エアコン

【価格優先】お手頃価格のエアコンにも違いはあるの?おすすめのメーカーは?

主要全メーカーのお手頃価格エアコンの特徴・選び方を一挙解説!

エアコン選びは省エネや暖房の性能・フィルター自動掃除などが注目されることが多くあります。

ですが、必ずしもそういった高機能・高価格な商品が必要とは限りませんよね。

「子供部屋では、あまり使わない

「急に必要になったからなるべく予算を抑えたい」

「引っ越しで他の家電や家具も必要だし・・」

こんな時には価格を抑えたエアコンが候補になりますよね。

かと言って、

ただ安いと言うだけで選んでしまって良いのか悩んでいる

という方も多いでしょう。
 

「なるべく予算は抑えたいけど、違いがあるなら知っておきたい!!」

という方も多いはずです。

そこで、このページでは、

▶︎手頃価格のエアコンの選び方

▶︎主要メーカーのお手頃モデル紹介

をしていきたいと思います。

お手頃価格エアコンの基本

エアコンは大きく分けて

①超省エネ

②準省エネ

③フィルター自動掃除

④付加機能

⑤シンプル

この5つくらいのグレードに分けることができます。

このうち、① ② ③は、高性能だったり機能が多かったりで、価格が高めです。

というわけで、このページでは④と⑤の区分になる機種についてお話していきます。

簡単にいうと、フィルター自動掃除を搭載していないモデルのことですね。
 

まぁ、この区分は明確にメーカーさんが定義しているわけではないので、全部にぴったり当てはまるとも限りません。

ですが、今回はわかりやすくするために

そのメーカーで最安のモデル→シンプル

2番目に安いモデル→付加機能

として進めていきます。
 

大まかな選び方の基準

シンプルグレード
→価格優先で最もシンプル。
 風の左右スイングがないことも多い

リビング・寝室向けのエアコンでは当たり前についている風向きの左右自動スイングですが、シンプルグレードでは採用されていないのが基本です。 

付加機能グレード
→ちょっとした付加価値あり
 多くの場合、風の左右スイングあり

付加機能グレードになれば左右自動スイングが標準的に備わり、メーカーごとの特色が少しでてきます。

と言っても、価格が大きく上がってしまうようなものではなく”ちょい足し”くらいの機能ですね。

ざっくりまとめると、こんな感じです。

  
省エネ性
暖房
自動掃除
機能性
風向自動
価格 高
超省エネ
 
準省エネ
価格 中
自動掃除
 
付加価値
 △
価格 低
シンプル
 △
基本なし

こんな感じになります。

ですから、付加価値グレードとシンプルグレードは・・

▶︎省エネ

▶︎暖房能力

▶︎フィルター自動掃除

これらの基本性能の部分では差がつかないと言うことになります。

では一体どんな基準で選ぶのか?

主力商品を紹介していきます。

シンプルグレードから選ぶなら

該当するのは・・

三菱GEシリーズ

パナソニックFシリーズ

日立Aシリーズ

富士通Jシリーズ

シャープP-Nシリーズ

ダイキンEシリーズ

決め方としては、こんな順番が良いかと思います。

とことんシンプル&お手頃価格プラン

「とにかくシンプルな機能でOK」

「予算を抑えたい」

こんな時に当てはまるのはこちら

▶︎富士通 Jシリーズ

▶︎パナソニック Fシリーズ

▶︎東芝 Mシリーズ

「価格最優先」

「首振りやその他の機能に魅力を感じない」

こういった場合に候補となります。

価格最優先で選ぶわけですから、その時点で一番安く買うことができるもので良いかと思います。

ネット通販で購入する場合にはダイキンのS・Fから型番が始まるEシリーズもこの中に入れて良いでしょう。
 

メーカー特徴ありプラン

「値段は抑えたいけど、ちょっとくらいいいものが付いてたらいいな」

こんな時にオススメのモデルはこちらです。

▶︎三菱 GEシリーズ

▶︎シャープ P-Nシリーズ

▶︎ダイキン Eシリーズ

▶︎日立 Dシリーズ

 

このページには登場しませんが、メーカーにもこだわらないなら

"CORONA コロナ ReLaLa N CSH-N2222R(W) 
も視野に入りますね。

別にコロナだからと行って特に機能・性能面で不利なことはないとは思います。

知名度と気持ちと規模の違いくらいですね。

 

三菱

シンプルグレード
GEシリーズ MSZ-GE2222

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
★★ 87%
19,400
低温暖房能力2.8kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

ムーブアイこそは採用されていないものの、床面の温度を見張るフロアアイが搭載されています。

通常エアコンは、設定温度に達したかどうかを室内機に吸い込んだ空気の温度で判断します。

この方法だと、床面と天井付近の温度差が原因で冷やしすぎや温め不足が起こりやすくなってしまいます。

そこで床面、つまり人の活動エリアにより近い部分の温度を測定することで、より正確に温度を把握していると言うことですね。

シンプルグレードでありながら三菱らしい要素が入っていて好印象なのですが、その分価格が少し他社比べ高いことが多いようです。

風向きの自動スイング(首振り)機能もついておりません。

予算優先と言う面で考えると少し微妙ですね。

ただ、売り出しになっていることも多く、他メーカーと同じ程度の価格で手に入るなら、フロアアイがある分有利という感じです。

「エアコンを使うと、冷暖房が強く感じることが多い」

という方には嬉しい機能だと思います。

 

付加価値グレード
Sシリーズ MSZ-S2222

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
★★ 87%
19,400円
低温暖房能力2.8kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

こちらはしっかりとムーブアイ搭載で、本体内部のファンにも防汚加工のハイブリッドナノコーティングが採用されています。

ただし、GEよりも少し値段が上がるので、選ばれるケースは稀です。

ここまで出すなら、「フィルター自動お掃除もついたRシリーズにしよう」ってなりやすいモデルですね。

悪くはないけど、お得感という意味ではもう一歩という印象です。

 

三菱の場合は、値段も考慮すると

シンプルグレード→該当なし

付加価値グレード→GE &S

と言う風に考えても良いかもしれませんね。

 

パナソニック

シンプルグレード
Fシリーズ CS-222CFR

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力2.9kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

パナソニックとは思えないほど本当にシンプルなモデルです。

そのおかげで手頃な価格でよく売り出しになっていますね。価格優先で選ぶ時に有力な候補となるモデルです。

他にダイキンE・日立A・富士通Cあたりと在庫を見て順番で安くなったりしてるイメージですね。

その中で一番安ければ候補に、そうでなければ除外と言う感じですね。
 

安くてパナソニックと言う部分が魅力の機種です。

例のごとく風向きの左右自動スイング機能はついていませんので気をつけてください。
 

付加価値グレード
Jシリーズ CS-J222D

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力2.9kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

こちらは今パナソニックが注力している、ナノイーXをしっかり搭載しております。

お部屋の空気だけでなくエアコン内部の除菌・消臭にも役立ちますのでその点でFシリーズと差別化できているかと思います。

風向きの左右自動スイングもこちらは対応しております。

Fシリーズとの差が上記の2点なので、ここにいくら払えるかが機種選びの鍵になりますね。

こっちの方が1万くらい高かったとして、それでもナノイーXと左右スイングを使ってみたいと思うかどうかで決めればOKです。
 
 

日立

シンプルグレード
RAS-J221M

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力2.8kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

こちらは住宅設備用販路向けとなっており、ハウスメーカーなどの取り扱いモデルとなっています。

家電店では見かけることのないモデルです。

パナソニックFシリーズ同様に、非常にシンプル機能のグレードとなっています。

日立伝統の内部スレンレスにも残念ながらなっておらず、自動左右スイングも対応していません。

また、最近の日立の目玉とも言える、凍結洗浄も非採用となっています。

こちらも、「その時1番安ければ」という選び方になるでしょう。

 

付加価値グレード
Dシリーズ RAS-D22M

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
20,500円
低温暖房能力2.8kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

こちらは・・

▶︎凍結洗浄light

▶︎ステンレスクリーン

採用で、左右自動スイングも対応です。 

この価格帯では汚れに強い機種に分類されるかと思いますので、なるべくエアコンを清潔に保ちたいと言う方にはおすすめです。

とは言っても、あくまでお手頃グレードということで、過信は禁物です。

 

富士通

シンプルグレード
Cシリーズ AS-J222M

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力3.2kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿

富士通の中で一番シンプルなグレードにあたり、他メーカーを含めても手頃な価格になっていることが多いです。

それでいて・・

▶︎熱交換器加熱除菌

を搭載しています。

また、ごく僅かにではあるのですが、他の同価格帯商品よりも低温暖房能力が高めになっています。

販売している家電店が限られていますので、安い時に見つけられれば、なかなかいい候補になるんじゃないでしょうか。

 

シンプルグレード
Cシリーズ AS-C222M

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力3.0kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿

こちらになると、熱交換器加熱除菌に加え

▶︎風向上下左右自動スイングあり

▶︎コンパクト室内機

採用となっています。

横幅728mm・高さ250mmと設置性に優れた室内機となっています。

機能的には「JシリーズでOK」というお客様も多いので、設置スペースに限りがある場合に候補になるモデルという印象があります。

 

シャープ

シンプルグレード
P-Nシリーズ AY-P22N

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力2.7kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿

左右自動スイングは対応していませんが、最安グレードでもプラズマクラスター7000搭載はさすがシャープといったところですね。

プラズマクラスターは、浮遊菌やニオイの抑制が期待できます。

チリやホコリが取れるわけではないので、空気清浄とはまた少し違いますが、空気の浄化効果が期待できます。

お部屋だけでなく、室内機の内部までイオンが放出されるメリットがあります。 

 

付加価値グレード
H-Dシリーズ AY-P22S

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力2.7kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿

こちらは左右自動スイング対応で、プラズマクラスターも搭載しています。

また、この価格帯でありながら

▶︎無線LAN内蔵

ということで、アプリ操作に初めから対応している点が特徴となっています。

スマホとWi-Fi環境があれば、アプリでの操作もできるというわけです。

ということで、「スマホで遠隔操作などしてみたい」という方にオススメです。 

 

東芝

シンプルグレード
J-Mシリーズ RAS-J221M

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
86% ★★
19,700円
低温暖房能力2.8kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿
ポイント

マジック洗浄熱交換器こそ採用されているものの、ごくシンプルなスペックのモデルとなっています。

マジック洗浄は、冷房や除湿の時に発生する結露で、熱交換器の汚れを洗い流すというものです。

汚れが落ちやすいようなコーティングはありますが、他のエアコンでもごく普通に行われているような工程ですので、過度な期待はできません。

価格ありきという感じの印象が強いモデルです。

 
 

ダイキン

シンプルグレード
Eシリーズ AN22ZES

省エネ基準達成率
年間電気代の目安
87% ★★
19,400円
低温暖房能力2.8kW
フィルター自動掃除なし
除湿方式弱冷房除湿

機能面ではいたってシンプルな内容ではありますが、室内機内部のカビ・ニオイ対策としてストリーマ機能が搭載されています。

ちなみに、ストリーマはプラズマクラスターやナノイーとは違いお部屋に放出されるようなものではありません。

あくまで、エアコン内部の清潔キープのための機能なんですね。

人気の高いメーカーではありますが、価格は高めということで、予算を抑えるという意味合いでは向いていように感じます。

風向きの自動左右スイング機能もついていませんのでご注意ください。

ちなみに、価格コム上位でよく見かけるS22ZTESは住設機器販路向けモデルとなっています。

基本的に、家電店には取り扱いはありません。

ハウスメーカーやリフォーム屋さんなどの、住宅設備系統のお店・ぴちょんくんのお店などで販売されているモデルです。

以上主要メーカー全機種紹介でした。

 

以上、お手頃価格のエアコン解説でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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