しく洗います。
洗浄力の面でも洗剤のシャワーの出口が2箇所になり、大容量でもしっかり洗剤を浸透させて洗うことができます。
この2点が大きな違いですね。あとはデザインとモーターの種類が違います。
AW−9SD5
S−DDモーターというDシリーズよりも上位のモーターを搭載しています。9kg以上のタイプとしては一番静かな部類です。
おしゃれ着トレー搭載ですのでクリーニング代を節約したい・お家でおしゃれ着も洗いたいという方にオススメのモデルです。
カラーはホワイトのみ。本体サイズはDシリーズより少し大きくなります。特に背が高くなるので設置スペースにご注意ください。
AW−10SD5
縦型最大の10kg洗濯モデルです。1日に何度も洗濯機を回す方・休日にまとめて洗濯する方にオススメのモデルです。まとめ洗いは時間と水の節約になりますね。
9kgタイプのAW−9SD5と同じ本体サイズです。「どうせ買うなら一番大きい10kg」という選び方をする方は結構多いです。それだけ大容量モデルの需要があったということですね。
カラーはシャンパンのみ。とは言ってもほぼ白で、蓋の1部がゴールドになっています。
乾燥無しモデルまとめ
他社同様に一番のメインサイズは8kgタイプで、お買い得になっていることが多いです。ですが、東芝に限っては7kgの価格が一段と下がっていることもあります。7kgと8kgタイプで価格差が7千円〜1万円程度なら8kgがお買い得。それ以上さが開いていれば7kgがお買い得かと思います。
高級タイプのSDシリーズの最大の特徴はおしゃれ着トレーですね。Dシリーズにも優しく洗うコースはありますが、型崩れの度合いは結構違います。クリーニング代を節約したい・クリーニングに持って行く手間を減らしたいという方にはSDシリーズがオススメです。
乾燥付きモデル
8〜9kgのVシリーズと9〜10kgのSVシリーズに分かれます。両方順番に紹介していきます。
東芝の乾燥は空冷除湿となっています。
■日立・パナソニックの乾燥方式
水冷除湿方式:乾燥時にも水道水を使用。その代わり部屋に衣類から出た大量の湿気が出づらい。夏でも洗濯機周辺が蒸し暑くなりづらい。
■東芝の乾燥方式
空冷除湿方式:乾燥時には水道水は使いません。部屋に湿気が出やすく、夏には洗濯機周辺が蒸し暑くなります。
どちらかというと水冷除湿方式のほうが上位モデルとして扱われていますし、現在のスタンダードと言えます。
とは言っても空冷除湿にもいいとことがあり、使用水量が少ない・本体価格が比較的安価という利点があります。洗濯機置き場の換気がしっかりできるお住まいであれば問題ないかと思います。
Vシリーズ
乾燥付きタイプのスタンダードモデルです。乾燥無しタイプ同様マジックドラム搭載で、静音・節水性に優れています。
AW−8V5
乾燥付きの一番メインとなるモデルです。
”洗濯だけ”の時よりも”洗濯〜乾燥”の時のほうが使用水量が減るのは空冷除湿だからです。洗濯は8kgで算出しているのに対し、乾燥まで行う時は4.5kgで算出するので使用水量が減っているように見えます。実際は4.5kg以下の洗濯量であれば同じ使用水量となります。
時々乾燥、夏は乾きやすいから乾燥はあまり使わないという方にオススメのモデルです。洗濯8kgは多くのご家庭で十分な容量かと思います。
カラーはホワイトのみ。こちらはガラス蓋ではなく、普通のプラスチック樹脂の蓋となっています。
AW−9V5
8kgタイプと本体サイズは同じものの、運転音が少し大きくなります。
この後紹介のSVシリーズと同じ運転音なんですよね。そう言った理由もあり、9kgタイプで選ぶならSVシリーズがオススメです。
おしゃれ着トレーは不要でVシリーズの方がお買い得になっていれば選択肢に入ってくるかと思います。
SVシリーズ
SDシリーズ同様におしゃれ着トレーが付属します。ガラス蓋デザインになり、温風による除菌消臭コースが新たに加わります。
AW−9SV5
SVシリーズはVシリーズよりも0.5kg乾燥容量がアップします。大体ワイシャツで2〜3枚。トレーナーで1〜2枚多く乾燥できる計算になります。
9kgタイプで迷ったらSVの方がオススメです。カラーはホワイトのみ。
AW−10SV5
9kgタイプと本体サイズは同じです。やはりこちらも「せっかくだから一番多きやつを・・」という機種ですね。
カラーは濃いめのブラウン1色です。東芝の縦型機種で唯一本体下部の鉄板部分まで色がついています。濃い色はかっこいいですよね。ガラス蓋と合わさって高級感が出ています。このデザインに惹かれて10kgにする方も多いです。
乾燥付きモデルまとめ
やはり8kgタイプが一番メインでお買い得感が高くなっています。それに並んで10kgのSVシリーズが割安なことが多く非常にオススメです。空冷除湿ということもあり、日立・パナソニックよりも価格は安めです。
「乾燥はあまり使わないけど洗濯は大容量が欲しい」そんな場合はお買い得10kgをラインナップした東芝がオススメです。
東芝縦型洗濯機まとめ
全体的に日立・パナソニックよりも価格が安い場合が多くお買い得になっています。洗濯の性能自体は決して劣ることはないです。東芝独自の抗菌水や静音設計は魅力に感じる方も多いハズです。
乾燥付きのモデルに関しては湿気対策が必要なのでご注意ください。換気をしていただければ問題ないのですが、洗濯機置き場のジメジメ・カビに困っている方は避けたほうが無難でしょう。
オススメは各8kgタイプと最大容量の10kgタイプです。おしゃれ着トレーは他者を含めても随一の型崩れの少ない洗い方です。おしゃれ着洗いが多いご家庭には是非。
以上東芝縦型洗濯機のラインナップと選び方の解説でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。
他社との比較はこちらで行っています。
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