冷蔵庫

2人でもせっかく買うならこのサイズ!冷蔵庫400Lクラスの魅力を紹介

前回に引き続き2人で使うのにおすすめの冷蔵庫を紹介していきます。

登場する機種は400L台の片開きのモデルに絞っています。
「400Lって2人で使うのには大きすぎるんじゃない?」

そんな風に思った方も多いかもしれませんが、意外とこれくらいが人気です。

そんなわけで本日は・・

400Lクラスの魅力とおすすめ品

を紹介していきたいと思います。

その他のサイズ

▼新婚さん向け(小〜中型)予算抑え目
2人だったらこれくらい?新婚さんにおすすめの冷蔵庫【容量別の特徴】

▼ファミリー向け(大型フレンチドア)予算アップ
【賢い冷蔵庫選び】決め手は保存力!家族向けおすすめモデルとメーカーの特徴紹介

400L台の片開きがおすすめの理由

省エネ性が1段とアップ!


実は401L以上の冷蔵庫とそれ以下の冷蔵庫に比べ、より厳しい省エネ基準で設計されています。

ですから、前編で紹介した400L以下の冷蔵庫と比べても電気代は同じ程度か、安くなる場合がほとんどです。

参考までに、300L台の人気商品と比べてみましょう。

三菱 MR-CX37H(365L)

省エネ性能 他段階評価 2.1(5点満点)
年間電気代目安 9,050円

 

三菱 MR-MB45J(451L)

省エネ性能 他段階評価 3.9(5点満点)
年間電気代目安 6,780円

このように、サイズが大きい方が電気代が安いという場合もよくあります。

年間で約2千円

10年使った時の差額は約2万円

本体の価格差が埋まるほどではありませんが、長い目で見ればちょっとは差が縮まるという感じですね。

容量が大きくなるのに電気代は安くなります。

電気代にお金を使うよりは、本体に使ったほうが満足度は高いんじゃないかと思います。


 

メーカーの特色が出てくる


例えば・・

三菱の”切れちゃう瞬冷凍”

パナソニックの”ワンダフルオープン引き出し”

など、そのメーカーの特徴となる機能が搭載され始めるのがこのだいたいこのサイズからです。

そのメーカーを選ぶ決め手となる機能が追加されるということです。

その分どのメーカーにするか悩ましくもなるかと思いますので、その辺もしっかり解説していきます。
 
 

本体幅60cmで安心


設置・搬入とサイズの確認は重要ですね。

幅60cmというのは、片開きドアの冷蔵庫の基準となるサイズで、300L台の冷蔵庫と同じ幅になっています。

300L台の冷蔵庫がおけるなら、400L台の冷蔵庫の設置も問題ないということです。(高さ制限がある場合は別です)

 

「大き目がいいけど置けるか不安」
「引越しがあるかも・・大きいの買っといて大丈夫かな?」

こんな場合でも安心なのが幅60cmサイズです。

もちろん例外はありますので、事前にスペースの確認は必要です。

ですが幅60cmなら私個人の体感では9割以上のご家庭で設置可能ではないでしょうか。
 

基本機能が充実

独立製氷室や急速冷凍はもはやスタンダードな機能となっています。

例外もあるのですが、これらの基本性能が充実してくるのも400Lクラスからです。
 

独立製氷室

自動製氷でできた氷をためる専用ね部屋が用意されています。

他の食品からのニオイ移りの心配が少なく、製氷皿と給水タンクの配置的に清潔性が高い利点があります。
 

急速冷凍

食品の温度を急速に下げることで、劣化しやすい温度帯をより早く通り過ぎるようになっています。

ゆっくり冷凍すると食品内部の水分が大きな氷の結晶となり、食品の細胞を破壊します。

これが食感や質を悪くする原因となるんですね。それを減らすのが急速冷凍の目的です。
 
 

まとめ買いも安心

2人で使ってこれくらいの容量があれば、ある程度まとめ買いも可能になってきます。

まとめ買いができると便利

普段は仕事で買い物にいけないことも多い

まとめ買いでお得になる場合も多い

2人でそれぞれ好みの調味料やデザートを買う

などと、意外と冷蔵庫の中身って増えやすいものですよね。

また、買い物帰りで疲れているところで

「冷蔵庫いっぱいだから、中身を片付けないと入らない・・」

なんてなるとがっかりですよね。

スペースに余裕があれば、とりあえず冷蔵庫に入れちゃうこともできます。

夏は食べ物がいたむのも早いですから、ゆとりがあるに越したことはありません。

 

トータルして高い満足度

400L以上のポイント

メーカー独自の特徴・機能が搭載され始める

省エネ性が高い

容量が大きくて便利

基本機能も充実

このようにトータルで見た時にお買い得感が非常に高いのがこのクラスの特徴です。


 

また、食品の保存機能が強化されるモデルも多くなっています。

つまり、省エネだけでなく、食品の廃棄を減らす”食エコ”にも貢献するということですね。

長く使った時に便利で無駄の少ない冷蔵庫がこのクラスなんです。

つまり、冷蔵庫は完全に大は小を兼ねるわけです。

「もっとサイズ大きくてもいいよ」という場合はフレンチドアタイプもおすすめです。

なんだかんだでこっちの方が見栄えもいいですからね。

【令和版】店員おすすめ! 家族向け冷蔵庫の選び方&人気の冷蔵庫の特徴解説

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通常モデルとガラス扉モデル

このクラスの冷蔵庫では、ガラス扉採用のモデルも見かけます。

▼ガラス扉の利点は・・

⭕️傷や凹みがつきづらい

⭕️見た目に高級感がある

最近ではリビングから冷蔵庫が見える作りの建物が増えてきていることもあり、性能だけでなくデザインの良さも重視されています。

デザインも性能のうちということですね。

傷に強いことも大きなメリットで、新品のような外観を長く保つことが可能です。

凹んでいたりするとどうしても長く使っているように見えますからね。ボロく見えるというか・・・

また、ガラス扉タイプの方が機能・性能が優遇されていることもあります。
 

ここからは具体的な機種をご紹介していきます。

三菱 MR-MB45J

容量 455L(ガラスドア)
年間電気代の目安 約6,780円
冷凍室の位置 下段
自動製氷 あり(独立)
サイズ(幅×奥行×高さ) 600×699×1,826mm

三菱のシングルドア・真ん中野菜室モデルです。

豊富な鮮度長持ち機能を備えている点も注目です。

おすすめポイント①
真ん中野菜室

ここ数年人気の"真ん中野菜"スタイルとなっています。

野菜室は、うるおいキープ保存をはじめ、三菱ではお馴染みのビタミンアップも採用されています。

 

おすすめポイント②
切れちゃう瞬冷凍


三菱といえば有名なのは切れちゃう冷凍ですね。

そしてさらにパワーアップして、切れちゃう”瞬”冷凍となっています。

食品をゆっくりと冷凍すると食品内部の水分が大きな氷の結晶となり、細胞を破壊してしまうのですね。

これが食品の食感・品質を低下させてしまう原因と言われています。

瞬冷凍は食品を一瞬で冷凍状態にするため、この劣化が非常に少ないのが特徴です。

 

一瞬で凍ると言っても、冷凍室に入れてすぐに凍るわけではないので誤解しないでくださいね。

食品が凍らないようにそーっと温度だけ下げていく”過冷却現象”を利用しています。

冷凍にかかる時間は他の冷蔵庫と代わりありません。

 

おすすめポイント③
氷点下ストッカー


ここ数年トレンドとなっているチルドでの新鮮保存のためのお部屋です。

チルドとは冷蔵よりも少し温度が低い凍る手前の温度帯で、主にお肉・お魚・乳製品の保存に適しています。

氷点下ストッカーはさらにもう少し温度を下げ、食品は凍らなくても食品内部の水分は凍った状態を作っています。

簡単にいうとキンキンに冷えている状態ということです。

チルドルームは日立の真空チルドをはじめ、ここ数年で各メーカーが力を入れているポイントの一つです。

食事の時間がずれる

食材を使い切れなかった

2人での生活ではそんなことも多いですよね。

当日〜数日の間に食べるなら冷凍はちょっと面倒です。

冷凍して食感が悪くなったら嫌ですし、解凍の手間もかかりますからね。

そんな時にこういった保存能力の高いチルド機能があると、美味しさ長持ちで助かりますね。

 

おすすめポイント④
スマート大容量

こちらの機種は幅60cmサイズの冷蔵庫では最大クラスの容量455Lとなっています。

先ほども書いたように、冷蔵庫は大は小をかねる家電です。

容量が多いというだけで便利なことがたくさんあるんです。

「なるべく容量が大きいのが欲しいけど、スペース的に幅60cmまでかなぁ」

こんな時にはぜひ三菱を。

MR-MB45Jのポイント

▶︎凍らせずに長持ちの氷点下ストッカー

▶︎半冷凍でさらに長持ちの切れちゃう瞬冷凍

と、作り置きにも買い置きにも適したスペックで、大型上位モデルに迫る内容といえます。

切れちゃう瞬冷凍

氷点下ストッカー

大容量

と、三菱のいいところがふんだんに詰まった機種となっています。

 

真ん中冷凍モデルもあります

こちらは、真ん中冷凍レイアウトとなっています。

それ以外の特徴はMR-MB45Jとほぼ同じ感じですね。

冷凍と野菜、多く使う方を上にすると楽ちんです。

使い方に合わせてお選びいただければと思います。

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東芝 GR-V470GZ

容量 411L(ガラスドア)
年間電気代の目安 6,830円
冷凍室の位置 最下段
自動製氷 あり(独立)
サイズ(幅×奥行×高さ) 600×704×1,833mm

真ん中野菜室といえば東芝ということで、野菜重視の方は必ずと言っていいほど候補にする機種となっています。
  

おすすめポイント①
ツイン冷却

2つの冷却機を制御し、きめ細やかな温度コントロール・湿度キープを実現しています。

メタリッククールパネルで庫内温度を均一にしているので、どこでもチルドルームのように保存できます。

 

乾燥を抑えて保存ができるので、お肉・お魚の食感も長続きしますし、サラダなんかもラップなしで保存OKです。

 

おすすめポイント②
真ん中野菜室&野菜長持ち

ここ数年人気上昇中の、真ん中野菜レイアウトとなっています。

野菜の出しれが楽ということで、野菜重視の方に好評です。

真ん中野菜レイアウトの他にも、野菜室にこだわり満載です。

鮮度キープ

ツイン冷却システムを使ったうるおい冷却に加え、ミストチャージユニットで高湿度を実現しています。

また、野菜室のケース上段はW-UV除菌も備わっています。

野菜室のお手入れ性も高く、ケース底面にお掃除口がついています。

野菜室ってどうしても野菜の切れ端などで散らかりやすいと思うので、これは便利なんじゃないかと思います。

GR-V470GZのポイント

野菜重視の型は迷わず東芝です。

▶︎高湿度で鮮度長持ち

▶︎W-UVで除菌

▶︎お掃除口もある

ということで、真ん中野菜室が良い場合も基本的に東芝が一番の候補になりますね。

また、東芝は三菱やパナソニックあたりと比べて価格が抑えめなのも嬉しいポイントです。

 

日立 R-S40S

容量 401L(鋼板ドア)
年間電気代の目安 7,370円
冷凍室の位置 真ん中
自動製氷 あり(独立)
サイズ(幅×奥行×高さ) 600×664×1,798mm

 

おすすめポイント①
スリープ野菜で新鮮保存


野菜の成長を抑制し劣化を抑える機能です。

野菜は買ってきた時点で十分成長しきっており、それ以上の成長はつまり”劣化”ということになってしまいます。

成長を抑制するというのが、野菜を寝かせているようだということで”スリープ野菜”という名前が付いています。

これも”ただ野菜を野菜室にしまう”だけと、特別な操作をする必要がなく実力が発揮できるのが良い点ですね。

おすすめポイント②
氷温ルーム

チルドルームの温度を通常よりも下げることで、鮮度を長持ちさせています。

 

おすすめポイント③
高さ変わるん棚


 冷蔵室一番下の棚の”半分だけ”高さを変えることができるようになっており、お鍋をそのまましまったり、飲み物を立てて収納することが可能です。

”半分だけ”というのが使いやすさのポイントですね。

1段丸ごと高さを変えるとなると、一度棚の上のものを全部どかさないといけないですし、無駄な隙間ができやすくなってしまいますからね。
 

R-S40Sのポイント

▶︎高さ変わるん棚で大物も収納OK

氷温ルームで美味しさ長持ち、高さ変わるん棚で収納力も抜群とシンプルにして使いやすい冷蔵庫になっています。

日立の魅力である"丸ごとチルド"が非採用など、鮮度保持機能などはやや控えめとなっています。

その分価格も控えめですね。

こまめにお買い物をする方ならいい選択肢になるんじゃないでしょうか。

 

パナソニック NR-E459PX

容量 450L(ガラスドア)
年間電気代の目安 約7,100円
冷凍室の位置 真ん中
自動製氷 あり(独立)
サイズ(幅×奥行×高さ) 600×699×1,828mm

引き出しが広くて使いやい&デザインの良さでも人気がありますね。

すっきりした直線的なデザインがスタイリッシュです。

おすすめポイント①
トップユニット方式

 

普通の冷蔵庫は冷却機などの機械類を下段の奥に配置しています。

これを最上部奥に配置したのがトップユニット方式です。
 

冷蔵室の最上段の奥は見えにくく、ても届きづらいですよね。

それなら機械を上に持っていって、引き出しの奥行きを確保しようというのがトップユニット方式です。

スペースの有効活用といえますね。

 

おすすめポイント②
ワンダフルオープン引き出し


せっかくトップユニット方式で引き出しの部屋が広くなっても、使い勝手が悪ければ魅力が薄れてしまいます。

野菜が奥に隠れていて使い忘れてしまったなんて経験ありませんでしょうか。
 

でもご安心ください。パナソニックはワンダフルオープン機構採用で、引き出しを奥まで全開することが可能となっています。

これなら見やすいだけでなく出し入れも楽チンですね。

 

おすすめポイント③
微凍結パーシャル&シャキシャキ野菜室

パーシャルとはチルドよりもさらに低い温度のことです。

三菱の氷点下ストッカーと同じ目的を持っています。

▼三菱との違いは?
三菱はチルドと氷点下ストッカーで2つのお部屋に分かれおり、必要に応じて食品を保管する部屋を選ぶ使い方になります。

パナソニックはチルドルームと兼用で、一つのお部屋をチルドかパーシャルかを選んで設定します。

どちらがいいかは使い方次第でしょうか。

チルドルームの高さはパナソニックがありますし、三菱は設定切り替え不要でどちらも使える手軽さがあります。

お好みで選んでいただいてOKです。

 

パナソニックも最近では野菜室に力を入れています。

野菜の劣化の原因の大きな要因として、乾燥することが挙げられます。

パナソニックは野菜室内部に湿度調節フィルターを搭載しており、野菜の保存にあった湿度をキープしているんです。

NR-E459PXのポイント

▶︎広くて見やすい引き出し"ワンダフルオープン

▶︎明るいカラーとすっきりデザインも人気

トップユニット方式で引き出しが広く、ワンダフルオープンで全開でき使い勝手も良いと、相性の良い組み合わせとなっています。

 

シャープ SJ-X418K

容量 412L(鉄板ドア)
年間電気代の目安 7,070円
冷凍室の位置 真ん中
自動製氷 あり(独立)
サイズ(幅×奥行×高さ) 600×698×1,820mm

 

おすすめポイント①
どっちもドア

シャープ独自のどっちもドア構造で左右どちらからでもドアを開けることができるようになっています。

最近のお家では冷蔵庫をキッチンの奥側ではなく、リビングとの境目に置く場合も多いですね。

そんな場合にキッチン側からもリビング側からもドアを開けることができるので便利です。

お引っ越しの可能性がある場合

「冷蔵庫の置き場所が変わってドアが開けにくくなった・・」

なんていうこともなくなりますね。

 

おすすめポイント②
プラズマクラスター

で冷蔵庫の中のカビの繁殖を抑えます。

食品のカビを防ぐ目的ではなく、庫内の清潔キープ機能です。

 

こんな場合はシャープがおすすめ

鮮度保持機能については、目立った部分というのは見受けられません。

特別な機能はそんなになくてもいいかな

という方も多いはずです。

また、ドアも鉄板ということで、価格は他のモデルよりも抑えめとなっています。

SJ-X418Kのポイント

▶︎シャープだけのどっちもドア

鮮度キープ機能はベーシックな内容ですが、その分価格はお手頃傾向です。

 

全体まとめ

400L台片開きの冷蔵庫は

まとめ買いにも対応の安心サイズ

機能も大型高級機に迫る

大きくても電気代はお得

家族が増えても対応できる

その割に価格は高すぎない

と、メリットが多いことをお話させていただきました。
 

メーカーごとの特徴は

▼真空チルドの日立

おいしさ長持ち冷蔵といえば真空チルドとスリープ野菜を備える日立が候補ですね。

高さ変わるん棚も使いやすくておすすめです。

デメリットも少なく、いい意味で普通で使いやすい冷蔵庫だと感じます。

▼高機能の三菱

冷蔵・冷凍とおいしさ長持ち保存なら三菱です。

幅60cmサイズでもっとも容量が大きいのも魅力でしょう。

食材の保存だけでなく、お料理の手助けになる冷蔵庫といえば三菱で決まりです。
 

▼引き出しのパナソニック

ワンダフルオープンとトップユニット方式でスペースを有効活用しています。

上の方が届きにくいという方には嬉しい作りの冷蔵庫ですね。

角張ってすっきりしたデザインと色の綺麗さも人気の理由となっています。
 

▼野菜の東芝

ツイン冷却で野菜だけでなく冷蔵の保存も得意な東芝。

真ん中野菜室を求める方は一定数必ずいますからね。他に目立った機能はないものの、その分普通のチルドルームなので広めの作りになっています。
 

▼普通なのが逆にいいシャープ

特別な保存方法は使わないかなぁ・・っていう方も多いはずです。他社よりもお得な価格なら狙い目ですね。

以上主要5社のおすすめランキングでした。最後まで読んでいただきありがとうございます。

さらに大型の冷蔵庫をお探しでしたら


こちらの記事も是非合わせてご覧ください。

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