「あー、ダイソンね。知ってる。知ってるよ・・・で、何がすごいの?」
このページでは旧型V8の違いについて紹介しています。
新型V8スリムとその他のモデルの違いは↓のページをご覧ください。
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【ダイソンV7・8・10・11の違い】ダイソンのコードレス掃除機っていっぱいあるけど何が違うの?
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掃除機って便利になってはきたものの、使い方自体はここ10年以上変わってないですよね。
重い本体を持って歩いて、コードを気にして・・こんな経験は誰しもあるかと思います。
「なんかもっと便利な掃除機ないかしら?」
掃除機を使い終わった後でこんなこと考えちゃうことってありますよね。
出したりしまったりするの面倒くさいですし、持つのも重いといかにも”一苦労”です。
そこで掃除機売り場に行ってみると、あまり見慣れない
コードレスタイプの掃除機の数がずいぶん増えているのが目に入るでしょう。
その中でも一際目立つ場所に置いてあるダイソン。
「なんだか有名な掃除機だし、やっぱりすごいのかしら?」
なんて気になっている方も多いのではないでしょうか?
もはや掃除機選びでは避けては通れないほどの人気と実力を備えたダイソン。
そんなダイソンに新シリーズ”V8”が誕生したんです。
そこで今回は
▶︎ダイソンの何がすごいのか?
▶︎前モデルV6からの進化ポイント
▶︎V8同士のモデル比較
▶︎他社のコードレスとの方向性の違い
この辺を順番に説明していきたいと思います。
■ご注意ください■
ダイソンコードレスは現在最新のV10が発売されています。
それに伴い、V8もリニューアルされており、
最新のV8はSV10FF3となっています。
このページではお買い得な旧世代モデル(最後が2)のリンクを掲載しています。
旧世代の方が付属品が一つ多く、発売から時間が経ち価格も下がっていてお得だからです。
▼V10考察ページはこちら
【値段に見合うの?】我が家もそろそろコードレス?ダイソンV10購入ガイド

▼このページの後編 機種紹介
【何が違うの?】ダイソンV8シリーズ比較!オススメのモデルは?
▼コードレス掃除機メーカー比較
ダイソンVS国内メーカー比較! コードレス掃除機のおすすめ品は?どう選ぶ?
まずは基本!ダイソンコードレスのここがスゴイ!
ダイソン V8 Fluffy SV10FF2(旧世代)
最新はSV10FF3です。
他にもラインナップはありますが、その辺は後半戦で違いを紹介していくとして、まずはダイソンってどんな掃除機なのかを見てみましょう。
真のサイクロン掃除機とは?
以前にもお話ししたことがあるんですが、
一口に”サイクロン掃除機”と言っても実は幾つかの種類があるんです。
本来のサイクロン掃除機はこういうものです。
1.ゴミをダストカップの中でグルグル回す。
↓
2.ゴミが遠心力でカップ外周に留まる
↓
3.真ん中を風だけが通り抜ける
↓
4.風の通り道が常に確保されるので吸引力が落ちない
この構造を最初に作ったのがダイソンというわけです。
サイクロンの筒を2段階にして大小のゴミをしっかり遠心分離し、常に風の通り道を確保します。
それに対し、国内メーカーのサイクロン式は、目詰まりにより吸引力が低下する機種が非常に多いです。(最近は例外も結構あります)
この辺の詳しい話はこちらの記事で説明しています。
簡単な説明だけでしたが、なんとなく伝わりましたでしょうか?
紙パック式の掃除機しか使ったことがない方は”紙パック取り替えたばかりの時の吸引力が続く掃除機”と思っていただければokです。
ということで
ダイソンのスゴさその①は、
吸引力の落ちない”本格サイクロン”構造です。
大小さまざまなゴミを吸引
「ダイソンは大きいゴミは吸えないんですよ」
こんな話聞いたことある方いますでしょうか?
ダイソンの欠点としてずっと言われていたフレーズです。
確かに以前のダイソンはヘッドと床面の間に隙間がほとんどなく、大きなゴミはヘッドの中に入っていきませんでした。
そこで登場したのがこのフラフィーヘッドです。
柔らかいブラシが大小さまざまなゴミをヘッド内部に掻き入れます。
掃除機のヘッドというのは、床と密着しているほどに大きな力を発揮します。
ですが、密着させればさせるほどゴミが中に入りにくくなると言うジレンマを抱えているんです。
ダイソンフラフィーヘッドはフサフサのブラシが床面との密着性を保ったまま、ゴミはブラシにめり込むようにヘッド内部に入っていきます。
これで高い吸引力を保ったまま大きめのゴミも吸うことが可能になったんです。
「こんな方法があったとは・・」そう思ったのを覚えています。
まとめると
ダイソンのスゴさその②は
高い吸引力で大小さまざまなゴミを吸引できることです。
吸った空気よりもキレイな排気
コードレスダイソンではV6シリーズ以降では空気清浄フィルターを搭載しています。
ダイソンはもともと排気がキレイな方ではあったんですが、このフィルターが搭載されたことで、コードレスタイプでは随一の排気性能となっています。
参考動画はこちら
煙を吸引しても排気と一緒に出てきている様子が全くないですね。
このフィルターの性能は空気清浄機などで採用されている”HEPAフィルター”と同等性能です。
つまり、ダイソンの排気は空気清浄機並みにキレイだと言えるわけです。
この吸引力、このコンパクトボディーでこのクリーン排気は驚異的な性能です。
国内メーカーでは今の所ここまで排気がキレイなコードレスはないですね。
これがダイソンのスゴさその③
コードレスで一番キレイな排気です。
これまでの掃除機の常識を覆す
いろいろダイソンのイイところを紹介してきたんですが、実際どれくらいスゴいのかこれまでの掃除機と比べてみましょう。
”これまでの掃除機”
▶︎紙パック式、サイクロン式ともにゴミを吸えば吸うほど吸引力が低下していた。
▶︎吸引力を重視すると大きなゴミは吸えず、大きなゴミを吸えるようにすると吸引力が発揮できないジレンマを抱えていた。
”ダイソンフラフィーの場合”
▶︎ゴミを吸っても常に風の通りが良いため、吸引力が持続する
▶︎大小さまざまなゴミを吸引できる上、床とヘッドが密着するので強い吸引力が発揮される。
と、このようにこれまでの掃除機の常識を覆すとても画期的な掃除機がダイソンフラフィーなんです。
しかも排気までとてもキレイなんですからやっぱり大したものです。
以上、簡単にダイソンがどうして有名で、高額にもかかわらずよく売れているのかを解説してきました。
なんというかダイソンの基礎知識の部分ですね。
次からはもう少し詳しくダイソンV8の説明をしていきます。
前モデルV6からどんな進化を遂げたのか?
現在ダイソンコードレスはV6シリーズとV8シリーズが併売されています。
V8の方が新しいシリーズで価格も高いんですが、一体どんな違いがあるんでしょうか?
順番に見ていきましょう。
運転時間大幅アップ!
コードレス掃除機といえば気になるのが運転時間ですよね。
V8では運転時間が以前よりも長くなったんですけど、どれくらい変わったんでしょうか?
V6とV8を比べてみましょう。
V6シリーズ(旧) | V8シリーズ(新) | |
最大運転時間 | 20分 | 40分 |
標準 | 16分 | 25〜30分 |
強運転 | 6分 | 7分 |
標準は弱運転でパワーブラシ使用時です。25〜30分は機種により異なります。
最大運転時間はなんと2倍!
標準運転も10分程度運転時間が延びています。
ダイソンが調査した結果によれば3LDKの間取りの平均的な掃除時間は約15分とのこと。
ということで、V6でもギリギリセーフですが、V8だと安心ですね。
やっと静かに・・低騒音化!
”ダイソンはうるさい”
こういうイメージを持っている方も多いでしょう。
ダイソンは代々モデルチェンジするたびに低騒音化に取り組んできました。
それでもこれまでのダイソンは他の掃除機よりもうるさかったです。
それが今回のV8ではようやく、それなりに静かと言えるレベルまで運転音が低下したのではないかと感じます。
強運転時はさすがにそこそこの掃除機らしい音がしますが、標準運転はかなり静かになった印象です。
吸引力も普段のお掃除でしたら標準運転で全く問題ないですね。
ゴミ捨ての時に埃も落とす!
これもご存知の方も多いでしょうが、ダイソンのクリアビンの内側部分(メッシュのような部分)は洗うことができません。
ですから、埃が絡まってしまった時には
①クリアビンを外して
②メッシュ部分に絡まったゴミを手で取る
と、面倒だったんです。
それが新型V8では、ゴミ捨て時に一緒に絡まった埃を落としてくれるようになったんです。
参考動画はこちら
赤い輪っかの部分の内側にゴムベラのようなものが付いていて、銀色のメッシュ部分の埃をこそげ落としてくれるようになっています。
これでわざわざ外側のクリアビンを外さなくても、メッシュに絡まった埃を取ることができるようになったんです。
ゴミ捨てだけでOKです。楽チンですね。
ダイソンV8とV6の違いまとめ
▶︎運転時間が延びた
▶︎運転音が静かになった
▶︎ゴミ捨て時に埃落とし
この3点がV6→V8の大きな変更点です。
こうやって並べてみると
ダイソンの弱点と言われていたポイントが改善されている
ことがよくわかります。
ダイソンは吸引力や独自性重視のモデルチェンジが多かったですが、今回は使い勝手がよくなる改良が多かったですね。
ユーザーの意見を取り入れたモデルチェンジだと感じます。
ダイソンV8ってこんな掃除機
ダイソンコードレスの基礎知識とV8シリーズの特徴をお話ししてきました。
ここで一度ダイソンV8についてまとめてみたいと思います。
ダイソンフラフィーとは・・
吸引力が持続し、大小さまざまなゴミを強力に吸引できる画期的な掃除機。
V8シリーズの特徴
これまでダイソンの欠点と言われていた
「運転時間が短い」
「うるさい」
「クリアビンの内側にホコリがたまりやすい」
これらの欠点を改善してより使いやすくなったのがV8シリーズです。
掃除機にとってもっとも重要といえる吸引力はもともと十分。
さらに使い勝手がよくなったのがV8シリーズです。
特に”うるさい”・”運転時間が短い”はずっとダイソンの欠点と言われていた点ですから、この改良は非常に嬉しいですね。
さてさてここまででダイソンV8の全体像をお伝えしてきました。
次回はV8シリーズの中でのモデルの違いや他社との方向性の違いをお話ししていきたいと思います。

▼このページの後編 機種紹介
【何が違うの?】ダイソンV8シリーズ比較!オススメのモデルは?
▼コードレス掃除機メーカー比較
【2018は重要な転換点】ダイソン VS 国内メーカー比較! コードレス掃除機のおすすめ品は?どう選ぶ?
▼ダイソンハンディタイプ紹介
【V8 V7 V6の違い】ダイソンハンディ掃除機の種類とラインナップ解説