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掃除機 家電の選び方

現役店員が詳しく解説 掃除機の選び方 Part1 掃除機の種類を選ぶ

更新日:

本日は家事には欠かせない掃除機の選び方を詳しくご紹介。
掃除機と言えば

紙パックタイプ
サイクロンタイプ
スティックタイプ
コードレスタイプ
など形が様々あるだけでなく、値段も5000円~90000円位までと幅が広いですね。
どれを買ったらいいのか悩む方も多いんじゃないかと思います。

今回は、その中でも特に数の多いキャニスタータイプ(車輪とホースがついた普通の掃除機のことです)の選び方をご紹介。

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1.サイクロンか紙パックか

紙パックがいいか、サイクロン式がいいか。
掃除機選びでは避けては通れない問題です。

それぞれ利点・欠点は何?

紙パックタイプの利点
紙パックがいっぱいになったら、紙パックごと外して捨てればOK。
ゴミが紙パックの中に入っているので、ゴミ捨てのとき埃が舞にくい。
手軽に使えるのが紙パックタイプの利点ですね。

紙パックタイプの欠点
紙パックを定期的に交換しなければいけない。紙パック代と買いに行く手間がかかります。

サイクロンタイプの利点
紙パック代がかからない。
ゴミをこまめに捨てる事で嫌な臭いが出ずらい。
コンパクトなボディのモデルも多く種類も豊富です。

サイクロンタイプの欠点
こまめにゴミを捨てないといけない。
ゴミを捨てるとき、埃が舞いやすい。

このような特徴があります。

 

吸引力はどっちがいいの?

ところで、掃除機で一番大事な吸引力はどっちが強いんでしょうか?
「そんなの当然サイクロンタイプ」とお考えの方が多いと思いますが、それは正確な答えではありません。

どういうことと言いますと、紙パックタイプだろうがサイクロンタイプだろうが掃除機の中にゴミが詰まっていれば、風の通り道の邪魔になるので吸い込みは悪くなるということです。

逆に言えば、ゴミが入っていない状態であれば吸引力が十分に発揮されるということです。

そこで、ゴミが入っていない状態に戻し易い方はどっちかと言いますとサイクロンタイプです。
紙パックタイプの場合、1回つかったら紙パックも捨てて交換するなんて人はいませんよね

1つの紙パックで1ヶ月以上使う場合が多いと思います。その間少しずつ吸引力が落ちて行くのを我慢して使わないといけないわけですね。

それに対してサイクロンタイプであれば、1回つかうごとに中のゴミを捨てても、紙パック代がかかるわけではありません。

サイクロン式は手間はかかりますがゴミを毎回捨てることが実現し易いのです。

今まで紙パックタイプをご利用だった方は、紙パックを交換したら大分吸い込みがよくなった経験をお持ちの方も多いと思います。あの吸引力の回復を毎回できるのがサイクロンタイプです。

逆に、ゴミ捨てをサボってしまうとサイクロンの利点は発揮されません。それなら紙パックの方が楽でオススメです。

簡単で楽な方がいい方は紙パック。
面倒でも吸引力を優先するならサイクロンタイプ。
どっちが良いのかはお客様次第です。

 

予算が合うならフィルターレスサイクロンがオススメ

紙パックタイプ
ゴミが溜まるほど吸引力が低下しやすい。
手入れは紙パックがいっぱいになったら捨てるだけで楽。

サイクロンタイプ
手入れは頻繁に必要だけど吸引力を維持しやすい。

これがそれぞれのタイプの大まかな特徴とお話していきました。

そんな中最近主流になりつつあるのがフィルターレスサイクロンというタイプです。
手入れが楽で吸引力の低下が少ないいいとこ取りの商品もあるんです。

有名どころだと

ですとか

この辺がフィルターレスサイクロンと言われるタイプです。

価格が高めなのが難点ではあるのですが、利点が多く非常に優秀な構造です。

詳しくは次回の記事
現役店員が詳しく解説 掃除機の選び方 Part2
で解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。

 

2.吸引力は高ければいいのか

掃除機を買う際によく目にする、吸引仕事率という数値があります。

600ワット なんて書いてあったりするんですが、これって何を表しているんでしょうか?

吸引仕事率が大きければ良いのか?

凄く簡単に言えば、吸い込みのパワーのことなんですが、数字が大きければ吸い込みがいいとは限りませんので注意が必要です。
吸引仕事率で見比べても良いのは紙パックタイプだけです。

紙パックタイプのはどの掃除機も構造が似ていますので吸引仕事率が高ければ、吸い込みも良いと考えても問題ありません。

ですが、サイクロンタイプの場合ダストケース(ゴミが溜まる箱)の形状が商品によって大きく異なり、ゴミの詰まりやすさがかなり違ってくるので吸引仕事率が高いからといって吸引力が強いとは限りません。

ゴミの詰まり易いものほど吸引仕事率が高く、ゴミの目詰まりしにくい優秀な掃除機ほど低い数値になっています

これはどういうことかと言うと、吸引力はゴミが溜まって目詰まりする程低下してしまいます。そこで目詰まりが起きた後でもある程度吸えるように、パワーを強くしているわけです。

逆に吸引力が低下しづらい優秀な掃除機は適度な吸引力を維持できるため、必要以上にパワーを強くする必要が無いんです。

 

パワーがそのまま発揮されるとは限らない

車で例えるならトラックです。
トラックは大きなエンジンを積んでいますが、荷物を積むとエンジンの大きさの割りにスピードが出せません。そしてトラックは荷物を積むのが前提でつられていますので、フルパワーを発揮できる場面がほとんどありません。

吸引仕事率の高い掃除機も同じで、フルパワーを発揮できない前提であるため、吸引仕事率を高く設定しているのです。
ところが優秀な掃除機ほどフルパワーを長く発揮できる為、適度な吸引仕事率(150~200ワット位)の設定で十分なんです。

有名な高級掃除機のダイソンは吸引仕事率170ワット程度です。目詰まりしなければそれで充分ということですね。

このように、吸引仕事率が高い=吸引力が強い では無いとうことが上手く伝わりましたでしょうか?

例として比較的安価なサイクロン掃除機の例を見てみましょう

日立のサイクロン掃除機のなかで一番安価なモデルです。
吸引仕事率は620wです。サイクロンタイプとしては最大級の数値ですね。
だからといって一番よく吸うかというと当然そんなことはありません。

本体が2万円少々で吸引仕事率620wはお買い得!?と思いきや、やはり残念ながらお値段なりの吸い込みになります。

こちらの掃除機はサイクロンとは言ってはおりますが、実のところほとんどゴミを遠心分離(サイクロン)していません。
ですから、掃除をするにつれてどんどん風の通り道にゴミが溜まり、吸い込みが悪くなってしまうんです。

それでは高級品の例も見てみましょう。

先ほどと同じダイソンのサイクロン掃除機です。
フィルターレスサイクロンタイプの代表選手といえばこちらの機種です。
吸引仕事率は推定ですが170w程度ですから、日立のCVSC8の3分の1以下の数値しかありませんね。

でもご存知の方も多いかと思いますが、ダイソンの掃除機はよく吸います。
それがなぜなのかといいますと、サイクロン構造によりゴミを吸っても風の通り道が常に確保されているからなんです。ですから常に性能を発揮できるんです。

まぁ、それ以外にもいろいろな要因が重なってよく吸う・吸わないが決まります。
他に差が出やすいのがヘッドの違いなので、次にヘッド(吸い口)のご説明をしたいと思います。

 

3.ヘッドの種類

ヘッドとは吸い口の部分のことです。このヘッド部分にも種類がありますので説明します。大きく分けて3つの種類があります。

1 パワーヘッド(パワーブラシ)20000円位~

ヘッドの中のブラシがモーターの力で回転するタイプ。今の掃除機の主流でフローリング、じゅうたん、畳、カーペットどこでも対応できます。

パワーヘッドの中でも特にブラシの回転力により、軽い力でスイスイ進むタイプを自走式パワーヘッドと呼びます。(単に自走式と呼ぶ場合もあります。)

高い吸引力を希望の方は迷わずパワーヘッドを選んでください。

紙パックタイプのオススメ品

この価格で自走式パワーヘッド搭載。本体は決してコンパクトとはいえませんが、パワーは充分。
カーボン採用で軽いヘッド+自走式でスイスイお掃除できます。コスパ高し。

 

2 エアタービン(タービンブラシ) 10000円位~

パワーブラシと見た目は似ているのですが、ブラシが風の力で回るタイプです。パワーヘッドに比べると、ブラシはほとんど回転せず、フローリングならまぁいいかという程度。価格重視の方、フローリングのみの方はこちらで。

エアタービンサイクロン掃除機

三菱のコンパクトタイプです。軽量本体とモーター無しの軽量ヘッドです。
本体重量2,4kgはキャニスタータイプの中では指折りの軽量モデルとなっています。
ダストボックスは比較的目詰まりしやすいのでこまめにお手入れをお願いします。

 

3 その他 (床ブラシなど) 10000円以下

回転ブラシがないタイプ。昔の掃除機。2台目にどうぞ。

と、このように3種類のヘッドがありオススメ度としても1、2、3の順番になります。

ヘッドの重要性

ヘッドの種類は掃除機を選ぶ上で一番と言ってもいい位重要なポイントです。

なぜなら、ゴミは吸っただけでは取れないからです。フローリングの上に浮いてる埃程度で有ればどの掃除機でも吸えますが、絨毯やカーペットの上のゴミはカーペットに絡まっていますし、畳の上のゴミは畳の目に挟まっているからです。

ですからゴミを床面からブラシで剥がして、吸い込める状態にするのがヘッドの役割です。

いくら吸引力の強い掃除機でも床にくっついたゴミは吸えないんです。
掃除機をかけた後にカーペットクリーナー(粘着のコロコロ)を使うと、まだ髪の毛なんかがたくさん取れるっていう話を聞いたことがある方も多いと思います。

これは床から剥がせなかったゴミが吸い取られず残ってしまったということですね。そうならないためにヘッドでゴミをキチンと床面から剥がす必要があるんです。

「うちはフローリングばっかだしー、パワーヘッドは高いからタービンブラシでいーかなぁ。」
なんてお考えの方もチョット待って下さい。フローリングメインの方でも出来れば自走式タイプを選んで頂きたいです。

理由は、自走式タイプのヘッドの方が軽い力でスイスイ進んで楽ですし、ブラシの毛の量も多くモデルによってはフローリングの乾拭き効果があるからです。フローリングには埃が浮いてるだけでなく、静電気で張り付いています。しっかりとブラシで床から剥がすことが重要です。

また、いくらフローリングがメインとは言ってもキッチンや玄関にマット類はあると思いますし、カーペットを引いてる場合も多いと思います。そんな時にはやはりパワーヘッドがオススメです。

 

4.ヘッドの種類による密着度の違い

3種類のヘッドを紹介しましたが、実はその種類によって床面への密着度が大きく異なります。

密着度とは、ヘッドと床の間に隙間がどれ位あるのかということです。

床に隙間無くピッタリ接している時ほど吸い込みが強く、隙間が多いほど吸い込みが弱くなります。

うっかりカーテンの端っこなんかを吸ってしまうと、ヘッドとカーテンの間に隙間が無くなり凄い力で貼り付きますよね。

このようにヘッドと床に隙間が少ないない程、吸い上げる力は強くなります。ただし、完全に密着させるとヘッドの前方からゴミを吸えなくなってしまいますし、床に張り付いて動きが悪くなっててしまうのでわざと少し隙間をあけてあります。

ヘッドの種類ごとに言うと

パワーヘッド

ブラシをモーターで回転させているので通気口が要らないので密着度が高い。
ゴミを床面から剥がすだけでなく、高い密着度により下から吸い上げる力も強い。
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せっかくなので自走式ヘッドのサイクロンタイプもご紹介したいと思います。

日立の自走式ヘッド搭載サイクロンです。サイクロンの自走式はどうしても高価格帯になっちゃいますねぇ。
そこそこコンパクトかつ軽量でパワーも充分です。もっと人気があってもいい気がするんですけどね。

エアタービンヘッド

ヘッドの中を通り抜ける風の力でブラシを回転させているので、通気口が必要。
床にヘッドをピッタリ当てても通気口から空気漏れしているので、密着度は低いです。ブラシの回転力も弱く、密着度も低いため下から吸い上げる力も弱くなります。
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その他のヘッド

ブラシ自体がない。価格以外に選ぶ理由も無いですね。
本当に吸うだけなので床がツルツルのお店や事務所なんかなら問題ないと思います。
yuka

長々と書いてしまいましたが、ヘッドの重要性を解っていただけたでしょうか。
長くなったので一旦まとめます。

・紙パックタイプがいいかサイクロンタイプがいいかはお好みで。
紙パック まとめてポイ楽チン
サイクロン ごみ捨て手入れが面倒 きちんとやれば吸引力は強い

・ヘッドはなんと言ってもパワーヘッド
中でも軽い力でスイスイ進むのは自走式パワーヘッドです。

申し訳ありませんが時間の都合で今日はここまでです。
次回 現役店員が詳しく解説 掃除機の選び方 Part2 実際に機種を選んでみる

具体的なオススメ機種をもっと見たい方はこちら
安くて、軽くて、良く吸って、静かな掃除機はあるのか?【紙パック・サイクロン】

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