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「少しでいいから涼しくしたい!」は通用するか?冷風扇、スポットエアコンの特徴を解説

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エアコン以外の家電品、冷風扇やスポットエアコンの効果は?部屋は涼しくなるのか?

 

だんだんと暑い日が増えてきましたね。
刺さるような日差し、寝苦しい夜・・・想像するだけでげっそりしてしまいます。

部屋を涼しくするにはエアコンを買えれば一番いいんでしょうけど、

高い、場所が無い、そんなに使わない・・などの理由でエアコン以外の家電を希望する方も多いんではないでしょうか?

そこで、何か良いものが無いかと探していると出てくるのが冷風扇やスポットクーラー、冷風除湿機ですね。
「使ったことが無いけど、少しでも涼しくなるなら欲しいなぁ」なんて考えている方もいるはずです。

そこで本日は”エアコン以外に部屋を涼しくできる家電はあるのか?"をお話したいと思います。

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誤解の多い家電たち・・

山善(YAMAZEN) 冷風扇(リモコン) タイマー付 ホワイトベージュ FCR-D402(WC)

冷風扇
スポットエアコン(スポットクーラー)
冷風除湿機(冷風機)
窓用エアコン

実はこれらの商品はリピート購入する方が少ないです。
理由は簡単で「想像していたものと違ったから」ですね。

つまり、購入時に誤解が多かったんだと思います。
ですから、ここではこれらの家電の正しい認識というか、使い方を説明していきます。

冷風扇は冷風が出るのか?

冷風扇っていうくらいですから、冷風の出る扇風機と思っている方も多いでしょう。
まぁ、間違いではないのですが、正解とも言い切れない表現ですね。
冷風を”どれくらいつめたい風”と捉えるかで、正解か間違いかが変わるといえばいいでしょうか。

冷風扇の仕組み

冷風扇冷風扇の仕組みを知ってもらえれば、それが自分の求めているものかそうでないのかを判断しえもらえると思います。

冷風扇は本体下部のタンクに水や氷を入れて使います。
その水をタオルのような、フィルターで吸い上げます。

冷風扇の正体はこの”濡れたフィルター”と”扇風機”です。
扇風機の風が、濡れたフィルターの周りを通ってから室内に出てきます。
本当にただそれだけです。

フィルターは濡れているので、水分が蒸発します。
そのときにフィルターの熱を少しだけ奪うんですね(気化熱)。

冷たくなったフィルターの周りを通った風は、本当に少しだけ冷たくなります。
これが冷風扇の仕組みです。

冷風扇のメリット・デメリット

冷風扇の仕組みはなんとなく理解してもらえたでしょうか?
「仕組みからして部屋を冷やすのは無理そうだなぁ」と思ってもらえれば説明した甲斐が有ります。

「部屋が冷やせないならいらない」って方もいるでしょうが、冷風扇にもちゃんとメリットはあります。

メリット
 ■価格が手ごろ■
冷風扇はただの扇風機とそんなに変わらない価格で買うことが出来ます。

 ■自然な風■
エアコンの風が苦手な方もいるでしょう。
冷風風は本当に少しだけひんやりした自然な風です。

逆に、注意しないといけない点も有ります。

デメリット
 ■本当に少し冷たいだけ■
風の温度は、室温から比べて1℃下がるか下がらないか程度です。

 ■湿気がでる■
タオルを扇風機の風で乾かしているのとなんら変わりません。
長く使っていると部屋がムシムシします。

冷風扇の使い道

冷風扇が活躍できるシーンはやはり、”エアコンの風が苦手な人がいるとき”ですね。
特に赤ちゃんやご年配の方は、冷房の風があたると体調が悪くなる方も多いです。

そんなときには冷風扇の出番です。
自然な風で、扇風機よりも”気持ち”涼しい風を送ることが出来ます。

ただし湿気が出やすいことから、長時間の使用にはむいていません。
「エアコンをつけるほどじゃないけど、少しだけ涼みたい」ってときに使うと良いですね。

女性の中には寒がりな方もいるでしょう。「寝るときにエアコンつけると凍えちゃうっ」て方です。
寝る前に少し使って、寝たらタイマーで消すように使うのなんかが良いかも知れません。

冷風扇の正しい認識

冷風扇は使い方を間違えると、ただの”湿気拡散機”になりかねません。
反面、特徴を正しく理解してもらえれば使い道は有ります。

■冷風扇の誤った認識■
冷風が出て少しだけ部屋が涼しくなる冷房機。

■冷風扇の正しい認識■
ほんの少しだけ室温よりも冷たくて湿った空気が出る扇風機。

これを頭に入れてもらえば、買ってからがっかりすることも無いんじゃないかと思います。

Salaf
 

スポットエアコンとは?

スポットエアコンっていうからにはエアコンの一種なんでしょうが、普通のエアコンと何が違うのでしょうか?

スポットエアコンの仕組み

スポットエアコンの仕組みは普通のエアコンとほとんど一緒です。
すごーーくざっくり説明すると、空気中から熱を取り出して屋外へ排出するのがエアコンの仕組みです。

屋外の空気を吸い込んで、熱を奪う。
すると、”熱を奪ってさらに温度の上がった空気”と”熱を奪われて冷たくなった空気”に分かれます。
このうち冷たい方を室内へ、暑い方を屋外へ排出することで部屋を冷やします。
暖房運転はこの流れを逆にするんですね。

kyuuhaiki

スポットエアコンのメリット・デメリット

多分皆さんが欲しいものに一番近いのがスポットエアコンだと思います。
ちゃんと涼しい風も出ますからね。

もう少し理解を深めるためにメリット・デメリットも見てみましょう。

 メリット
■ちゃんと冷たい風が出る■
エアコンと同じ原理ですから、冷風扇とは異なりきちんと冷たい風が出ます。

■エアコンが取り付けできない部屋でも使える■
エアコン専用コンセントが無い、つける場所が無いなどの場合でも使用できます。

デメリット
■エアコン並みに価格が高い■
少し予算を足せば、小さなエアコンくらいなら買える金額です。
ですが、エアコンよりもパワーは弱いのでコスパは悪いと言えますね。

■吸気・排気口を確保しないといけない■
吸気・排気の処理を適切に行わなければ、スポットエアコンはただの除湿機です。
処理が適切出ない場合、部屋の温度は上昇します。

■水捨てが面倒■
冷やされたエアコンの内部では、温度差により結露が発生します。
普通の壁掛けエアコンの場合はハイプを通って屋外に排出されますが、スポットエアコンの場合は本体に水が溜まります。
それこそ除湿機と同じようにどんどん水が溜まりますが、これをきちんと捨てないと運転できなくなります。
除湿機のように水が溜まったタンクを外して捨てるわけではありません。本体のゴム栓を抜いて受け皿を用意して水抜きします。

スポットエアコンの使い道

スポットエアコンが活躍できるシーンは、エアコンを設置できない部屋を冷やしたいときです。
4畳半程度の小さなお部屋ですと、エアコンの取り付け自体が出来ない、もしくは高額な工事費がかかる場合があります。
そんなときにはスポットエアコンの出番です。

エアコンとしてのパワー自体も4畳半程度が限界です。
普通の壁掛けエアコンをつけるべき部屋(6畳以上の部屋)用に買ってしまうと”大失敗”になっちゃいますよ。

吸気・排気の処理や水捨てなど面倒な点も多いですが、どうしても壁掛けエアコンを取り付けできないときには有効です。
また、庭やガレージ、いくつかの部屋で使いたいときには、本体を移動できることもメリットです。

「夏は”暑くて使えないあの部屋”を有効活用したい」そんなときにオススメです。

スポットエアコンの正しい認識

スポットエアコンとはこういうものです。

■スポットエアコンの誤った認識■
置くだけで使える小さなエアコン。

■スポットエアコンの正しい認識■
吸気・排気・排水の処理が必要だが、移動ができる小さなエアコン。

”移動ができるので、エアコンを取り付けることが出来ない部屋でも使える”という部分にメリットを感じないなら素直に壁掛けエアコンにしましょう。
その方がずっと快適ですよ。

 

冷風機(冷風除湿機)って何?スポットエアコンとの違いは?

除湿機に冷風機能が付いている商品もあります。
こちらもエアコン同様にコンプレッサーを使用していますので、しっかりと冷たい風が出ます。
では、スポットエアコンとの違いは何なのでしょうか?

冷風除湿機の仕組み

冷風除湿機もスポットエアコンも内容的には一緒です。
空気中の熱を奪い、”熱の奪われた冷たい空気”と”熱を奪ってもっと熱くなった空気”両方を作ります。

スポットエアコンや普通の壁掛けエアコンと違うのは、冷風・熱風両方を部屋の中に出すことです。
reihuuこのように、冷風が当たっていれば涼しいけど、部屋全体の温度は上がるのが除湿冷風機の特徴です。
ご紹介している”コロナCDM-1415”の場合は排気用のダクトが付属しますので熱風を屋外に排出することも可能です。

ですが、ご注意下さい。
koronaこんなふうに使います。よく考えて下さい。これ、部屋の空気減ってますよね?
部屋の空気を吸って、その一部を屋外に排出したら部屋の気圧が下がります。
部屋の気圧が下がれば、隙間から外の暖かい空気が入ってきます。

ですから、「排熱すれば、部屋冷えるんでしょ?」は通用しないんです。
熱風よりは外の空気が入ってくる方が少しマシ程度に考えて下さい。
外が涼しい時なら良いかも知れないですね。窓開けた方が早いですけど・・

冷風除湿機のメリット・デメリット

こちらもメリット・デメリットをまとめます。

メリット
■スポットエアコンよりも手軽■
こちらは本来除湿機なので、当然水が溜まります。
水はタンクに溜まりますので、本体からタンクを外して水を捨てればOKです。

■一人なら充分涼しい■
自分に風を向けている限りは結構涼しいです。
スポットエアコンより手軽で、涼しさは同じ程度ですね。

デメリット
■排気の処理をしても大きな改善はしない■
排気だけ屋外に排出しても、部屋の気圧が下がるので隙間から外の空気が入ってきます。
スポットエアコンほどの効率の良さは望めません。

■部屋の温度が上昇する■
ダクトをつけた場合、つけなかった場合どちらにしても部屋の温度は上昇します。
部屋全体を冷やすことは出来ません。無理です。不可能です。あきらめて下さい。

冷風除湿機の使い道

冷風除湿機の活躍できるシーンは、”一人でいるとき”です。
「部屋はどうせ熱いんだから熱風が出てもいい。自分に冷風を届けて欲しい」そんなときには冷風除湿機の出番です。

例えばキッチンで料理しているときなんかにいいんじゃないでしょうか?
エアコンの風ってキッチンまで来ないことありますよね。火を使うので余計に暑いですし。

冷風除湿機なら自分のすぐそばで運転できますから、キッチンでも涼しくお料理できますよ。
排熱はリビングやダイニングなどの”人が過ごす空間”を避けるように向きを調整して下さい。
ちなみにこちらも”がんばって4畳程度”のパワーです。普通の部屋は冷えません。

また、排熱を利用して押入れや靴などの湿気こもりやすい物や場所の乾燥をすることが出来ます。
元々除湿機ですから、湿気対策として使ってこそ本来の能力が発揮されます。

冷風除湿機の正しい認識

冷風除湿機を正しく理解して、後悔の無いお買い物にしましょう。

■冷風除湿機の誤った認識■
部屋を少し涼しく出来る小型の冷風機。

■冷風除湿機の正しい認識■
冷風にあたっている人だけが涼しい、熱風と少しの冷風を出す除湿機。

効率優先なら面倒ですがスポットエアコンが良いでしょう。
手軽さ優先なら冷風除湿機に分があります。

 

最後の望み窓用エアコン

これこそ正真正銘のエアコンです。
ですが、そんなに売ってないですし、使っている人も少ないですよね。
その理由は何なんでしょうか?

 窓用エアコンの仕組み

窓用エアコンと壁掛けエアコンの仕組みは大体一緒です。
エアコンは
室外で吸気した空気→室外で排出
屋内で吸気した空気→室内で排出
となっていますので、室内の気圧は変化しません。
加えて、屋内の熱を屋外まで運んで排熱しているため、効率よく室温を下げることが出来ます。

148955内側の空気は内側へ、外側の空気は外側へ排出。
これがエアコンと冷風除湿機の違いです。

窓用エアコンの場合も一緒です。
madokon部屋に冷たい空気を出し、熱は屋外に排出。
壁掛けエアコンの室内機と室外機が一体になった構造です。

窓用エアコンのメリット・デメリット

窓用エアコンで部屋の冷房が済むなら、それこそ手軽で良いですよね。
でも実際は多くの人は壁掛けエアコンを使っています。
それはなぜなんでしょうか?

メリット
■窓さえあれば設置可能■
壁掛けエアコンに比べ消費電力が少ないので、専用コンセント無しでも使用可能です。
室外機の置き場を確保できない場合なんかにも選択肢に入ると思います。

■壁掛けエアコンより安い■
窓用エアコンは冷房専用の低価格モデルだと30,000円程度から購入可能です。

デメリット
■小さいだけあって弱い■
先ほど消費電力が少ないと書きましたが、決して省エネ性能が高いわけではありません。
単純にパワーが弱いから使う電気も少ないんです。
戸建住宅や鉄骨アパートの場合は4畳半が限界です。

4~6畳目安と書いてあるからといって、6畳の部屋につけたら後悔必至です。
鉄筋コンクリートのマンションだったら気密性が高いので何とか6畳いけると思いますが、ドアの開け閉めに気をつけましょう。
ちなみにパワーは一番小さい壁掛けエアコンと比べても6割程度しかありません。

■うるさい■
エアコンの室外機ってかなりうるさいですよね。
まぁ、壁掛けエアコンであれば窓も閉めていますし、外に置いてあるのでそんなに音は聞こえないですけど。
それが窓用エアコンの場合、室外機と室内機が一体化しています。
室外機が半分部屋の中にあるようなものです。かなり音が気になるでしょう。

しかも、実は窓用エアコンには運転の強さの調節がありません。
全開→オフ→全開→オフを繰り返して温度を調節しています。オフの時は送風のみになるんですけど、送風から冷風オンの時・冷風オンから送風に切り替わる時に一段と大きな音がします。

上で紹介したCW-1615の運転音は訳50dbです。強く運転すると洗濯機の脱水よりうるさいですよ。

窓用エアコンの使い道

窓用エアコンが活躍できるシーンは、なんといっても壁掛けエアコンが付けられないときです。
大き目の窓さえあれば大体取り付け可能です。(出窓など例外も有りますので必ず設置条件を確認して下さい)

専用コンセントが無い、コンクリート住宅で壁に穴を開けられないなど壁掛けエアコンがどうしても取り付けできない場合って結構あるんです。
そんなときには窓用エアコンが候補になります。

納戸みたいな小さな部屋でも場合によってはエアコン付けたいですよね。
でも、エアコンを取り付けする予定が無く設計されているせいで、壁掛けエアコンの設置はどうしても出来ないんですよ。
そんな場所でも窓用エアコンなら取り付け可能かもしれませんよ。

窓用エアコンの正しい認識

窓用エアコンという名前だからといって、ただの窓に取り付け可能なエアコンと考えていると失敗します。

■窓用エアコンの誤った認識■
窓に取り付けできる小さなエアコン。

■窓用エアコンの正しい認識■
パワーが弱く、うるさいという欠点がある代わりに設置性能が高いエアコン。

 

まとめ

というわけで、エアコン以外に部屋を冷やせる家電はあるのかを説明してきました。
エアコンほど快適に涼しくできるものは残念ながら無いというのが答えになっちゃいますね。
紹介した商品たちも、皆さんの欲しいと思っていた商品とはちょっと違ったものだったのかも知れません。

でも誤解しないで下さい。
どの商品にもメリットがありましたよね?

例えば、冷風扇なんかは部屋が涼しくなると思ってかってしまうと本当にがっかりするでしょう。
でも、エアコンの冷たい風がどうしても苦手な人はいるんです。特にご年配の方や、小さなお子さんですね。
”そんなに冷たい風じゃない”ということがメリットにもデメリットにもなるわけです。

正しく商品を理解すれば使い道はあるんです。
それがあなたの探しているものに見合っていれば、どれでもオススメです。

とは言っても、この記事を読んで下さった方の大半は、部屋の涼しさ優先で探してますよね?

そこで勝手にランキング!涼しさだけに注目した私のおすすめランキングです。
rannkinguこの順番になりますね。扇風機は部屋の温度は変わりませんが、使い勝手が抜群にいいので上位に入れました。

メインはあくまでエアコンと扇風機。売り場に展示している数が多い順位なっちゃいましたね。

それだけ、家電店の売り場はお客様の声を反映して作られていると思いたいものです。
さて、長々と書いてきたエアコン以外の夏家電の解説もこれで終わりです。
あなたの希望に合った商品は見つかりましたでしょうか?
参考になっていれば良いなと思います。ではまた。

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