空気清浄機

【旧型比較あり】ダイキン加湿空気清浄機の特徴・スペックをまとめてチェック│2026

ストリーマでおなじものダイキン工業の加湿空気清浄機。

このページでは
2026年・2025年モデルの
加湿機能付きモデル
・MCK906A MCK905A
・MCK706A MCK705A
・MC556A MC555A

空気清浄機専用モデル
・MC556A vs MC555A

これらのモデルについて主な機能や仕様などをチェックしていきます。

 

なぜダイキンを選ぶのか? 3つの独自技術

他社製品と比較した際、ダイキンの空気清浄機が持つ最大の強みは以下の3点です。

① ダブルパスミキシング方式(加湿しても風量が落ちない)

一般的な加湿空気清浄機は、加湿フィルターが水を吸うと風の通りが悪くなり、空気清浄能力(適用畳数)が低下してしまうことがあります。

ダイキンは、空気清浄用の風と加湿用の風の通り道(パス)を分ける「ダブルパスミキシング方式」を採用しています。

これにより、加湿運転中も空気清浄能力が一切低下しません。

広いリビングで加湿しながらしっかり花粉対策をしたい場合に有利な構造となっています。

② ストリーマ技術(内部で分解・抑制)

フィルターで捕まえた有害物質を、機内で発生させたストリーマ(プラズマ放電による高速電子)で強力に酸化分解します。

フィルターの清潔維持: 集塵フィルターや加湿フィルターに照射し、菌やカビを抑制します。

脱臭能力の持続: 脱臭フィルターに吸着したニオイ成分を分解するため、脱臭フィルターの交換が不要です(吸着能力が再生します)。

ツインストリーマ: 上位モデル(MCK906A, 706A, MCZ706A)にはストリーマユニットが2個搭載されており、分解スピードや脱臭性能が約2倍に向上しています。

③ TAFU(タフ)フィルター(10年交換不要)

撥水・撥油加工が施された静電HEPAフィルターです。

汚れが繊維に広がりにくいため静電力が落ちにくく、10年後でも集塵効率が一般的なHEPAフィルターの約1.4倍残るとされています。

ポイント

加湿空気清浄機ではシャープも人気ですが、シャープの場合、プラズマクラスタークラスター25000、NEXT採用機種では約2年おきにプラズマクラスターユニットの交換も必要となります。

ダイキンの場合、ストリーマユニットの定期的な交換は不要です。

購入時の価格はシャープが手頃な傾向ですが、その代わり定期的に消耗品の交換が必要。

対して、ダイキンは本体価格は高めでも、あとから追加で購入する必要のあるパーツがないという格好になっています。

加湿空気清浄機

次は機種ごとに主な機能や仕様をチェックしていきます。

最新の2026年モデルと、1つ前の2025年モデルの違いをまとめています。

■ 【フラッグシップ】MCK906A vs MCK905A

2026年モデル
型番MCK906A
タイプハイエンド
タワー
ストリーマツイン
集塵フィルターTAFU
センサーホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
スマホ連携対応
リモコンなし
空清 適用床面積~41畳
最大加湿量1,050 mL/h
加湿適用床面積
(プレハブ洋室)
~29畳
加湿適用床面積
(木造和室)
~17畳
給水方式2WAY
(上から/タンク)
サイズ(mm)
(高さ×幅×奥行)
777×352×315
運転音 (dB)
ターボ54 dB
標準39 dB
32 dB
しずか22 dB
モデル集塵フィルター加湿フィルターストリーマユニット
MCK906ATAFU (約10年)約10年交換不要 (内蔵式)

最上位モデルということで、TAFUフィルター・ツインストリーマ・スマホ連携まで、ダイキンの機能特徴が一通り揃っています。

最近の住宅に多く見られる広めのLDKにおすすめのサイズとなります。

上から給水対応ではありますが、サイドのパネルを外し、タンクをスライドさせる必要があるため、ややスムーズさに欠ける印象があります。

906・905のボディは木目調の模様が入っています。


2025年モデル
項目新型 MCK906A (2026)旧型 MCK905A (2025)違いのポイント
新機能クリーンコース搭載非搭載【進化点】
新型は「クリーンコース」を新搭載。センサー検知を待たずに最大風量で一気に部屋を浄化する「攻め」の運転モードで、帰宅直後などに有効です。
最大風量9.0 m³/分9.0 m³/分変化なし
加湿量1,050 mL/時1,050 mL/時変化なし

全体としては大きな変更はありませんが、新型の906ではクリーンコースが採用されています。

■ 【ハイグレード】MCK706A vs MCK705A

2026年モデル
型番MCK706A
タイプハイグレード
タワー
ストリーマツイン
集塵フィルターTAFU
センサーホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
スマホ連携対応
リモコンなし
空清 適用床面積~31畳
最大加湿量700 mL/h
加湿適用床面積
(プレハブ洋室)
~19畳
加湿適用床面積
(木造和室)
~12畳
給水方式2WAY
(上から/タンク)
サイズ(mm)
(高さ×幅×奥行)
760×315×315
運転音 (dB)
ターボ54 dB
標準37 dB
27 dB
しずか18 dB
モデル集塵フィルター加湿フィルターストリーマユニット
MCK706ATAFU (約10年)約10年交換不要 (内蔵式)

こちらもTAFUフィルター・ツインストリーマ・スマホ連携まで、ダイキンの機能特徴が一通り揃っており、リビング用として最もよく選ばれるサイズとなっています。

リビングが広めの場合や、エアコン・オイルヒーターなどで暖房する方は先程の906が安心です。

706・705では、サイドパネルを外す必要がなく、持ちて部分を引っ張ることでタンクの注ぎ口が出てくるので楽ちんです。

もちろんタンクを外してバケツの用に水くみすることもできます。

デザイン面での他シリーズとの違いとしては、706・705は無地のつや消しのボディとなっています。


2025年モデル

項目新型 MCK706A (2026)旧型 MCK705A (2025)違いのポイント
機能ツインストリーマ
TAFUフィルター
スマホ連携
ツインストリーマ
TAFUフィルター
スマホ連携
【変化なし】
カタログスペック上の差はありません。
最大風量7.0 m³/分7.0 m³/分変化なし
加湿量700 mL/時700 mL/時変化なし

新型と旧型で主要な仕様に変更はありません。

年式の更新のためのモデルチェンジという認識で問題ないと思います。

旧型が安く見つかれば、旧型でOKです。

■ 【スリムタワー】MCK556A vs MCK555A

2026年モデル
型番MCK556A
タイプスリムタワー
ストリーマシングル
集塵フィルターTAFU
センサーホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
スマホ連携非対応
リモコン付属
空清 適用床面積~25畳
最大加湿量500 mL/h
加湿適用床面積
(プレハブ洋室)
~14畳
加湿適用床面積
(木造和室)
~8.5畳
給水方式タンクのみ
サイズ(mm)
(高さ×幅×奥行)
700×270×270
運転音 (dB)
ターボ53 dB
標準39 dB
29 dB
しずか20 dB
モデル集塵フィルター加湿フィルターストリーマユニット
MCK556ATAFU (約10年)約10年約10年 (BFE089A4)

アプリ対応がなくなり、リモコンが付属するようになります。

また、上からの給水が非対応となります。一般的な加湿空気清浄機同様に、タンクを外して給水する方式となります。

ボディはホワイト・ブラウンはつやあり、限定色のカームベージュのみつや消しでやや見た目の質感が異なります。


2025年モデル
項目新型 MCK556A (2026)旧型 MCK555A (2025)違いのポイント
機能ストリーマ
TAFUフィルター
リモコン付属
ストリーマ
TAFUフィルター
リモコン付属
【変化なし】
設置面積27cm角のコンパクトさ、リモコン付属などの特徴はそのまま継承されています。
最大風量5.5 m³/分5.5 m³/分変化なし
加湿量500 mL/時500 mL/時変化なし

こちらも主要なスペックに変更ありません。

旧型安く見つかれば旧型でOKです。

空気清浄のみモデル

■ 【コンパクト単機能】MC556A vs MC555A

2026年モデル
型番MC556A
タイプコンパクト
(加湿なし)
ストリーマシングル
集塵フィルターTAFU
センサーホコリ/ニオイ
スマホ連携非対応
リモコンなし
空清 適用床面積~25畳
最大加湿量なし
加湿適用床面積
(プレハブ洋室)
-
加湿適用床面積
(木造和室)
-
給水方式-
サイズ(mm)
(高さ×幅×奥行)
450×270×273
運転音 (dB)
ターボ53 dB
標準39 dB
29 dB
しずか19 dB
モデル集塵フィルター加湿フィルターストリーマユニット
MC556ATAFU (約10年)-約10年 (BFE089A4)

2025年モデル
項目新型 MC556A (2026)旧型 MC555A (2025)違いのポイント
高さ450 mm500 mm【変更点】
本体の形状変更
新型が5cm低い
重量5.8 kg6.8 kg新型が1kg軽い
最大風量5.5 m³/分5.5 m³/分小さくなっても性能は維持

今年はフルモデルチェンジとなっています。

本体が少しコンパクトになり、すっきりしたデザインになっています。

また、ボディ部分が旧型は光沢樹脂に対し、新型ではトレンドに合わせたつや消し処理となっています。

主な機能や特徴には新旧で大きな違いはないので、見た目の好みと値段の差でどちらにするか決めて問題ないと思います。

【除加湿モデル】MCZ706A「うるるとさらら空気清浄機」

型番MCZ706A
機能除湿 / 加湿 / 空気清浄 / 衣類乾燥
除湿能力8.0 L/日 (50Hz) / 9.0 L/日 (60Hz) コンプレッサー式
加湿能力680 mL/h
ストリーマツイン
フィルターTAFU (交換目安 約10年)
スマホ連携対応
サイズ・重量高さ690×幅415×奥行360mm / 23kg

除湿機と加湿器と空気清浄機が一体になったモデルです。

【特徴】

  • 1台4役: 梅雨の湿気対策、夏場のカビ対策、冬場の乾燥対策、春の花粉対策がこれ1台で完結します。
  • 水de脱臭: 加湿でニオイ分子を浮き上がらせ、除湿で回収する強力な脱臭コースを搭載。
  • 衣類乾燥: 除湿機能を使ったランドリー乾燥モードがあり、部屋干しの生乾き臭をストリーマで抑制しながら乾燥できます。

除湿機・加湿空気清浄機をそれぞれ別で買うよりも割高なので、置き場所に問題がなければ別々での購入も検討して見てください。

全モデル スペック一覧・詳細解説

① 加湿空気清浄機・空気清浄機(5モデル)

型番MCK906AMCK706AMCK556AMC556AMCZ706A
タイプ加湿空気清浄機加湿空気清浄機加湿空気清浄機空気清浄機除加湿
空気清浄機
ストリーマツインツインシングルシングルツイン
集塵フィルターTAFUTAFUTAFUTAFUTAFU
センサーホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
ホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
ホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
ホコリ/ニオイホコリ/ニオイ
PM2.5/湿/温
スマホ連携対応対応非対応非対応対応
リモコンなしなし付属なしなし
空清 適用床面積~41畳~31畳~25畳~25畳~32畳
最大加湿量1,050 mL/h700 mL/h500 mL/hなし680 mL/h
加湿適用床面積
(プレハブ洋室)
~29畳~19畳~14畳-~18畳
加湿適用床面積
(木造和室)
~17畳~12畳~8.5畳-~11畳
給水方式2WAY
(上から/タンク)
2WAY
(上から/タンク)
タンクのみ-タンクのみ
サイズ(mm)
(高さ×幅×奥行)
777×352×315760×315×315700×270×270450×270×273690×415×360
運転音 (dB)
ターボ54 dB54 dB53 dB53 dB54 dB
標準39 dB37 dB39 dB39 dB39 dB
32 dB27 dB29 dB29 dB30 dB
しずか22 dB18 dB20 dB19 dB25 dB

メンテナンス・消耗品交換サイクル

ダイキン製品はランニングコストの安さも魅力です。

モデル集塵フィルター加湿フィルターストリーマユニット
MCK906A / 706A / MCZ706ATAFU (約10年)約10年交換不要 (内蔵式)
MCK556ATAFU (約10年)約10年約10年 (BFE089A4)
MCK505AHEPA (約10年)約10年約10年 (BFE089A4)
MC556ATAFU (約10年)-約10年 (BFE089A4)
  • ストリーマユニット: 上位機種は交換不要ですが、スリム・コンパクト機(MCK55/50/MC55)は約10年での交換が必要です。
  • フィルター: カタログ値は10年ですが、使用環境によっては早めの交換が必要になります。加湿フィルターは定期的なクエン酸洗浄が必須です。

オリジナルモデル

いくつかの家電量販店ではオリジナル仕様のモデルを販売しています。

例をいくつか挙げます。

ケーズデンキオリジナル仕様
MCK706AKS

基本的な性能や内容はMCK706Aと同じですが、ケーズデンキオリジナル要素として電源ケーブルが3メートルと長め(通常は1.8メートル)になっています。

オリジナルモードとして「しずか快適モード」を搭載しています。

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