家電の質問でよくあるのが・・
「いつ買ったら安いの?」
「お買い得でおすすめなのはどれ?」
というものです。
せっかくなら良いものを、できるだけお得に購入できたらいいですもんね。
そんな疑問に答えるのがこの"狙い目・お買い得"シリーズです。
今回は、
型落ち(寸前)を含む、お買い得&おすすめの掃除機
の紹介をしていきたいと思います。
▼関連動画 格安コードレス掃除機のテスト
掃除機のお買い得な時期
&おすすめ基準
掃除機の新製品が登場するのは、結構幅が広いものの、夏から秋ころが多い傾向にあります。
そんなわけで、
夏のボーナスシーズンは、掃除機の狙い目のシーズンです。
あとは、年末の大掃除の時期に売り出しになる傾向があるかと思います。
このページでは主に・・
型落ち(寸前)でお買い得かつ、おすすめの性能
のモデルを紹介していきたいと思います。
注意点!
価格の下がる生産完了間際・生産完了で市場在庫限りのモデルを多く掲載しています。
ネットショップなどでの販売状況を加味して書いていますが、家電店の店頭ではすでに展示がない場合や、取り寄せ出来ない場合もあるかと思います。
そういった場合にはご容赦いただければと思います。
おすすめ基準
私をはじめ、家電店のスタッフの中で
「これ安くなったね!」
「この性能でこの価格ならお得じゃない?」
と、話題に上がることのあるモデルを中心に紹介していきます。
いくら価格が安くても、あんまり評判が芳しくない・おすすめとは言い切れないモデルは除外しています。
コードレス掃除機の狙い目
今の人気はやっぱりコードレスタイプの掃除機ですね。
人気のメーカー
▶︎吸引力が強いダイソンは根強い人気で・・
▶︎今の時期にお得な日立・シャープあたりが対抗馬
▶︎東芝は魅力もあるものの、ここ数年変化が少なく存在感が薄れてきており
▶︎三菱は値崩れしないせいで注目度が低い状態
こんな感じになっています。
お得でおすすめの商品
コードレス おすすめ①
日立 PV-BH900J
種類 | コードレスサイクロン |
重量 | 1.7kg |
運転時間 | 強 8分 標準 40分 |
現在の状況
生産完了から時間が経ち、基本的に家電店の店頭からは無くなっています。
Amazonでお得に出ていることがあるので、チェックしてみてください。
ポイント
2021当時の日立のコードレス掃除機の中で、一番グレードの高いモデルがこちらです。
吸引力・運転時間とも、メイン掃除機の置き換えを狙った性能のモデルですね。
発売時は8万円台ほどの価格だったのですが、ここにきて一気に値下がりしています。
お得さもあって、今では国内コードレスではトップクラスの人気を獲得しています。
メリット
⭕️スイスイ自走&LEDライトつきヘッド
日立といえば自走が強いことでおなじみですね。
軽い力でヘッドがグングン進んでいきます。
ヘッドには前方を照らすLEDライトが付いており、部屋の隅っこなど、薄暗い箇所を照らしながらお掃除ができるようになっています。
また、毛がらみを起こしにくいブラシが採用されています。
髪の毛なのどの長いものがブラシに絡むと、取り除くのが結構面倒ですよね。
かといって、そのまま放っておくと、故障の原因になったりすることもあります。
過信は禁物ですが、絡みにくいブラシはありがたいですね。
⭕️実用的な運転時間
ヘッド装着の場合、標準運転で約40分・強運転で約8分のバッテリー持続となっています。
この重量・吸引力でこの運転時間なら、なかなか優秀かと思います。
メイン掃除機としても十分実用的な持続時間じゃないでしょうか。
⭕️スタンド&豊富な付属品
こちらのモデルには、充電収納スタンドが付属しています。
「スタンドがないと、収納に困るかも・・」っていう声はよくあるもので、最初から付属というのは嬉しいポイントかと思います。
また、お布団や車掃除に使える、ミニモーターヘッドや延長ホースも付属となっています。
豊富なアタッチメントであちこち掃除できるのは、コードレス掃除機の魅力の1つかと思います。
デメリット
❌フィルター式サイクロン
ゴミの分離はフィルター式が採用されています。
この方式は、やや目詰まりによる吸引力低下が起こりやすいため、こまめな手入れが必要となります。

ダストケースやフィルターは水洗い対応ですが、洗ったあとはしっかりと乾燥させる必要があります。
乾燥場所に困る場合は本格サイクロンタイプがいいかもしれません。
おすすめパターン
「ダイソンはしっくりこない」
「ダイソンよりももう少し予算を抑えたい」
ダイソン対抗の本命モデルがこちらとなっています。
サイクロン構造など、ダイソンに及ばない点もありますが、日本メーカー的な使いやすさはあるかと思います。
何よりも、価格の下がり方が大きいのが魅力となっています。
コードレス おすすめ②
東芝 VC-CLX50
種類 | コードレスサイクロン |
重量 | 1.8kg |
運転時間 | 強 8分 標準 35分 |
現在の状況
多くの家電店で完売していますが、Amazonで安く販売している様子を見かけます。
ポイント
東芝の中でも人気の高い、トルネオ"V"シリーズのコードレスモデルがこちらです。
1.8kgと軽量&フィルターレスということで、使い心地もお手入れも楽ちんですね。
メリット
⭕️本格遠心分離
こちらのモデルは、本格的な遠心分離構造が採用されています。
よく、"フィルターレスサイクロン"というふうに紹介されている仕組みですね。
▶︎目詰まりによる吸引力低下が非常に少ない
▶︎お手入れが楽ちん
というメリットがあります。
フィルターの手入れは必要ではあるのですが、頻度は少なくて大丈夫なタイプなんですね。
普段はゴミを捨てるだけでOKで、時々フィルターのホコリを払うくらいです。
ダストケースやフィルターは水洗いに対応しています。
蛇腹のフィルターがない分、乾燥時間もいくらか短く済むんじゃないかと思います。
⭕️収納スタンド付属
東芝のコードレスは、スタンドが付属しないモデルも多いのですが、こちらのVC-CLX50は立てかけて収納できるスタンドが付属しています。
なくてもなんとかなるとはなるものではあるんですが、あると便利なのは間違いないかと思います。
デメリット
❌運転時間は短め
強運転8分はコードレスとしては一般的な範囲かと思いますが、弱で20〜25分というのはちょっと物足りない感じがします。
こまめに掃除する場合はいいのですが、休日にまとめて掃除する方や、念入りになりがちな方は短く感じるかと思います。
おすすめパターン
「お手入れが楽で、ダストケースも洗えるのがいいな」
「付属品はそんなにいらないから、お得なモデルは?」
こんな時におすすめです。
ダストケースが洗えるフィルターレスタイプは貴重ですからね。
ちなみに、お手入れ直後という条件なら日立の方がやや吸引力は強い感じがします。
こちらは吸引力はそこまで強いわけじゃないんですけど、低下しにくいっていうのが売りという格好です。
おすすめ③
ダイソン SV12FFLF
種類 | コードレスサイクロン |
重量 | 2.58kg |
運転時間 | 強 6分 標準 40分 |
現在の状況
過去に販売していたV10のリバイバルモデルで、期間限定的にお買い得価格で販売されています。
ポイント
コードレス掃除機では定番のダイソン。
重めではありますが、このスペックでこの価格ならお得だと感じます。
メリット
⭕️吸引力ならダイソン
「ダイソン=吸引力が強い」 というようなイメージを持っている方も多いんじゃないかと思います。

強力なモーターを採用&直線的な気流を実現するボディ形状ということで、吸引力はコードレスではトップクラスとなっています。
また、ダイソンといえば"吸引力が落ちない"というのも大きな魅力となっています。
サイクロン構造が優秀だからこそ、吸引力が強くて、しかも維持できるというわけなんです。
V10世代は発売から長い時間が経っているとはいえ、最新の国内メーカーコードレスと比べても。遜色ない吸引性能を持っているかと思います。
⭕️お手入れ楽ちん
本格的な遠心分離構造が採用されているので、フィルターへの目詰まりはほぼありません。
普段はゴミ捨てだけでOKです。
ダイソンに関しては、ダストケース内に洗えない部分もあり、弱点のように言われることもあるようです。
個人的には「洗えない=洗わなくても大丈夫な造り」と思えば、そんなに悪いものではないと思います。
1年に一回くらいフィルターを外してみて、汚れていたら洗うくらいの手入れの少なさです。
デメリット
❌本体は重め
今でこそダイソンも軽量化してきましたが、こちらのV10は結構重めで、本体重量が2.58kgとなっています。
私の経験上なんですが、多くの方が「これくらいなら大丈夫かな」って感じるラインは、大体2kgぐらいじゃないかと思います。
また、現在の各メーカーの主力モデルも2kgぐらいに収まっています。
その点を踏まえると、古い世代だけあってちょっと重く感じることはあるのかと思います。
また、自走機能もないので、ヘッドの動きが重く感じる場合もあるかと思います。
この、ダイソンの特徴でもあるローラー形状のヘッド。
大きなゴミも、小さなゴミも吸えるというメリットもある反面、重量としては重めの部類に入ります。
❌よく聞く弱点も・・
ダイソンのマイナス面の口コミでよくあるのが・・
「スイッチ握りっぱなしにしないといけないから、指がだるい」
「ゴミ捨ての時に埃が舞いやすい」
「音が大きめ」
こういったものですね。
音は以前に比べればだいぶ改善されていて、掃除機としては標準的な範囲に落ち着いているかと思います。
おすすめパターン
「コードレスでもしっかり吸って欲しい」
「どうせなら一度はダイソンを使ってみたい」
こんな場合におすすめです。
運転時間は短いものの、吸引力は十分かと思います。
日立のPV-BH900Jと比べても、こっちのダイソンの方がよく吸う印象があります。
軽さ・ダストケースが洗えることをとるなら日立で、吸引力・手入れの楽さをとるならダイソンっていうところでしょうか。
コードレスおさらい
コードレス掃除機のおすすめは以上となります。
本命は・・
▶︎日立 PV-BH900Jがバランス良く使いやすい
▶︎対抗は吸引力が優秀なダイソン
こんな感じでしょうか。
コード付き掃除機のおすすめ品
ここからは、コード付き掃除機のおすすめを紹介していきます。
コードレスを使う方の割合が増えてきているとはいえ・・
▶︎コード付きの方がよりパワフル
▶︎時間を気にせず使える
▶︎コードレスよりも予算を抑えて良いものが買える
というメリットがあります。
おすすめ品
コード付きおすすめ①
東芝 VC-C7
種類 | コード付きサイクロン |
重量(本体・全体) | 2.2/3.6kg |
吸込仕事率 | 290W |
運転音 | 58〜63 dB |
現在の状況
2019年発売のモデルということで、普通はとっくに完売しています。
ただし、Amazonなど、いくつかの通販では扱いがあるようですね。
ポイント
コード付き掃除機の中では、常にトップクラスの売り上げを誇るシリーズとなっています。
定番中の定番と言えるモデルがこちらです。
メリット
⭕️軽量ボディ
本体2.2kgと、コード付き掃除機の中では軽量な部類です。
また、サイズもコンパクトなので、部屋移動などで持ち運ぶ時にも楽ちんです。
⭕️自走式ヘッド
自走式モーターヘッドが採用されており、軽い力でもスイスイと吸口が進みます。
本体も軽くて、かけ心地も軽いというのが人気の理由ですね。
デメリット
❌お手入れはこまめに
こちらのモデルは、フィルター方式のサイクロン式となっています。
他の多くのサイクロン掃除機がそうであるように、こちらの掃除機もこまめなフィルターの手入れが必要となります。
おすすめパターン
「予算を抑えつつ、使いやすいモデルは」
「しっかり吸って、軽いといいなぁ」
こんな時におすすめの商品です。
こまめな手入れだけは必要なので、そこが悩みどころかもしれません。
お手入れ楽ちんモデルは次に紹介する↓になります。
コード付きおすすめ②
東芝 VC-S610X
種類 | コード付きサイクロン |
重量(本体・全体) | 2.3/3.7kg |
吸込仕事率 | 180W |
運転音 | 58〜64 dB |
現在の状況
コチラも2019年発売モデルということで、まず見かけることはないと思います。
購入ルートはほぼAmazon一択という感じです。
ポイント
東芝コード付きサイクロンのハイグレードモデルとなっています。
トルネオミニじゃなくて、ちゃんとトルネオVシリーズです。
メリット
⭕️お手入れ楽ちん
こちらは本格遠心分離構造が採用されており、よく"フィルターレス"と呼ばれるタイプとなっています。
フィルターへの目詰まりは少なく、普段はゴミ捨てだけしていればOKです。
時々本体内部のモーター保護フィルターを洗う程度のお手入れとなります。
⭕️本格派軽量モデル
本格的なサイクロン構造を採用しながらも、本体重量2.3kgと軽量なボディを実現しています。
また、持ち運びしやす形状にもなっており、お部屋の移動も楽ちんです。
デメリット
ハイグレードというだけあって、特に目立った弱点はないかなぁと思います。
あえていうなら、同じトルネオVでも、以前の重い時代の方が吸引力は少し良かったかなぁと感じます。
まぁ、吸引力自体は十分なんですけど、"吸引力最強"っていう感じにはあと少し足りないくらいというところです。
おすすめパターン
「お手頃価格で良いものを使いたい」
「お手入れ楽ちんが魅力的!!」
こんな場合におすすめのモデルです。
吸込仕事率について
コード付き掃除機の吸い込みのパワーは、吸込仕事率という数字で表されています。
ですが、1つのこれは目安でしかなく、「数字が大きいから強力」とはならないこともあります。
値段の手頃なVC-C7 吸込仕事率290W
最上位のVC-S610X 吸込仕事率 180W
これだけ見ると、C7の方が吸引力が強いように見えます。
ですが実際は、C7は目詰まりによる吸引力低下が起こりやすいため、実力を発揮仕切れない場合が多いです。
逆に、S610Xはフィルターの目詰まりが少ないため、安定して吸い込みが良いわけですね。
コード付きおすすめ③
パナソニック MC-PJ21G
種類 | コード付き紙パック |
重量(本体・全体) | 2.7/4.3kg |
吸込仕事率 | 600W |
運転音 | 60〜65 dB |
現在の状況
2023年1月時点ではちょうど売り尽くしという感じです。
2022年2月発売ということで、2023年の同じ頃に販売が終わるんじゃないかと予想されます。
ポイント
コード付き掃除機としては、定番メーカーとなっているパナソニック。
こちらは紙パック式で、価格・重量・吸引力のバランスが良いモデルとなっています。
メリット
⭕️吸込仕事率600W
600Wのハイパワーとなっています。
最近は軽量化を優先するために、パワーの落ちる小型モーターを採用するモデルも多いです。
600Wなら"しっかり頼れる"という感じですね。
⭕️親子ノズル
ヘッドのレバーを踏むことで、ヘッド部分を簡単に外すことができるようになっています。
家具と家具の隙間など、狭い場所でもツールを取り替えることなくお掃除できちゃうんです。
デメリット
❌少し重め
コードレスを使う方も増えたこともあり、現在のトレンドは軽量重視という雰囲気です。
本体重量で2.0〜2.5kgくらいだと軽量というところなので、重量面ではあと一歩と感じる方もいるかもしれません。
とは言え、10年くらい前だと3.0〜3.5kgくらいが当たり前だったので、「今までよりは軽い」となるケースも多いんじゃないかと思います。
おすすめパターン
「なるべく手頃な価格でしっかり吸うモデルがいいな」
「うちは掃除機使う時間が長いから、コードレスだと充電切れが心配」
こんな場合におすすめのモデルです。
まとめ
長くなったので、最後に簡単におさらいしておきましょう。
▶︎日立のPV-BH900Jが大幅値下がり
▶︎ダイソン以外なら日立が無難&お得
▶︎こまめに掃除する方なら東芝のVC-CL420もお得
▶︎コード付きならパナソニックのMC-PJ21Gが一押し
こんな感じになります。
繰り返しになりますが、旧型メインでの紹介となっています。
完売の場合や、価格の高いお店ばかりが残ってしまっていることもあります。
その際はご容赦いただければと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。