暖房 エアコン

夏だけじゃもったいない!暖房にも使えるエアコンの選び方

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エアコンの能力の見方をさらに詳しく解説!これをきちんと理解している店員は意外と少ない!

さて、エアコンの選び方第2弾です。

前回は基本中の基本である能力表の見方、対応畳数の見方をお話しました。

今回はその中でも特に悩みの多い暖房部分について詳しく解説したいと思います。

実は暖房もエアコンで賄う方が年々増えてきています。

理由としては・・
▶︎灯油代の値上がり
▶︎灯油を買いに良く手間
▶︎新築で灯油を使わないように言われる
▶︎性能の向上により、エアコンでも十分に暖かい
▶︎灯油代金よりも電気代のほうが安く済む
こんなことなどがあげられます。

では、エアコンの暖房機能をしっかり活用したい場合どんなことに注意したらいいのでしょうか?
注意するべきポイントを順番に紹介していきます。

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 冷房よりも暖房のほうが効きが悪い

これは思い当たる方も多いかと思います。

エアコンは冷房よりも暖房のほうが効きづらいんです。実際の能力をみてみると・・

前回同様パナソニックのCS-X287Cの能力表です。

戸建て住宅の場合の対応畳数は冷房・暖房ともに8畳です。

しかし鉄筋コンクリート住宅の場合冷房は12畳なのに対し暖房は10畳の対応ですね。このように暖房は冷房よりも効きが悪いのです。

”主に10畳用だからといって1戸建ての10畳の部屋にこのエアコンをつけた場合”
”鉄筋コンクリート住宅で冷房が12畳対応しているからといって12畳の部屋にこのエアコンをつけた場合”
こんなときには暖房の効きが非常に悪くなってしまいます。冷房は何とかなるんですけどね。

ですから、前回の記事にも書きましたが暖房を利用する・しないはエアコン購入前に決めておいたほうがいいんです。

でないと、いざ暖房運転したときに”がっかり”してしまう結果になってしまうかもしれません。

 

何で冷房はいいのに暖房は効かないの?

冷房よりも暖房のほうが効きが悪いのはなんとなく分かっていただけたと思いますが、どうしてこんなことになるのでしょう?

ここが大事なポイントです。もう一度能力表を見てみましょう。

赤枠で囲った部分が重要な部分で、外気温が2度のときに出せる能力(パワー)です。
低外気温時能力なんていわれたりもします。

このエアコンの暖房最大能力は通常時7.1kWです。しかし、外気温が低いとき(2℃)の時には5.6kWしか力を発揮できないのです。外気温が低いと大体7割程度のパワーしか発揮できないということになります。

エアコンはヒートポンプという仕組みを使い冷房したり、暖房したりします。すごーく大まかに説明すると、エアコンは空気中から熱を取り出して冷暖房を行う仕組みです。

空気から熱を取り出すことで、熱い空気を作り、熱をを取り出されたほうの空気が冷たくなるイメージです。

つまり、もともとの空気に熱があまり無い(外が寒い)と、熱を取り出せる量が減ってしまうので暖房能力が落ちてしまうということです。

別に仕組みを覚えてもらう必要は無いんですが、
”暖房のパワーは外が寒いほど落ちるので、ゆとりを持ったサイズを選びましょう”これが言いたかったんです。

 

同じ対応畳数のエアコンでも機種によってパワーがぜんぜん違う

エアコンには2.8kw(主に10畳用)とか4.0kw(主に14畳用)などさまざまなサイズがあります。

それでですね、たとえば同じ2.8kwのエアコンであればどれでも同じパワーが発揮できるかというと、そういうわけではないんです。

これも例をいくつか見てみましょう。

パナソニック CS-286CFR(主に10畳用)

パナソニックの一番スタンダードタイプのエアコンです。
能力表はこちら

赤枠で囲った0.5~3.2や0.4~4.8というのはそのエアコンの運転の幅です。

左の数字が小さいほど弱く運転可能で、右の数字が大きいほど最大パワーが強いということになります。

ちなみにこちらのエアコンの省エネラベルは

このようになっており、5段階中2点の省エネ性能です。

実は省エネ性能の星1つは省エネ基準未達成で発売できません。つまり星2つが実質の最低ラインということになります。

 

これだけ見てもしょうがないので先ほどの暖房が得意な機種と比べてみましょう。

パナソニック CS-X287C(主に10畳用)

先ほどと同じ機種です。パナソニックを代表する省エネタイプXシリーズです。

能力表はこちら

大事な部分だけ抜き出すと

 

CS−286CFR

CS−X287C

冷房最小

0.5

0.4

冷房最大

3.2

4.2

暖房最小

0.4

0.3

暖房最大

4.8

7.1

低音暖房能力

3.5

5.6

このようになり、同じ10畳用でもCS-285CXRのほうがパワーがあることがお分かりいただけると思います。単純に数字が大きいほど効きがいいと考えてOKです。

低外気温時の暖房能力で見ると1.6倍もXシリーズの方がパワーがあるということになります。

ここで言うkwは冷暖房の能力のことであって、電気代のことではありません。

エアコン能力のkwは
▶︎冷房で有ればどれだけの熱を廃熱できるか
▶︎暖房であればどれだけの熱を得ることが出来るのか
これを数値化したものです。

カロリーといったらちょっと分かりやすいかも知れないですね。

冷房の場合はカロリー消費能力。暖房の場合は摂取カロリーがkwという数字で表されていると思って頂くと良いかもしれません。

カロリーを消費する能力の最大値が高いほど涼しくなりやすく、カロリーを摂取する能力が高いほど暖かくなりやすいイメージです。

CS-X287Cの省エネラベルはこちらです。

満点5星の省エネ性能です。パワーは有るのに電気代も安いんですね。なぜなのかは後ほどご説明します。

最後に参考までに6畳用のXシリーズの能力も見てみましょう。

パナソニック CS-X227C(主に6畳用)

一番小さい6畳用のタイプです。能力はこちら

では、またしてもCS-285Cと比べてみましょう。

  CS-286CFR
(10畳)
CS-X217C
(6畳)
冷房最小 0.5kw 0.4kw
冷房最大 3.2kw 3.4kw
暖房最小 0.4kw 0.3kw
暖房最大 4.8kw 5.7kw
低外気温時能力 3.5kw 4.5kw

CS-F285Cよりも2サイズ小さいにもかかわらずCS-225CXRのほうが実はパワーがあるんです。
特に暖房時は225CXRの方がだいぶ有利な結果になります。

これまで登場した3機種の低外気温時暖房能力だけを比べてみると・・

1位 CS-X217C(主に10畳省エネ型) 5.6kw
2位 CS-X217C(主に6畳省エネ型)   4.5kw
3位 CS-286CFR主に10畳スタンダード型)   3.5kw
こうなります。

つまり、暖房が得意な機種の6畳用>暖房が苦手な機種の10畳用となるわけです。

このように畳数の部分だけを見てエアコンを購入すると、特に暖房のときにパワーが足りないという事態になってしまう恐れがあります。

暖房が得意な機種と苦手な機種があることが分かっていただけたでしょうか?

 

どうしてパワーのある機種の方が電気代が安いの?

これまでの説明の中でこう疑問に思った方いませんでしたか?
「パワーがある機種の方が電気代も高いんじゃないの?」 

そう思った方は鋭いですね。でも残念ながら逆なんです。

エアコンはハイパワーが出せる機種=省エネです。理由をご説明します。

皆さんご存知のようにエアコンは室内機と室外機2つがセットになっています。

これを簡単に説明しますと、室外機で冷気や熱気を作り室内へと運んでいます。

このときに室外機で作った冷気や熱気を取り出すときの器の大きさがパワーと電気代に関係します。gaiki

省エネ性能が低いエアコンの室外機は冷気・熱気のを受け取る器が小さいためたくさんの冷気・熱気をこぼしてしまいます。

せっかく室外機が頑張って冷気・熱気を作っても充分に室内まで運ぶことが出来ないんですね。ですからパワーも出せませんし、無駄が多くなり電気代が高くなってしまうんです。

 

gaiki3

逆に省エネ性の高いエアコンはこの冷気・熱気の受け皿が大きく、ほとんどこぼさずに室内に運ぶことが出来ます。

ですからパワーも出せますし、無駄が少なく電気代が安くなるんです。

その代わり、その大きな受け皿の値段が高いため、エアコン自体の価格も省エネタイプの方が高くなります。

暖房の場合も同様です。受け皿が大きければそれだけ無駄なく熱気を室内に運べますので、パワーが出てしかも省エネということになります。

そして暖房時、特に外の気温が低いときにはその差はさらに顕著になります。

これがハイパワーな機種が電気代も安い理由です。
 

どうやって見分けたら良いの?

見分け方は意外と簡単です。先ほどから何度か登場している省エネ性マーク。この星の数をチェックすればOKです。

大まかな目安しては

星4つか5つ→暖房得意(超省エネ&ハイパワー)
星3つ→暖房はちょっと使う分には(準省エネ&ミドルパワー)
星2つ→暖房は実用的ではない(省エネ基準ぎりぎり達成)
星1つ→省エネ基準未達成のため発売できません
と、なります。

大きな対応畳数(サイズ)の場合は超省エネ&ハイパワー機種でも星が3つの場合もありますので、あくまで目安です。

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実際のオススメ機種は?

これまで長々とエアコンの暖房についてお話してきましたが、正直ピンと来ない方も多いですよね?
説明長いし、見慣れない数字とか数値ですからね・・・

ということで、暖房を使うならどの機種がよいのかをずばりご紹介。選ぶときの参考にしてください。

オススメ 三菱 Zシリーズ

部分的な空調を得意とするエアコンです。

まず人が第一優先。削れる部分の空調は削って電気代を節約する仕組みです。

それを可能にするのが超高性能センサーの”ムーブアイ極”です。

ムーブアイ極が部屋を細かくセンシング。手足の指先の温度まで見逃さずしっかり快適にしてくれます。

 

まとめ

暖房として使うエアコンの選びからのポイントをおさらいしましょう。

▶︎主に○○畳はそのまま信じていいとは限りません

▶︎冷房よりも暖房の方が効きにくいです

▶︎省エネモデルほどパワーがあります

▶︎省エネラベルの星が多い物を選べばOK

▶︎オススメは富士通Xと三菱Zシリーズ

エアコンの真の本番は冬です。冬が一番安く買えますからね。

というわけで、冬に向けて暖房に強いエアコンの選び方でした。
参考になりましたでしょうか?それではまた。

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