暖房

【コロナ・ダイニチ・トヨトミ】石油ファンヒーターのメーカーの選び方とオススメ品

更新日:

ファンヒーター選びでは、まずメーカーごとの特徴を抑えることが重要!

「エアコンで暖房しようと思ったけど、値段が高いなぁ」
「電気暖房を買ってみたけど、これだけでは物足りないなぁ」

灯油代がかかる・灯油を買う手間がかかる、とは言っても手放せないのが石油ファンヒーターですね。

手軽で暖かい暖房としてまだまだ活躍中です。エアコン以外では唯一の部屋ごと暖房が現実的な家電と言ってもいいでしょう。

そんなファンヒーターですが、対応畳数や機能別に数多くの機種があり、どれを選んだら良いか悩んでしまいますよね。

実はファンヒーターにはメーカーごとにある程度特徴あり、これを頭に入れるだけでぐっと選びやすくなるんです。

そこで本日はファンヒーターのメーカーごとの特徴を解説したいと思います。

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コロナ

コロナ 高性能モデル WZシリーズ

🔻木造15畳/コンクリート20畳


▶︎その他のラインナップを表示

コロナの燃焼方式

コロナの石油ファンヒーターではポンプ噴霧式という方式を採用しています。燃焼筒を最初は電気で加熱し、熱くなった燃焼筒内で灯油を気化させガスにします。

このガスと空気を混ぜたものに着火するのがポンプ噴霧式です。

⭕️電気代が安い
❌予熱にやや時間がかかる
燃焼方式と言えます

コロナの特徴

電気代が安い


コロナのファンヒーター最大の特徴は省エネです。石油ファンヒーターでは当然灯油を使うわけですが、それ以外に電気も使います。

電気を使うのはファンや液晶画面のためだけでなく、燃焼用のガスを作るためなんです。

コロナのポンプ噴霧式は一度燃焼筒を電気で加熱してしまえば、燃焼による熱を再利用してガスを作るのであとはほとんど電気を使いません。

つまり、最初に燃焼筒を電気温めれば、あとは勝手に燃えるということです。ですから、電気代が安く済むんですね。

コロナは焚き火のイメージが近いですね。

焚き火は最初に炎が安定するまで大変ですが、一度炎を安定すればあとは勝手に燃えるようなイメージです。

▶︎具体的な電気代は
FH-WZ5716BY(木造15畳までのタイプ)で
強運転時 27w 1時間で約0.7円
一日8時間を1月使った場合 約170円

と、やっぱり電気代は安いですね。これはポンプ噴霧式だからこその省エネ性です。

 

電源ONから点火までの時間が長い

これもポンプ噴霧式に関係してるんですが、燃焼等全体が高温になるまでに時間がかかるため電源を入れてもすぐには点火できないんです。

ですが、今年から点火までの時間が短縮され、従来機種で二分半だったのが今年のモデルから一分十五秒に短縮されています。コロナの弱点がかなり改善されましたね。

もっと早く点火したい場合は余熱タイマーという機能があります。あらかじめ燃焼筒を加熱しておくことで、点火時間をなんと7秒まで短縮が可能です。

余熱の電気代がかかりますので、上手に使い分けが必要です。

 

臭いが少ない

灯油ってニオイが気になるというイメージをお持ちの方が多いかと思います。ですが、実は完全燃焼していればほとんどニオイはでないんですね。

ただ、点火と消火の時にはどうしてもごくわずかに不完全燃焼が起こります。特にコロナは燃焼筒が大きく、一瞬でつけたり、消したりはできないんです。この時にニオイが発生します。

この点火・消火の時にニオイを漏らさず、本体内部で脱臭するのが消臭シャッターです。
FH-WZ FH-VXから始まる品番の機種は消臭シャッター搭載機種です。

 

簡単に開く”汚れま栓”

コロナのオイルタンクは7.2Lタイプがメインです。(全部ではありません。対応畳数により変わります。)
ダイニチの9Lと比べるとちょっと少ないですね。

タンクの蓋はキャップ部分を直接触らなくても開けられる作りになっています。

上下に持ち手が付いているので、灯油を入れるときにタンクをひっくり返しやすいですね。
(一部例外有り)
IMG_0656

上側の持ち手。 下に普通の持ち手もあります。

ちなにみ灯油タンクの容量が分からないときは本体の側面か背面のシールに必ず書いてあります。
残念ながらタンク容量を分かりやすく表示していない家電店もあるようなので参考にして下さい。IMG_0667

こういう注意書きの下あたりに必ず書いてますよ。

 

火力セレクト

これまでのファンヒーターは火力を調節したいときには、設定温度の上下で調節するしかありませんでした。

火力セレクト機能なら温度調節ボタンを何度もピッ、ピッと押さなくてもボタンひとつで強、中、弱と火力を調節することが出来ます。

室温にかかわらず、自分の好みの強さで運転できるわけですね。

「今は一人で使っているから少しでいいや」なんてときに弱ボタン一つでエコ運転ができるんですね。
なかなか便利そうです。

 

コロナの弱点

▶︎点火までの時間がやや長い
▶︎タンクの容量が7.2Lまで
▶︎高級モデル以外は消臭シャッター・脱臭フィルターがない

点火までの時間の長さがネックですね。電気代が安いよりも、すぐに温かくなるほうが優先の人は多いです。

ですが、今年のモデルから点火までのスピードがグッと早くなりました。素晴らしい改善ですね。

ダイニチのような9Lタンクはありませんので、18Lポリタンクをぴったり2回で使い切ることはできません。

ニオイは感じ方に個人差があるのでなんとも言えませんが、敏感な方はシャッター付きモデルがおすすめです。

 

こんな場合はコロナがオススメ!

▶︎ランニングコストが安い機種がほしい

点火までの時間はダイニチよりやや長いものの、電気代が非常に安いのが魅力です。

つまりリビングなどの長時間つけるお部屋に置く場合はコロナがオススメですね。

最小火力が小さいこともあり、パワーを抑えて灯油を節約するのも得意です。ランニングコストを抑えたい方にはうってつけのメーカーさんです。
 

コロナお手頃価格モデル

「省エネは嬉しいけど、本体も手頃な価格の機種はないの?」

そんな時におすすめの機種も紹介しておきますね。

コロナ スタンダード STシリーズ

🔻木造15畳/コンクリート20畳

快適機能はWZシリーズの方が豊富ですがこちらでも十分という方も多いはず。せっかく省エネなんですから、本体価格もなるべく抑えて節約したいですよね。

▶︎その他のラインナップを表示

コロナのシリーズごとの解説記事はこちら

「メーカーはコロナに決めた」
🔻そんな方にはこちらの記事がおすすめです。

【迷ったらコレ!】石油ファンヒーターの選び方 コロナ編

コロナだったらどれがいい?シリーズごとの特徴と選び方は? 【コロナ・ダイニチ・トヨトミ】石油ファンヒーターのメーカーの選び方とオススメ品 こ ...

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ダイニチ

ダイニチ 高性能モデル SDRシリーズ

🔻木造15畳/コンクリート20畳

 

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▶︎オートターボ
室温が15℃になるまで火力を自動で10〜15パーセントアップします。即暖性がさらに向上しています。

▶︎簡単Lo設定
ボタンひとつで最小火力に固定できます。「十分暖かいけど、消すと寒いなぁ」という時に便利です。

▶︎8段階残油モニター

灯油の残りを細かく8段階で表示してくれます。あとどれくらいで給油が必要かわかるので便利です。

ダイニチの燃焼方式

ダイニチの燃焼方式はブンゼン式です。

ブンゼン式は灯油をガス化するために、灯油気化機(電気ヒーターのようなもの)を使います。この灯油気化機は常に電気を消費するため、燃焼中ずっと電気を多く使います。

コロナが焚き火だとするとダイニチは電気ライターみたいなイメージですね。ガスの気化を行う部品が小さく短時間で立ち上がります。

⭕️短時間で余熱できる(短時間で点火可能)
⭕️一瞬で点火消化できる(不完全燃焼がなく点火・消化のニオイがほぼない
❌常に電気で灯油を気化させる
燃焼方式と言えます。

 

ダイニチの特徴

点火までの時間が短い

ダイニチを選ぶ方のほとんどは、この点火までの時間の短さを気に入って購入します。ダイニチ最大のメリットと言っていいかもしれません。

ブンゼン式は灯油気化機を温めればすぐに点火できます。コロナの様に燃焼筒全体ではなく、その手前にある小さな灯油気化機だけを加熱することで点火までの時間を早めています。

多くのモデルで余熱機能なしでも40秒で点火できます。大型機でも45秒で点火できますので、コロナよりも早いですね。

 

電気代はやや高い

上にも書いたように、ブンゼン式では多くの電気を使用します。燃焼筒の熱を利用せず、常に灯油気化機を利用するからですね。

▶︎コロナと比べると・・
上のコロナFH-WZ5717BYと同等機種FW-5717SDXで比べてみましょう。
強運転時 191w 1時間当たり約5.2円
一日8時間を一ヶ月使った場合の電気代 約1250円

コロナが月170円でしたから、
1ヶ月で約1000円の違い
  ↓
冬の3ヶ月使ったとすると1年で3000円
  ↓
製品の寿命を5年とすると約15000円の差

と、結構大きな差になりますね。

 

点火・消化時の臭いが少ない

(SDRシリーズの消臭イメージ)

コロナとは逆で点火・消化時の臭いは少なめです。一番臭いが気になるのは点火・消化のときですからこれは利点ですね。

先ほどダイニチの点火方式はライターに近いっと言いましたが、ライターは瞬時に点火・消化できますよね。これが不完全燃焼を低減させ点火・消化時のニオイを抑えるんです。

 

タンク


ダイニチを選ぶもう一つの理由がこのたい容量オイルタンクです。ダイニチでは主に大型機種で9Lのタンクを採用している機種があります。

寒いときの給油は本当にめんどくさいですよね。ダイニチの9Lタンクなら給油の回数を減らすことができます。

灯油のキャップはつまむだけで簡単に外すことができるようになっています。

また、持ち運びしやすいように下と横にも持ち手がついています。

満タン時は10kg程度の重量がありますので、両手で持てるのは嬉しいですね。上下をひっくり返しやすく、ファンヒーターにセットするときに便利です。

 

ダイニチの弱点

やはり電気代が高いのがネックですね。それと灯油の劣化に敏感な気がします。

灯油って思った以上に劣化しやすいんです。それで、ファンヒーターは安全に運転するために非常に繊細にできているんですね。

製品が悪いわけじゃないですが、運転条件が良くないとエラーが出やすい傾向があるかもしれません。

 

こんな場合はダイニチがオススメ!

▶︎早く温まりたい
▶︎給油の回数をできるだけ減らしたい
こんな時にはダイニチがおすすめです。

スピードはナンバーワン。タンクも大きくて給油回数を減らせます。

電気代よりも早く暖かくするのが優先の方はダイニチ。灯油を入れる回数を極力減らしたい方もダイニチです。

 

ダイニチの売れ筋お手頃価格モデルはこちらです。

ダイニチ スタンダードモデル LEシリーズ

🔻木造15畳/コンクリート20畳

▶︎その他のラインナップを表示

ダイニチのスタンダードモデルでが、40秒点火(5717は45秒)と9リットルタンクの魅力を備えています。手頃な価格でお探しでしたらこちらがおすすめです。

 

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トヨトミ

🔻木造14畳/コンクリート19畳

▶︎その他のラインナップを表示

機種はコロナ、ダイニチに比べれば大分少ないですね。サラッとご紹介します。

トヨトミの燃焼方式

トヨトミの燃焼方式はコロナに近いんですが、ガス化させずに直接灯油に火をつけます。

灯油は保管期間が長いとすぐに劣化してしまいます。劣化した灯油は充分にガス化できずに、不純物が溜まり故障に原因となります。

トヨトミはガス化させずに火をつけるため燃焼させきることができるんです。

これがトヨトミのエコバーナー(ポット式)です。


例えるならアルコールランプみたいなものでしょうか。お皿の上で灯油を燃やしながらポタポタと灯油を垂らして燃焼させています。

⭕️(劣化していない)持ち越し灯油が使える
❌燃焼部が開放されており、ニオイが出やすい
燃焼方式と言えます。

トヨトミの特徴

持ち越し灯油が使える

上にも書いたように灯油に直接点火しますので、適切に保管された1年以内の灯油であれば古い灯油でも燃やすことができます。

灯油を冬の間に使いきれず残ってしまうことってありますよね?

トヨトミならそんな灯油でも使うことができるんです。灯油もどんどん値上がりしてますから、無駄なく使えるのはうれしいですね。

電気代が安い

コロナと大体一緒の説明です。

消費電力は20w 1時間あたり約0.5円
1日8時間で1ヶ月使用すると 約120円

電気代が非常に安く、持ち越し灯油も使えると、エコ性能の高いメーカーさんとなっています。

 

電源ONから点火までの時間が長い

これもコロナと同じ説明なので省略します。
点火までの時間は
⚫︎SL53H→3分半
⚫︎SL34H/SL43H→2分半
となっています。

 

タンク

トヨトミのオイルタンクは最大の機種で7L。
若干ですが、コロナよりも少なく3社で最小です。

”こぼれま栓”という変わった機能が付いており、うっかりキャップを閉め忘れて逆さにしてしまってもほとんど灯油があまりこぼれない構造になっています。

緑のプラスチックの部分を持ってクルクルまわしてあける様になっています。

 

トヨトミの弱点

ラインナップが少ない・家電店にも置いていない機種が多い。というように少し買いづらいメーカーかもしれません。

あと燃焼方法の特徴上点火・消化時のニオイは出やすいです。
点火までの時間も長めですね。

こんな人にはトヨトミがオススメ!

▶︎灯油が毎年少し余る
こんな時にはトヨトミがオススメです。

3社で唯一持ち越し灯油対応です。しつこいようですが、正しい方法で保管した1年以内の正常な状態の灯油に限ります。

キャップをしていない状態で灯油タンクを倒したり、逆さまにしてもあまり灯油がこぼれないとういう珍しい機能も付いていますので、ご年配の方やお子さんのいる家庭では安心かもしれませんね。

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3社の特徴まとめ

こんな場合はコロナがオススメ
▶︎電気代を節約したい
▶︎長時間運転する
▶︎風量が多い機種がいい
▶︎臭いが少ない機種がいい(消臭シャッター付き機種)
▶︎タンクのキャップは触りたくない

 

こんな場合はダイニチがオススメ
▶︎早く暖かいほうがいい
▶︎給油の回数が少ないほうが良い
▶︎点火・消火のニオイが気になる
▶︎夜だけなど比較的運転時間が短い

 

こんな場合はトヨトミがオススメ
▶︎灯油が毎年余って困る
▶︎長時間運転する
▶︎人とはちょっと違った機種を選びたい
▶︎電気代を節約したい

 

最後に気になる燃費

私も気になって燃費を計算してみたんですが、3社どっこいどっこいで違いはほとんどありませんでした。

機種による違いよりも運転状況による燃費の違いのほうが圧倒的に大きいです。

いかにムダを省き、運転を抑えるかが大きなポイントとなります。燃費をよくする機能はどのメーカーもありますので、自分で使いやすそうなものを選んで下さい。

個人的には、コロナのお好み火力調節なんかは良さそうですね。

紹介した順番が大体オススメの順番です。

でも考え方は人それぞれ。自分にあっていると感じるものを選ぶのが1番です。すこしでも皆様の参考になれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございます。

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