冷蔵庫

【冷蔵庫】2人だったらこれくらい? 予算を抑えて冷蔵庫を選ぶなら・・

本日は

2人で使う冷蔵庫の選び方

このテーマで・・

▶︎容量の目安

▶︎容量ごとの機能・性能の傾向

▶︎おすすめモデル紹介

などを中心にお伝えしたいと思います。

扉の開きにご注意ください。リンクは全て通常(右)開きです。

冷蔵庫の基礎知識

まずは基本的な内容ということで・・

▶︎容量選びの目安

▶︎サイズによる機能や性能の違い

この辺りを見ていきます。

容量の基準

冷蔵庫の容量の目安

一般的な計算方法では2人で使う場合の必要容量は200〜300Lと言われています。

↓参考
 パナソニックHPより

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これが大まかな目安と言えます。

ただし、冷蔵庫は容量別に機能・性能の充実度合いも変わってきます。

基本的には大きくなるほど省エネ性能や保存力が良いモデルが多くなります。

容量だけでなく、機能・性能も含めて検討していただくのがおすすめです。

今回は機能と容量を関連付けてタイプ別に紹介したいと思います。

機能のチェックポイント

それでは、どんなところをチェックしたらいいかを順番に見ていきましょう。
  

独立野菜室あり・なし

冷蔵室と野菜室の温度の違い

▶︎野菜室(5°C前後)

▶︎冷蔵庫(3°C前後)

野菜は温度が低すぎるのもよくないので、冷蔵室よりも高めの温度が設定されているんですね。

独立した野菜室がないタイプの冷蔵庫でも、冷蔵室の中にお野菜を収納するスペースはあります。

ですが、独立した野菜室の鮮度保持には敵わないわけです。

ですから、お野菜を保存することが多い方は独立の野菜室があるモデルがおすすめとなります。
 

自動製氷機能あり・なし

今ではすっかりおなじみになった自動で氷を作る機能ですが、コンパクトサイズの冷蔵庫にはついていないものも多いです。

飲み物・お酒に氷を使いたい方は自動製氷がおすすめです。 

本体サイズ

このページで紹介する冷蔵庫は全て片開き(シングルドア)のモデルです。

片開きの冷蔵庫の幅は60cmがスタンダードサイズとなっていますが、容量によって大体の基準サイズが異なります。

容量ごとの冷蔵庫の幅

▼2ドアタイプ
60cm以下のものもあります。幅54cm前後が多くなっています。

▼3ドア以上
ほとんどが幅60cm。高さと奥行きの違いで容量が変わってきます。


 

幅60cmの冷蔵庫が設置できるようにスペースが確保されている建物が多いですが、例外もあります。

設置場所だけでなく、搬入の経路なども事前にチェックをお願いします。

特に屋内階段を使う場合階段の幅や廊下の幅は測っておくことをおすすめします。

 

 

ここまで基礎知識を紹介してきました。

それでは具体的な容量ごとの特徴とおすすめ品を見ていきましょう。

300L未満タイプ
【概要とおすすめ品】

このクラスでは・・

▶︎独立した野菜室なし

▶︎自動製氷機能なし

というモデルが中心になります。

300L未満クラスであっても、2人で使う分には問題ないケースもあるでしょう。

「野菜は早めに使い切る」

「こまめに買い物する」

「自動製氷もいらない」

という場合であれば、予算を抑えられるこのクラスがおすすめです。

300L未満・2ドアタイプ
おすすめ品

2ドアタイプは野菜室が無い分、比較的手頃な価格のモデルが充実しています。

また、大きめの冷凍室があり、冷凍食品の保存に適しています。

サラダなんかは1食分の小分けも売ってますから、それほど長く野菜の保存をしないという方もいらっしゃるはずです。

そんな場合に候補になるカテゴリーです。

2ドア おすすめ品
シャープ SJ-PD28J

容量 280L 自動製氷 なし
年間電気代 約8,990円 独立野菜室 なし
本体サイズ/冷凍室位置 幅560 奥行き665 高さ1,568mm 冷凍室:下

シンプルタイプに脱臭イオン搭載のお買い得モデルです。こちらも下半分が全て冷凍室になっています。

大きな冷凍室

下半分がまるまる冷凍室とななっています。引き出し3段+小物ゾーン+氷ゾーンと別れており、広くても整理整頓しやすい作りになっています。

野菜は冷蔵室下部のケースに収納できるようになっています。

プラズマクラスターで消臭

シャープということでプラズマクラスター機能はしっかり搭載されています。

主にニオイの抑制対策に期待できる機能ですね。

これくらいのサイズの冷蔵庫は脱臭機能があまり強くないので、あると嬉しい機能かと思います。

価格・容量・大きな冷凍と、買い置きが多い方にとってちょうどいい機能が揃っているのが人気の秘密でしょう。
  

300L未満 3ドアタイプ
おすすめ品

300L未満 3ドアタイプの特徴

野菜室搭載

繰り返しになりますが、野菜の保存には野菜室が一番適しています。

▶︎野菜を買うことが多い

こんな方には独立した野菜室があるモデルがおすすめです。

少しでも長持ちさせて無駄を減らしたいものですよね。

 

300L未満
3ドアタイプのおすすめ品

3ドアおすすめ品
AQUA AQR-27N2

容量 272L 自動製氷 なし
年間電気代 8,800円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅600 奥行き657 高さ1,419mm 冷凍室:真ん中

自動製氷は無いものの、独立野菜室があるお手頃価格のモデルです。

 

冷蔵室はスタンダードなレイアウトとなっています。

ドアポケットには卵とチューブ類の収納もOK。

野菜室は小物収納バスケット付きです。

 

特徴
耐熱トップ


冷蔵庫の天板が耐熱加工になっています。

オーブンレンジなど、冷蔵庫の上に物を乗せてもOKなものの中では一番大きな容量となっています。

天板が耐熱になっていない普通の冷蔵庫は、上部を解放しないといけません。

つまりレンジだけではなく、何もおいてはいけないということなんですね。

スペース的に何かを冷蔵庫の上に乗せないといけない場合はこちらが候補になります。

冷蔵庫自体の高さが約140cmあります。

この上にレンジなどを乗せると結構な高さになるので、使いやすい高さかどうか事前に確認していただくことをおすすめします。

 

300〜400Lタイプ
【概要とおすすめ品】

次は少し大きめの300〜400Lサイズを見ていきましょう。

メモ

300L未満の機種に対して

▶︎野菜室がある機種が多い

▶︎自動製氷機能付きもある

▶︎大きくても割安なものも多い

といった違いがあります。

300〜400Lの特徴

独立野菜室

このクラスからは独立野菜室が標準となります。

何度か書いているように、野菜の保存は冷蔵室ではなく野菜室が適しています。

自動製氷付き機種も豊富

300L未満では1機種しかなかった自動製氷機能も、300Lを超えると多くの機種に搭載されています。

自動製氷自体は冷蔵庫全体からみればもはやスタンダードな機能です。

このクラスのおすすめのパターンとしては・・

予算を抑えつつも容量は確保したい

300L未満に比べると売れる数も多いため、お買い得な価格になっていることが多々あります。

時期におよりますが、自動製氷付きでも10万円未満、自動製氷なしなら7万円くらいから購入できるのが強みです。

他にも買うものあるからなるべく予算は抑えたい。でも小さいと不便だしなぁ・・

こんな風に考えている方におすすめのサイズです。

コストパフォーマンスという点では一番かもしれません。

300〜400L
自動製氷なしのおすすめ品

このサイズで自動製氷なしのタイプは少ないので2機種だけ紹介します。

300〜400L
AQUA AQR-36N2

容量 355L 自動製氷 なし
年間電気代 9,420円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅600 奥行き662 高さ1,729mm 冷凍室:真ん中

自動製氷こそ無いもののシンプルで使いやすいレイアウトの冷蔵庫です。

お手頃価格になっていることも多いのも魅力の一つですね。

冷蔵室は、先程の27N2よりも1段多くなっています。

 

真ん中2段冷凍

冷凍室が上下で2部屋に分割されています。

2部屋の役割は一緒なんですが、上段には製氷皿を置くスペースが設けられています。

上の段は小物類、下の段は大物類と整理しやすいのが利点ですね。

 

AQR-36N2のポイント

こちらは冷蔵庫の上はスペースを開ける必要があり、ものを置くことはできません。

その代わり容量が増えるので、使い勝手は良くなるかと思います。

AQR-27N2と比べても、設置スペース・電気代ともにほとんどかわりません。

それなら「大は小を兼ねる」ということで考えてみてはいかがでしょうか。

 

自動製氷なし おすすめ品
シャープ SJ-W358K

容量 350L 自動製氷 なし
年間電気代 11,300円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅610 奥行き672 高さ1,740mm 冷凍室:真ん中

左右どちらからでも開けることができる”どっちもドア”構造のお買い得モデルです。

どっちもドア

左右どちらからでも開く冷蔵庫って知っている・見たことあるという方も多いかと思いますが、実はシャープだけの機能なんです。

1社でしか採用していない割に知名度は高いかと思います。

それだけ使い勝手が良いということかもしれません。

▶︎引越しがあるかもしれない

▶︎リビング側からもキッチン側からも出し入れする

こんな場合はどっちもドアが安心です。 

アクアとシャープで迷ったら・・

価格帯・サイズが近いこともあり、この二つでどちらにしようか悩む方もいらっしゃるでしょう。

決めるときのポイントは・・

シャープ→どっちも開くドアが魅力

AQUA→冷凍2段収納が魅力

シャープのSJ−W352Eも冷凍室内部にケースがあり、2段で収納は可能です。

どっちもドアが有利に働く置き場所であればシャープがおすすめです。

そうでなければお好みのカラー・その時の価格で選んでOKかと思います。

300〜400L 
自動製氷ありのおすすめ品

300〜400L自動製氷あり
おすすめ品 東芝 GR-U36SC
容量 356L 自動製氷 あり(冷凍室内)
年間電気代 8,910円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅600 奥行き665 高さ1,757mm 冷凍室:下

東芝といえば野菜の保存が得意なメーカーさんですね。

カラーは黒っぽい茶色と、マットなホワイトが用意されています。

冷蔵室はこんな感じです。


 

うるおいラップ野菜室

 

野菜室の機密性をよくすることで、潤いを保ち、野菜の鮮度を長持ちさせています。

3段冷凍室

冷凍室は3段のケース収納となっており、小物もスッキリ収納できるようになっています。

 

野菜の敵は乾燥ですからね。水分を従来より多く保持できる構造になっています。

▶︎野菜の廃棄が気になっている

▶︎サラダなど生野菜が好きだ

こんな場合はこの機種がおすすめです。

 

300〜400L自動製氷あり
おすすめ品 三菱 MR-CX37H
容量 365L 自動製氷 あり(冷凍室内)
年間電気代 9,050円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅600 奥行き660 高さ1,820mm 冷凍室:下

真ん中野菜室・鋼板ドアのスタンダードモデルです。

色は濃い目の茶色と、光沢のあるホワイトの2色となっています。

冷蔵室はこのようになっています。

  

冷蔵室下部がチルドと、氷点下ストッカーの2段に別れているのが特徴的ですね。

氷点下ストッカー

氷点下ストッカーストッカーは、通常の冷蔵よりも低い温度で保存することで、鮮度を長持ちさせる役割があります。

買い置き、作りおきが多い方には、とてもうれしいポイントじゃないかと思います。

ガラスドアタイプあり

三菱 MR-CG37H

容量 365L 自動製氷 あり(冷凍室内)
年間電気代 8,960円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅600 奥行き667 高さ1,820mm 冷凍室:下

ガラスドア採用の真ん中野菜室モデルです。

ガラスドアは見た目が良いだけでなく

◯傷や汚れに強い

というメリットもあり、とてもおすすめです。

せっかく気に入ったデザインの冷蔵庫を買っても、ものをぶつけて凹んだり、擦り傷がふえてきたりすると、質感がダウンしてしまいますからね。

ガラスドアタイプは濃い目のグレー系とホワイトの2色となっています。

 

 

300〜400L自動製氷あり
おすすめ品 パナソニック NR-C374C

容量 365L 自動製氷 あり(冷凍室内)
年間電気代 9,210円 独立野菜室 あり
本体サイズ/冷凍室位置 幅590 奥行き633 高さ1,807mm 冷凍室:下

鋼板ドア採用の真ん中野菜モデルです。

↓冷蔵室

野菜室はペットボトルを立てて収納OK

 

エコナビ

パナソニックといえばエコナビですね。使用状況を冷蔵庫が自動で判断し、省エネ運転を行ってくれます。

電気代が急激に下がるわけではないのですが、設定いらずで省エネしてくれるのは嬉しいですね。

スリムデザイン

300L以上の冷蔵庫にはめずらしい本体幅59cmとなっており、左右の放熱スペース(壁との隙間)を含めても60cmに収まる設計になっています。

割合としては少ないですが、システムキッチンや、作り付けの棚がある場合にはこのサイズでないと設置できないケースもあるようです。

その他、搬入経路の都合で少しでも幅が少ないものをお探しでしたらこちらが候補になります。

ガラスドアタイプも・・

NR-C374GC

NR-C374Cと同じスペックですが、こちらはガラスドアが採用されており、ダークブラウン・サテンゴールドの2色が用意されています。

300〜400Lまとめ

独立した野菜室を持ち、ある程度まとめ買いにも対応できるこのサイズは需要も高く、種類も豊富です。選び方のポイントは・・

自動製氷機能は欲しいか?

▶︎自動じゃなくてもいい

▶︎氷は買う

▶︎価格の安さを優先したい

こんな場合は自動製氷なしタイプがおすすめです。
 
 

自動製氷を使いたい場合は

▶︎300L前半のサイズ↔︎後半のサイズ

▶︎通常モデル↔︎高級モデル

どちらにするかを考えればいいですね。

容量の大体の目安なんですが、50L違うとスーパーマーケットの買い物カゴ1個分程度の収納量の差がでます。
 

高級モデルにする場合は

▶︎東芝・パナ→ガラス扉

▶︎三菱→氷点下ストッカー

がグレードアップするポイントとなります。

見た目の良さも性能のうちですから、多少高くてもガラス扉にするという選択肢もありではないでしょうか。

氷点下ストッカーは食材を使い切らないことが多いご家庭におすすめの機能です。
 

メーカーの特徴は?

AQUA:2段冷凍室

シャープ:どっちもドア

東芝:野菜の保存が得意

三菱:スタイリッシュデザイン

パナソニック:エコナビ&急冷凍

この辺りが決め手となります。

あとは色の好みと、その時の価格を考慮して決めていただくのがベストですね。

 

まとめ

ここまで400L未満の冷蔵庫をサイズ別に紹介してきました。

選ぶポイントは・・

①自炊をするか?

②自動製氷は欲しいか?

③買いものの頻度は?

これらを考えることによってある程度サイズも絞れてくるわけですね。

▶︎300L未満2ドアタイプ

自炊はあまりしない。買い置きも冷凍もの中心。こんな場合は2ドアタイプがおすすめです。
 

▶︎300L未満3ドアタイプ

買い物の頻度が高く、自炊派の方はこちらのタイプがおすすめです。
 

▶︎300L以上自動製氷なし

自炊が多く、ある程度容量を確保したい、なるべく予算は抑えたい場合におすすめです。

将来家族が増えるかも・お弁当を持っていくようになるかも・・という方はこれ以上のサイズが安心です。
 

▶︎300L以上自動製氷付き

食べ物だけでなく、飲み物もよく買う方にはこちらがおすすめです。

 

これ以上のサイズはさらにおすすめ

「便利な保存方法が知りたい」

「もっと省エネなものってないの?」

「もう少し大きいと安心」

「清潔機能にも優れた機種は?」

そんな風にお考えの方は、これよりも大きな400Lクラスのものがおすすめになります。

2人で400L以上の冷蔵庫でも大きすぎるということは全くないですからね。

むしろここからが本番と言ってもいいくらいです。

この辺りからメーカーごとの特徴がより色濃くでてくるようになります。ここで紹介すると長くなりすぎるので、また別の記事にまとめようと思います。

この続きとなる、400Lクラス省エネ型のおすすめメーカー紹介は⬇︎こちらの記事をご覧ください。

2人でもせっかく買うならこのサイズ!冷蔵庫400Lクラスの魅力を紹介

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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