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【本当に省エネ?】エアコンの買い替えで電気代は安くなるの?

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エアコンの購入となれば省エネ性能を重視する方も多いでしょう。長く使うものですから、電気代が安いに越したことはありませんよね。

ところで、
「最近のエアコンってどれも省エネなんじゃないの?」
こんな風に思っている方って結構多いんじゃないでしょうか。

これはあっているとも言えますし、誤解しているとも言えます。買い換えれば必ず省エネにつながるわけではないんです。ややこしいですよね。

というわけで今回はエアコンの省エネ性に内容を絞って解説したいと思います。

エアコン全体の解説記事はこちらです。

【正しく知って賢く選ぶ】エアコンの選び方総合【省エネ 暖房】

「省エネ型ってどれ?」 「なんでこんなに値段が違うの?」 「お買い得な機種は?」 エアコン選びって難しいですよね。他の家電だったら本体を見る ...

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新しいエアコンは性能がいい?

最近のエアコンがどれも省エネだと思ってしまう原因は主に2つあります。

①省エネ基準達成率

エアコンにはその機種がどれくらいの省エネ性能かを示す基準が幾つかあります。
よく見かけるのは

こういったものや

こういったものがあります。だいたい共通した内容です。

この中で注目するべきは”省エネ基準達成率”です。

✅省エネ基準達成率とは・・
”これくらいの省エネ性能でエアコンを作ってください”という国が定めた基準があります。これをどれくらいクリアできたかを示しています。100%未満は基準未達成で発売できません。最低が100%です。

つまり現在発売されているエアコンは全て”省エネ基準達成”となります。

どんなエアコンでも「この商品は省エネです」と言っても間違いとは言えないんです。基準を達成しているわけですからね。販売する際の売り文句として使われている感じがします。

でもそうすると、本当は省エネ度合いは機種によって大きく異なるにもかかわらず、全部が省エネになってしまいます。本当に知りたい情報とは違うわけですよね。これが誤解を生む原因の一つです。

②省エネ機種だけが目につく

どのメーカーでも”そのメーカーの顔”となる代表機種というのがあります。メーカーさんのカタログやCM、あとはテレビや雑誌で目立つのはだいたいこういった機種です。まぁ宣伝する側としては自信作を見せたいのは当然ですね。

そういった理由から”他にもたくさん種類があるにも関わらず”、省エネ性が高い商品しか見かけることがないわけです。

テレビや雑誌で省エネ型ばかり見かける=どれも省エネだと感じる

これが誤解を生む二つ目の理由ではないでしょうか。これでは正しい評価ができないですよね。そこで機種ごとの省エネ性の違いを見比べてみましょう。

 

実際の電気代を比べてみる

エアコンには省エネ性多段階評価というものがあります。

先程と同じ図です。この中の星マークが評価点数です。5段階で5つが最高。2つが最低です。星1つは省エネ基準100%未満を表し発売できません。

その他の指標

APF→電気をどれくらい効率よく使えたかを表す数値です。高ければ高いほど省エネ性が高いと言えます。

期間消費電力量→年間で使う電気の量。電気代の計算に使います。だいたいでいうと夏と冬に3ヶ月づつ、年間合計6ヶ月程度使った場合の電気の量です。

 

そしてエアコンのグレードはだいたいの目安としてこんな風に分類されています。
星5つ→超省エネ
星4つ→準省エネ
星3つ→中間性能
星2つ→ベーシックモデル
覚える必要はないんですが、説明しやすくなるので書いておきました。

それぞれどれくらい電気代に違いがあるのかみてみましょう。
あと、せっかくなので一緒に10年前のエアコンとも比べてみましょう。

エアコンの買い替え周期は10年です。買い替えた時にどれくらい電気代が安くなるのか気になりますよね。

エアコンはグレードの多い三菱でみていきます。リビング用で需要が高い4.0kw(主に14畳向け)モデルで比較します。

現在の超省エネモデル
例 三菱 MSZ−ZW4017S


これが三菱の代表機種です。省エネ性はもちろん満点の星5つです。省エネ基準達成率と期間消費電力量に注目してあとの機種と比べてみてください。

現在の準省エネモデル
例 三菱 MSZ−X4017S


続いて準省エネモデルです。超省エネモデルには及ばないものの十分高性能と言えます。個人的には”省エネ重視”のエアコンでお探しの方にはこの機種までを対象におすすめします。

現在の中間性能モデル
例 三菱 MSZ−L4017S


省エネ性能がここから急に落ちます。フィルター掃除や空気清浄がついた機能性はそこそこいい機種ですが、省エネ性はイマイチですね。付加機能や価格を考慮して中間性能としていますが、省エネ性だけ見れば基準すれすれの性能です。

現在のベーシック機種
例 三菱 MSZ−GE4017S


一番安い価格帯のモデルです。省エネ性も当然一番低く、発売基準ギリギリの100%ぴったりです。

ここまで現在の機種をグレードごとに比べてきました。星3つと4つの間に結構な差がありますね。省エネ性能が中間くらいの機種ってなかなかないんですよね。省エネ性が高いか低いかに別れることがほとんどです。

次は買い替えを想定して10年前のモデルもみてみましょう。データが探せたのが当時の超省エネモデルだけだったので、1つだけですが比較してみましょう。

10年前の超省エネモデル
例 三菱 MSZ−ZW408S

当時の基準での数値なので完全に比較することはできないのですが、今の中間性能機種よりも期間消費電力量は少ないです。10年前の機種だとは言ってもいいものはいいものなんですね。

順番に並び替えると・・

1位 現在の超省エネモデル(1081kwh)
2位 現在の準省エネモデル(1358kwh)
3位 10年前の超省エネモデル(1406kwh)
4位 現在の中間性能モデル(1484kwh)
5位 現在のベーシックモデル(1544KWH)

このようになります。現在の超省エネモデルがダントツの性能で、10年前の超省エネモデルでも3位にランクインしています。10年前のモデルでも超省エネモデルを侮ってはいけないですね。

だいたい
10年前の超省エネ機種=現在の中間性能機種
ということがわかりましたね。

このように、エアコンを新しいものに買い替えたからと言って必ずしも電気代が安くなるわけではないんです。

「新築だ!せっかくだしいいエアコンを買おう!」
  ⬇︎
「10年経ってエアコンも進化しただろうし今回は予算を抑えて買い替えよう」

この流れで行くと電気代は安くなるどころか逆に高くなってしまうこともあるんですね。引っ越しなんかの時も最初はいいやつをつけたくなりますよね。心当たりのある方はご注意ください。

あと、今回はあまり詳しく話しませんが、実はエアコンのパワーも同じです。買い換えればよく効くとは限らないです。

エアコンの省エネ性能イメージ

これだけ読むと「エアコンって進化してないんじゃないか」と感じる方もいるかもしれませんね。それはそれで新たな誤解になってしまうので、きちんと説明しておきます。

時間の経過による性能アップはこういったイメージになります。

同じグレード・価格帯の機種で比べると性能は確実にアップしています。ただ、省エネ型とそうでないもので最初の差が結構大きいのでこういう結果になります。

これが正しいイメージなんですが・・・

⬇︎こういう風に誤解してる方が多いですね。

このイメージで買い換えるのは”もったいない結果”になってしまう恐れが高いです。注意してください。

 

電気代はどれくらい違うの?

ここまで見慣れない数字ばかりお見せしてしまい申し訳ありません。実際に電気代としてどれくらい違うのかが一番重要ですよね。これも計算してみましょう。

省エネ順 電気代は百円単位四捨五入しています。


1ヶ月や1年くらいの比較的短い期間で考えると大きな違いに感じないかもしれませんね。ですが、先程もお話したようにエアコンの買い替えサイクルは10年です。

10年間の電気代の差で考えるとやはり超省エネ型が有利な結果となります。

差はさらに広がる・・

この電気代の目安というのはエアコンの自動省エネ機能を使わずに測った場合の違いです。どのエアコンも同じ条件になるようにしてあるんですね。

でもですね、実際の電気代の差はさらに広がる場合があるんです。なぜなら省エネ性の高いエアコンは賢いので、自動で無駄な電気代を使わないように調節してくれるからです。

今回例として登場した三菱の場合だとブーブアイという高性能な温度センサーを搭載しており、人の快適性は保ったまま、余分な運転をどんどんカットしてくれます。

また、省エネ性が高い機種にはこんなメリットがあります。(全ての機種に必ず当てはまるわけではありません)
✅快適性が高い運転が可能
✅暖房能力が高い
✅清潔さを保つ機能が豊富

✅寒くならない除湿がある

ということでやはり超省エネ型がランニングコストの面でも使い心地の面でも優れています。

 

まとめ

最後に要点だけおさらいしましょう。

✅最近のエアコンでも省エネ性が高いものと低いものがある
✅買い替えをしたからといって必ず電気代が安くなるわけではない
✅10年前の高性能モデル=現在の中間性能モデル程度の省エネ性
✅電気代の面以外でも超省エネ型が優秀

結論:総合的に見て超省エネ型は偉大。10年前の機種でも侮ってはいけません。

以上で省エネについての説明は終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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